起きて,ベランダに出ると,夜の姿とはまた異なるノイシュヴァンシュタイン城がそこに
ありました.しばしその美しい城を楽しみ,朝食を食べに一階に行きました.
普通の朝食でしたね.パンにオレンジジュースにゆで卵.宿のおばちゃんと
今日は城に行って来るといった話をしながら平らげました.
![]() ![]() ノイシュヴァンシュタイン城(日中) ノイシュヴァンシュタイン城(夜間) この2つの城は事前にチケットセンターでチケットを購入する必要があるので, まずはチケットセンターに.2つセットのチケットを購入する.もちろん参加したのは 英語のツアー.ドイツ語なんてさっぱりとわからないしね. 順番はホーエンシュヴァンガウ城が最初でノイシュヴァンシュタイン城があと. チケットに時間が記入されているので,それまでに入り口に行かなければならない. あいにくホーエンシュヴァンガウ城の入場までけっこう時間があったので, アルプ湖(Alpsee)に行く.なんでも,湖の反対側まで行くと,両方の城が同時に見えるらしい. とりあえず歩き出すも,途中で明らかに道がなくなる.除雪してあった道が, あるところを境にまったく手がつけてない状態になったのだ.これはまさか進入禁止? でも,看板は一切ないし,よく見ると雪に人が歩いた跡がある.…行くしかない!! そんなわけで,雪の中をどかどかと進んでいきました. 疲れる.道がないのだから当たり前だ.これはもしかして予想以上に時間がかかるのか? ホーエンシュヴァンガウ城に間に合わなかったら…という心配も頭をよぎったが, もうすぐで湖の反対側.気合をいれて歩く.というか走った. 途中から山の散歩道みたいな感じになっているのだが,これが非常に危険. 雪で道があるんだかないんだかわからない.足を乗せると,雪が崩れて 湖に落ちそうになったりもした.アップダウンもそれなりにあるから,また滑るのなんの. だれもいないし,落ちたらどうしようかな?と考えつつ,ようやくポイントに着きました. おぉ,二つの城が見える!!でも,ちっさいな.感動しつつも時間が相当気になりだしたので, 写真をとって,再び足を動かした.
![]() アルプ湖からの景色 来た道を戻るのもつまんないので,そのまま湖を一周した. そうすると,侵入禁止の看板を発見.禁止も何ももう入っちゃったもんはしょうがない. やっぱり進入禁止だったかと思いながら, 看板をまたぎ,ホーエンシュヴァンガウ城へ向かった. ふと湖を見ると,湖の上を人が歩いてる.けっこう歩いている人がいて,驚いた. つーかこれは湖の上を歩けば,かなりのショートカットになったのでは?とも思ったが 強度もわかんないし,やんなくてよかったかもしれない. ほぼ時間ぴったりに到着.ゲートをくぐり,中に入る. 英語のガイドなのだが,そんなに英語も得意じゃないので,半分聞きながら, 部屋の装飾をじっくり眺めていた.これはこれでありだと思うんだよね. たいていガイドが説明した後,少しの時間をおいて次の部屋に移動. ゆっくりみたいならガイドの説明はマジメに聴くべきじゃないと思う.英語が苦手なら特にね.
![]() ホーエンシュヴァンガウ城 残念ながら内部は写真撮影が禁止されています.美しい部屋なんだけど,それ以上に 城から望む景色がいい!ちなみに城から景色をとるぶんにはいいみたいですよ. へ〜と眺めていたら,ツアー終了.やっぱり自分のペースで見て周りたいです. 続いて,ノイシュヴァンシュタイン城へ.ホントはお昼を食べたかったのだが,時間の関係上,そんな時間はない. この時間指定制度はなんとかしてもらいたいですね. ノイシュヴァンシュタイン城への道は,けっこう厳しい.坂がきついのだ.それに 予想以上に遠い.バスや馬車もあるので,体力に自信のない方はそちらを利用すればいいだろう. 山道で全然城が見えないのだが,城に近づくと突如,目の前に 美しい城が現れ,感動的である.正直なところ,疲れていて感動とか言ってる場合ではなかったが…. あと,冬だけあって改修工事中でした.城にあわせて,白いネットを張ってあったので, 遠くからは分かりにくかったのですが,近くにくるとわかる. 冬は改修工事の時期というのは,ヴュルツブルクで分かっていたが, せっかく来たのに完璧な姿が見れないのは,ちょっとへこむ.
![]() ![]() 門 , 入り口 , ホーエンシュヴァンガウ城に比べ,やはりメインの城.かなり混んでいた. 自分の順番が来るのを待ち,中に入る.ここでは日本語のオーディオガイドを借りることが できるので,もちろん借りた. ここもホーエンシュヴァンガウ城同様に内部の写真撮影は禁止されていました. 城の中は,豪華で美しく,城というと思い浮かべるイメージ通りのつくりをしています. 王室の間が僕はけっこう好きですね.空間的に広すぎる感じもするのですが,雰囲気が好きです. ただここもあまりゆっくりと見れません.日本語のガイドテープが終わる前に, 次の部屋に移動を始めたり,ガイドテープには収録されているのに,ガイドさんは 説明せずに移動を続けたりするため,楽しむことはあまりできませんね. ほ〜,へ〜,と思っている間に次の部屋です.事前にガイドブックなどで, ある程度の予習をしていくといいかも知れません. 城を見終わり,再び坂道を下っていく.下るだけなので,行きに比べれば はるかに楽だ.途中レストランもいくつかあったが,とりあえず麓まで下りることにした. *冬季のアルプ湖周辺の散策やアルプ湖上を歩くなどの行為は危険を伴う可能性があります.自己責任のもと行ってください. |
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