2006年8月31日

安楽死

昨日はニューファンドランドの
有名なお酒,Screechに関するレビューもどきを
食べ物にアップしました.

もともとお酒の味なんてよくわからないので
雑記にしようか迷ったものなのですが,
途中から気が変わって食べ物コーナーにしたものです.

まだ見ていない方はお時間があるときに
見てみてください(→こちら

さて,話はうってかわって
今日は少々重い話題になります.

さきほどホストファミリーからSad newsという題名で
メールが届きました.

はてSad newsなんてただごとじゃねーぞ
とメールを見てみると,それは彼らのペットに
関する内容でした.

彼らのペットは犬です.

彼女(メスです)は僕がホームステイしていたときから
すでに飼われていまして,非常にしつけの行き届いた
かわいらしい犬でした.

僕がホームステイしていたときですから
何年前になるのでしょう?9年ほど前でしょうか?
カナダというか海外を始めて経験したときです.

ちなみに犬の種類は知りません.
まったくもって疎いので,たぶん有名な犬種だと
思うのですが,さっぱりと出てきません.

で,その犬のお腹に腫瘍が発見されたという
内容でした.

そして,獣医さんに延命処置をとるか
それとも安楽死させるか.選択を迫られたそうです.

彼らのなかで答えはすでにでているとのこと.

安楽死.

今はまだ彼女は元気で病気になっているとは思えないほど.
そんななかでこの決断はムチャクチャきついけど,
延命処置は苦しむを増やすだけではないだろうか.
苦しみから救うのが飼い主の役目だと思う.

そんな内容のメールでした.

先に書いたようにこの犬は僕が最初にカナダを訪れたときから
すでにいましたし,その後も2回エドモントンに
行ったのですが,そのたびに彼らの家に遊びに行くと,
必ず出迎えてくれました.

彼女がいなくなるのは寂しいかぎりです.

が,だからといって安楽死に反対という
わけではありません.むしろ賛成です.

これは非常に難しい判断だと思います.

安楽死を選択すれば,もしかしたら治るかもしれないのに…と
非難を浴びるかもしれません.
延命措置を選択すれば,苦しませるだけ…と
これまた非難を浴びるかもしれません.

これらの文章は後半を“後悔する”と換えても
同じことがいえると思います.

つまるところ,飼い主にすべてが
ゆだねられているといって過言ではない状況です.

誰も好んで自分のペットを殺すわけがない
もとでの,安楽死と言う選択.

正しい選択かどうかは誰もいうことはできませんが,
少なくても彼らのペットを思っての選択を
否定することは誰もできません.

僕だったらどうするでしょうか?
ペットのことを思って,安楽死を選択できるだけの
勇気があるでしょうか.

どうも自信がありません.
上で安楽死に賛成といっておきながら
なんとも情けないところではありますが,
苦しいところです.

命ってのは重たいですね.

彼女には子どもがいます.
3匹いてそのうちの1匹は彼らの家で
いまも飼われているはずです.

彼女は彼女が生きた証を残しています.
これだから生物ってのは素晴らしい.

願わくば,その子ども達が健康で長生きしますように.
そして彼女に安息を.

投稿者 カズ : 21:53 | 雑記

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