2日目-午後(ヴュルツブルク)

 旅行中はなるべくいいものを食べることにしているので,レストランを探す. 夜よりも昼の方がランチ価格だったりして,夜だと高いものでも比較的安くすませることが できると思う.しばらく街中をうろついてようやく一つのレストランに決定.場所はアルテ・ マイン橋の近く.名前は忘れた.

 ドイツの仕組みがよくわからないんで,とりあえず入り口で立ってると 中のほうに呼ばれる.いまいち最後までわかんなかったんだけど,自分で好きなところに 座っていいところもあれば,案内してくれるところもある.どっちなんだろ?

 席についてまず言われたのが,ドイツ語のメニューしかないけどいいか?ってこと. これから他のレストランを探すのもだるかったので,いいですよと答えた.

 あ〜,さっぱりわからねぇ.予想はしていたが,ホンキでわからない.辞書と大学で習った ドイツ語を頼りにかなり適当に料理を選ぶ.まっ,これも楽しみでしょ?基本的に食べられないものは ないからなにがきても大丈夫♪それに選んだのは肉料理だしね.

 まずきたのは,ワイン.ドイツは水がでてこないから飲み物をまず頼むべきだと思います. ドイツはビールというイメージがあるんだけど,ヴュルツブルクといえばフランケン・ワイン. 口当たりがよくかなり飲みやすかったです.ワインを飲みつつ,ガイドブックを読み,午後の行動を考えると やってきました.メインが.

昼食
昼食

 旨そうだなと思い,まず一口.…うん,失敗だ.なんつーか,味がしない. お肉はおいしいんだけど,付け合せの団子みたいのがソースと一緒に食べてもビミョーな味. これが大きくて,気合だけで食べた.あとサラダは僕の口にあいません.ドレッシングの お酢がめちゃくちゃ効いている.はっきりいって,ナマスを食べてるみたい. 酢があまり好きでないので,ひたすらきつい.ついでに,一口食べた後,写真を撮ってないことに 気づき,慌ててとりました.きたねぇーとかいうな!

 お勘定をすまし,レジデンツに向かう.ただここで問題が….昼間から酒を飲んでいてなんだが, 僕は酒に弱い.飲めないわけじゃないけど,すぐ顔が赤くなる.んで,ワインなんて飲んだもんだから どっからみても真っ赤♪この顔でレジデンツに行くのは,なんか失礼な感じがしたんで 街中をふらつき,酔いが醒めるのを待ちました.完璧な酔っ払いだね(苦笑)

 でかくて美しい建物の正面.殆ど見たことがなかったので,正面外側の彫刻でも充分満足してしまった. まあ,そこで満足しては寂しいものがあるので,とっとと中に入っていった.

レジデンツ正面
レジデンツ正面の彫刻

 残念ながら内部は一切の写真撮影が禁止.どこにどれほど美しいものがあったのか 説明できたらいいのですが,僕の文章能力ではムリに近いかな.実際に見に行ってくれ!!

 有名な階段の間は,どれほど見ていても飽きないスケール.おぉって思って,時間が止まる. 各部屋やそれぞれの飾り・絵は美しく,幻想的な感覚を味わう.でも,歩いてると疲れきて,けっこう 飽きてくる.芸術の素晴らしさは疲れを忘れさせてくれなかったです.

 続いて,レジデンツの裏にまわる.そこにはホーフ庭園があり,のんびりと素敵な時間を過ごすことができる.

ホーフ庭園
ホーフ庭園とレジデンツ裏側

 晴れていたこともあり,椅子に座ってしばし休憩.冬じゃなければもっと緑が広がり,綺麗なところなんだろうな と思いながら,歩き回る.そしてレジデンツをバックに記念撮影を試みるも,だれもいやしねぇ. たまにご老人をみかけるが,英語で声はかけづらい.しばらく待つが,諦めた.

予定していた電車の時間まで大分あったので,喫茶店で休憩.ベリー・ケーキとコーヒーを頼む. このケーキはラズベリーやブルーベリーなどがたっぷり入ったケーキでした. ケーキを食べながら,周囲を見渡すと,おばちゃんらが普通にビールを飲んでいる. 日本の感覚だと昼間から,喫茶店でビールはきついけど,ドイツだとたぶんいいんだろうね.

 向こうで手に入れたパンフレットに載っていたアルテクレーンをみにむかう. とちゅう,中国語でかかれた新聞をいきなりつきつけて,読んでくれ!みたいなことを猛烈に まくしたてるおばあさんにであった.中国語なんてさっぱりだから,日本人やしこれは読めねーよと 英語とドイツ語を混ぜて話し,逃げるようにさった.はぁ,勘弁して欲しい.

 やっとたどり着いたアルテクレーン(alter Kranen).なんていうか,見に来る必要はないね.全然ない. 読んで字のごとく,古いクレーン(alter=old)があるだけ.別になんの感動もおぼえない.

 その後電車出発まで多少の時間があったので,ホントになんの目的もなく,街中をぶらつく. くそー,マリエンベルク要塞の博物館さえ空いてれば,こんな目にあわなかったのに.まあ, いろんな店や人がみることができ,これはこれで楽しかったけどね.ある意味ラッキーなわけですよ.

コインロッカーから荷物をとりだし,ローテンブルクに向かって出発!! でもその前に,駅のトイレによっていく.ここでちょっとカルチャーショック. 個室はコインをいれないと開かないようになっていた.別に個室に入る必要はなかったので 用をたすのに金は必要なかったわけですが,これはたいへんだなぁと思った.さすがに女性の方に 入るのはムリだが,おそらく女性側は全てがこのコイン式になってるんでしょう. 用をたすのに金を払う.なんか不思議な感じがする.

各駅停車の電車
ドイツ鉄道(DB)のRB(各駅停車)

 

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