昨日は突然,辛味入り汁かけ飯で 陸軍云々という話を出しました.
もともと雑学として知っていたわけではありません. 本に載っていたんですね.
その本とは, 阿川弘之の食味風々録という本.
日本に帰ったとき購入し,持ってきた本です.
その一番最初に米について書かれていて おもしろいなと思って,そこから持ってきたわけです.
この本はいろいろと他にも載っていて 後々,雑記のネタにしようと思っているので また名前が出てくることがあるかもしれません.
いや,こういった食に関する本は 面白いですね.もうとっくに読み終えて, 2度3度同じところを繰り返し読む始末. 買ってよかったと思える本です.
さて,陸軍云々というと顔をしかめる 人もいるかもしれません.
第二次世界大戦を思い浮かべるといった 理由でですね.
でも,僕は特にそういったことは なかったりします.
第二次大戦を賛美するつもりはありませんが, 全力で否定もしません.
それは一つの歴史であり,紛れもなく人々が生き, 様々な逸話が生まれた. それを楽しみたいと思っています. 不謹慎とかではなく,例えば カレー=辛味入り汁かけ飯といった感じで.
まあ,辛味入り汁かけ飯が どのくらいの間使われていた言葉か,またそれが実際に 市民の間まで伝わったかは知りませんけれども.
ただ,たぶんこういった何でも日本語にしようって いうときになると,もうだいぶ台所事情も厳しくなって いる時代だと思いますし,カレーライスなんてものは 夢のまた夢.銀シャリだけで十分といった状況だったと 勝手に推測するわけです.
そう考えると,少々コリアンダーの香り強い カレーに,コリアンダーくせぇなんていうのは 贅沢なお話なのかもしれません.
しかし,実際のところ,僕はそんな 戦時中の日本の状況を体験してないわけで, まあ,文句の一つもいうわけですよ.
でも,一日置いたら,コリアンダーの香りも だいぶ薄くなりました.
おぉ,ラッキーと思いながら 学生部屋をカレーの匂いで充満させ 一人むさぼり食うのでした.
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2006年1月31日(火)
No.306
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