トロピカルクイーンズランド博物館

水族館に続いていったところは,
そのお隣にある,トロピカルクイーンズランド博物館
(Museum of Tropical Queensland).

もう16時近くて,カウンターのおっちゃんに
17時閉館だよ.よければ明日もこれるようにしてあげようか?
といわれたけれど,残念ながら,明朝は4時に出発.

どーもありがとうございます.
でも明日はもう出発するので…
と告げて,さっそく館内に入っていった.

ここのメインとなっている展示は
2階にある,パンドラ号(HMS Pandora)に関するもの.

HMS Pandora
パンドラ号

パンドラ号は1791年8月末にG.B.R海域で座礁
沈没という運命を遂げた船.

囚人を収監して移動中とのこと.
ちなみに,この船は牢が備えられていなかったので
船底に臨時の牢獄(通称:パンドラの箱)をつくり
そこに囚人を収監した.

そこは赤当然のごとく窓はなく,鉄の鎖をつけられ
ほとんど身動きもとれない状態だっため
最悪の環境だったそうだ.

そのパンドラの箱の状況も
再現されていて,そこの空間だけは
おどろおどろしい陰気な雰囲気が漂っていた.

とはいえ,あんまパンドラ号に
興味があるかといえばそうでもなく
ぼけ〜とみてまわった.

実のところ最初は,PandoraをPangaea(パンゲア)と
読み間違え,おぉ〜地球科学!!と
テンションが上がっていたのだが
いつまでみても船の展示しか見当たらず
よく見てみたら,パンドラだったということもあり
なんだか物足りない雰囲気.

が,それは3階にいったら解消された.

いろんな化石などが展示されていて
もう先ほどのがっかり感は解消.

Belonostomus sweeti
Belonostomus sweeti (約1億年前の魚化石)

メイン展示の2階より3階のほうが
格段に楽しい!とじっくりと見てまわった.

そんな中でとりわけおもしろいな
と思ったのが,鉱床に関するプログラム.

椅子にすわって,画面をポチポチと
押していく形式で,けっこう子ども達も
興味をひかれていたのだが,中身はマニアック.

どんな鉱床を探しますか?とか
どのマップ(地質図だったり磁気異常の地図だったり)を
選びますか?
どこに異常が見当たりますか?
とかそんな感じのもの.

Mineral Research
Mineral Research

ちなみに,写真で出ているのは
銀,銅,亜鉛の鉱床でマウントアイザ(Mt. Isa)というところ.

僕がサンプリングにいったところでもあったりする.

そんなマニアックな展示もありつつ
普通の化石もあったりしつつ,と
大満足で閉館時間の17時ごろ.

博物館を後にしたのだった.

 

戻る