2日目-午後(シャーロットタウン)

 シャーロットタウンは小さな町だ.いや小さくはないが,ダウンタウンはせまい. ダウンタウンを横断するぐらいなら,1kmあるかないか.そこにいろんなものが つまっている…と見せかけ,それほど見所が多いわけでもない.

 レストランを探してダウンタウンをぶらつくが,まず店があまり開いていない. そうか今日は土曜日.土曜・日曜(特に日曜日)は,お店の人も休日なのだ. こんなもんはトロントでイヤと言うほど経験済み.とりあえず,地図を見つつ そこに載っているレストランで目星をつける.お腹もすいていたので, 歩き回りたくない.なんか良さそうな感じのレストランというか,食堂があったので入る.

 場所は…今確認したら地球の歩き方に載ってた.water prince corner shopという店で, Water St.とPrince St.のクロスするとこにあります.なかなか込んでいる. おぉ.ロブスターを食べている人がいる.おいしそうだ.でも,ロブスターは夜にしようと思っていたので, ここでは我慢.他の料理を探す.

 注文した料理は,Clam & Chips.Fish & Chipsというイギリス名物の料理があります. 名物っていっても,単なる白身魚(タラが一般的)のフライにフライドポテトが山ほどくっついているだけなんですが…. そのアサリ版.ジャンクフードは基本的に大好きなんです.それに, 両方ともPEI名物.PEIは海に囲まれているのでシーフードはもちろん有名ですが, ジャガイモの生産でも有名です.PEI産のジャガイモはおいしいですよ.

クラム&チップス
クラム & チップス

 あつあつのアサリにフライドポテト.そういえばアサリなんてトロントに来てから食べてなかったな. 久々のアサリ料理はどこか懐かしかった.…アサリのフライなんて,思ってみれば日本で食べたことないや. フライドポテトは普通にうまい.ケチャップをかけて食べる.すっかりカナダ流.ジャンクフード万歳!!

province house
プロビンス・ハウス

 ご飯を食べ終わり,観光を開始.まずはプロビンス・ハウス(Province House)に向かう. 1847年に建てられてこの州議事堂は,カナダの歴史の中で最も重要な建物の一つだ. ここPEIが赤毛のアンだけの島だと思ったら,それは大きな間違い.ロブスターが安くておいしい …じゃなくて,カナダ連邦発祥の地なのだ.

 1864年9月にシャーロットタウン会議(初の4植民地+連合カナダ代表者会議) が開かれ,その後,会議を重ね,1967年7月1日にカナダは建国にいたった. この会議が行われた連邦誕生の間をはじめ,いくつかの部屋は当時のまま保存されている. もちろん見学は可能.1階ではこの当時の会議の様子をユーモアを交えたアニメで紹介していた.

連邦会議所
連邦誕生の間

 んで,続いて,そのお隣にあるコンフェデレーションセンター(Confederation Centre of the Arts)へ. 赤毛のアンのミュージカルも上演しているのだが,時間の都合もあったし,今回はなし. アートギャラリーに行く.ここは入場料は寄付なので,2ドル寄付した.

 カナダのアートを期待していたのだが,違った.写真が主に飾られており,その他, 映像を使ったアートや抽象画などの絵がぼちぼちと.残念ながら僕は,写真は好きだが, 芸術作品として撮られた写真を楽しむ趣味は持ち合わせてなく,なおかつ, 抽象画なんてこれっぽっちも理解しない人なので,この美術館は退屈なものだった. 2ドルがちょうどいい.

 ここのセンターにはギフトショップもあり,初日だが多少のお土産を購入. 翌日は赤毛のアンの本拠地,キャベンディッシュに行くので,そこで土産なんて買えるだろうが, 店がどれだけあるか未定.さらに,PEIの滞在が土・日というただでさえ開いている可能性が低いときなので, 買える時に買っとくのだ.

 そして,通りをぶらつくかとSと話し,表に出る.その前に建物の写真を撮りたいなと思い, カメラを取り出したとき,悲劇が起きた.あっ.手がすべりカメラが地面に落ちたのだ. やべっ.といいつつ,カメラを拾う.

 念のため,一通り調べる.うん.電源は入るし問題なs…シャッターがおりねー!! 壊れやがった.幸いにもSDカードに保存してある写真データはとんでいない. カメラが壊れただけだ.くそったれ.こんな場所じゃ,修理は不可能.どうするか. これからカメラが必要じゃないか.とへこんだが,思ってみれば,携帯電話を持っている. 画質も悪くはない.こんなときのためにSDカードも256MBのやつをさしてある.いけるな. 気を取り直して,コンフェデレーションセンターの写真を撮った.

confederation centre
コンフェデレーションセンター

 しかし,携帯の充電器を持ってきていないことをふと思い出し, これはまずいと判断.念のため,写ルンですのようなレンズ付きフィルムを探す. ところが,店が開いてない.ダウンタウン唯一のショッピングモールに行くも, ときすでに遅し.店がしまってやがる.おいおい,まだ6時にもなってねーよと嘆くも 残念ながらここはカナダ.日本ではないのだ.

 ショッピングモールがダメなら,そう観光地にいけばいいのだ. そこで,ピークス・ワーフ(Peak's Wharf)に行く.ここは1864年のシャーロットタウン会議の際, カナダ建国の父達が降り立った場所なのだ.特にこれといったアトラクションはない(夏にはイベントがあるらしい)が, レストランや土産物屋が立ち並ぶ憩いの場所なのだ.

 予想通り,土産物屋がある.片っ端から入るも,売ってない. おかしい.なんで売ってないんだ?しょうがないので,売店のおねーさんにきいた. そうすると,一軒のカメラ屋(ダウンタウン唯一)を教えてくれる. 時間的にいってダメだろうなと思うが,念のため行く.…やっぱもう閉まってやがる. んじゃ,明日(日曜)は何時からあくんだ?って,日曜はお休みかい!商売するきがないだろ.

 もうダメかと思うと,道の向かい側に,コンビニエンスストアを発見. おー,コンビニだ.ここならあるはず.そして,ついに発見.コダックのレンズ付きフィルムを 一個だけ買った.安かったらいいのだが,けっこう高い.コンビニだからではなく, 基本的にカナダはフィルムや電池など高い.ISO100のフラッシュなしが,一個700円ぐらいした.

 とりあえず,用はすんだ.再び観光に戻る.といっても,もうダウンタウンには殆どようはない. これで(といっても,3ヶ所しかいってないが)ほぼ見るべきものは見たといった感じだろう.

セント・ダンスタン聖堂
セント・ダンスタン聖堂

 個人的に興味があった,セント・ダンスタン聖堂(St-Dunstan's Basilica)に行く. でかくて,美しいつくりの教会.へ〜,などといいながら中に入っていくと, どうやら礼拝の最中で,観光には適さない. そうそうに出てきてしまった.

 

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