Townsville

オーストラリア内の移動もカンタス航空.

そして,ここまでくればJALとの共同便のわけもなく
ようやくカンタス航空に出会えたといっていいかもしれない.

タウンズビル(Townsville)まで約2時間.

驚いたことに,昼食が出てきた.

昼食といってもサンドイッチなわけだけど
たった2時間のフライトで出てくるとは思いもしなかったので
ちょっと嬉しかった.

サンドイッチを食べて,うとうとしていると
タウンズビルに到着.

飛行機内はほぼ満席に近かったのだけれども
荷物置き場であることが判明.

多くの人が軍関係じゃないのかしらん.

迷彩のバックがごろごろとでてきて
ガタイのいい野郎たちがそれを持って
立ち去っていった.

タウンズビルになにかあるのか
それともタウンズビル出身の人が
帰ってきたのか,知る由はない.

さて,この荷物が出てくるのを待つというのは
非常にイヤなものである.

中々でてこない自分のバックに やきもきして,
あらゆる神に無事に届いていること
に祈りを捧げる.

今までエドモントンで2回,バックが出てこなかった.

さらに,ユーコンにサンプリングに行ったときは
帰りのトロントでも荷物が出てこなかった.

90何パーセント以上の確立ででてくるらしいと
昔どこかできいたことがあるのだが,でてこないときは
そのもしかしたら残り数パーセントに入るんじゃないかと
思えてしまう.

ベルトコンベアーに誰も取りに来ない荷物がまわっている.

すなわちそれは間違えてここにやってきた荷物.

自分の荷物もどこか別の空港で同じ目に会ってんだろうなぁ
と思いながら,しばらくすると,ベルトコンベアーは動きをとめる.
そこで自分の荷物が100%届いていないことを確信し,
航空会社に悪態をつきつつ,カウンターに向かう.

このベルトコンベアーが止まる瞬間というのが
もっとも悲しい.

引き取り手のいない荷物とそこに呆然と立つ自分.

他の人々は自分の荷物がでてくれば
それをもって立ち去ってしまうので,ホントに
人がいない空間なのだ.

2度と体験したくないと思うことは間違いない.

と,ここまで書いておきながら,僕の祈りは
どこかの神様に通じたらしく,無事に出てきた.

ブリスベンで出発ゲートが知らぬ間に変わっていたりしたので
ちょっと諦めていただけに,うれしかった.

 

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