1日目(ハリファックス)

 TOEFLを前日に受け,気分はすでに旅行. ただ,出発日の8/20は学校がありました.しかも最終日だから 卒業証書を貰う.とりあえず行かなきゃというわけでいったわけです.

 さて,最終日と言えば当然というか,みんなでご飯を食べに行こうと誘われました. 断り方が重要です.旅行に行くとは口が裂けてもいえません. ごめん!すでに先約があるといって断りました.嘘ではありません.はい.

 先生とちょっと話をして,時間が来たため,Sとの待ち合わせ場所へ. んで,ヨーク・ミルズ(York Mills)駅まで地下鉄で行きます. ここからGO トランジットのGO バスにてトロント・ピアソン国際空港へ. ピアソン空港へはトロント市交通局(TTC)の地下鉄とバスを乗り継いでもいけますが, GOトランジットの方が早いし簡単です.

 けっこう早く着いたので,まずは昼食.といっても,空港.それほど種類はありません. Swiss Chalet というレストランに入りました.このお店は鳥料理(BBQというかローストチキン)がおいしくて, 好きです.さて,このSwiss Chaletというお店.スイスという名前は入っていますが, スイスには存在しません.スイス人の友達が言っていました.それもそのはず,カナダ生まれ,もっというと トロント生まれです.なので,スイスに関係した食べ物があるかといえば,まったくもってないです.

 食事が終わり,お土産屋さんをぶらつきながら,チェックインを待ちます. しばらく待ち,ようやく来ました.今回利用するのは,エアカナダではなく, ウエスト・ジェット航空(通称Jets Go)という,カナダの国内線をぼちぼちと 飛んでいる航空会社を選択.たいていの場合,エアカナダより安いです.

飛行機
飛行機(Jets Go)

 感想は…せまい.座席がせまい.日本人の僕ですら窮屈と思うのだから,ごついカナダ人はどう思っているのか? それとすべてが有料だ.機内サービスは一切なく,ホントに移動手段となっている. たしか2時間程度だったと思うので,サービスなんていらないって話だ. 旅行最終日の翌日に日本に帰る予定だったので,前日は仕度に追われ,あまり寝てない. そんなわけで,寝ました.

 さすがでかい国カナダ.これだけでも時差が一時間あります. なんで結局着いたのは,現地時間の4時ぐらいだったかな? 一時間をどっかで失くしました.とりあえず,なにも予約をしてなかったので, 空港のインフォメーションで宿を探す.安いとこがいいなと思っていたら,バックパッカーズがあり, シーズン中だというのに無事に泊まれました.

 宿が決まったら,やることが一つあった.それは翌日にPEIに向かうための手段であるバス. これは事前(といっても,2日前ぐらいだったが)に予約してあったが,宿まで迎えに来てくれるので, 宿を伝えなければならない.そんなわけで,宿未定だったのが,ようやく決定したので 電話で伝える.はぁ,電話はやはり難しい.気合で乗り切った.

 空港からはシャトルバスでダウンタウンに行けるので,これを利用しないわけがない. また戻ってくるので往復チケットを購入. たしか期限はなかった気がするのだが失念.利用される方は各自で確認してください.20ドルだった気がする.

 さて,最初にハリファックスについた感想.蒸し暑い!!2004年のトロントの夏は 冷夏でT-シャツだと肌寒い日も多々あったが,ここは違う.暑い.しかも蒸し暑い.くそ,日本みたいだ. ただそこは夕方.さらに日本ほど蒸してるわけでもないので,心地よいといったほうがいいかもしれない.

 宿の近くでシャトルバスを降りて,歩く.あまり人がいない.いや,これが普段のカナダなのだ. トロントという大都市に住んでいたのを忘れていた.うすら寂しい感じがいい.

 あまりきれいとは言い難いバックパッカーズに到着.まあ,こんなもの. 宿は寝れさえすればよい.Sはホステル初体験らしく,カルチャーショックを受けていたようだったが, 彼も安さを求めていたので,別に文句はないだろう.

 宿のにーちゃんに今日はBBQパーティーがあるよといわれたが,断る.たしか5ドルだっけかな? 金のムダだ.皆さん,こちらのBBQなんて期待してはいけない.ハンバーガーとホットドックだけなのだから. 日本のような華やかなBBQではないのだ.つーか,ハンバーガーとホットドックのどこがBBQパーティーなのだろうか?

 宿に着き,ベッドメイキングをして,荷物を整理.んで,夕飯を食べにダウンタウンへ. すでに夜だし,この日はハリファックスの観光は予定していない. 飯を食って,明日へ備えるだけだ.

 その前に,やることが一つ.最終日の宿の確保だ.つまり,PEIから戻ってきた日の宿. 残念ながらこのバックパッカーズにはその日の空きはない.そこで,観光案内所に行く.7月,8月は 20時まで開いてるらしく,助かった.この観光案内所は,ノヴァ・スコシア州全体を取り扱っている. つまり,この州ならどこでも予約ができるというわけだ.今必要なのはハリファックスだけだけどね.

 月曜日の宿の予約だが,さっぱりと見つからない.どこも恐ろしいほどいっぱいになってやがる. うんうん,うなっていると,ようやく発見.ハリファックス湾の対岸,ダートマス(Dartmouth)にあるB&B. 2人で80ドルぐらいだったかな?ダートマスまでは,フェリーが15〜30分に一度でてるので,交通の便は悪くない. フェリー代金も2ドルとお手軽.そこに決めた.

 さて,ようやく晩御飯.店を探すが,ハリファックスは坂が多い.多いというか坂しかない. 平坦なトロントにいた僕にとって,坂のアップダウンがきつい.運動不足を痛感しながら,レストランを物色. 基本的に旅行中はいいものを食べようという考えは二人とも持っていたので, なんとなくいい感じの店へ.

 ハリファックスと言えばロブスターが思いつく人は いるかもしれないけれど,PEIの方が更に有名です.PEIの方が安く食べれるので,ロブスターは明日以降の楽しみ. 肉も食べたいが,シーフードも捨てがたい.そんなわけで,前菜にムール貝, メインとして豚のヒレ(だったか?)ステーキと牡蠣フライセットを注文.もちろんビールは忘れない.

ムール貝 ステーキと牡蠣
    ムール貝             ステーキ&牡蠣セット

 さすが“PEI”のムール貝,うまい!…あれっ?ここはハリファックスでPEIは明日行くのでは….まあ, 気にしない.肉もおいしかったし,セットという割にはちょっとしょぼい牡蠣もまずまず. つーか,“R”がつくとき以外に牡蠣を食べてはいけないという言葉があった気がします.えーと,八月は…. これも気にしない.たいていのことではお腹は壊しません.

 満足して宿に帰る.翌日は朝が早い.たしかバスが迎えに来るのは7時ごろ. そんなわけで,シャワーを浴びて,早々に寝ました.

*ハリファックスの観光案内所で予約をする場合は,まずメンバー登録する必要がありました. 登録はその場ででき,登録後,個別の番号をもらえるので,今後それでやりとりできるというわけです.

 

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