2007年7月23日

酒盗

なんかグダグダだった先週1週間.

ACアダプタを大学に忘れたり
椅子から転げ落ちたり,曜日を完璧に勘違いしてたり….

その締めくくりは,やはり昨日,日曜日にやってきた.

麦茶を飲もうとして,コップを取り出し
冷蔵庫の隣の空きスペースとなっている棚の上に置いた.

置いた.今の家に住んで3年目.
今まで散々繰り返してきたおなじみの動作.

ところが,昨日はなにかが狂っていたらしい.

置いたと思った先には,棚がなく
コップはガチャンと音を立てて割れた.

その音で初めて棚の位置を間違っていたことに気付き
あ~.とため息.

悪態をつく元気もない情けなさ.

夜の12時過ぎ.
ガチャガチャと台所の掃除をして
別のコップに麦茶を注いだ.

ウィンザーに来てすぐに買ったコップだから
3年以上使っていたのだが,まあ,コップなんて
いつかは壊れるものだし,それに1ドルだったから.
と自分を慰め,麦茶を飲み,ベッドに潜り込んだ.

週の始まりを月曜とするか日曜とするかで
この状況の捉え方も違ってくるのかもしれないけれど
僕は日曜が週の終わりと思っている.

というわけで,先週はたまたま何も上手くいかなかった週.

今週からはきっといいことあるさ.
と思ったら今日早速…と続くわけがない.
さすがにそこまで運は悪くない.

今日は普通の一日だった.

さて,最近朝ごはんのときに食べているものがある.

それは塩辛.

日本に帰ったときにいろいろ持って帰って来た
食品の1つ.

…1つというか3つ.

1つはイカの塩辛.

こいつはもう食べてしまった.

デトロイトでも買うことができるということだが
残念ながら日本食を扱っている店の場所を知らないし
第一,車でないといけない距離.

バンクーバーでも売っていたが
さすがにイカの塩辛買いにバンクーバーまで行く
人間はいない.

ゴボウを買いに隣町ロンドン(車で約2時間)まで
行く人間は一人知っているが.

そんなわけで買ってきたのだが,
これが旨かった.

日本の良き食の伝統である.

で,もう1つはタコの塩辛.

いうまでもなく,こいつも旨いのだが
まだ食べてなかったりする.

いま食べている塩辛がなくなったら
これの出番というわけだ.

そして,そのいま食べている塩辛は
カツオの塩辛.

商品名:かつおの酒盗

酒盗とは,これを食べるとお酒がどんどん進み,
まるで酒を盗むようだ.とかまあ諸説いろいろあるようだ.

詳しくは,ウィキペディアを参照してくださいな.

この鰹の塩辛,ウィキペディアには高知の名産とあるが
高知だけではない.

我が故郷,静岡でも作っている.
正確には焼津で作られたものだけど.

こいつが旨いのだ.

子どものころは酒盗はちょっと敬遠して
イカの塩辛のほうを好んでいたけれど
おっちゃん化した今では,十分この
鰹の酒盗もおいしいと感じる.

独特の風味がたまらない.

ていうか,ご飯が進む進む.
飯盗と名前を変えたほうがいいんじゃないか?
と思えてしまうほどだ.

ホントはこいつで酒でも飲んだら
やはりその名のとおり,最高なのはわかっているのだが
なんかご飯のおかずを酒にまわすのはもったいなくてできない.

さすがにデトロイトで酒盗が売っているとは思えないし
ていうか,日本でもそんなに多くの場所で売っているのかしらん.

静岡で生活していたから,鰹の塩辛なんて一般的だけれども
おそらくそうでなければ,塩辛ときたら,イカかタコに
なるような気がする.

さて,残り約半分になった酒盗.

もったいないと大事にして腐らせるのは
本末転倒.

最後は酒に飲ませてあげるか
それとも,最後までご飯とともに食べるか.

…こんなことで悩めるなんてなんて幸せなんだろう.

投稿者 カズ : 23:43 | 雑記

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