1日目

 選んだ飛行機会社はルフトハンザ航空.ドイツの航空会社です. 冬ということもあって,往復9万円ぐらいだった.直行便でこの値段なら お得だと思いますよ.

 フランクフルト国際空港に到着し,駅にむかう.プラットホームに下りる前に 切符の手続き.今回使用したのは,ジャーマンレイルパス.これはまず初日に手続きを行い,その後は 電車に乗る日を自分で事前に記入するというものです(その日ごとに記入).

 さて,駅で待っていても全然電車がこない.たぶんなんかの放送はあったんだろうけれども あいにくドイツ語は殆どしゃべれません.んで,ようやく来た電車に乗ろうと 思ったんだけど,不安になって駅員さんにきいてみると,違うとのこと. もうちょっと,ここで待っててといわれたので,不安ながら待つこと30分. ようやく来ました.いよいよ,旅行のスタート.緊張しながら乗り込みました.

空港長距離列車駅
空港長距離列車駅(フランクフルト)

 なんか,めちゃくちゃ混んでて,びっくりした.乗車率100%はゆうに超えている.ただ初日だけは席の予約を 取っていたので,自分の席に向かって移動.ようやく席にたどり着き, 一息つけた.

 周りを見回してみると,東洋人は殆どいない.今まで訪れたところは たいていどこにも東洋人がいたから,ちょっと意外.と同時になんか不安. しばらくぼけっとしてると,どこからかピピピッ♪という音が聞こえてきた.

 うっせぇなーと思ってみるものも,どっかで聞いた音.耳を澄ますと,いやな予感が…. ハイ,僕の目覚まし時計でした.バックパックに入れてあった,アラームはoffにしてあるはずの 目覚まし時計が何をとち狂ったか,突然鳴り出しやがった.慌てて,バックパックから取り出すも offになっている.なんで??とか思うヒマもなく,速攻で電池を取り出し, I'm sorry.を連発する.あ〜,恥ずかしかった.

 実は目覚まし時計がいきなり鳴り出すのは,2回目のこと. カナダでもYHAでいきなりなって困った.いや,こんときは朝遅くまで 寝てようと思ったら,普通に7時ごろなったという事件.そして,2回目はドイツでの この事件ですよ.この出来事以来,2度と目覚まし時計に電池が入ることはなかった.

 目的のヴュルツブルク駅に到着したので,降りて,宿を目指して歩き出す. この日は前日が卒論発表でまったく休めてないということを考慮して YHAではなく,安宿を予約していた.

 地球の歩き方の地図を頼りに,探すもいっこうに見つかる気配がない. すでに周囲は暗く,でかいバックパックを背負って歩き回っているのは 危険な行為と判断.そのへんを歩いていたカップルの人に宿をたずねた.

 通りの名前はあっているのに,なぜか見つからないホテル. この2人組みは,マジで一生懸命探してくれました.んで,ようやくホテルの場所が判明しました. どうやら地球の歩き方に載っていた住所が違っていたみたい.くそー!これだから,嫌いなんだ. 2人にホテルまで案内してもらう.んで,ようやく到着!!

ホテル ドルトムンダー ホーフ
ホテル ドルトムンダー ホーフ(ヴュルツブルク)

 Thank you じゃなんだなと思い,必死で思い出し, Vielen Dank!!といったら, 笑いながらBitte!とかえって来た.焦ってたらDanke schoen(Thank you very much) が出てこなかったよ. とにかくいい人に出会った.ドイツっていいとこだなぁと思いながら チェックイン.まあ,ちっちゃい部屋だがいちお落ち着けそうな雰囲気.

部屋 夕食
部屋                  夕食

 疲れていたから,レストランに行くのは止めて,Imbissでピザとミートパイを 買ってきて部屋で食べた.このとき,Hieressen(eat here)とMitnehmen(take out)が聞き取れなくて,めっちゃ焦る. 英語で言っても通じないし,とりあえずジェスチャーでなんとか持って帰ってこれた. んで,さっそくご飯を食べながらドイツ語の勉強.Zum Hieressen, bitte(For here, please)と Zum mitnehmen, bitte(To go, please)を完璧にした.

 どっかに遊びに行く気もせず,シャワーを浴びて寝る. ところが,夜9時ごろになったら暖房が止まりやがった.これだから,安宿は…. 服を着て,布団に包まって,しばらくしたら寝ていました. よほど疲れてたんだろうなぁ.

 

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