4日目-夜(ホーエンシュヴァンガウ)

 フュッセンに向かう電車に乗る.南に行くにつれ,どんどん雪の量が増えてくる. 南ほど寒いのは,アルプス山脈があるせいなんだそうです.フュッセンに着いたのは18時ごろ. さらにバスでホーエンシュヴァンガウに向かう.途中で乗っていた人たちは降りて行き 最終的には僕一人だけ.ドイツ語しか通じんし,ホントにたどりつけるんか?と 不安になっているとようやく到着.とりあえず,宿に向かって歩き出しました.

 予約していたのはPension Albrecht(ペンシオン アルプレヒト). ここは贅沢しようとしていたので,部屋は“King-Ludwig-Suite with fantastic castle-view”という ノイシュヴァンシュタイン城が見える最高の部屋です.Suite(スイートルーム)とありますよ! …これだけ自慢したからには,一泊5千円程度だったことは秘密にしなければならない.

Pension Albrecht   King-Ludwig-Suite
Pension Albrecht         King-Ludwig-Suite    

 この宿は非常に気持ちの良いおばちゃんが経営してました.ただここで失敗. Guten Abend(こんばんは)と挨拶をして,入っていったら,その後恐ろしい勢いのドイツ語で 色々説明される.そこで,English, please.ですよ.なんか情けない.

 お腹が減っていたので,おばちゃんにレストランを聞いて,出かける.さすが冬季. 2軒ほどしか開いてない.しかも両方ともホテル内のレストラン.ホテル内のレストランなんて 高くて不味いというイメージしかなかったので,あまり行きたくもなかったのだが,他に食べるものも ないので,ミュラー(Hotel Muller)で食べる.

 あまりお客さんの数は多くない.とりあえず,ビールを頼む. んで,悩んでヴィーナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)に決定. ここのメニューはSchnitzel "Wiener Art"となっていました.

 なにかというと仔牛肉のカツレツです.ジューシーでビールによく合う.トンカツほど脂っぽくないので 食べやすい.写真は撮り忘れました.ただ料理は適当に頼んだりするので,今後何度もこの料理を食べることになりました. いずれ写真をお見せできるでしょう.

 料理を堪能していると,急にウエイターさん達が動き始める.戦場のようですよ. 何事かと思えば,日本人団体観光客御一行様の到着.響き渡るおばちゃんやガイドさんの声. うるせーつーの.熱海かどっかの温泉宿に来てるみたいだよ.まあ,食事をとる場所が違った(となりの会場) だけでもよしとするか.

 せっかくなのでなんかデザートも注文する.アイスとコーヒー.頼んでから,今って真冬やん,これ食べたら 歩いて宿まで帰らなきゃいけないし,なんでアイスなんて頼んだんだろって後悔する. あったかい部屋で食べるアイスは好きなんですが,外に出ると寒くて震えました. ただその寒さも一瞬で忘れさせる光景が.

ホーエンシュヴァンガウ城
ホーエンシュヴァンガウ城

 ライトアップされたホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城.ため息の出る美しさです. やや遠くに見えるノイシュヴァンシュタイン城よりも,すぐそこにあるホーエンシュヴァンガウ城が素晴らしい. うわ,すごっ!!と呟き,写真を撮ろうとするも,夜景は難しい.寒いし,道路は凍ってるしで 三脚を立ててのんびりとはいかず,さっさと写真をとって宿に戻りました.

 お腹もいっぱいだし,素敵な城も見れたしで,気持ちよく宿についたら,ドアが開かない. 鍵を回しても開かない.なんだこれ?意味わかんねーよと思いながら,ガチャガチャやってると 開きました.その後ちょっといじくってたら分かりました.鍵を回しながら,ドアを押すのですね. 知らないと焦ります.部屋に戻りベランダから,ノイシュヴァンシュタイン城を眺める. 美しい.ぼ〜と眺めるも,あまりの寒さに部屋に戻り,テレビをみて,寝ました.

 

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