Century Mine

タウンズビルからやってきた
Century Mine.

亜鉛,鉛,そして銀が
とれる鉱床である.

詳しい地質はここでは触れるのはやめておくとして
ここに5日間お世話になった.

現地の共同研究者の人が迎えに来てくれて
まずは…なんていうんだろう.

居住地といえばいいのだろうか.

陸の孤島という言葉以外みつからない
この場所で,鉱山会社で働いている人たちが
住んでいる場所である.

プレハブ小屋が並び立ち,中心に
食堂,バーおよび雑貨屋さんがある.

テニスコートやプールなどもあり
いちお娯楽施設もある.

habitation
部屋外観

プレハブ小屋は,いくつかが
グループをなしていて,
その各グループにトイレ・シャワー
およびコインランドリーがついている.

プレハブ小屋そのものは
せまいながらも一人部屋.

ベッドと机,テレビ,小型冷蔵庫が
配備されている.

Room
部屋

日中はもちろん夜間も熱いので
クーラーは部屋ごとについていて,
基本,一日中かけっぱなし.

節電とかいっていたら,
確実に部屋の中はサウナと化すだろう.

また変わった作りといえば
どの部屋の窓も板で覆われている.

というのも,この鉱山会社の勤務方式は
12時間交代の2シフト制.

夜間作業をする人は,当然のごとく
日中は寝るわけで,明るくてはたまらない.

また2週間か20日間か忘れたが,ぶっ続けで
働く勤務方式で,それが終われば,この地を離れる.

そして,その部屋を別の人が使うというわけで
きっとシフトがグチャグチャに混ざっていくと予想.

いちいちそれにあわせて,日の光をどうしたり
というのは面倒なんだろうし,あとは
部屋の温度を上げないという目的もあるだろう.

と,こんなことを考えてられたのは
2,3日経ってからである.

ついたその日は,ただ荷物を放り出し
さっそく始まるサンプリングのまずは打ち合わせをしに
支度をして,部屋をあとにしたのだった.

 

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