3日目-午前(ローテンブルク)

 朝起きて,朝食をとる.バイキング形式でコーンフレークやら適当に食べた. 一日で全てをまわる予定だったので,さっさと出発.

 冬は博物館などの開館時間がありえないほど短いので,綿密に計画を立てた. 時間に関係ないもの(市壁を歩き回るなど)を先に回るというもの. こっから時計を見ながら,それでも(街がせまいため)のんびりしたローテンブルク巡りが 始まった.

ユースホステル     市壁
ユースホステル(ロスミューレ)         市壁の通路

 ユースホステルのすぐそばに市壁の登り口があるのでそこからスタート. んで,街を一周することに.朝早いこともあり,あまり人とあわない.つーか,寒い….

 約2.5kmあるこの市壁は,街の様子がわかり,是非とも時間が許す人は歩いて欲しいですね. 赤い屋根の家が眼下に広がり,まるでおもちゃ箱の中に迷い込んだかと錯覚してしまいます.

 途中,降りてプレーンライン(plonlein)という最も美しく絵になるという場所で, 記念撮影.朝早いということもあり,人がいない.いいことだけど,自分をとってもらうのに一苦労….

プレーンライン
プレーンライン

 一周してもまだお昼まで時間があったので,市壁の外に出ました. そこにはタウバー川(Tauber)とそれにかかるドッペル橋があります. ローテンブルクの正式名称は,Rotenburg ob der Tauber といい,意味は タウバー川の上方にあるローテンブルクだそうです.なんで タウバー川というものをみておきたかったんですね.

 ちなみにドッペル橋の近くには教会がありますが,冬季休館でした. 教会の癖に,冬季休館って多少意味がわかりません.

 川までおりると,ローテンブルクが高台にあることがよくわかり,その名前を 実感できます.せっかくおりたので,ちょっとデトヴァング(Detwang)まで足をのばすことにしました.

ドッペル橋と街  聖ペーター&ポール教会
ドッペル橋とローテンブルク        聖ペーター&ポール教会

 タウバー川沿いに歩くと,着きます(看板もあります).ここに何があるかというと 教会があります.デトヴァング自体は非常に小さな村のような感じがします. 他に観光名所はないでしょう.

 さて,この教会.かなり歴史がある教会だったりします.968年に設立(現存のものは1170年製)され, この周辺では唯一のロマネスク形式の教会です.まっ,ロマネスク形式といわれても,さっぱりと わかんないんですがね.

 観光客は誰一人いない空間.教会というと厳粛な雰囲気を思い浮かべるのですが, ここはなんというか,心が暖かくなるような優しい雰囲気です. ゆっくりと楽しみ,教会を後にしました.

 そしてそろそろ昼時になったので,ローテンブルクに戻ります. 坂がきつい!!ヴュルツブルクといい,坂だらけだ….なんとか坂を登りきり, マルクト広場へ.このマルクト広場とは大抵どこの街にもあり,中心となっています. マルクト(Markt)とは市場(マーケット)のことです.

仕掛け時計
仕掛け時計(上は日にち,下は時間)

 11時が近づいてくると人が集まりだしまいた.皆さんの目的は市議会員宴会館の仕掛け時計(Kunstuhr). ローテンブルクの昔話を伝えるこの仕掛け.カタカタと動くと,おぉ!って感じで見つめてしまいます.

 んで,仕掛け時計を見終えたら,聖ヤコブ教会へ.1311年に着工され,170年あまりの歳月を経て 完成したこの教会.内部は豪華で美しいです.先ほどの聖ペーター&ポール教会(名前を出してませんでしたね…)が 田舎の素朴な教会だとすると,こちらは大都市の煌びやかな教会といった感じでしょうか.それでも, 俺はすごいんだぞ!!といった感じはしないですね.12使徒祭壇や聖血の祭壇,ステンドグラスなど ため息が出る美しさでした.

聖ヤコブ教会    聖血の祭壇    12使徒祭壇
聖ヤコブ教会      聖血の祭壇       12使徒祭壇

 教会を出て,時計を見ると12時ぐらい.せっかくなので再び広場に行き,カラクリ見物. のんびりと眺め,レストランを探しに広場を後にしました.

 

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