最終日のお昼ご飯は,やはりハリファックスらしいものにしたい. ただレストランでがっちり食べるのも少々時間を考えるとしんどい.というわけで, 港にある売店で購入することにした. 港の売店.普通ならホットドックやハンバーガーといったものを想像するかもしれない. が,ここはハリファックス.そこらの店とは一味も二味も違ったものがあったのだ. ![]() ロブスターサンド それが,このロブスターサンド.プリンスエドワード島でも,マクドナルドで マックロブスターを食べたが,別にロブスターサンドイッチが,マクドナルドの 専売特許というわけではない.ハリファックスだってロブスターで有名だし, この港の観光客がワサワサ押し寄せてくる場所でロブスターサンドを扱ってない道理なんぞないのだ. ロブスターサンドに大好物のオニオンリングをつけて,お値段…忘れた. ロブスターサンドは恐らく6ドル前後だと思うのだが,さっぱりと記憶にない. で,上の写真でもわかるかもしれないのだが, たっぷりと入ったロブスターが,もうサランラップを突き破りそうな 勢いであふれているのだ. … カニカマと混合かよ,これ.確かにロブスターも入っていた.が, 明らかにカニカマらしきものも入っていて,一気に興ざめ.マックロブスターは ロブスター100%だったが,やはりここは観光地.高級なロブスターだけを使うなんてことは できなかったのだろうか? 味はそれでもおいしかったのだが,いかんせんカニカマとロブスターとでは 違いすぎる.それでも,オニオンリングは期待通りの味だったし,まあ, 満足がいくかといえば強引にでも満足するしか,残された道は残っていなかった. 昼食後,午後の予定を組むが,話がまとまらない.時間も限られているし, こういうときに取る方法は一つ.個人行動.Sと待ち合わせ時間を決めて, 街中へ歩を向けた. ハリファックスで見てみたかった,州議事堂(Province House)へと向かう. 8年もの歳月をかけて,1818年に完成したものだそうだ.カナダで最も古く,最も小さい 州議事堂だそうだ. ![]() 州議事堂 静々と中を見学し,お土産コーナーを覗く. どうも,こういった厳粛な場所というのは苦手だ. 重たい雰囲気が漂っているというか,州議事堂なので 軽い空気でもそれはそれで困るのだが,しかし,楽しくはない. 州議事堂を後にするが,時間がそれこそ中途半端になってしまった. 時間にしておよそ30分程度.土産はすでに買ってあるので,土産物屋を 覘く気はしない.しかし,なにか見るには時間が足りないようなきもする. 少々迷ったが,とりあえずノヴァスコシア美術館(Art Galletry of Nova Scotia)に向かった. しかし,やはりその大きさからここを残り時間で見てまわるのは不可能と判断した. 美術館を焦ってみるほど,収穫がないものはないと思っているので,見るのをやめたのだが, しかし,目の前にあるものをミスミス逃がすというのも惜しい.そこで,一番お手軽な方法を 選んだ. それは,ギャラリーショップに行くこと.たいてい絵葉書として,そこの美術館の 目玉品が置かれていたりするし,美術館の収集品の本もあったりする.そこで,絵葉書コーナーに 直行し,これはと思われる絵葉書を眺め,そして,いくつかを購入した. そんなことをしていたら,時間が来たので,フェリー乗り場に向かい,Sと合流. ハリファックスを後にした. 荷物を置かせてもらっていたB&Bに行き,御礼を言いつつ,さらに シャトルバス乗り場への行き方を教えてもらった.ホント,気持ちのいい オーナーさんだ.B&Bに泊まるとこういった素晴らしいオーナーさんに出会えたりするのが, 大きなメリットだ. 小高い公園を抜け,シャトルバス乗り場であるホテルに向かうのだが, その途中からみたハリファックスは最高に美しかった.夜景も素晴らしいと 簡単に予想できるのだが,残念ながら,それに気付くのが一日遅かったようだ. ![]() ハリファックス 空港に着き,飛行機に乗り込むと,4泊5日の小旅行が終わったと実感した. そして,それは同時に,トロントでの3ヶ月の生活の終わりも意味していた. |
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