2006年9月1日
Johnson Geo Centre
いつのまにやら9月に
なってしまいました.
夏休みになったのは
つい最近だと思っていた
のですが光陰矢のごとし
とはまさによくいったもの.
一年の2/3が終わって
しまいました.
9月からはまた授業が始まり,
それと同時にTAも始まり,
忙しくなることが目に見えて
います.
忙しくなる=あっというまに
時間が経つなので,
ボケボケしていると年末に
すぐになってしまいそうです.
とりあえず目標は年末までにPhDとしての
初論文を投稿すること.
できるかどうかわかりませんが,
頑張ってみたいと思います.
さて,話はNewfoundlandへ戻ります.
Conception Bay Southに移ってからの
サンプリングは一日に10サイト以上を集める
ハードワークとその他の事情により
2日間で終わってしまいました.
3日目は採ってきた試料を送るための準備を
していたのですが,それでも時間は余ります.
では余った時間をどう過ごすか?
という問題がでてきます.
…答えは一つ.観光♪
観光とはいっても,荷物になるので
ガイドブックは持ってきていませんし
そんな時間があるとは思っていませんでした.
ただ初日にSt.John'sをドライブしたときに
ある建物を見つけていたのです.
それは僕がガイドブックを見ても
みつけることができなかったもの.
とはいえ,僕のガイドブックは'03-'04と
やや古いので,もうここ最近のには載っているかもしれませんが
そこは,Johnson Geo Centerといいます.
St.John'sの一大観光スポット,Signal Hillに
向かう途中に,真新しい建物が見えたら
そこがこのセンターです.
開館時間は
月曜-土曜:9:30 - 17:00
日曜:13:00 - 17:00
10月16日から5月15日までは月曜休館
祝日の開館状況は,要確認.
入場料は
大人:$10.25
学生:$8.00
その他,家族料金もあります.
(以上の情報は,2006年9月1日現在)
さてこのGeo Center,日本語にするならば
地球館とでもいえばいいでしょうか?
けっこう面白いものになっています.
最初に,注意しておかないことは,
あくまで地球館だということ.
化石や鉱物のたぐいを期待してはいけません.
そのような狭い範囲ではなく,もっと大きな地球が
対象になっています.
まずチケットを購入したら,エレベーターで地下に降りて行き
目の前にあるのが,GEO Theatreです.
20分ごとの上映で,まずはこれを
みることをお勧めします.
もし始まったばかりで20分も待ちたくない!
と言う人は,後で紹介しますが,
2つの異なる小ギャラリーがあります.
Geo Center本体のほうにこのシアターを
飛ばして行ってしまうよりも,こちらの
ギャラリーを見て待っていたほうがいいと思います.
この2つのギャラリーも,特にそのうち一つは
十分皆さんの興味をひくものになっています.
というか,たぶん地球云々より興味を持つ人が
多いのではないでしょうか?
閑話休題
シアターを見たら,足元の
矢印を頼りにGeo Center本体に突入です.
地球の説明コーナーからまず始まります.
そして地球の説明が終わったら,
次はNewfoundland and Labrador州の
説明コーナーです.
これは非常に興味深い内容で,
特にほかではあまり見れないLabradoriteという
石は必見です.その美しさは言葉では言い表せません.
州の説明に続いては,人々の説明コーナーに入っていきます.
そして,未来へ…となります.
詳しいコーナーの説明は,実際に訪れての
お楽しみとして,それぞれのコーナーは
説明パネルだけでなく映像,実物のもの,音声,
パソコンによるクイズと多種多様.
飽きさせることのない内容となっていますし
非常にわかりやすいです.
地球科学を勉強している人も最初は物足りないと
感じるかもしれませんが,なかには上であげた
LabradoriteとかNewfoundlandの地質とか
なかなか触れることのないものが広がっていますので
全然問題ないかと思いますね.
そして最後はRock Wallsです.
550Ma(5億5千万年前)ぐらいから
えーとどれぐらいだっけかな?
たしか100Ma(1億年前)ぐらいまでの岩を
連続して見ることができます.
僕が思うに,これは非常にいいアイデア.
だからこのギャラリーが地下になったのか
と納得してしまいました.
地球に興味がある人もない人も,
ゼヒとも見に行ってみてはどうでしょう.
地球をテーマにした科学館では
たぶんカナダで一番のできだと思います.
うちの教授もこんなよくできた地球館は
見たことないかも.っていってましたし.
さて,上に書いた2つの小ギャラリー.
うち1つは,先に書いたように
これを目的でもいいのでは?と思える内容で
紹介したいところですが,あまりにも
長くなってしまったので明日にしたいと思います.
投稿者 カズ : 20:47 | Newfoundland