ある1日−朝

サンプリングの1日.

朝4時50分に起床.

眠い目をこすりつつ
着替えなどを済ませ 食堂へ.

もうすでに人がいる.

まずはその日のお昼をしたくする.

前日の残りもの(夕飯)がタッパに入って
おいてあったりもするが,基本的に
サンドイッチなりを自分で用意する方式.

仕事場はけっこう離れており,
昼食を取りにここに戻ってくる人はいない.

いないというか,たぶん規則で
そうなっているのだろう.

昼は食堂しまってたし.

パンを取り,レタスやトマト
そして,ハムやローストビーフなどを
適当にのっけて,サンドイッチの完成.

続いて,フルーツの出番.

スイカやリンゴ,オレンジなど
これまた選択肢はたくさんある.

…スイカ?と思った人もいるだろう.

つまり,どうやって持っていくのだと.

もちろんそのスイカは丸ごとのわけがなく
スライスされている.

ではどうするかといえば,
ビニール袋に入れるというわけだ.

なにするにもビニール袋.

例えば,サラダをお昼ご飯に食べたかったら
レタスやトマトやキュウリといったものを
ビニール袋に詰める.

んで,お昼になったら,それを
仕事場においてあるお皿などにあけて
食べるといった方式だ.

ビニール袋に食べ物をガンガンに詰める
というのは,なんとなく違和感を感じるのだが
誰もがやっていると,そんなもんかとも思える.

ちなみに,仕事場には冷蔵庫が
必ず完備されていて,食べ物などは
そこで管理しなければならない.

行った時期は5月.

北半球とは逆の季節,つまり冬に向かってるわけだが
緯度が低いので,日中は余裕で30度を超える.

そんな中,どこかに放置では
速攻で傷むのはいうまでもなく
冷蔵庫が配備されているというわけだ.

お昼の支度をしたら,
それをスーパー袋みたいな袋にいれて
ぶら下げながら,朝ごはんを食べる.

ここの食堂は,バイキング方式.

そして,その充実度がすごいのだ.

さすが陸の孤島というか
ようするに食の楽しみがなければ
やっていけないところ.

朝も夜も非常に充実したメニューが
そろっている.

restaurant
食堂(奥)とバー(手前)

例えば,朝.

玉子だけでも,
スクランブルエッグ,ポーチドエッグ,
目玉焼きの3種類が必ず用意されている.

カリカリベーコンに,ソーセージ.

パンにシリアルにお米に,ハッシュポテト.
煮豆もあった.

飲み物も,オレンジジュース,牛乳,
コーヒー,紅茶.なんでもござれ.

すごいと思ったのは,ジューサーがおいてあって
自分でフルーツなり野菜なりを適当にそこに放りこみ
生ジュースを作れるということ.

その辺のレストランより格段に上の
朝食がそこには広がっている.

あまりのんびりも食べていられないし
寝起きと言うこともあるのだが,
ここで食べておかないと確実にもたない.

というわけで,たいてい玉子に
煮豆に肉類をお皿にもって,牛乳片手に
食べるという感じだった.

食事が終われば,一度部屋に戻り
歯を磨いたりして,サンプリングの準備の再確認.

と,だいたいこの準備をしているときは
テレビをつけているのだが,驚愕の事実を発見.

5時20分頃から10分ほど.

こんなど田舎というか,ど田舎以上の田舎.
陸の孤島というべき場所で,NHKが流れる.

何気なくつけていたテレビから
日本語が流れてきたときは
自分の目と耳を疑ったほどだ.

が,その時間にNHKがながれるなら
見ないわけがない.

とりあえず見つつ,5時45分から始まる
ミーティングに間に合うように部屋をでるというわけだ.

このミーティングは,僕がお世話になってる
グループのミーティングで,いろんな報告が行なわれる.

例えば,昨日どこそこで崩落が起きたとか
今日,何時から発破作業が行なわれるとか.

ミーティングの最後には,お酒などを飲んでない
というようなものにサインして,解散.

いよいよ1日が始まるというわけだ.

 

戻る