2010年1月7日
レバノン料理
なんだかワタワタしていたら
いつの間にやら1月7日になっていた.
七草粥ではないけれど
とりあえず…なんだろう.
レバノン粥とでもいえばいいのか
そんなものを食べてみた.
去年末から更新頻度が落ちたけれど
その理由はもうすぐ書けるんじゃないかと思う.
人生忙しくなってきた.
まあ,なんとかなるだろうし
なんとかしていくしかない.
そんなわけで,今年もどうなることやら.
皆さん,本年もよろしくお願いします.
さて,上に書いたレバノン粥.
なんだその珍妙な料理は
と思う人もいるかもしれないけれど
そもそもそんなものを作る方針ではなかった.
きっかけは一昨日のレストラン.
たまには外食でもと思っていったのが
レバノン料理の店だった.
ダウンタウンにある店で
前に一度行ったことがある.
そのときは友達のコンサートの打ち上げで
なかなかおいしかった記憶がある店.
まだカミさんとはいっていなかったので
行ってみようとなったのである.
店はなかなかオシャレなお店で
お客さんも3組ほどいた.
席に案内され,メニューを眺める.
何にしよう.
そもそもレバノン料理とは?
と思う人もいるだろうし,レバノン自体が
どこにあるか謎の人もいるんではなかろうか.
中東の国の一つで,南はイスラエル
そして西側は地中海に面している国だ.
で,料理はといえば
一般的な中東系の料理が多い.
そもそもそこらで売られているそちら系のものが
はたして中東のどこから来ているのか?ときかれても
僕にはさっぱりと判断がつかないわけだけど
料理をざっと挙げるのならば,シシケバブ,シシクフタ,ハモス,
ファラフェル(豆と香辛料で作ったコロッケみたいなもの),
パセリたっぷりでトマトやハーブが入ったtabouliというサラダ
そして,デザートはバクラヴァという甘いパイ生地らしきものが層状をなしているお菓子
などがある.
ちなみにシシケバブとシシクフタの違いはというと
店員さんによれば,シシケバブは肉を塊のまま串に刺して焼いたもの
そしてシシクフタは,ひき肉を串に刺して焼いたもの
だそうだ.
レバノン料理もこういった料理が並ぶわけだが
さてはて何を頼もうか.
個人的にはシシケバブよりもシシクフタ.
鶏肉は胸肉なので,鶏よりも牛.
となるのだが,毎度それでは面白みがない.
メニューを見てみるならば,
スパイシービーフソーセージなるものが
目に入った.
う~ん.これは気になる.
ソーセージといえばドイツ.
レバノンのソーセージとは?
とこれをオーダー.
ついでにせっかくなので前菜をとなるのだが
ここで再び迷った.
ナスのペースト状の料理にするか
それとも小ナスの詰め物マリネにするか.
ナスのペースト状のものは
昔どこかで食べた記憶があり,なかなかおいしかったと思う.
ここは小ナスにするかどうするか.
結局,困って店員さんに聞いてみると
どっちもおいしいよー.と的を得ない返答が.
結局のところ,小ナスの詰め物マリネ
にしたわけだが,これが上の粥に通じるわけである.
注文してすぐに,小ナスが4つのった
小皿がでてくる.
ふーむと一口かじってみれば
しょっぱい.
果てしなくしょっぱい.
一緒に出てきたパンというかピタ
(こいつは焼き立てでそのままでも十分おいしかった)を
齧るのだが,泣きそうになるほどしょっぱいではないか.
味はというと,詰め物がコリコリしていて
ナスの風味はほとんどなく,だけれども
どこかで食べたような味付けなのだが
それより何よりも塩辛さにやられた.
店員さんが味はどう?ときいてきたときに
普段ならgoodなんていっておしまいなのだが
このときは,もうそんなレベルではなかった.
しょっぱい.というと,
答えは,まーね.マリネだからね.
という返事が.
…えっ?マリネってしょっぱいのか?
そんなわけないだろう.
酸っぱいならわからんでもないが
しょっぱいって.
結局,僕は一つ食べるのがやっと.
カミさんは一口食べただけでやめ,
ほぼ3つを持ち帰ることになったのだ.
そのときの結論は,これはご飯がないとダメだ
というもの.
そして,昨日の朝,ご飯と一緒に食べていて
どこかで食べたことがある食感に味付けを
思い出したのだ.
ザーサイ.
間違いなくザーサイ.
ナスではなくその中の詰め物の食感が
ザクザクとしてまさにザーサイ.
そして,それがマリネされていて
その味付けもザーサイそっくり.
ザーサイそっくりとなれば
中華粥.
と今日のレバノン粥に繋がるわけである.
で,味はというと,しょっぱかったが
歯ごたえ味付け共に悪くない.
ただしザーサイとこれ.どちらを選ぶか
といわれれば,ザーサイで十分な気がしなくもない.
ちなみに,ソーセージ.
お皿に出てきたのは,僕の想像をはるかに
超えるソーセージ.
いや,ソーセージなのか?あれ.
小判状のひき肉の焼き物.
ソーセージは腸詰めだとばかり思っていたし
筒状の形をしていてもらわないと困る.
目の前にあるのは,筒状でもなければ
腸詰でもない.
小判状のひき肉の焼き物.
そして,その上に刻んだトマトらしきものがのっているのだが
なぜトマトといいきれないかというと,スパイスの強さに
はっきりいってそれが何か判断できなかったから.
きっとトマトなんだろうが,トマトの味は微塵もしなかった.
そのソーセージとよばれる料理の味はというと
一言でいうなら,奇妙.
複雑すぎるスパイス・ハーブの掛け合いで
うまいというよりも,なんだこれ?と?が頭に駆け巡る味.
どこかで食べたという記憶はまったくなく
新しい味なのだが,おいしくはない.
奇妙な味.
中東系の店で二度とソーセージと名がつくものを
頼むのはやめようと思わせるには十分すぎた.
レバノン料理.
これだからいろんな料理を口にするのがやめられない.
投稿者 カズ : 22:52 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年8月1日
グリーン?レッド?
買い物をしていたら
ちょっと遅くなってしまったので
近くのタイ・ベトナム料理屋さんに
行ってきた.
前から気にはなっていたのだが
入ったことがなかった店.
なにがおいしいかわからない.
とりあえず生春巻きに
カレー,そして揚げ焼きそば
を注文した.
カレーはグリーンとレッドが
あったのだが,ふと疑問に思った.
グリーンカレーとレッドカレーの
違いってなんだっけ?
なんとなくグリーンのほうが
辛かった記憶があったのだが
メニューにはなんの説明もない.
説明もないし,入っているものをみても
何一つ違いは見受けられない.
こうなればやることは一つしかない.
店員さんに訊く.
答えは,
えっと.特に違いはないんですが
あえていうなら,レッドのほうが辛いです.
その後,注文を取りに来てくれた別の
店員さんに訊いても,同じ答えが返ってきた.
そっか.僕の記憶は間違っていたか.
というわけで,グリーンカレーを頼む.
生春巻きがやってきて
食べてみれば,なかなかおいしい.
生春巻きを食べ終えてしばらくすると
揚げ焼きそばにグリーンカレーがやってきた.
まずは揚げ焼きそばのボリュームに驚き
そしてそれとは対照的な量のご飯に驚く.
といっても,ご飯は普通に一人前.
揚げ焼きそばのボリュームが
ありえなさすぎた.
軽く二人前はありそうだ.
食べてみると,やや甘めのスープと
パリパリの麺が絶妙.
野菜などもおいしく
モリモリと食べられる.
では,グリーンカレーはというと
最初に一口食べたカミさんが
これは辛い!というではないか.
そんなバカな.
と一口スープを食べてみれば
うん.おいし…かれえぇぇぇ!
となってしまった.
ココナッツミルクが入っていると思うのだが
口に入れた瞬間は辛味もなく,まろやかにおいしい.
普通のタイカレー.
だが,飲み込んだ瞬間
隠れていた辛味が襲ってくる.
それもかなり強烈な辛味.
口に入れた瞬間から辛味がやってきて
ただ単に辛いだけ.むしろ痛いだか苦いだか
よくわからないような激辛カレーのような
感じではない.
おいしい.
おいしいのだが,後からめちゃくちゃ辛い.
これはせめてメニューにスパイシーなどの
マークをつけておいてもらいたかった.
そもそもこれは全体的に辛いものが苦手な
カナダ人が食べられるレベルなのか?
そして,これよりも辛いレッドカレーは
いったいどんなレベルなんだ?
様々な思いが頭を駆け巡るのだが
なにせ辛い.
辛いのだがおいしいので止まらないのだが
揚げ焼きそばもあったので,途中でギブアップ.
揚げ焼きそばと共にお持ち帰りとなった.
さて,このグリーンカレーにレッドカレー.
Wikipediaを調べてみると
主な違いは
“キダチトウガラシの一種プリック・キー・ヌーを
未熟の青いときに収穫して加える”のがグリーンカレーで
“キダチトウガラシの一種プリック・キー・ヌーを
完熟の赤いときに収穫して加える”のがレッドカレーとある.
…完熟のほうが甘みが増すというか
未熟のほうが辛いんじゃないのか?
他の説明を見てみても
どうやらグリーンのほうが激辛のようだ.
どういったことなんだろう.
これはもう一度あの店に行き
レッドカレーを頼んでみるべきか.
ただ問題点が一つある.
あの店が例外的にレッドのほうを
辛くしている場合だ.
その場合は,ほぼ間違いなく
辛すぎて食べられない.
店オリジナルなのか
それとも店員がよくわかっていないのか.
はたしてどっちなのだろう.
謎はつきない.
投稿者 カズ : 23:16 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年7月26日
ホットケーキ
カナダの北はユーコン準州に
ドーソンシティという町がある.
北緯64度のその町は
ゴールドラッシュの象徴ともいえる町だ.
現在は観光の町といってもいいと思うのだが
同じカナダ国内といっても容易にいけるような
場所でないため,そこに訪れたことがあるカナダ人は
それほど多くないだろう.
町自体は小さく古きよき
ゴールドラッシュ時代の様相を呈している.
以前,サンプリングに行った際に
よったことがあるのだが
とにかく北.
北緯64度は伊達じゃない.
なんで突然そんなドーソンシティが
でてきたかといえば,天気予報チャンネルで
その名前をきいたからだ.
なんでも今年の夏は
オンタリオが寒い.
なんと今夏の平均気温,
トロントのほうがドーソンシティよりも
低いそうだ.
北緯64度の町よりも低いって….
やっぱり今夏はなにかがおかしい.
さて,牛乳を買ってきた.
けっこう久々の気がするし
ウィンザーに来てから2回目ぐらいだろうか.
では,普段なにを飲んでいるかといえば
豆乳もしくは低脂肪乳だ.
今までこれまた2,3回ほど米乳なるものを
飲んだことがあるが,これは別の話.
普段飲んでいるのは
低脂肪乳で,乳脂肪分が1%のもの.
牛乳,すなわち乳脂肪分3.5%のものは
カナダでもちろん売っているのだが
低脂肪のほうが一般的な気がする.
2%に1%そして無脂肪と選択の幅もあるし
3.5%の牛乳は値段がちょっと高かったりもする.
健康を考えたら1%のもので十分だろうということで
普段は1%なわけなのだが,ちょっとした理由で
今回は3.5%のものを.
そのちょっとした理由とは
ホットケーキ.
なんだか無性に食べたくなったホットケーキ.
日本から持ってきたホットケーキの素は
とっくに使い切ってしまっていて
とりあえず近くのスーパーで買ってきた.
aunt jemima
おそらくスーパーで見かけるホットケーキの粉の
種類は,これじゃないだろうか.
黒人のおばちゃんのマークがくっついている.
オリジナルとバターミルク味があったのだが
バターミルクがよくわからないのでオリジナルに.
そして,牛乳と玉子が必要な粉と
水だけ加えればいい粉の2種類.
すでに牛乳成分や玉子成分が入っていて水だけ加えれば
というのは非常に簡便なのだが,なんだか怪しい.
カナダ製品だとどうも怪しく感じる.
というわけで,牛乳と玉子が必要な
粉を買ってきた.
そしてついでに牛乳となったわけだ.
そのときは豆乳を飲んでいたのだが
豆乳で作るホットケーキはなんだか微妙そう.
不味くはないだろうけれど
変り種は牛乳のホットケーキに飽きたときだけで
十分だろう.
そして,牛乳.
別に低脂肪乳でもいいんだろうけれど
せっかくならばおいしくしたい.
ちょっとだけ奮発して
乳脂肪分3.5%のものを買うにいたったのだった.
で,aunt jemimaのホットケーキミックス.
別にこれに限らずカナダのホットケーキは
日本のものに比べてふくらみが足りないような気がする.
テレビででてくるのもそうだし
その辺のレストランででてくるのもそうだ.
だからこそ日本でわざわざホットケーキミックスを
買ってきたわけだが,この粉もそうだろう.
原材料を見てもベーキングパウダーは
入っていないように思われる.
というわけで,とりあえずベーキングパウダーを
混ぜるときに入れてみた.
結果は,やや膨らんだか.
記憶にあるこっちで今まで食べたホットケーキよりは
膨らんだけれども,日本のものよりは膨らみが足りない.
ベーキングパウダーの量が少なかったのか
ほかに根本的な問題があるのか.
とりあえず味はというと
甘くないというかむしろ
しょっぱかった.
もちろん砂糖は入っているのだが
塩のほうが強い.
日本のホットケーキならそれほど
メープルシロップはいらないのだが
これはたっぷりかけないとダメだった.
朝ごはんに食べるのならばこのぐらいの
塩気でもいいのかもしれないが,ちょっとした
カルチャーショック.
やはりホットケーキは
日本のものではないと日本人の口には合わないようだ.
投稿者 カズ : 23:11 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年4月29日
痰きり飴
最近,話題というかかなり
危険な状況になりつつある
豚インフルエンザ.
今日の新聞に載っていたのだが
ウィンザーで3人メキシコ帰りの人が
検査を受けたそうだ.
結果は陰性.
ほっとしたのだが
しかし,現実的に考えて
ウィンザーまでやってくるのは
時間の問題だろう.
カナダ自体にはすでに入ってきているし
川をまたいだ向こう側の国,アメリカでもそうだ.
う~ん.心配だ.
さて,日本に帰ったときに
たんきり飴を買ってきた.
お祭りでしか食べた記憶がないのだが
けっこう好きだった.
日本に帰ったときにタイミングよく
お祭りがやっていれば買うのだが
しかしそんなに上手いこと世の中はいかない.
残念だと思っていたら
スーパーで買出しをしている最中
たんきり飴とかかれた小袋を発見した.
見た目は真っ白で,棒状の飴を
親指の頭程度に斜めに切ったような感じ.
これだ!
と喜び勇んで買ってきて
カナダまで持ってきたわけである.
ふる里の味 たんきり飴.
そう書かれたパッケージを
びりっと破き,一つ口に放りこむ.
やさしい甘さが懐かしく
ほんわかおいしいのだが,
さて?と首をかしげた.
こんな味だっけ.
以前に調べた広辞苑に載っていた
たんきり飴の説明,
“大豆・胡麻・生姜などをまぜた
固飴を薄く引き延ばして,長方形に切ったもの.
香辛味があって口中をさわやかにし,痰切りの
効があるとされた”
は,記憶にあるものと違う.
香辛味なんてなかったと思う.
では僕の記憶違いかというと
そうでもないだろう.
手元にあるそれはまさに
僕の記憶にあったたんきり飴だから.
ちなみに原材料は
水飴,砂糖,麦芽水飴,片栗粉
だそうだ.
大豆,胡麻,生姜なんてものは
一切入っていない.
なんだか生姜が入った広辞苑の痰きり飴に近い飴も
祭りで売っていた気がするけれど
それは別の名前だった気がする.
幼いころの淡い記憶が
その味を美化していたのか
はたまた製法や分量が異なるのか.
お祭りでテンションがあがっていた
というのもありそうだ.
なんにせよ何年ぶり,いや10何年ぶりに
再開したたんきり飴.
このやさしい甘さは
カナダにあってたまらない.
投稿者 カズ : 20:58 | 食べ物 | コメント (1) | -
2009年3月16日
きなこもち黒みつ仕立て
昨日の夜はひたすらのんびりと
テレビを見ていた.
何を見ていたかといえば
野球(WBC).
今までの日本戦もテレビでやっていたのだが
日本時間の夜だとこちらは朝.
朝起きてテレビをつけたら
始まっていたというのは別に構わないのだが
寝起きで野球を見てもテンションはあがらない.
朝から酒を飲むわけにもいかないし
朝はご飯の支度などせわしない.
が,昨日の試合は舞台をアメリカに移して.
カリフォルニアなので時差があるけれど
それもちょうどよかった.
16時スタート.
酒を飲み始めるには少々早い時間帯の
気がするけれど,しかしそこは日曜日.
中華食材店にいったら,コイケヤの
ポテチが種類たくさんおいてあった.
そしてその中に発見.
カラムーチョ.
値段がわからなかったけれど
カラムーチョが目に入ったからには
籠に放りこまないわけにはいかない.
つまみでいいかと,
衝動買いした値段は1.5ドル.
ポテチにビール.
もう完全に野球観戦の準備はできた.
内容はちょっとグダグダした感じもしたけれど
松坂の完璧ともいえる投球に,酒が進む.
途中からビールからBolivarに切り替え
一人でハイテンションで野球を見てしまった.
久々に楽しい野球観戦だった気がする.
次は韓国戦.ウィスキー片手に観戦したいものだ.
さて,おやつにチョコレートを食べた.
ひよこ,サラダせんべい,キットカットに
続くお土産のお菓子.
これで最後なのだが,貰ったものは
チロルチョコのきなこ味.
正確には,きなこもち黒みつ仕立て
どんなもんなんだろうと
ワクワクしながら手をつける.
キットカットのお汁粉味のときとは
違うベクトルのワクワク感.
あのときは,貰い物で悪いのだが
漂うダメッぷりにネタ的意味をかぎつけ
ワクワクしていた.
が,このきな粉味は同じチョコに和
という組み合わせだが,純粋に楽しみな感じの
ワクワク感.
この違いはどこから来ているのか
わからないけれど,チロルチョコの安定感というのだろうか.
パッケージをめくれば
色はきな粉色.
口に入れると,きな粉の
香りが一気にやってくる.
続いて黒蜜の甘い味と香り.
求肥らしきものが入っているので
モチモチとした食感がある.
もぐもぐと食べると
チョコレートの滑らかさがでてきて,
なんだか不思議な感じなるし,
きな粉味のチョコレートが一瞬
ホワイトチョコレート?みたいな風味を覚えたが
それにしても,おいしい.
そもそもきな粉味の
チョコレートという存在がおもしろい.
きな粉といえば,地元静岡.
安倍川餅.
お餅つきをしたときは
必ずきな粉が用意され,きな粉餅が
作られるし,その後も食べる.
焼いたお餅をお湯にくぐらせ
きな粉をまぶせば,立派なきな粉餅だ.
きな粉に黒蜜とくれば,今度は
静岡ではなく山梨.
信玄餅だ.
いくつかメーカーがあるみたいだが
僕の中では桔梗屋さんの信玄餅.
きな粉餅にたっぷりと
黒蜜をかけて,食べるそれは
山梨土産といえば桔梗屋さんといえるだろう.
実のところ年末というか年始に
食べていたりするのだが,やはり
おいしかった.
このチロルチョコよくできているなぁ
と思ったのだが,一つ不思議な点がある.
それはきな粉なのにむせない
というところ.
きな粉はその名のとおり
粉っぽい.
別に悪くはないが,粉らしさが
あるので,多少はむせることもある.
特に黒蜜とあいまる信玄餅の場合
きな粉も大量にからまることから
信玄餅といえば,むせるもの.
子どものころからそんな感覚があるのだが
その感覚がいいところまできて
消えていくという不思議な感じになった.
食べているのは黒蜜きな粉味.
むせる.むせる.
となるのだが,チョコなので結局はむせない.
その感覚のギャップが不可思議なのだが
しかし,おいしい.
やはり最初に見たときの
ワクワク感は間違っていなかったようだ.
お汁粉にきな粉を
チョコレートで表現.
いったいこの差はどこからくるのだろう.
投稿者 カズ : 21:33 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年3月9日
キットカット
夕飯でシュウマイとナムルを
食べた.
シュウマイは崎陽軒のレトルトもの.
賞味期限は2008年12月末となっていたが
気にしない.
ナムルは買ってきたモヤシを茹でて
キュウリを刻み,ごま油,醤油,一味唐辛子などであえたもの.
ご飯をかきこみつつ食べていたら
なんだか物足りない.
これまた買ってきてた
キムチを取り出しつまむ.
かれーな.でも,うめーな.
ちょっと発酵が進んでしまったけど
まだ食べられるなぁと思いながら
バクバクと食べていたのだが
ふと奇怪な行動をしている自分に気がついた.
キムチを口に入れる前に
フゥフゥして冷ましている.
冷蔵庫から取り出したばかりのキムチ.
熱いわけがないのに….
なんだかもう今日はダメだ.
これもサマータイムのせいだ.
さて,貰ったお菓子シリーズ.
ひよこに始まり,サラダせんべい.
他にも小物を貰っていて,それが
キットカット.
おしるこ味.
他に抹茶味だっただろうか?
あったのだが,興味にひかれて
もらってみた.
3時のおやつの時間,
さっそく食べてみる.
…これはえらい味だった.
香りはあまいチョコレート.
口に入れた瞬間もチョコレートなのだが
サクサクと食感良く食べ始めた瞬間から
餡子の味.
晒し餡のような味と香りが
広がるのだが,なんにせよ甘い.
ひたすら甘い.
餡自体もそうとう甘いのだが
もともとのチョコレートの甘さもある.
そして,後味は再びチョコレートがやってくる.
はっきりいって失敗じゃないだろうか.これ.
チョコレートと餡子の共通点は
色と甘いという点だけ.
甘いという点は同じだが
しかし,餡子とチョコレートの甘さの
ベクトルは別方向だ.
風味もかけ離れているし
そもそもお汁粉か?と思ったが
晒し餡風味だから,あれ?懐中汁粉か.
ウエハースが最中を模しているとするならば
よく考えれば,コンセプトとしては
間違っていない.
チョコレートというただ一点を除いて.
そういえば夏に帰ったときに
スイカ味のキットカットを食べた.
あれも微妙な感じだったのだが
キットカットってこんなに冒険するような
お菓子だっただろうか?
なんだか僕の中のキットカットに対する
イメージが崩れ去っていった.
投稿者 カズ : 20:01 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年3月8日
ホットケーキ
朝,いつも通りの
目覚まし時計で目が覚める.
が,日曜とあってか
そのまま2度寝に突入.
やべぇ.と寝ぼけ眼で
ベッド脇の時計を見れば8時過ぎ.
こりゃまずい.とパソコンを
起動させる.
ふとパソコンの時計を見ると
9時過ぎ.
???
なにが起きた?
ネットで時間合わせをしている
パソコンの時計が狂うとは思えない
ということは,目覚まし時計が狂った?
でも,デジタルだから遅くなるとかあるのか?
それとも時計をみてから
パソコンを起動するまで,再びいつの間にか寝て
1時間が吹っ飛んだ?
寝起きの頭ではまともな考えが
浮かんでこなかったが,ふとあることに気がついた.
もしかして?とカレンダーを見る.
Daylight saving time begins
これか.
サマータイムが始まりやがった.
まだまだ平均気温は一桁なのに
サマータイムって.
去年だか一昨年だかに1ヶ月ぐらい
早まったわけだけど,ホント勘弁して欲しい.
いつのまにやらどっかへいってしまった1時間.
やっぱり納得がいかない.
さて,今日の朝は
念願のホットケーキを焼いた.
去年,無性に食べたくなったのだが
せっかくなのでおいしい日本のホットケーキを
食べたいところ.
年末年始と日本に帰っている間
ホットケーキを食べる機会はなかったものの
ホットケーキミックスを買ってきた.
1パック200g入りのものが4パック.
さすがにそれを何袋も買うわけにはいかなったので
1袋だけだが,4回も食べることができれば十分だ.
牛乳に玉子を用意して
200gの粉を一気に混ぜ合わせる.
そもそもホットケーキを食べていないので
200gの大きさがよくわかっていないけれど
なんとかなるだろうと一気に作ることにした.
フライパンを熱して,バターを溶かして
そこにたねを投入.
なんでも20cmぐらいの高さから
落とすようにしていれるらしい.
で,待つこと3分.
ポコポコと穴ができてきたら
ひっくり返す.
ひっくり返す?
フライパンいっぱいに広がったこれを
どうやったら上手く返すことができるんだ?
躊躇していては焦げてしまうし
ここは腹をくくるしかない.
えいやっ.と気合をいれて
返してみれば,なんとか成功.
そこから2分待つ.
お皿いっぱいに出来上がった
ホットケーキの上に,バターを乗せる.
そして,ここはカナダらしく
100%ピュアメープルシロップを
たっぷりと.
といっても,このメープルシロップ.
自分で買ったものではない.
貰い物.
日本に帰った友達から
あまり物なのでどうぞと貰った.
さすがにホットケーキのためだけに
メープルシロップを買うのは
お財布的に厳しい.
お菓子作りやトーストにかけるのなら
いいのだろうけれど,お菓子は作らないし
パンも食べない.
メープルシロップというものが
傷むものなのかどうかすらわからないけれど
使わないともったいない.
というわけで,メープルシロップを
もらえたのは幸運といえよう.
ただ気になったのは
メープルシロップ.
てっきりもう封があいているものだと
思ったのだが,なんとまだ使われてなかった.
これ貰ってしまってよかったのだろうか?
その友達,お土産としてメープルシロップを買ってたし
あれ?と思ってしまった.
ともかく感謝だ.
ふっくらと膨らんだホットケーキに
バターとメープルシロップ.
まずいわけがない.
飲み物に牛乳を用意して
あっという間に食べてしまった.
たまのホットケーキ.
毎日,毎週だとしんどいけれど
月に1度ぐらいならいいもんだ.
投稿者 カズ : 20:53 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年3月7日
柚子胡椒
昨日はどうやら20度まで
気温が上がっていたようだ.
日中はほとんど部屋の中で作業.
正確には液体ヘリウムの充填作業をしていたので
むしろ部屋の中は多少寒かったわけだが
それでも外はもう春.
作業が終わった後は
みんなで飲みにいったのだが
もちろんというかパティオでの飲み.
17時ごろとなると風が
肌寒い感じもしたけれど
それでも気持ちがいいのはかわりがない.
今日はまた気温が一桁まで落ちたけれど
確実に春はすぐそこだ.
これから外で飲むのが美味い季節.
いい感じだ.
さて,果物.
世の中には多種多様な果物があるけれど
柑橘類は総じて好きだ.
ホテルの朝ごはんや飛行機の中など
リンゴジュースかミカンジュースか選ぶとなれば
ほぼ間違いなくミカンジュースを頼む.
ブドウジュースをはじめ他にもいろいろあるが
毎日飲んでも飽きないのは結局のところ
ミカンジュースだ.
ジュースではなくてももちろんいい.
というか,ジュースではないほうがいい.
ただ柑橘系と一口でいっても
好きなものと苦手なものがある.
みかんやポンカンといったのは
好きだ.
グレープフルーツもいつの間にか
好きな部類に入っている.
夏みかんはそれほどか.
金柑になると,苦手になってくる.
そもそも皮が苦手だ.
先にジュースはミカンジュースと書いたけれど
ジャム系統になると,一貫したものがなくなる.
ベリー系統のものが多いわけだが
マーマレードを選ぶことはまずない.
独特の皮の苦味と甘みが合わさった感じが苦手すぎる.
柑橘類の話に戻すと
苦手なものとして,柚子がある.
ポン酢なら全然問題ないのだが
柚子そのものになると苦手.
といっても,柚子というものは
もともと食卓にあがるものでもない.
食卓というよりは
主にお風呂だろう.
言わずもがな冬至の柚子湯だ.
それ以外だと,柚子を使ったお菓子だろうか.
例えば,ゆべし.
柚子の中身を取り出して
その中に柚子餡っぽいのが詰められているお菓子が
あるわけだけど,おいしいと思わない.
大人になって味覚が変わっているかと思ったが
そうでもなかった.
子どものころはほぼ口をつけなかったのが
年末になったら,一つ食べることができたので
多少の進歩はあるのかもしれないが,それでも
うまい!と思って食べたことはない.
せっかくだから.という理由で
お茶と一緒に頂く感じだ.
柚子湯でお風呂につかるのは
まったくもって平気なのだが
食べるとなると柚子の香りが気になる.
お菓子のゆべしでも,くるみなどが
入ったゆべしにしても,柚子の皮の砂糖漬けみたいな
お菓子でも,なんでも匂いがきつすぎて
おいしいと思えない.
ただポン酢程度なら平気で
むしろ鍋にはほしいと思う.
その他の柚子の調味料を考えると
柚子胡椒があるだろうか.
柚子胡椒を実家で食べた記憶が
ほとんどない.
その存在を知ったのも
けっこう最近のことだ.
もしかしたら,カナダで
知り合いの方に頂いたものが
人生初の柚子胡椒だったかもしれない.
それは鶏肉の煮物を頂いたのだが
それに柚子胡椒をつけて食べるとおいしいですよ.
と一緒に付け合せてくれていた.
そのときの柚子胡椒は
ピリリとして,柚子柚子しさがそれほどなく
おいしいな.これはありえるな.という感想をもった.
その後は,日本に帰ったときも
柚子胡椒の名前をみかけることはあったけれど
ほとんど手を出すことなくきている.
そんな中,近所の中華食材店に
いったときのこと.
あまり買うことはないけれど
いつも見てしまうお決まりのお菓子コーナーへ.
うん?なんか見たことのない
ポテトチップスが売ってる.
と,パッケージをよく見る.
柚子こしょう味.
うん?柚子こしょう味!?
こんなマイナーものがまさか
カナダに売っていようとは.
どこ産だろう?やっぱり日本か?
とパッケージをみてみる.
パッケージの表面には
ながながといろいろなことが
日本語でかかれているけれど
その正体は台湾産.
裏を見れば,漢字がどっさりだ.
ちなみにメーカーは湖池屋で
和ポテトシリーズの一つだ.
台湾工場があるのか知らないけれど
日本の湖池屋の技術協力の下うんたら
みたいな漢字の説明が書かれていた.
閑話休題.
九州風味-柚子胡椒というわけで
高知県産柚子を使用しているらしいのだが
台湾産のこれにも使っているのかしらん
と疑問にも思う.
まあ,そんなところ
深く気にしてもダメだろう.
たしか1.99ドルだったのだが
これはビールのつまみによさそうだと
衝動買いしてしまった.
家に帰り,さっそく冷えたビールを
冷蔵庫から取り出し,袋を開ける.
ふわぁと柚子胡椒の香り.
口に入れても柚子の香りは残っていて
ピリッとした辛さとこれが実にうまい.
これだこれ.カナダにない
このポテチの感じ.
これはたまらん.とビールとともに
バクバクとあっという間に食べてしまった.
辛さがいいのか.あまり柚子っぽくないのがいいのか.
よくわからないが,やはり調味料としての
柚子はなかなか優秀だと思う.
それにしても柚子胡椒という
日本の調味料.
日本で食べた記憶がなく
カナダだけって.
なんともへんてこな状況だ.
投稿者 カズ : 22:02 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年3月5日
冷やし中華
昨日,大家さんからメールがきて
明日(つまり今日)の午後に部屋を見たい
っていう人がいるんだけど,大丈夫?
ときかれた.
どうせその時間帯は大学にいるので
問題ないですよ.と返事をしたのだが
そこから大変.
どうしよう.
足の踏み場がないというほど
散らかっているわけでもないけれど
人に見せるほど片付いているわけでもない.
もともと狭い部屋に荷物を詰め込んでいるので
人に見せられるほど綺麗なわけでもないけれど
しかし,それにしてもひどい.
今まで自分がアパートを探してきたときに
空き部屋ではなく現在人がいるけれど
そこが空くから.とのことで,お邪魔したことがある.
どの部屋も片付いていたわけではないけれど
最低限は整理されていた.
このままではやばい.
やっぱり部屋が片付いていないから無理です
と大家さんに告げたところで,どうせ
そんなの気にしないで.といわれるだけだろう.
ここはやはりやらなければ.
といっても,それほど広い部屋ではなく
また週に1度,ないしは2週に1度.
各部屋の拭き掃除はしていたりする.
ようするに片付いていないものを
片付けるというそれだけのことだ.
どっちにしろ来月には引越すので
いい機会だとゴミ袋片手に物を選別し
1時間.
なんとか人が見ても大丈夫なぐらいの
レベルにはもっていった.
もうこれ以上は無理.大学にもいかないと
と部屋を後にしたのだが,はたしてどうなったのだろう.
新しい入居者は見つかったのか
それともダメだったのか.
もし決まっていないとすれば
また見にきたりするんだろうなぁ.
部屋を常に綺麗に.
ちょっとしんどいと思ってしまうのが
ダメ人間の証拠だ.
さて,日本に帰っていった友達から
冷やし中華をもらっていた.
バラで貰ったので
賞味期限などさっぱりとわからない.
実際のところたいして
賞味期限は気にもしないのだが
しかし,麺が傷んでしまったら
せっかくくれた友達に申し訳がない.
そういえば,去年は一度も
冷やし中華を食べなかったな
と思っていたら,無性に食べたくなった.
冷やし中華といえば夏.
夏といえば冷やし中華始めましたののぼり.
といえるほど夏と関連している.
まだまだ夏はやってこないけれど
天気予報を見てみれば,明日の最高気温は16度.
夏は暑いカナダでもたまにこれぐらいの
気温まで下がることもあるし,そもそも
部屋の中は暖かい.
食べたいときが食べ時だろうと
キュウリとハム,トマトを買ってきた.
玉子は家にあるので,これで
僕の中の冷やし中華の具材は完璧だ.
麺を茹でて,水で冷やし,
キュウリにハム,トマト,錦糸卵を
のっけて,付属のゴマダレをかける.
よくまぜて食べれば,うまい.
懐かしい冷やし中華の味だ.
うまい!と叫ぶほどでもないけれど,
いや,やっぱりこの味だ.この無難な感じ.
これこそ冷やし中華.としみじみと食べることができる美味さ.
せっかくなので半分食べたところで
マヨネーズをかけて食べる.
冷やし中華にマヨネーズは僕の中では
普通なのだが,人によっては,変人のごとき目で
見られることもある.
どれだけ市民権を得ているかわからないけれど
日本のスーパーなどで売っている冷やし中華セット
みたいな感じのものにもマヨネーズはついていると
思ったし,それほど奇妙なことでないと信じたい.
で,トマトやハム,きゅうりを1回で使い切ることは
無理なので,それらが傷む前に冷やし中華,第二段.
なんだか夕ご飯が冷やし中華ってのは
不思議な感じがするのだが,かといって
大学にお弁当でもって行くのもどうかと思うので
夕飯に.
具材をきって,麺を茹で,としていたら
もう一つ具材になりそうなものが見つかった.
アボカド.
ここのところアボカドにはまっていて
週に1度か2度は食べている.
この前,買い物にいった買ってきた
アボカドがいい感じに熟れてきている.
マヨネーズをかけてもおいしい
冷やし中華.
アボカドもいけるんじゃね?
悪魔なのか天使なのか
そんな囁きがどこからかきこえてくる.
たぶん,いける.いけないわけがない.
と,そのアボカドも用意.
冷やし中華にのっけてみた.
ゴマダレをかけ,マヨネーズも少々.
あとはよく混ぜて食べてみる.
おいしい.
これはいける.
今までアボカドをのせるなんて
考えたこともなかったけれど
これはなかなかの発見.
よく熟れたアボカドのこってり感が
マヨネーズとあいまって,かなりおいしい.
夏にさっぱりと冷やし中華で.
となるとあわないかもしれないけれど
そうでなければ,試す価値ありだ.
もう一度食べたいなぁと思うものの
残念なのはもう貰った冷やし中華は
全部食べてしまったということ.
冷やし中華の終わりは夏の終わり.
僕の夏はもう終わってしまったようだ.
投稿者 カズ : 23:19 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年2月24日
ピクルスのフライ
久々にfacebookにログインした気がする.
たぶん今年初めて.
友達に誘われて入ったのはいいのだが,
使い方がさっぱりとわからないまま
いろんなinvitationとかきて
さらにわからなくなり,そのまんま.
使う人はかなり頻繁に使っているみたいだけど
英語でなんか書くのが面倒というのもあって
たぶんそんなに使うことはないだろう.
まあ,そんなもんだ.
さて,先月だっただろうか.
テレビを見ていてDeep fried pickles
なるものがあった
ピクルスを揚げるなんて僕の中には
まったくもってなかった考えなので
テレビで見た瞬間,どんなものなのだろう?と
興味をひかれた.
自分で作れないこともないのかもしれないけれど
そもそも揚げ物をやらない時点で危険.
かといって,店に売っているかといえば
見たことがない.
アメリカに行けば普通に売っているのか?
と思うものの,アメリカにいけばウィンザーにない
日本食を食べたいというもの.
仮にDeep fried picklesを食べたいと
僕が言っても,周りの人間は大いに反対するのは
目に見えているし,さすがにそれを覆そうとは思わないし
できないだろう.
で,昨日のこと.
もうすぐ帰ってしまう友達が
いろいろと物を持ってきてくれた.
そのまま飯でも食べに行こうか
となったのだが,さてはて何を食べようか.
普段なら日本食?とかなるのだが
しかし,もう3日もすれば日本にいる人が
日本食を食べる必要性はないだろう.
ステーキは以前食べに行ったし
週末にも食べた様子.
レッドロブスターも行ったとのことだったので
なかなか選択肢がない.
これがトロントやケベックなら
もうちょっと選択肢がありそうだが
しかし,ウィンザー.
限られた中でカナダっぽいものとなる.
う~ん.と迷って,誰がいったか
でてきたのは,Hooter's
どんな店かといえば,
カナディアンというかアメリカン.
チキンウィングがあって,
ハンバーガーがあってお酒がある.
味は普通,値段は若干高め.
ただ高いのには理由があって
それはウェイトレスのお姉さん.
タンクトップにショートパンツという
ホットな格好をしているのだ.
Hooter'sという店名も
この格好とそれを目で追いかける男性から
きているそうだ.
僕はこの店には2,3回行ったことがある.
全てトロントにいたころの話で
ウィンザーでは今回が初めてだ.
また断っていくが,別に
いかがわしい店ではない.
そもそもたいして期待をしていっては
ダメな店だと思う.
スタイル抜群のお姉さんなら文句はない.
ただカナダに住めばわかることだが,
そんなお姉さんがそこら中にあふれているかどうか?
その答えは言うまでもない.
ハードルをさげていけば
おぉ.となるけれど,あまり
あげていってはダメだ.
というわけで,とりあえず
ハンバーガーとかそういった
カナダっぽいものを食べようという
感じでそこに向かった.
入店してメニューを広げる.
前菜のところに写真入で載っていたもの.
あれ?これはもしかして!?
Deep fried pickles
まさかこんなところにあったとは.
それは僕がテレビでみたものとは断り
輪切りにしたものを揚げてあったのだが
たしかにピクルスのフライ.
これは食べてみたい.
さっそく友達に相談.
こんなもの一人じゃ食べたくない.
二人でもきっと食べきれない.
でも,4人ならなんとかなるんじゃないかな?
という意見もでつつ,日本に帰ったら
食べられないからね.ということで
めでたく注文.
他には,チキンウィングとハンバーガーを頼んだ.
まずはでてくる前菜の
ピクルスのフライ.
顔を近づけると,フワッと
すっぱいにおいが襲ってくる.
まさにピクルスの香り.
これは正直な話
あまり食欲を増進させるような
においではない.
ただせっかく頼んだのに
食べないなんてのはありえない.
お皿の中央にディップソースが
おいてあったけれど,まずは
そのまま一切れ口に放りこむ.
サクッときて,ジュワーとくるのは
ピクルスの味.
揚げたピクルスの味を想像してみたら
話は簡単で,まさにその味だ.
う~んと微妙な顔をしつつ
次にディップソースにつけて食べる.
ディップソースは,よくわからないけれど
白色のフレンチドレッシングみたいな感じだろうか.
うん?
と続けてもう一枚.
これ,ありえるな.
不思議なことに,止まらない.
某かっぱえびせんではないが
止まらないのである.
うまい!と思わず叫んでしまうような
ものでもないけれど,ついつい手が
伸びてしまうような存在.
友達もだいたいそんな感じの
感想をもっていたと思う.
初めて食べたDeep fried picklesは
なかなかおいしかったという結論に
僕の中では落ち着いた.
また頼んでもいいけれど
しかし,一人でこれを頼もうとは思わない.
あと,どんな料理でもいけるけれど
冷めると途端に味が落ちる.
まさかHooter'sにあるとは
思いもしなかったDeep fried pickles.
たぶんはまる人ははまる
そんな料理だと思う.
投稿者 カズ : 21:03 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年2月23日
ワカモレ
なんだか大学のネットが
安定しない一日だった.
メールチェックはやりにくいし
論文を探そうとブラウザを起動しても
思ったときに探せないしで,このストレスは
そうとうなものだった.
study week明けの月曜日.
なんだったんだろう.
さて,自分の食べ物の好き嫌いを
考えると少ないようで多かったりする.
食べられないもの.というのは
少ないのだが,苦手なものだと
その量は一気に増える.
年を取るにつれて嗜好は変わってくるので
一概にはいえないのだが,ありたいていにいって
苦手なものは香りがきついもの.
ハーブ系統はだいたい苦手だ.
その中でもコリアンダー・パクチー・香菜
どれも同じものを指している名称だが
こいつを初めて食べたときの衝撃は忘れられない.
実家の食卓にでてきたことはないけれど
カナダではけっこういろんな場所でみかける.
中国料理,タイ料理,インド料理
主にアジア料理で多く使われている気がするのだが
避けて通るのはなかなか難しい.
それが少しでも混じって入れば
その強烈な臭いが襲い掛かってくる.
人によってはカメムシの臭いとも
いわれるそれは,人を選ぶが
好きな人は好きというから
これまた不思議なことだ.
僕はというと,最初のころは
それこそ一口食べて顔をしかめ
できる限りのけて,臭いの残った
他の料理を口に押し込むといった風だった.
今現在はそれほど好きでもないけれど
別にあったらあったで,食べることはできる
ぐらいにはなった.
フォーなどにのっていても
のけることはあまりない.
数少ない野菜の一つとして
あれば食べることにしている.
が,それほど好きではないので
もし自分で選ぶことができるのならば
それを取ることはないだろう.
そんなコリアンダーだが
こいつには入っていないとダメ.
コリアンダーなしでは
どう考えても物足りない.という料理がある.
それが,ワカモレだ.
メキシコ料理でアボカドたっぷりの
ペースト状のもので,トルティーヤチップスに
つけて食べることが多い.
僕自身がこのワカモレというものを
知ったのはカナダではないだろうか.
初めて食べたときは,コリアンダーの
香りにやられそうになったが,何度か食べているうちに
とまらなくなってくる.
その昔,コリアンダーが入っていない
ワカモレを作ってもらったこともあるのだが
なんだか一味足りない.
結局,コリアンダー入りのほうに
手が伸びてしまうのだった.
苦手なはずのコリアンダーが
これほど入っていないと物足りない
と思う料理はないだろう.
そんなワカモレ.
ここ2週間ほど,アボカドにはまっていることもあり
なんだか食べたくなってしまった.
先週の土曜日に明後日日本に帰る友達の
お別れパーティーがあったのだが,持ち寄り方式だったこともあり
ワカモレを作ることに決定.
せっかくだから日本であまり馴染みのないもの.
みんなでつまめそうなもの.という僕の中の条件にピッタリだし
なにより僕自身が食べたい.
さっそくネットでレシピを見つつ
ワカモレを作ることにした.
材料は,アボカドにコリアンダー,
玉ねぎ,トマトにニンニク,ライム,塩コショウ.
アボカドはよく熟れたものを使うのがコツというか
熟れてないとおいしくない.
多少硬くとも常温でほっとけば
2,3日もすれば熟れて柔らかくなる.
包丁を一周させて半割にしたら
スプーンで中身を取り出して
そのまま適当につぶす.
お好みの硬さにしたら
ライムを搾って,変色を防ぐそうだ.
量としてはどんなもんだろう.
アボカド3つに対して
ライム1個だとちょっと多い気がした.
そこに,みじん切りにしたコリアンダー,
紫玉ねぎとトマト,ニンニクを加えて
よく混ぜる.
分量としては,紫玉ねぎを半個,
トマトを1つ,ニンニク1切れとした.
コリアンダーの量はお好みだろう.
で,塩コショウを適当に加えて
あとは冷蔵庫で味を馴染ませれば完成.
ちなみにこのときに,アボカドの種を
一緒に入れておくと,変色を防げるらしい.
その効能はどれほどかわからないけれど
たしかに効果はあったといえるだろう.
朝の9時前に作り,17時ごろまで
そのまま冷蔵庫にいれてあったが
目立った変色はおきなかった.
味はというと,自分の中では
けっこう成功したと思う.
ライムが利きすぎているかな?
と思ったけれど,それはそれでよし.
口に入れればねっとりとしたアボカドに
ピリッとした玉ねぎの辛さ,そして後から
コリアンダーの香りがやってきて
手前味噌だがなかなかいける.
多少余ったが,それは家にもって帰って
トルティーヤにのっけて食べてしまった.
なかなか満足したのだが
ここで問題が.
一束で買ったコリアンダー.
ワカモレで消費するのはしんどいけれど
かといって,ほかに使いようがない.
ワカモレ以外のコリアンダーは
おいしいと思わないからだ.
かといって,このまま放置しておいては
冷蔵庫中がカメムシの臭いに.
正直もうすでにカメムシ臭い….
どうしよう.捨ててしまうか
気合を入れて食べるか.
なかなか難しい選択肢が
最後に残ってしまった.
投稿者 カズ : 23:02 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年1月26日
ハンバーグ?
日本で買ってきたユニクロのフリース.
普段はフリースは着ることはないのだが
せっかく買ったので,着てみた.
…すげぇ暖かい.それに,軽い.
ちょっとフリースを見直した瞬間だった.
さて,今日の朝,いつものごとく
お昼ごはんを作っていたのだが
いつもより時間がかかってしまった.
もともとは昨日の夜に作ろうとしていたのだが
17時という中途半端な時間にあまりにもお腹がすいて
冷凍ピザを食べてしまったら,お腹いっぱいになってしまって
料理をする気が起きなくなってしまった.
週末にやるような料理は基本的に
たくさん作ってそれで週の何日かを
乗り切る算段でいる.
例えば,先週は餃子を50個ほど作って
冷凍保存(といっても,もう30個ほど食べたけれど)
してある.
その他,豚汁やカレーをつくって
朝と夜を数日間食いつないだりもする.
ようするに時間がかかっても
週末ならたいして気にもならないし
その分,平日の時間が浮くのでむしろもうけもの.
料理は嫌いじゃないしと
精を出すわけだけど,残念ながら
昨日はそうはいかなかった.
ただ買い物はしてきてあるし
ちょっとだけ準備もしてある.
作ろうと決めたものがあったのだ.
材料は,ひき肉に玉ねぎ,人参.
パン粉がないので,とりあえず玉子.
と,ここまで書けば何を作ろうか
だいたい想像がつくかもしれないけれど
そう,ミートローフだ.
よく考えれば,今までの人生で
ミートローフを食べた記憶は
ほとんどない.
確実に記憶にあるもので
まだ中学生か高校生のころ.
母親が作ってくれたものだ.
ただ何回も食卓に出てきたか?
といえば,そんなことはなく
1回しか出てこなかったと思う.
記憶にあるそれはけっこうおいしくて
どこかでまた食べたいなぁというのがあった.
それ以外だと,カナダでなのだが
それも1,2回だろう.
スーパーで調理済みの電子レンジで
温めるだけ.みたいなレトルトものを
買ってきて,食べたことがあるだけだ.
味は,無難においしかったと思う.
記憶にあるのはこの片手で十分なほどしか
食べたことがないのだけれども,
もしかしたら,どこかで一切れ二切れ
食べているかもしれない.
ただ一番記憶にあるのはその家で
唯一でたもので,そのインパクトが強い.
そもそもミートローフとは
ハンバーグと同じ材料でできるわけで
不味いわけがないのだが,ハンバーグか
ミートローフかという選択肢にはなかなか行き着かない.
今回,作ろうと思ったのも
たまたまミートローフが頭に浮かんだだけで
普段はそれほどでもないのだ.
作ったことはないけれど,ネットで
いくつかレシピを見てわかったことは
ハンバーグのたねを整形して
30分ぐらいオーブンで焼けばいいということだ.
中に玉子をいれてあったり,インゲンをいれてあったり
いろいろとバラエティーに富んだものがあったのだが
ここはごくシンプルに,炒めた玉ねぎに人参,ひき肉の
コースとした.
で,買い物に行く前に玉ねぎを炒めて
冷ましておいたのだが,料理をする気がなくなって
そのまま冷蔵庫に移動させて今日の朝を迎えたわけだ.
残念ながら平日の夜は料理をする気が起きないので
作るのなら今朝しかないと,準備をしたのだが
今朝は少々寝坊気味.
ホントに時間があるのか?とか思いつつ
それでも材料をボールに放りこんだ.
牛ひき肉と豚ひき肉.玉ねぎに人参.
塩コショウ,お酒,玉子,醤油少々.
丁寧に混ぜ合わせたら,
アルミホイルの上で,形を作っていく.
残念ながらそれ専用の型は持っていないけれど
手でペタペタと作っていけば,それなりのものができあがる.
あらかじめ180度ぐらいに熱してあるオーブンに
突っ込んで,30分.さらに160度にして10分.
焼きあがったら,オーブンのスイッチをきって
そのまま余熱で5分程度,落ち着かせる.
ソースは,たっぷりとでた肉汁を
お鍋にあけて,ケチャップ,ウスターソース
お酒,砂糖,醤油を適当にいれて一煮立ち.
ケチャップベースのソースができあがる.
味はといえば,普通においしい.
ご飯が進むし,きっとパンにもあう.
そもそもハンバーグとたいして
変わらないので,ご飯とあわなわけがないし
しっかりと焼けていれば,不味いわけもない.
でっかいものを作ったので
これで何度かお昼ご飯を作らなくてすむ.
ハンバーグもいいけれど
たまにはミートローフもいいもんだ.
…違いはやっぱりよくわからないけれど.
投稿者 カズ : 23:28 | 食べ物 | コメント (0) | -
2009年1月17日
Deep fried pickles
なんか寒いなぁと思ったら
朝(6時現在)の気温,-23度.
外に出れば体感気温が-34度.
暖房をかけているけれど
窓の付近から冷気が流れ込んでくる.
窓が開いているからではもちろんなくて
単純に温度差だろう.
室内がそれでもTシャツ一枚で
いられることから20度前後とすれば
温度差は40度.
窓が2重になってると思ったのだが
記憶が確かではない.
ともかく冷気が部屋に入ってくるのが
感じるってのはなんともいえない辛さ.
年に1度あるかないかの寒さ.
カナダ政府はもっと温暖化を推進してはいいのでは?
と思ってしまう.
さて,テレビを見ていたときのこと.
たいてい見ているチャンネルは決まっていて
天気予報,ニュース,スポーツ,通販,そして料理番組だ.
たまに映画とかコメディー,アニメ,ディスカバリーなんかもみるけれど
ほぼ上のどれかで間違いない.
で,料理番組をみていたときのこと.
そのときにやっていたのは,Diners, Drive-ins and Dives
で,金髪の兄ちゃんがアメリカ各地の
いわゆるファミリーレストラン風のレストランを
食べ歩きするというものだ.
コテコテのアメリカ料理がでてくるのだが
お腹がへっていると妙においしそうにみえて
近くにあればなぁと心底思う.
ゴタゴタに盛られたハンバーガーが美味そうで
脂ぎったフライ類が食欲をそそる.
実際にいけば,もう食べきることはできなような
量がでてきて,その単一的な味付けにうんざりするだろう.
そこにあるのはそのまちに根付いた
レストランで,まさにアメリカをイメージしたときに
でてくる料理をだしてくる.
しかし,美味そうなのだ.
見てるだけなら太ることはない.
へ~,ほ~と見ていたら
とあるレストランで
Deep fried pickles
なるものがでてきた.
うん?
ピクルスのフライ?
そこでは輪切りにしたピクルスを
衣につけて揚げたものが出されていた.
当然といえば当然なのだが,
そこに出演していた女の子は,
ここのピクルスフライは最高だわ~といっていたけれど
はたしてそんなものがあるのか?
いやその店が出しているわけだから
存在するのは間違いないのだけれども
それは実際のところどれほど広まっているものなのだろうか.
例えばこの店が色物としてだしているのか
それともそういったものが実際のところあって
お店の自慢の一つとなっているのか.
これは興味がひかれる.
なにせカナダは全国けっこう周ったし
そういった地元のファミリーレストランみたいなところにも
何度か入ったことがあるけれど,
今まで一度も見たことがない.
カナダではポピュラーではないのか
はたまた,たまたま僕が今まで入ったレストランが
出していなかったのか,それとも単純に気がつかなかっただけなのか.
そもそもアメリカにいったら
ある程度そこらで手に入るものなのか
謎は深まるばかりである.
とりあえず,ググってみたら
それなりにレシピがでてきたからびっくりだ.
てことは,ある程度,認知されているということか?
たしかにピクルス自体はポピュラーすぎる
食べ物といっても過言ではない.
いわゆる漬物なので,好き嫌いはあるだろうけれど
日本でいえば沢庵みたいなものだろうか.
ご飯に沢庵が間違いないように
ハンバーガーやホットドックにピクルスはかかせない.
もちろんそのまま齧ることだって
普通にある.
ポテトチップスにもピクルス味なんてものが
あるぐらいだし,その身近にあるピクルスを
揚げてみようなんて輩がでてもおかしくない…か?
いや,やっぱりなんかおかしい.
自分の中であまりにもありえなくて
どうしても拒否してしまう.
そもそも酢系統のものを熱々で食べるというのは
なかなか勇気がいる.
ポテトチップスのピクルス味はいい.
あれは年をとったらけっこう好きになった.
フライドポテトにお酢をかけるのも
実のところけっこう好きだが,あれはお酢自体は冷たい.
余談だが,フライドポテトにお酢は
カナダ風だそうだ.
昔,カナダからアメリカに行った人が
アメリカじゃポテトにお酢がないのが
残念だぁとぼやいていた.
ただ温かいお酢料理.
そうなると途端に僕の食指は動かなくなる.
ピクルスのフライなんて
まさに温かいお酢料理の一つだろうし
それが美味い!といわれても,顔をしかめてしまう.
が,興味があるのも事実.
自分では揚げ物を作らないので
おそらく家で作ることはないけれど
どこかのレストランで見かけてみたら
ゼヒとも頼んでみたいと思う.
Deep fried pickles
これだから料理番組を見るのをやめられない.
投稿者 カズ : 06:26 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年12月18日
パンプキン・スパイス・ドーナツ
ようやく長い一日が終わった.
朝の7時から試験監視の仕事.
2時間で終わったけれど
朝の7時というのがしんどい.
準備の関係で15分前には大学にいないといけないので
家を6時半前には出る.
そのため5時に目覚ましをセットしたけれど
なぜか4時に目が覚めてしまったので
そのまま起きて,大学へ向かった.
緊張していたというよりは
22時前に寝たからだろう.
で,終わったら,家に直行.
昼寝を3時間ほどして再び大学へ.
ダラダラとすごして,20時から再び
試験監視の仕事.
3時間の試験で,結局終わったのは
23時ごろ.
とりあえず明日も試験監視が入ったけれど
それでもこれで大きな仕事はおわった.
こんなへんてこな時間になったのは
ストライキのせい.
ただ7時でも20時でもまだ平日だからいい.
話によると日曜日にもテストが
入っているらしい.
日曜日って.
学生もやる気がおきないだろうけれど
試験を行なう側もやる気がおきない.
土日手当てでもでればまだいいのにね.
そんなに甘くないのがきついところだ.
さて,昨日のこと.
採点が終わった後,教授と友達と
ティムでお茶をした.
そのときに食べたのが
new とかかれた,パンプキン・スパイス・ドーナツ.
他のものはあまりにも甘そうで
お昼ご飯前だったこともあり
なんとなく買ってみた.
もさもさとお茶を飲みつつ
一口かじる.
…味はなんだかよくわからない感じ.
少々,スパイスの味がするけれど
それほどでもない.
カボチャの味がするかといえば
これはまったくもってわからない.
それほど甘くない食べやすいドーナツで満足したのだが
しかし,いったい何味を食べているのだろう?
と頭の中に浮かんだ?は消えることはなかった.
たぶんカナダに来てから
初めてカボチャを使ったお菓子の類を
食べた気がするのだが,どうなんだろう.
日本のパンプキンパイとかしっかりと
カボチャの味がするけれど,カナダのものは
抑え気味なのかしらんね.
甘いものは極端に甘く
ありたいていにいって大雑把な味付けのカナダで
これはなんだか例外的な存在の感じがする.
パンプキン・スパイス・ドーナツ.
カナダ人はカボチャが入っていると
その味から認識しているのだろうか.
もしカナダ人が認識しているのなら
なんだかそれを感じ取れないのは
かなりのショックだ.
投稿者 カズ : 23:34 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月30日
米
図書館に本を探しに行ったときのこと.
ぼんやりと階段をのぼっていたら
いきなりHow's it going?といわれた.
うん?と顔をあげると
女の人が横を通り過ぎていく.
あれ?いま挨拶された?
誰だっけ?ラボの人?とか思っていたら
なんてことはない.携帯で話していただけだった.
よかった.もう少しで
返事がでてきてしまうところだった.
これからも気をつけないと.
さて,昨日は久々に外食をした.
外食といってもどこかで食べるわけではなくて
テイクアウト.
別に一人でご飯を食べに行くのは構わないのだけれども
テイクアウトして家でのんびりとテレビやネットをしつつ
食べたほうが気が楽だ.
それにどうせ食べきれない量なので
最終的にはテイクアウトするだろうしね.
行ったのは中華料理屋さん.
買ったのはお気に入りのイカフライ.
最近はダイエットも考えて
揚げ物をひかえているのだが
我慢できなくて注文してしまった.
ちなみに揚げ物は基本的に家で作ることはない.
作ることがないというか作れない.
揚げ物を自分で作ったことは
数えるほど.
それも片手でこと足りるぐらいしか
作ったことがない.
当然のごとく自信はないし
唐揚げでこれだから天ぷらなんてものは
不可能の一言だろう.
まあ,実家では台所の手伝いをしたときに
唐揚げをまかされたこともあるので
正確には作れないわけじゃないけどね.
ただ油がもったいないというか
どうせ他の料理に使うこともないだろうし
かといって,固めるテンプルみたいのが
カナダに売っているかどうかもわからないので
作らないし作れない部類に入る.
したがって,揚げ物を食べたいなと
思ったら,買うのだが,たいてい中華料理の
イカフライか,ケンタッキーとなる.
節約とダイエットを兼ねて外食は控えていることもあり
実に昨日のイカフライは1ヶ月ぶりだろうか?
カナダに戻ってきてから食べた記憶が
あまりはっきりしないので,もしかしたら
2,3ヶ月ぶりかもしれない.
これは奇跡的に近いかもしれない.
以前は1ヶ月に1回以上は食べていたと思う.
大学の周辺に中華料理屋さんが
数軒あるのだが,お気に入りの店3軒を食べ周り,
その3軒なら,入ってメニューを見るまでもなく
イカフライ?ときかれるまでもなったのだった.
基本的に好きなものは食べ続けるわけだけれども
当然のことながら,イカフライしか頼まないわけではない.
他にもお気に入りのものが各店によってあるので
2,3回に1回はそれを頼んだりもしていた.
とはいえ,イカフライの占める割合はかなり
高かったので,イカフライ?ときかれるまでになったのだった.
そんな僕が少なくとも1ヶ月以上イカフライを
食べてない.
上にも書いたけど,ダイエット中というのが一つだが
他にも,実際のところあまり食べる気が起きなかったというのもある.
食欲がなくなったというよりは,大根の煮物など
油物をあまり欲しがらなくなったというほうが
正しいかもしれない.
そこまであっさりしてなくとも
野菜炒め的なもので満足.
揚げ物は…という状態だ.
が,昨日はなんだか突如として食べたくなったので
そこは久々ということもあって,買いに行ってきた.
テイクアウトしたイカフライを半分
翌日つまり今日の朝ごはんとした.
ご飯もテイクアウトしてきたのだが
量がかなりあったので,これまた半分を翌日へ.
で,このご飯.
思うのだが,あまりおいしくない.
いや別にこの店のご飯にケチをつけているわけではない.
中華料理屋さんででてくるたいていの
白米は口にあわない.
特に一度冷めた後に温めなおすと
まったくもっておいしくなくなる.
原因としてはなんだろうか?
パサパサというかポロポロというのか.
米が硬めで,硬めなのはいいのだが
パサパサで噛んでも旨みを感じない.
申し合わせたようにたいていの中華料理屋で
このお米をだすので,もしかしたら,それが
中国で食べられている一般的なお米なのかもしれないし
炊き方なのかもしれない.
炊いているところを見たことがないので
理由はさっぱりだが,もしかしたら
しっかりと水につけてないとか炊きあがったら
蒸してないとかあるのかもしれない.
とにかく温かい状態ならまだマシなのだが
一度冷えてしまったものを温めて食べると
とてもじゃないけれどおいしく食べられない.
これはなんとかしないとと思っていたわけで
パサパサのボロボロならもしかして?と思ったのが
炒飯だ.
もしかしたらパラパラに仕上がるかも
と思い,炒飯を作ってみた.
結論.
パサパサとパラパラは似て非なるもの.
当然ながらボロボロとパラパラも違う.
次は雑炊でも作ってみるとするか.
やはり白米に関しては自分で炊いたものが一番だ.
投稿者 カズ : 20:58 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月20日
キーマカレー
キーマカレーを作った.
普段はカレーは汁物だし匂いの面もあって
お弁当に持っていくことはほとんどない.
が,キーマカレーならいけるんじゃね?
という思いが沸々とわいてきたのだった.
まず第一にそれほど汁っけはない.
深めのタッパにいれていけば
問題なくもっていけるだろう.
匂いの問題だけれども
それほどカレー粉をいれなければ
いいんじゃないだろうか.
それはキーマカレーか?という
疑問も少々わいてくるけれど
そこは気にしない.
ご飯と一緒においしく食べれば
正直なところ,なんでもいいって話である.
それに多少の匂いは勘弁してもらいたい.
ニンニクやニラといった香りに比べれば
大幅にマシのはずだ.
さて,キーマカレー.
どうやって作るのが正解なのだろうか.
カレールーを使うのかもしれないが
その場合の水加減がよくわからない.
箱に書かれている分量では
普通のカレーになってしまう.
ひき肉のカレーでもおいしいのだが
そもそもお弁当に汁物は避けたいということで
キーマカレーを作ろうとしているのだから
本末転倒だろう.
ここはカレー粉か.
と荷物を調べてみれば
S&Bのカレー粉を発見.
これか.
ただこれだけでいいのか?
という不安もちょっとある.
そこで,インド食材店に行ってきた.
前からあるのは知っていたのだけれども
ダウンタウン近くというロケーションと
たいしてインド製品にひかれるものが
あったわけでもないので,入ったことがなかった.
ただその日はI-94を返しに国境のある
ダウンタウンに行く用事があり
ついでにいける.
そこで,勇気(?)をだして
インド食材店に入っていった.
扉が自動ドアで肩透かしを食らったのは
ここだけの秘密だ.
中に入ると,スパイスの香りが
ムワッとくる.
中華・ベトナム系のムワッとする
独特の臭いに比べれば,だいぶマシだ.
しょせんはスパイス.
顔をしかめるほどでもない.
それほど大きくはない店なのだが
初めて入る店というのは,これが
なかなかワクワクしてくる.
カレーに使うスパイス類を探しにきたのだが
それは一時置いておいて,店の中をうろついてしまった.
ほぉ.へぇ.と菓子や調味料を物珍しそうに
手にとっては棚に戻していく.
ギーとよばれる乳製品がたっぷりつまった
瓶を見たときなどなんだかうれしくなってしまった.
といっても,ギーを意識して食べたことはない.
インド料理屋さんやインド人の友達が作ってくれた
料理の中に入っていたかもしれないけれど
はっきりいってよくわからない.
が,話でギーという存在はしっていて
それが現実に目の前にでっかい瓶にはいって
売られていると,異国情緒を感じられずにはいられない.
まあ,ここはカナダだけど.
フラフラとおのぼりさん気分で見てまわれば
スパイスコーナーを発見.
様々なスパイスがあり,はてどれを
買おうかと迷ってしまう.
スーパーにも立派なスパイスコーナーは
あるのだけれども,雑多な感じが僕のもつ
スパイスというものと合う.
見ているとどんどんカゴに入れたくなってしまうのだが
おそらくここで調子に乗ると,1度使うかどうか.
あとは棚の隅で寝ているだけだろう.
欲しいものは,ガラムマサラとターメリック.
この2つを念仏のように唱えながら
他のものに心を奪われないようにする.
…あっ,カレー粉がある.
インド産か.
ここでカレー粉に手をだすと
失敗するのは経験済み.
その昔,スーパーでカレー粉を買ったが
(たしかイギリス産だったと思う)
口に合うものではなかった.
原因はコリアンダー.
香菜,パクチー,コリアンダー.
どのよび方でも物は同じなわけで
その独特な香りは好き嫌いが大きく分かれる.
苦手な人は全くもってダメだろうし
好きな人は心底好きになってしまう.
僕は食べられないことはないし
あればよけて食べることもないのだが
好んで食べることはしない.
そのコリアンダーの風味が
外国産のカレー粉ではききすぎている
ような感じがする.
現にそのインド産のカレー粉にも
原材料の一番最初にコリアンダーが来ていたし.
そんなわけで,カレー粉はやめて
ガラムマサラへ.
何種類かあったけれど,とりあえず
一番量が少ないものにしてみた.
小さいジップロックほどのサイズに
小分けされていて2ドルぐらいだっただろうか.
それでも恐らく年内に使い切ることは
ないだろう.
続いては,ターメリック.
別名ウコン.
ガラムマサラよりも
こっちのほうが欲しかったかもしれない.
というもの,カレー以外にも
使い道があるから.
ウコンといえば健康食品として有名だ.
別に健康食品として毎日取るつもりもないし
それはどうやらあまり健康によろしくない可能性もあるらしいが
それでも,二日酔い防止として使える.
むしろそのために探していた.
日本でウコンの力を買ってくれば…と
悔やんだけれども,よく考えればカレーにはかかせない
ターメリック.きっとインド食材店にもあるだろうとの
予想は見事にあたったのだった.
まあ,実際にはターメリックという
表記はなく,店員さんにこれってターメリック?
ときいて確かめたのだけれども.
お値段は,安かった.
予想していたよりもずっと安かった.
小瓶サイズのものを買ったのだが
日本で売っているウコンの力1本よりも
安かったといえば,その安さがわかるだろう.
お目当てのスパイスを手に入れたら
あとは用事はない.
少々サモサには心惹かれたけれど
ここは我慢とスパイスだけをもってレジに並んだ.
家に帰り,さっそくキーマカレー作り.
玉ねぎとニンニクを炒め,いい色になったら
豚挽き肉と酒を入れて,さらに炒める.
今回は野菜もたっぷりと使いたかったので
トマトソースを1缶入れ,さらに,水とコンソメ
カレー粉・ターメリックを入れて,煮ていく.
途中で,ベジタブルミックスと
ほうれん草を放りこみ,グツグツとしてきたら,
ソース,ケチャップ,砂糖,醤油などを隠し味でいれていき
味を整えたら,最後にガラムマサラをいれて一煮立ちさせたら完成.
お味はというと,トマトの風味がして
それほどカレーカレーしていない感じ.
香りもカレーの香りはするけれど
通常のカレーに比べれば,やさしいだろうか.
さすがに院生部屋で食べていたら匂いはするけれどね.
まだまだスパイスは残っているし
また気が向いたら作るとしよう.
そして,またヒマがあったら
インド食材店に遊びに行きたいものだ.
次はなにを買おうか?
適当にお菓子でも買ってみようか.
考えただけでワクワクしてきてしまう.
投稿者 カズ : 21:33 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月16日
大根ステーキ
昨日はなんか疲れていた.
階段をのぼっていて,ふと寒いなと
上着の前を閉じようと下を向いた瞬間
フワッと視界がゆれて階段から落ちそうになった.
なんとか手すりにしがみついて
落ちることはなかったのだが,あのときほど
手すりのありがたみを感じたことはないかもしれない.
18時ごろだったのだがその瞬間に
帰ることを決意.
小雨の中,帰っていき
家に着くとどうも眩暈ではないが
フラフラフワフワとしてる.
なんだか風邪をひきそうな雰囲気があったので
これはいけないとまずはご飯を買いに外へ.
料理をする気がまったく起きなかったのだが
なにか食べないとたぶん余計にやられる.
というわけで,シャワルマを買ってきて
モグモグと食べ,シャワーを浴びて
21時にはベッドに潜り込んでいた.
朝7時に起きるまで,2,3回目を覚ました
気がするけれど,基本的にぐっすり.
久々に10時間ほど寝てしまった.
なんだか寝すぎて余計に眠いのだけれども
昨日のだるさはない.
幸いにも体調を崩すことはなかったし
単純に疲れていたのだろうか?
いや,それにしても昨日はやばかった.
さて,昨日は朝はそれほどでもなかったので
毎度のことながらお弁当を作った.
それはどこのサイトか忘れたけど
ネットで遊んでいるときに見つけたレシピで
大根ステーキなるものだ.
先週の頭ぐらいに見つけたのだが,
基本的に買い物は週末.
たぶんこのままでは忘れてしまうと
デスクトップに表示するメモ・スケジュールソフトを使って
大根ステーキと書いておいたほどだ.
で,週末に買い物に行ったときに
買ってきたのだが,七面鳥を食べたりしたら
どんどん遅くなっていってしまった.
このままではまずい.というわけで
昨日の朝作ったというわけだ.
作り方はいたって簡単.
まずは大根を1cmぐらいの厚さに切る.
隠し包丁をいれて,大根を茹でる.
茹でるときは,米のとぎ汁を使って
水から茹でるのがポイントだろう.
竹串が通るぐらいまで茹でるのが
基本なんだろうけれど,残念ながら
竹串はおろか爪楊枝すら持っていない.
なんとなく見た目で茹であがったかな?
と思ったら,そこで引き上げることにした.
次にフライパンにサラダ油をひいて
みじん切りにしたニンニクを炒め
香りを出す.
そこに大根を入れて
焼き色がつくまで両面焼いて
最後にタレをかける.
タレは酒・みりんを大さじ2.
砂糖は大さじ1ぐらい.
醤油とオイスターソースを適当
(あわせて大さじ1ぐらい)いれたもの.
これをかけて,大根に絡めたら
出来上がりというわけだ.
大根の下茹でに少々時間は取られたけれど
それでもお手軽な料理といえよう.
さらにこれがおいしいのだ.
ニンニクの香りがたまらなく
また甘すぎるかな?と思われるタレは
実際のところそれほど甘いとは思わず
ちょうどよかった.
これだけでご飯はいけるし
酒の肴にもなるだろう.
問題は…臭いぐらいか.
院生部屋でさて食べようと
お弁当を広げたら,一気にニンニク臭が部屋に
充満することとなった.
しょうがないと開き直って
食べたわけだけれども,やっぱり
ちょっと迷惑だったかもしれない.
少々反省しつつも,おいしかったので
すべて良し.
これから大根の季節.
また臭いに負けずに
作っていこうと思う.
投稿者 カズ : 20:30 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月13日
七面鳥
朝起きて,ご飯を食べ
なんだか眠いと二度寝をしたら
4時間も寝てしまった.
今日はThanksgiving dayで休日なので
別に大学に行かなければいけないというわけでは
なかったのだが,やりたいこともあった.
が,4時間も寝ると頭がぼけ~として
ここから大学に行こうなんて気力はなくなる.
しょうがないので家でちょっとお勉強をする.
あまり家でやるのは好きではないのだが
大学に行くのが面倒となればしょうがない.
まあ,のんびり休めてよかった3連休だった.
さて,Thanksgiving day(感謝祭)といえば
七面鳥だ.
感謝祭に関しては日本でも多くの人が
知っているのではないだろうか.
アメリカにやってきた人たちが
なれない土地で不作にあえいでいたときに
ネイティブの人たちが彼らを助け,その後
豊作時に入植者がネイティブの人たちを食事に招待したことに
端を発していると思った.
アメリカでとれるものを食べる日で
そのメインともいわれるものが
七面鳥だ.
ちなみにアメリカとカナダ両方の国で
感謝祭という日があるのだが,日にちは違う.
なんで違うかはしらないし
さっぱりとその理由はわからない.
アメリカで始まった習慣のはずなので
アメリカのほうが伝統的な日付なのかもしれないし
アメリカもしくはカナダが商業的な理由で日付をずらしたのかもしれない.
とにかく,七面鳥を食べる日で
家族で過ごす日でもある.
うちの教授も息子のところに行ってくるといってたし
学生も帰省したりしてるのではないだろうか.
まあ,昼寝して外にほとんどでていないので
どれだけ人通りが少ないとか伝えられないのは残念なのだけれども.
で,七面鳥.
七面鳥の中にはStuffing(詰め物)がなされていて
それをオーブンで数時間かけて焼くことになる.
たいてい七面鳥は冷凍でうられているので
その解凍も考えれば,かなりの時間がかかるわけだが
それも一つの楽しみなのだろう.
去年か一昨年か忘れたが,友達の家で食べたときは
七面鳥を焼くのに予想以上に時間がかかり,
結局,それにありつけたのはパーティーも終盤になってからだった.
そうなれば基本僕は酔っ払っているので
あまり味はわからないわけだけれども,
ありたいていにいって,それほど感動するものでもない.
そもそも僕は詰め物が苦手で
あれをおいしいと思ったことがない.
何度か今まで食べる機会があったのだが
詰め物の存在理由とはなんだろう?と毎回毎回思う.
ちなみに詰め物はなんなんだろう?
パンみたいなものだろうか?肉とか野菜ではないと思う.
七面鳥自体はあっさりとしているので
こってりを期待していると大いに裏切られることとなる.
鳥の胸肉よりもあっさりしているといえば
想像がつくかもしれないけれど,僕としてはやはり
脂が少しはあったほうが好きなのであまり好きな部類ではない.
ただカナダではメジャーな食べ物で
スーパーに行けばモモ肉,胸肉だけでなく
ひき肉,ハム,ソーセージと普通に売っている.
もともとカナダ人はモモ肉よりも脂がすくない胸肉を好むようだし
広く受け入れられているのだろう.
で,今日は感謝祭だ.
週末にスーパーに行ったとき,ふとみると
七面鳥のモモ肉が半額になっていた.
…せっかくだしなんか作ってみるか.
七面鳥のモモ肉はこれまた大きいのだが
買ってみてふと思った.
どうやって調理しよう.
無難なのはオーブンで焼いて
その肉汁を使って,グレービーソースを作り
食べることだろう.
だが,オーブンで焼いてといっても
棍棒のごときモモ肉をどれほど焼いたら中まで
火が通るのか?などさっぱりとわからない.
そもそもオーブンを持っていない.
いちおオーブントースターを持っていて
それは温度設定もできるわけだけれども
なんだか焦げてしまいそうだ.
うまいまずいはともかく,焦がして食べられないという
状況は避けたいところ.かといって,もちろん半生状態はいやだ.
悩んだ挙句,オーブンはやめることにした.
まず骨が邪魔なので,肉と骨とにわけることに.
包丁で肉を落としていくのだが
なんだかでかい中心の骨の周辺に細長い骨みたいなものがある.
手で触ってみると,これはちょっと食べられないな
という固さなのだが,それを肉から取り外すのは
なかなか難儀な感じがするので,食べながら外すことにした.
ちょっと大き目の一口大に肉を切ったら
あとはフライパンで焼くだけだ.
焦げないよう,でも生焼けにも気をつけたいので
弱火でお酒を入れて蒸す感じにして焼く.
しばらくしたら,蓋を外し,ジュージューと焼く.
味付けは味醂と醤油の日本風.
ただ七面鳥の淡白な味わいは先にも書いたが
得意ではないので,ふと思いつきマヨネーズとマスタードもたして
醤油マヨネーズ味にした.
付け合せは,パプリカのオーブン焼き.
オーブンで焼いて,蒸して,皮をはげば出来上がりの
お手軽料理なのだが,パプリカの甘さがあってそれだけで
十分においしい.
さっそく食べてみた七面鳥.
おぉ.我ながらけっこうおいしい.
モモ肉ということで淡白だけれども
胸ほどでもない.
さらにそこにマスタードが入ってちょっと
ピリ辛の醤油マヨネーズソース.
ご飯が進む進む.
こうやって食べればなかなか
七面鳥とやらもおいしいではないか.
また半額になったら買ってきてもいいかも.
新たな発見をした感謝祭だった.
投稿者 カズ : 21:39 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月6日
大福
ストライキが終わった.
とある教授にきいたのだが
けっこういい条件で合意に達したそうだ.
ただその教授曰く,
勝ったには勝ったんだけどね….
でも,モラル,特に学生の教授陣に対する評価ってのは
間違いなく失ってしまったよね.
勝ったっていえるのかしら?
とのこと.
まあ,その通りだ.
学生の目は厳しいものがある.
間違いない.
もしこれでクリスマス休暇が短くなったら
今度はこっちがストでも起こす番ではなかろうか?
と思うほどだ.
ストは終わったがその傷跡はまだまだ深い.
さて,昨日は産地偽装ラーメンについて
触れたのだけれども,まだまだ偽装物はあったりする.
それは家の近くにあり,けっこうよく
お世話になっている中華食材店でのこと.
ちなみにそれはまだ中国の牛乳や
日本でのお米の事件が表に出るまえのことだ.
なんか美味そうなものはないかしらん.と
うろついていたら,気になるものがあった.
大福.
この店にはいろんな種類の大福がおかれていて
普通の大福,草餅,ゴマ,紅芋などなどだ.
そのときにはなかったのだが,最近は
マンゴーやタピオカなんてものものも売っている.
どんな米粉が使われているかさっぱりと
わからない今,それらに手を出すのはなんとなく
気が引けるのだが,そのときはそうでもなかった.
なんとなく珍しいから.という理由で
手に取ったのだが,実際には僕が買ったわけではない.
1個ずつバラで売っていれば,一人で買ったのだろうけれど
それは,箱に入って売っていた.
中にどれだけ入っているか記載はなかったけれど
箱の大きさと重さから,普通サイズの大福が
4,5個は入っているだろうと予想できる.
これが草大福ならお茶を片手に
全然問題ないのだが,初めて食べるものを
そんなに大量に入らない.
友達に話をしたら,食べてもいいとのことで
さらには引き取ってくれるとの
ことだったので,買ったのだった.
その代物は,ドリアン大福.
ドリアン.
このインパクトは大きいだろう.
果物の王様と呼ばれるドリアン.
その臭気は強烈で,ホテルなどで
持込みを断られることもあるそうだ.
実際に食べたことはないけれど
強烈な臭いという時点であまり食べたくはない.
が,お菓子ならまだまともではないだろうか?
という考えになったのだ.
これで口に合わなければ,おそらくドリアン自体ダメだろうし
もしおいしければ,臭いを我慢してでも,試してみたくなる.
そのお菓子として,大福を選ぶセンスは
僕自身どうかしていると思うけれど,
しかし,なかなか面白そうではないか.
ドリアンという響きに
戦々恐々としつつも,ワクワク感もあり
箱を開ける.
…
なんだこれ.
メロンと書かれた一口サイズの大福が
入っている大袋がでてきた.
いや.えっ?メロン…?
ドリアンを買ったと思ったらメロンという衝撃.
これが同じメーカーならまだ許せるのだが
なんと違うメーカーなのだ.
箱は明らかな中国産.
中のメロン大福は,日本産.
中国産だと思って買ったら,中身は日本産.
それはむしろ喜んでいいのでは?と思った人は甘い.
なにせ賞味期限はもとよりなにも
わからない代物が入っているのだ.
わかるのはカタカナでメロンとかかれていること.
Made in Japanの表示もあったかしらん?
箱と中が業者からして違うというのは
非常に不気味なわけだけれども,そのメロン大福の
小袋もそれが詰められている大袋にも開けた様子はない.
恐る恐る口にしてみれば…まずっ.
メロンの味なんてなにもしない.
だいたいこんなものは香料を使って
メロンらしさをだすものなのだろうけれど
そんなものすら感じない.
駄菓子っぽいチープな大福を食べている感じがして
一口サイズのそれを一つ食べれば十分すぎるのだ.
20袋ぐらい入っていたけどね.
ドリアンでまずいのはしょうがないと思うわけだけれども
目的とは違うメロンでまずいというのは,もうどうしようもない.
それにしても,いつ中身が入れ替わったのだろうか?
そしてその意図はなんなんだろうか.
箱も開けたような後はなかったんだけどね.
おそろしや食品偽装問題.
とりあえずお腹を壊さなかったのだけでも
幸いといえるのだろうか.
投稿者 カズ : 23:09 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年10月1日
poutine
日本にいたときのこと.
カナダに行く準備をしていたら
あることに気がついた.
スーツケースにつけるネームタグがない.
今まで空港のカウンターで貰ったのを
使いまわしていたのだが
それもそろそろ卒業していいだろう.
ノースウエストのネームタグをつけて
エアカナダに乗るとかなんだか変な気分だ.
そんなわけで,出かけたついでに
ジャスコにいってきた.
閉店時間も近く,旅行用品売り場には
だれもいない.
そもそも普段からそこにどれだけ人がいるのか
わからないのだけれども,だれもいなかった.
ネームタグを見ていると,Kさんと僕を呼ぶ声が.
うん?と顔を上げると,知り合いの人がいた.
ボーイスカウトでお世話になった人.
隊長とか副長とかいう役職についていたか忘れたが
父兄としていたのは間違いない.
うちの親もしっていて,ちょっとした世間話.
で,どっか旅行?ときいてきた.
なので,カナダに留学していて9月1日に出発の旨を伝える.
してみると,なんたる偶然だろうか.
向こうも息子さんの買い物できていたらしいのだが
目的はスーツケースをみにきたとのこと.
スーツケースが必要な理由は,海外留学.
息子さんも夏休みで一時帰国していたらしく
翌日出発だがスーツケースが壊れたので買いにきたとのことだった.
翌日出発でいまスーツケース購入って
ありえるのか?とちょっと思ったのだが
それはまあ,向こうも事情があるのだろう.
上に偶然と書いたのは,知り合いの息子さんが
海外留学していたということだけではない.
なんと行き先がカナダというのだ.
さすがにウィンザーというかオンタリオ州ではなかったのだが
同じ東側のニューブランズウィック州というところ.
ボーイスカウト繋がりの人(息子さんも
ボーイスカウトに入っていた)が同時期に
カナダに留学しているなんて…とびっくりした.
ただ向こうは僕よりも若く
留学も院ではなく学部とのこと.
ボーイスカウトで同じ班になったか記憶にないが
とにかく同じ釜の飯を食った人がカナダに留学中というのは
なんとも嬉しくなってくる.
いつかニューブランズウィックに遊びに行きたいものだ.
さて,大学に行く途中,プーティンを
食べながら歩いている人がいた.
プーティンとはなにかといえば
フライドポテトのチーズ・グレイビーかけ
である.
日本では見たことがないのだが
はたしてあるんだろうか?
そもそもフライドポテトにグレイビーを
かけて食べる習慣はないと思う.
アメリカではどうか知らないが
カナダではポピュラーな食べ物.
なにせこのジャンクフードの王様みたいな食べ物は
カナダ生まれ.
フライドポテトにチーズをのっけて
グレイビーソースをかけるなんていう
酔狂はヨーロッパ人は思いつかないだろう.
こんなカロリーの塊みたいなもの
思いつくのはカナダ人かアメリカ人ぐらいだ.
偏見かもしれないが,きっと
誰もが頭に思い浮かべると思う.
僕はこのプーティンというものが
それほど好きではない.
たいていグレイビーソースが
塩っけが強い場合が多く,しょっぱい.
またフライドポテトは揚げたての
カリッとしたものがおいしいと思うわけで
チーズとグレイビーでヘニョヘニョになったそれは
フライドポテトのよさが消えてしまっていると思う.
が,カナダ生まれだからか,そのたっぷりの
グレイビーにチーズという狂気の組み合わせが
口に合うのかしらないけれど,カナダでは人気があると思う.
で,プーティンを食べながら歩いていたお姉さん.
別にそれはそれで構わないのだけれども
隣を通り過ぎたら,フワッとフライドポテトの香りが
漂ってきた.
そのにおい.
手にはお弁当を持っていたわけだけど
フラフラとつられて,後10mも歩けばつく
Harvey'sというハンバーガーチェーン店に
入ってしまいそうになった.
入ったとして頼むものは
プーティンではなくてフライドポテトなわけだけど
さすがにお弁当があるので,歯を食いしばりながら
目の前を通り過ぎていった.
ちなみに,ウィキペディアで調べてみたら
プーティンと呼ばれる食べ物には2種類あるようだ.
両方ともカナダなわけだけれども
もう1種類のほうは,もうちょっと料理らしい料理.
カナダの太平洋沿岸地域(アカディア)の料理だそうだ.
塩味のケースといわゆるデザート系の2種類があるそうで
これは両方とも食べてみたい.
塩味のほうは,ジャガイモもしくは小麦粉で作った
団子状のものをスープに入れて煮るらしいので
おそらくジャンクフードのプーティンよりは
遥かに健康的でおいしそうである.
甘いほうも悪くはなさそうだ.
悔やむのは過去にいわゆるアカディア地域には
いったことがあるのに,その存在を知らなかったために
挑戦しなかったことだ.
ウィキペディアの説明を読んでると
ニューブランズウィック州がよくでてきている.
上にも書いたけれど,ニューブランズウィック州には行ったことがないし
いつか行ったときにチャレンジしたいと思う.
…その地域ではジャンクフードのほうの
プーティンはなんて呼ぶのだろう?
アカディアのほうのプーティンを食べたくて
注文してフライドポテトがでてきたらショックだ.
う~ん.謎である.
投稿者 カズ : 22:03 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月30日
豚汁
急に寒くなった.
今までは朝晩は冷えたけれど
日中は20度前後の暖かさ.
朝晩は13度前後だったが
寒い!と震え上がるほどでもなかった.
が,今日からだろうか.
雨が降り,朝晩の冷えが冬を予感させる冷えとなった
朝晩は8度前後で日中も14度前後の日が
1週間ぐらい続きそうである.
カレンダーをみれば9月30日.
もうすっかり秋だ.
さて,急に寒くなってきたということで
なにか暖かいものを食べたくなった.
カレーやシチューでもいいのだけれども
なんかちょっと違う.
寒い中食べる…といっても,部屋の中は
暖かいのだけれども,外から冷えて帰ってきて
食べたいものは,欧風ではなくて和風.
味噌汁でもいいが,やはりここは豚汁だろう.
味噌汁とは違いメインにもなるし
ご飯との相性もばっちりだ.
残念なのは,具材が日本ほど豊富ではないということ.
豚汁はいろいろな野菜が具材となり
おそらく各家庭ごとにそれぞれ独自のレシピが存在するだろう.
うちの豚汁は,
豚肉,人参,大根,ゴボウ,油揚げ,ネギで
たしか里芋やコンニャクも入っていた気がする.
芋はジャガイモやサツマイモだったりする
場合もあった気がするけれど,まあ,そんな感じだ.
基本的にどれもカナダで手に入るのだが
常に手に入るとは限らない.
最近はウィンザーの中華食材店で
ゴボウをみかけることもあったのだが
毎日あるわけでもないし,いつ入荷するかなんかもしらない.
里芋も売っていた気がするが
普段買わないので記憶があやしい.
サツマイモはたいして好きでもないのでいらないし,
ジャガイモもあってもなくても構わないので,
どうでもいい.
油揚げは売っていたと思うのだが
これまた毎日売ってるわけではないと思う.
それに油抜きの手間が面倒だ.
コンニャクはどうだろう.
いちお売っていただろうか.
しかし,そのコンニャクも糸こんにゃくを結んだようなやつで
豚汁には入れるものではないだろう.
ゴボウがないのが心底残念なのだが
僕の中で基本となるのは,豚肉,人参,大根,ネギ.
中でも大根があればけっこう満足したりするので
大根たっぷりでさっそく作った.
作り方は基本的に味噌汁と変わらない.
豚肉をいれてアクを取る作業が入るわけだが
たいして難しくも面倒でもない.
野菜が柔らなくなったら,火を止め,
味噌を入れて,再び火にかけて,最後に
ネギをパラッとかければ出来上がりだ.
味噌汁用の器ではなく
いつもカレーなどを食べるときに使う
大き目の皿にいれて,白米を用意して食べる.
最高においしい.
ご飯がどんどん進み
体も温まる.
残念なのはお弁当に持っていくことが
できないという点だろうか.
まあ,明日の朝も夜も豚汁.
この秋・冬は豚汁にはまりそうな
そんな雰囲気が漂っている.
投稿者 カズ : 22:38 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月29日
カレー
まだまだ続くストライキ.
先週で決着がつくと思っていたのだが
その予想は綺麗に外れた.
明日も授業はキャンセルみたいだし
いったいいつまで続くのだろう.
9月中に決着はつくのか?
とふとカレンダーを見てみれば
明日で9月はおしまいだ.
10月に突入するのかしらんね?
てか,そんなに授業を休んで
大丈夫なのだろうか?
明日で2週間なわけで
どれだけ取り戻せるのだろうか.
授業内容を減らすといっても
限界はあるだろうしね.
ストライキが終わらないと
授業再開計画とか立てれないのだろうけれど
さっぱりとわからないのも学生にとっては不安だ.
いい加減になんとかならないものだろうか.
さて,この前のこと.
スーパーに買い物に行き,ついでに
料理を作るのが面倒だったので,帰りがけに
中華料理屋さんに寄った.
その店は家から遠いのが難点なのだが
味はけっこうおいしい.
どっちかといえば日本に近い味付けで,
家の近くにあれば,頻繁に通っていたと思われるだけに
実におしい存在なのだ.
なにを頼もうかとメニューに目を通すのだが
あれもこれもおいしそうで,なかなか決まらない.
悩みだすと5分も10分も平気で悩んでいられるのだが
レストランのメニューを決めるだけでそんなに
時間をかけるわけにはいかない.
う~んともう1度メニューを目を落とすと
あるものが見つかった.
カレー.
カレーといえばインド.
ただしインド料理のカレーは僕はあまり好きではない.
スパイスは素晴らしいのだが
なにか一味二味足りなくて,それはきっと
出汁ではないかと予想しているのだが
とにかくあまり好きではない.
タイ式カレーのほうが好きだ.
しかし,なによりもすきなのが
日本式カレー.
インドからイギリス経由で日本に伝わってきたカレー.
ご飯が不味いと有名なイギリスから
やってきて,よくぞここまでの存在になったと
感心するのだが,カレーの無難にして不変のおいしさは
言及するまでもないだろう.
ただこの店は中華料理屋だ.
はたして中華料理のカレーが
インドから来たのか,イギリス経由で来たのか
はたまたタイか日本か,気になるところではないか.
そうと決まれば話は早い.
カレーに目を通し少々悩んだのだが,
カレービーフを注文した.
家に持ち帰り,ご飯を用意して
さっそく蓋を開ける.
…カレー?
カレーといえばその独特な香りが
頭に思い浮かぶのだが,あまりしない.
あれ?と思うも,そのまま具のチェック.
具は牛肉にピーマン,パプリカ,玉ねぎ.
フムフムこれが中華風なのかとたべていると
ジャガイモらしきものを発見した.
おぉ.ジャガイモまで.と口に入れて
思わず渋い顔になった.
いや渋いというか甘かったわけだが
その正体は,パイナップル.
しかもけっこう入ってやがる
煮込まれたパイナップルは,見た感じ
煮崩れたジャガイモと変わらないのだが
味は完全に異なる.
ジャガイモと思ったものがジューシーな
パイナップルだったときの衝撃はとてつもない.
というか,そもそも僕は
料理にパイナップルはいらない派だ.
パイナップルなぞそのまま食べるのが一番.
ピザや酢豚に入っているのでも嫌悪感を抱くのに
それがカレー.
しかも,隠し味とかではなく
完全に具の一つして入っている.
こんなもんいれるなら人参でも代わりに
いれやがれってもんだ.
ピーマンとパプリカは構わないし,
ザクッと切られている玉ねぎもこの際
我慢しよう.
本当は飴色まで炒めて欲しかったが
もしかしたら中国では玉ねぎは軽く炒めるだけかもしれない.
しかしなぜパイナップル….
ちなみにそれほどカレーらしくはなかった.
上にも書いたがカレーの香りがわずかにするぐらい.
味付けとしては,パイナップル効果かしらないが
かなり甘え目の味付けで,カレーの風味がするぐらい.
カレーというよりは,カレー風味の
なにか別のものといったところだろう.
インド式でもなくタイ式でもなく和式でもない
それはまさに中華式なのかもしれない.
もしくはこの店オリジナルで
別の店でカレーを頼めば,また違う感じで
提供するのかもしれない.
しかし,あの大量のパイナップルに
僕はすっかり意気消沈してしまった.
おそらく二度と中華料理屋で
カレーを頼むことはないだろう.
やっぱりカレーは自分で作るのが一番だ.
投稿者 カズ : 22:25 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月26日
青椒肉絲
食の問題がいろいろ問題になっている.
日本ではお米.中国では牛乳.
焼酎のメーカーを確かめ
今のところ大丈夫かなと思っていたら,
中国の汚染粉ミルク問題がけっこう現実的な問題としてそこにあった.
それは,中国ロッテ製「コアラのマーチ」からもメラミン
というニュース.
たしか近くの中華系食材店でコアラのマーチは売ってたぞ.
パッケージは中国語も書かれてたし
恐らくというかほぼ間違いなく中国製だろう.
それが問題の中国ロッテ食品(北京)の
製品かどうかは知らない.
店で見てきてもいいが,こんな夜中に店は開いてないし
そもそもどうせ見かけても買わないだろうから
わざわざ見に行くとのは馬鹿げている.
幸いにも僕はコアラのマーチはそれほど
好きでもない.
店で売っているのを初めてみたときは
ちょっとテンションが上がったが
手に取ることはなかったし,日本にいたときから
滅多に食べることはなかった.
まあ,嫌いというわけでもないし
あれば食べるのだけれども,カナダで
わざわざコアラのマーチを僕の机の上においといて
くれるような人はいない.
てか,日本でもいない.
とりあえず中国製品はなるべく買わないようにしてるし
注意はしているのだが,それでも完全になくすのは
難しいというか不可能に近いだろう.
自分が気をつけていても,外食した先が使っていたり
また,けっこう身の回りを見てみれば中国製品があったりする.
対岸の火事と思っていても
実際のところ全然そんなことはない.
生活は便利になっているが
ほんとに便利なのだろうか?
などと小難しいことを考えてしまうのであった.
さて,この間のこと.
チンジャオロースを作ろうかと思った.
といっても,筍を持ってないので
要するにお肉とピーマンの細切り炒めだ.
…ふと思ったのだが,本場の
チンジャオロースには筍が入っているのだろうか.
日本の間隔でいうと,ほぼ間違いなく入ってたと
思うのだが,どうなのだろう.
青椒肉絲
と書くわけで,中国語はよくわからないけれど
想像するに,青椒がピーマンではないだろうか.
肉は,肉.
絲は,糸が二つ.つまり細切りだろう.
と雰囲気で解釈してみるわけだが
おそらくかなり正解に近い解釈ではないだろうか.
してみるならば,筍は入ってない.
てことは,文字通りいくならば,
肉とピーマンを細切りにして炒めれば,
青椒肉絲といえるだろう.
つまり,僕が作ろうと思っていたのは
やはり青椒肉絲である.
筍がないのは寂しいがないのはしょうがない.
ただ,肉とピーマンだけでは寂しいので
人参の細切りを加える.
あとマッシュルームも(これは細切りにはしなかったが).
準備は整ったかのようにみえたが
一つの疑問があった.
青椒肉絲の肉とはなんなんだろう.
僕の記憶では,豚肉であった.
よって豚肉を買ってあった(冷凍の薄切りを
買う前のお話)のだが,ネットで
チンジャオロースと検索すると
けっこう牛肉を使っていたりする.
えぇ?牛肉?
牛肉の青椒肉絲なんて食べたことあったかな?
と思うも,豚肉を買ってあったし
今さら牛肉といわれても困ってしまう.
豚肉をパックからとりだし
…あっ,傷んでる.
パッケージに書かれていた賞味期限の日だったのだが
すでに傷んでいる.
なんてことだ.
といっても,これは僕のミスかもしれない.
思い起こせば,その豚肉を買ったのは
1週間前のこと.
常識的に考えて,豚肉ってものは
冷蔵保存で1週間持つだろうか.
賞味期限がそうなってるからではなくて
もっと普通に考えればよかった.
てか,そもそもカナダの賞味期限を
信じたのが間違いだったか.
と後悔するも後の祭り.
さすがに色,においともに
腐食の感じを漂わせているものを
食べる気は起きない.
かといって,ピーマンと人参は
すでに細切りにしてしまった.
このままでは野菜の細切り炒めに
なってしまうと冷蔵庫をあさってみればでてきた.
ウィンナー.
基本,こっちのウィンナーは
ホットドック用だが,僕の場合,それをきって
焼きそばにいれる.
焼きそば大好き人間なので麺は常にストックはあり
それに伴いたいていウィンナーもある.
ってことで,ウィンナーを肉として採用することに決定.
なんとなく細切りにしてみたくなり
ホットドック用ウィンナーを細切りにしてみた.
野菜と一緒に炒めて,オイスターソースを
かけてみれば,これがおいしい.
具が細長いだけで,よく考えればウィンナーと
ピーマン・人参の炒め物.
不味いわけがないのだが,なんだか不思議な感じがする.
青椒肉絲.
いつか中華レストランで頼んでみたいが
なんだか肉とピーマンの炒め物と考えると
自分で作ればいーじゃんとなって機会がない.
中国人の作る青椒肉絲.
カナダ人向けに多少はアレンジされてるいるだろうが
日本のものよりは中国に近いだろう.
そもそも調味料とか中国製だったりするのか?
…とりあえずしばらくは
本場の青椒肉絲を楽しむことはないだろう.
投稿者 カズ : 22:43 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月22日
ドレッシング
9月に入り,だんだんと涼しくなってきた.
日中は20度前後とTシャツでもいけないことはないのだが
朝晩は10度近くまで冷え込むため,Tシャツでは少々きつい.
9月も半ばを過ぎた今では,けっこう朝の冷え込みを
感じるようになり,ついに暖房を取り出した.
まだまだ温度設定も強さも弱くしてあるけれど
ないと朝に震えることになる.
ただ日中は逆に暑くなるので
冷房をこれまた弱でつける必要がでてくる.
日中は冷房,夜間は暖房.
なんが釈然としないのは気のせいだろうか.
さて,昨日は,友達と買い物に行ったというか
車を持っている友達に買い物に連れてってもらったのだが
そのとき,マックによった.
朝にけっこうがっちり食べていたため
13時過ぎによったのだが,そのときはまだ
それほどお腹が減っていたわけではないので
なにか軽いものを食べようかとメニューを眺める.
う~ん.どうしよう.
と悩んでいたら,目に入ってきたのが
チキンナゲット.
これは別にマックに限ったことではないのだが
たいていの店ででてくるチキンナゲットは
けっこう好きだ.
冷凍で売っているやつも時々買ってきて
オーブンで焼いて食べたりするのだが
その場合は,一番安いナゲットを買うのは避けている.
これは別にナゲットに限ったわけではないけれど
冷凍食品の場合,安いやつはホントにひどい.
安いんだから文句言わずに食えということなのかもしれないが
その味の悪さは,2,3ドル払ってなんとかなるなら
なんとかしたいと思ってしまうレベルではないだろうか.
昔,おぉこれは安いと思って買って
心底後悔したことがあり,それ以来
一番高いもの(といっても,チキンナゲットの高級なんて
たかがしれているが)まではいかなくても
中間ぐらいのものを選ぶようにしている.
やはり食にはある程度余裕をもたせたい
…といって,マックに行ったとなるのは
なんともおかしな話かもしれないが
まあ,マックとはいえば外食だし,マックは1年ぶりぐらい.
前回行ったのがいつか思い出せないのだが
今年は確実に初だ.
去年も行ったか記憶にないし
明確な記憶としてあるのは,去年の春の
オーストラリアまでさかのぼることになる.
子どものころはけっこう好きだったが
今ではそれほど好きでもないし
なにより家から遠い.
大学からもちょっと距離がある.
わざわざ出かけて食べるようなところでもないし
我慢できない!というような日も滅多にない.
1年ぶりぐらいのマック.
なに食べようかと迷って頼んだものは
チキンナゲット.
6ピースで,BBQソースを貰った.
ついでにポテトをサラダに替えてもらう.
さすがにチキンナゲットを頼んで
さらにポテトはきつい.
揚げ物ばっかになるし
なによりカロリーが半端ないだろう.
サラダを頼むと,ドレッシングはどうします?
ときかれた.
サウザンドアイランドがけっこう好きなのだが
マヨネーズを思いっきり使ってるし
ごくたまにしかそれは頼まない.
基本的にイタリアンドレッシングでいく.
マックにも当然のごとくイタリアンはあり
それを貰ったのだが,それが大失敗だった.
たいていどの店で頼んでも
ドレッシングで失敗ということは少ない.
なぜならばドレッシングは個別パッキングになっていて
別にその店オリジナルというわけではなく
メーカーは忘れたが,メーカー品だ.
感動するほどにおいしいわけではないけれど
まずくはない.
無難なおいしさ.
よほどの高級店でない限り,サイドサラダなんて
そんな程度でいいのだが,マックのドレッシングはきつかった.
昔食べたときはそんなんでもなかったと思うのだが
なにせ昔というと1週間とか1ヶ月とかいうレベルではなく
1年とかの単位になるので記憶が怪しくなるわけだけれども
お世辞にもおいしいとはいえないものだった.
なにがいけないかといえば,コショウ.
もちろん普通のドレッシングにもコショウは
欠かせないものなのだが,その量が尋常ではなかった.
味も香りも見た目もコショウ一色.
大量の黒い粒々が目に入ってきて
口に入れれば,サラダの味もたいしてわからない有様.
あれ?イタリアンを頼んだよな?
なんだこのドレッシング?と2回ほど
ドレッシングのパッケージを見直したのはここだけの話.
たまたま外れだったのか,それとも
マックのイタリアンドレッシングはコショウを多めというか
そんな風にしてあるのだろうか.
もう1度ぐらい試してみてもいいと思うけれど
それはきっと来年以降のお話.
そのころにはドレッシングも一新してたりするのだろうか.
はたまたお腹がへっこんで,ポテトをむさぼり食うことが
できるようになっているのだろうか.
後者であることを切に祈りつつ,
生活をしていきたいと思う.
投稿者 カズ : 23:34 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月20日
ネパール料理
さっきメールがきて
月曜日の授業もキャンセルだそうだ.
てことは,おそらくストライキは
続くのだろう.
今週いっぱいで終わると思っていたのだが
どうやらまだまだ時間がかかりそうだ.
はたしてこの間の授業とかどうなるのだろう?
今年から秋学期から冬学期同様に1週間の
study weekができたのだが,そこで補うのだろうか.
学生はえらい迷惑だ.
さて,今日のお昼は友達にご馳走になってきた.
前々から一緒に飲もうといっていたのだが
この夏はお互いのサンプリングなどで
時間がまったくもって合わず,延び延びになっていた.
で,今学期からポスドクの人が一人きたのだが
その人に明日,お昼ご飯を食べようって誘ったから
一緒にどう?と誘われたのだった.
土曜日なら昼間から飲んだって
問題はあるまい.
じゃあ,酒でも持っていくよと二つ返事をして
今日のお昼,友達の家へむかった.
ちなみに持っていったのは
日本酒ではない.
日本酒のアルコール度数は10%ぐらい.
別にそれでも構わないのだけれども
今までの経験からして,度数が高いほうが
喜ばれる.
僕の持っている一番度数の高いものは
ウィスキー.
サントリーオールドウイスキーのプレミアムで
43%のものだ.
サントリーオールドは日本のウィスキーだが
たぶんそれよりも“酒”のほうがいいだろう.
続いてみてみると,40%の芋焼酎が続く.
芋焼酎は何本かあるのだが
これまた疑問.
はたして芋焼酎は好まれるのか?
人によっては好き嫌いが分かれるし
ここはやはり無難に米だろうか.
しかし,芋焼酎しかもってない.
…と棚の中を覗いていたら
見つかった.
泡盛.
30%と低くはないし,味も
それほど悪くもない.
持っているのは,久米島の久米仙と
請福の2本.
久米仙のほうは封をあけてあったので
そっちをもっていくことにした.
友達の家に着くと,いい香りが.
挨拶をしつつ,ポスドクの人が来るまで
適当にキッチンで話をする.
ポスドクの人が来るころには
料理も完成し,まずはリビングで一杯…二杯.
ネパール出身の友達は僕同様に
泡盛は水割りで.
ポスドクの人は,さすがというか
スコットランド出身.
スコッチですらストレートで飲む兵なので
30%の泡盛もストレート.
初めは味見で少しだけ…だったのだが
けっこうみんな気に入ってくれたようだ.
感想は,甘みがあって飲みやすい
とのこと.
ネパール料理をつまみつつ
お酒をのんで話をする.
なんだかまったりしてきたところで,
じゃあ,昼ごはんを食べようか.となった.
…えっ?
いま食べたのはなんだったの?と
ポスドクの人と顔を見合わせつつ
ダイニングへ.
出してくれた料理は基本的に
先ほど食べたネパール料理+ご飯.
おいしかったが,完全にお腹がいっぱいとなった.
作ってくれたのは,メインが鶏肉料理.
味はインド料理のチキンティッカに
似たようなものといえばいいのだろうか.
まず玉ねぎを炒め,鶏肉を投入,
各種スパイスをいれて,水分がなくなるまで
炒め続ければ完成.
基本的にカレー味だ.
野菜料理は,ほうれん草と枝豆の炒め物だった.
これもスパイスが使われていたけれど
それほど強いものではなかった.
友達は,ほうれん草と茄子の炒めはおいしかったけれど
この枝豆はちょっと失敗だったなといっていたけれど
普通においしかった.
ご飯はタイ米のようなパサパサしたお米ではなく
日本のお米に近いようなもの.
食べ方としては,とうもろこしをスープみたいのを
お米にかけて食べる方法.
ディロと呼ばれる食べ方で,
ネパールではごく一般的なご飯の食べ方だそうだ.
とうもろこしのスープといっても
コーンスープのようなスープではなくて
クリーミーさはなく,もっととうもろこしっぽい味.
それほど塩味がきいているわけでもないのだが
なかなかこれがおいしい.
総じて,どの料理もおいしく,
これならネパールでも住んでいけると思った.
ちなみにネパール料理とインド料理の違いだが
基本的に同じだそうだ.
ただインド料理に比べてスパイスをおさえているとのこと.
もちろん辛いものが好きな人は
辛くするのだろうけれど,一般的に
それほどスパイシーではないらしい.
まだまだネパール料理をよく知らないけれど
一番最初に食べた料理がおいしかったのは
幸運といえるだろう.
またなにかトライしてみたいものだ.
どっかにネパール料理レストランがあるのかしらん?
あまりみたことがないのは残念だ.
投稿者 カズ : 22:20 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月12日
冷やし中華
日本にいたときに1度だろうか
冷やし中華を食べた.
夏に1回というのは多くはないけれど
実際のところそれほど少なくない気もする.
ひと夏に何回冷やし中華を食べるか?
なんていうアンケートが存在するかどうかもしらないけれど
二桁いくなんて人はあまりいないのではないだろうか.
夏といえば冷やし中華.
冷やし中華始めましたというのぼりが立てば
夏らしさがいっそう増すというものだけれども
その割にはあまり食べない.
カナダに来ても,素麺食べたいなぁ
と思うことはあっても,冷やし中華食べたいなぁと
切に願うことはない.
…ちなみに素麺は韓国食材店とかにいけば
売ってるので,食べたければ実現するのは
それほど難しいことではなかったりする.
と,なんだかここまで読んだ人は
僕が冷やし中華をあまり好きではないのではないか
と思う人もいるかもしれないが,そうではない.
けっこう好きな部類に入る.
好きな部類に入るのだが,
例えばカレーのように3日連続で冷やし中華が
できるかといえば,おそらくムリだろう.
2日連続でも嫌だ.
素麺やざる蕎麦など他の麺類は続いても構わないし
ラーメンや焼きそばなんかも続いてもいいのだが
冷やし中華はひと夏に2,3回ぐらいがちょうどいい.
そして冷やし中華はどこで食べても
たいして味が変わらない気がする.
なんて書くと暴言かもしれない.
そもそもいわゆる冷やし中華始めましたというのぼりを
出すような中華料理屋さんで,冷やし中華を食べたことが
過去にどれだけあっただろうか.
せいぜい海の家がいいところだろう.
海の家で食べる料理は基本的にそれほどレベルが高くない.
値段と質・量を考えればありたいていにいって
値段が高すぎるわけだけれども,海というシチュエーションに
なんだかおいしい気がしてしまう不思議な空間だ.
あとは家で食べるかもしくは
スーパーなどの惣菜コーナーにあるようなものを
買ってきて食べるか.
どこで食べるにしろたいてい具というものは
決まっていて,錦糸卵・キュウリ・ハム・トマト
ぐらいだろうか.
実家のやつはそこにワカメが加わるが
たいてい最初にあげた4つから外れることはないだろう.
スープはゴマだれだったり醤油ベースだったり.
個人的には醤油ベースのほうが好きだけれども
どっちでも構わないレベルだ.
あとはグチャグチャとかき混ぜて食べる.
たぶんこのへんは好みもあるのだろうが
僕は混ぜてしまったほうが好きだ.
カレーとかは一気に混ぜてしまうことはないのだが
冷やし中華は混ぜてしまう.
あとは一気にすすればいいのだけれども
僕の場合,ここにもう1つ忘れてはいけないものがある.
マヨネーズ.
いつごろからマヨネーズをかけて食べるようになったか
わからないけれど,おそらく物心ついたときから
かけて食べていたのではないか.
それが普通だと思っていたし
たしかスーパーの惣菜コーナーにあった冷やし中華セットにも
マヨネーズの小袋が入っていた気がする.
お好み焼きやたこ焼きにマヨネーズぐらい
僕の中では当たり前だったのだが,カナダに来て
友達と冷やし中華についてふれたときにマヨネーズの話題をしたら
えっ?と不思議がられた.
あれ?普通じゃない?
もしかして,焼きそばにマヨネーズぐらいのレベルか?
と意味のよくわからないレベル分けを自分の中で
勝手にしていたのだが,決定的なものにでくわした.
ちなみに,焼きそばにマヨネーズは
けっこう好きだ.
よく焼きそばをつくるのだが,毎度のこと
マヨネーズの誘惑に負けそうになる.
カロリーが…と踏みとどまることが多いけれど
10回に1回程度は負けてしまい,マヨネーズをかけ
至福の時を味わっている.
閑話休題.
実家で食べた冷やし中華.
マヨネーズない?とお袋にきいたら
なにいってるの?と言われた.
弟もえっ?みたいな顔をしていた.
…あれ?おかしい.
マヨネーズは普通じゃなかったのか.
と考えるならば,僕がマヨネーズをかけていたのは
おそらくばあちゃんの影響か.
ちなみに弟に食べてみろといったら
なかなかいける.と言っていたので
それほど悪いものでもないとは思う.
カロリーは増えるけど.
いったいどれぐらいの人が
マヨネーズをかけて冷やし中華を食べるのか.
もう冷やし中華シーズンは終わりを告げているが
まだ試したことがない人は,来シーズン是非とも
やってみてほしいものだ.
投稿者 カズ : 20:36 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年9月10日
ケンタッキーフライドチキン
KFCの秘伝レシピがお目見えとのことだ.
なんでも秘伝中の秘伝のレシピの守りを強化するために
一時的に移動されるとのことだが,なんでも装甲車を使うとのこと.
やりすぎじゃねーの?と思ってしまうのだが
KFCにとっては神にも等しいものなのだろうと思うと
なんとなく納得もしてしまう.
なんだかマジメにばかばかしい不思議なニュースだ.
と,そんなニュースを見ていたら,
食べたくなったので,KFCにいってきた.
もしかして上記のニュースは新手の広告方法か?
と一瞬思ったが,そんなこともあるまい.考えすぎというものだろう.
日本では年に1度もいっていなかったのだが
自分で唐揚げをつくることがなく,スーパーのお惣菜コーナーに
唐揚げがあるわけでもなく…そもそもお惣菜コーナー?という
レベルなわけだけれども,時々唐揚げが食べたくなると行く.
まあ,KFCのチキンが唐揚げかといえば
そうでもないわけだけれども,それでも
たまに食べればおいしい.
注文する前は4ピースなんて余裕だろう.なんて
思って頼むと,えらい目にあうのは目に見えており,
自分の年も考えるならば,おいしく食べられる限界は
2ピースまでだろう.
店に入り,2ピースのコンボを頼んだのだが
ふとメニューに目をやると,新メニューがあった.
ベジタリアン向けサンドイッチ.
…ベジタリアン向け!?
いやカナダではなんも不思議なことではない.
たいていどこの店にもベジタリアン向けの料理はある.
レストランに限らず,ピザ屋にもあるし
ハンバーガー屋にもある.
スーパーに行けば,ベジタリアン向けのコーナーがあり
そこには,ベジタリアン用のソーセージ・ハンバーグ・ベーコン
その他もろもろ,いろいろ並んでいる.
つまるところKFCにベジタリアン向けの料理がないほうが
おかしいのだ.
まあ,ケンタッキーフライドチキンという商品を
売りにしている店が,なにをベジタリアン向けに出すのか?
という疑問はあるけれど.
がんもどきみたいなものをチキンの代わりに
だすわけにはいくまい.
どうやら僕の前にいたおばちゃんも
疑問に思ったらしく,店員さんに聞いていた.
あのベジタリアンのやつってなに?
あぁ,あれは,クラッシックサンドイッチと
かわらないよ.
ただベジタリアン向けだから,中身は豆腐だけどね.
とのことだ.
なるほど.豆腐か.
きっと厚揚げみたいな感じなんだろう.
いや,もっと鶏肉っぽく作ってあるのかしらん.
疑問は尽きないのだが,ようやくでてきた
ベジタリアン用のメニュー.
ハンバーガーとかピザならば
ベジタリアン向けのやつもたまにはいいな
と思うのだが,なんだかこのKFCのやつには食指が動かない.
きっと油で揚げてあるからカロリーとか
変わらないんだろうなという先入観があるからだろうか.
てか,そもそもベジタリアンの人間が
KFCの扉をくぐるのだろうか?
いったい何を求めて来るのだろう.
そこまでするなら,ベジタリアンをやめても
いいんじゃない?と僕なんかは思ってしまうのだが
彼らに言わせれば,なに言ってるの?意味がわからない.
といった感じになるのだろう.
KFCのベジタリアン向けメニュー.
これがこれからずっとなのか,期間限定なのか.
期間限定なら消える前に一度はチャレンジして
みたいんだけどね.
とりあえず週に2回もKFCに行こうとは思わないので
行くとして来週以降のお話.
店に入り他のメニューの誘惑に勝てるだろうか.
それも問題だ.
投稿者 カズ : 20:15 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年7月3日
ブラジルプリン風味
今部屋にカレンダーが3つある.
1つは自分で買ったもので
後の2つはもらいもの.
貰い物のほうは,Noviで年末年始に
買い物したときに貰ったものである.
せっかく貰ったからととりあえず
部屋に飾ってあるのだけれども
そもそもそれほど広くもない部屋.
自分が買ったカレンダー1つあれば
こと足りる.
とりあえず冷蔵庫と壁に
貰い物のやつをつけてあるのだが
気付いたら5月のままだった.
めくったところで,この先
それら貰い物のカレンダーを使うかといえば
たぶんそんなことはないだろうけれど
気がついてしまったからにはめくっておく.
店などで貰ったカレンダーというのは
いったいどうすればいいんだろう.
使えばいいのだが,使い先がない場合,
とりあえず壁にくっつけとけばいいのだろうか.
捨てるのもなんとなくもったいないし.
なかなかやっかいな存在な気がしなくもない.
さて,今日の夕方.
甘いものが欲しくなり,外に買い物に出かけた.
といっても,OLみたいと富山時代に
揶揄されたこともあるほどの自分.
机を探せば当然のごとくお菓子がでてくる.
特濃ミルクコーヒーキャンディーに
Sour Gummy Buddiesというすっぱいグミ.
さらには,Laura Secord のチョコレート.
これだけあって何が不満なのだ?と
思う人もいるかもしれないが,
チョコレートが,それも日本のチョコレート菓子が
食べたくなってしまったのだ.
幸いにも,というかダイエットを常日頃心がけている
人間には不幸にもといったのほうが正しいのかもしれないが
中華食材店が大学のそばに1軒ある.
上に書いたコーヒー飴もそこで買ったもの.
歩いて10分程度の距離で
気分転換で歩いていくのも悪くない.
思い立ったが吉日というわけで
さっそくお財布をズボンにねじ込み
行ってきた.
さてなにを買おうかと迷っているさまは
まるで小銭を握り締め駄菓子を吟味する
お子様のようだが,現実には駄菓子なんて存在せず
やや高めの日本製お菓子を目の前に,さてどれにしようと
頭を悩ませるおっちゃんである.
たしか前に来たときは
メルティーキッスが売ってたような気がしたが
さすがに7月となると売っていないか.
ポッキーにしようか.
いや,こっちの大福も気になる.
えっ?ドリアン大福!?
…ないない.なにもみてない.
三時のおやつにそんな不可思議なもの.
あるわけがない.
と思いつつ気がついたら…と話が続くと思ったら
大間違いであり,だれがそんなもの買うか.
一つならまだしも,箱に複数個入っている
ようなものは,外した場合,しんどすぎる.
さらに院生部屋で食べるので,
味はともかく,においの問題というのは
かなり大きいわけで,一時的に部屋を追い出されるならまだしも
その嗅いだことがないが,強烈というドリアン臭さが
自分の机にこびりついた場合,悲惨なんてもんじゃない.
一度食べてみたいとは思うけれど
食べるならば,ひどいことをいうようだが
自分の部屋(自分が関係している部屋)以外で.
というわけで,ドリアン大福は華麗にスルーして
大福かポッキーかで迷っていると
なんだか珍しいものが目に入ってきた.
それはポッキーなのだが,
見たことがない箱.
なんだ?と手に取ってみると
期間限定となっていて,お味は
ブラジルプリン味と書かれている.
ブラジルプリン?なんだそれ?
と思い,箱の裏側を見てみるならば
英語とフランス語の成分表示・原材料表示の
シールがペタリと貼られていてよくわからない.
読めた日本語部分は,
ーティング.
ました.
ください.
この言葉だけ.
これだけでは,ブラジルプリンというものが
なんなのかさっぱりとわからない.
予想できるのはブラジルプリンというなにかを
コーティングして,中略,お楽しみください
となるのだろうということだけ.
再び表の絵柄にもどってみるならば
ブラジルプリン味と書かれた真上に
それらしきものの絵がかかれている.
円形で中心に穴が開いており
まるでシフォンケーキみたいな感じ.
プリンみたいなプヨプヨした感じはせず
輪切りにしたバームクーヘンを横たえた
硬い感じを受けたが,それは絵だからしょうがないかもしれないし
ホントに硬いのかもしれない.
とにかくよくわからない.
が,プリンと名がつく以上,それほど
外すことはあるまいと,買ってきて
さっそくおやつとした.
味は…甘い.カラメルの香りが
プリンらしさを出している気がする.
ただカラメルの香ばしい香りというよりは
さらに甘ったるい香りというか,普通のプリンより
甘い感じがしなくもない.
ただ別にそこに文句があるわけでもなく
へ~とか思いつつ手を伸ばしていたら,
あっという間に一袋なくなってしまった.
なんなんだろう.
ブラジルプリン.
ポッキーというお菓子からそのものを
想像するのは,僕には不可能に近かったので
ググってみた.
ふむふむ.
どうやら,コンデスミルク入りの
プリンのことをいうようだ.
ココナッツミルクをいれることもあるらしい.
なるほどね.いわれてみればコンデスミルクの風味
というか甘さが入っていない気がしなくもない
(たぶんココナッツミルクは入ってないと思う)が
それを確かめるには,もう一袋あける必要があり
それは明日のお楽しみとなるわけだ.
ブラジルプリン.
とりあえず甘そうというのだけはわかった.
いつか本物を食べてみたいものだ.
投稿者 カズ : 23:36 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年6月24日
洋梨
今日は,久々に朝起きれなかった.
ここのところ2週間ぐらいだろうか.
装置の関係で,朝5時起きで測定しに
大学に行っていたのだが,疲れがどっと
襲ってきて,布団からでれなかった.
幸いにもいつも夜間測定した人が
今日から数日は測定しないといっていたので
朝やる予定だったの測定を夜にまわせたのだが
う~ん.やっぱり限界がきたか.
とりあえず明日もその人は測定しないと
いっているので,早起きはやめておこうと思う.
さて,ここのところ洋梨にはまっている.
冬の間はけっこうミカンにはまっていたのだが
ここ1,2ヶ月ぐらいだろうか?
お弁当にはほぼ必ず洋梨を
もっていっている.
洋梨にもいろいろ種類があるが
基本どれでもよくて,店にあるおいしそうな
ものを選ぶことにしている.
選ぶときはけっこう慎重で
なるべく傷がついていないものを選び
そしてどこにもぶつけないように
そっと家にもって帰るという念のいれよう.
初めて洋梨を食べたのはいつだっただろうか.
記憶にあるそれは,中学生のころ.
山形に遊びに行ったときに
食べたラ・フランスが人生初の
洋梨といえるだろう.
そのとき食べたラ・フランスは
甘くまろやかで,今まで僕の中にあった
梨というイメージからはかけ離れていたものだった.
おいしいという感想をもって
実家に帰り,スーパーで
母親にねだって買ってもらったこともあったが
正直なところ,それほどおいしいと思わなかった.
何度かラ・フランスに挑戦するたび
こんなんだっけ?と頭の中に?マークが浮かび
そして,いつしか梨はやっぱり日本の梨が一番
という風になっていった.
いま思えば,それは熟していなかった
のだと思う.
熟していない洋梨はお世辞にも
おいしいとは思わないし,それは
カナダに来て,洋梨を頻繁に食べるようになってから
気がついたことだ.
よく熟した洋梨のおいしさは
筆舌にしがたいものがあり,食後の
デザートにぴったりの芳醇な甘さを生み出す.
日本の梨のシャリシャリとした歯ごたえと共に
さっぱりと甘い感じもすきなのだが
なにせここはカナダ.
洋梨のほうが簡単に手に入るのだ.
といっても,日本の梨のようなものは,
実際のところスーパーマーケットで手に入る.
Asian pear と書かれたそれは
洋梨のようなひょうたん型の形はしておらず
日本の梨のような球形をなしている.
味も日本のそれにそっくりなのだが
少々水っぽく,甘さが物足りない.
また値段が洋梨よりも若干高く
さらにたいていの場合,中国産.
中国産がいいかわるいかはさておき
少なくともはるばる中国からやってくるからには
それなりに処置はほどこしているだろうし
それを考えると,なかなか触手が動かないというわけだ.
もし日本のような梨が,アメリカ産かどこかで
洋梨と同等の値段で売られていたら,きっと
洋梨ではなくてそちらを選ぶのだろうけれどね.
洋梨.甘く熟しそれは
飽きることがないのでは?と思えるほどのおいしさだ.
カナダに来てようやく自分の記憶にある
洋梨に出会えた.
それはおそらくただ単純によく熟れたものを
日本で食べていなかっただけなのかもしれないが
それでも,はるばるカナダの地にてそれが
わかっただけでも素敵なことだ.
自分の中で深く眠っていた記憶.
まだまだでてくるかもしれない.
そう思うと,ワクワクしてくる.
投稿者 カズ : 23:26 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年6月22日
ハンバーグ
今日は週末らしい週末だった.
朝起きて,のんびりとご飯を食べ,
お昼頃から大学へ.
2時間ほど測定して帰宅.
昨日果たせなかった
買い物へでかける.
珍しく買いたいものを事前に
頭の中に浮かべてあったので
それらを買う.
…こんな日に限って
別のものが安いのはもう
お約束とでもいうべきか.
チキンハンバーグが食べたいなぁと
おもっていたので,大学へ行く前に
その準備をしておいた.
玉ねぎのみじん切りと茹でキャベツの
みじん切りを作って,冷ましていたのだ.
さらに今日は料理をしようと思っていたので
鶏の炊き込みご飯用に干し椎茸を昨晩から水で戻している.
つまり欲しいのは,鶏肉と鶏のひき肉.
なのだが,お手ごろ価格な牛肉がある.
明日までの賞味期限なのだが,30%オフで
部位はカナダで売ってる中ではかなり
好きなところ.
赤身ではなく脂がけっこうはいっていて
これがおいしいのだ.
とはいえ,3枚入りのそれを買っても
おそらく使い切れないので,泣く泣く諦め
お目当ての鶏肉類を探す.
鶏の炊き込みご飯用の肉は見つかったのだが
鶏ひき肉が見つからない.
どこをどう探してもないので
恐らく品切れ.
さて,ここで問題なのは
ハンバーグをどうするかという点.
すでにみじん切りの具が
冷蔵庫に入っているのでハンバーグを
やめるという案は却下.
牛を使うか,豚を使うか.
はたまた両方買って,合挽きにするか.
しかし,当初考えていた鶏ひき肉のハンバーグとは
ちょっと方向が違ってきてしまう.
う~んと思っていたら,
とあるひき肉が目に入ってきた.
日本ではほとんど見かけることがないものなのだが
カナダではけっこう一般的.
時にはかなり重要な存在になるそれは
七面鳥(ターキー).
ターキーは鶏同様いろんな部位が売られていて
ハムやソーセージなどの加工品にもなっている.
僕はというと,あっさりとしすぎていて
あまり好きではないのだが,この場合
牛や豚よりも選択肢の可能性としては高い.
高いというかそれが一番だろう.
同じ鳥類だし.
初めてターキーを使ったハンバーグを
作ることになるのだが,ちょうど試してみたかったことも
あるので,それを使ってハンバーグを作ることにした.
まずは塩を入れてよくこねて
牛乳・卵・キャベツ・玉ねぎ・
ショウガの絞り汁・ニンニク,そしてこれまた
みじん切りにしておいた人参をいれる.
さらに,ここで試してみたかったことの出番.
それはあっさりしすぎている
ターキーハンバーグをなんとかして
こってり風味にしたいというところ.
普通ならチーズをいれたりするのだろうが
それはなんとなく普通過ぎておもしろくない.
おもしろくないというか,単純に
チーズがそれほど好きでもないので
ちょっとやりたくない.
ただ合い挽き肉を作るには
牛も豚もない.
で,考えたのだが,ベーコンが
あるので,それを使ってみればいいのでは
ないだろうか?ということ.
ベーコンでまいた料理とかあるし
ベーコンを使うってのはきっと
間違ってない方向性.
ただ巻くってのはけっこう技術が
いる気がするので,巻くのはやめて
他の野菜同様,細切れにしてタネの中に混ぜ込むことにした.
外がこげこげ,中は半生というのは
最悪なので,弱火でじっくりと蓋をしつつ
蒸し焼きのような感じで焼いていく.
途中で一度ひっくりかえし
じっくりと.
最後に火をとめて,5分ほど放置して
肉汁を安定させたら,ハンバーグは出来上がり.
あとはソースを作るのみ.
普段は煮込みハンバーグなので
両方一緒につくるのだが,今回は別々.
とりあえずフライパンに残った肉汁を使うべく,
そこにケチャップとウスターソースをいれる.
さらには隠し味というか隠しでもない量を
いれたのだが,ワインのかわりに
ブランデーをいれた.
このブランデーは一昨年のクリスマスに
我が尊敬する教授から頂いたもので僕を含め誰も飲まない大切に保存してあり
こういったときに出番となる.
味を見つつ,煮詰め,それを
ハンバーグにかけたら出来上がりだ.
食べてみるとこれがおいしい.
ベーコンのスモークフレーバーが
それほど自己主張せずにわずかに香り
パサパサでもなくしつこくもなく
ちょうどいい感じにしあがった.
ちなみに,使った量は,
ターキー450gに対してベーコン3枚.
もう1回作ってもいいなと思えるできあがりだったのだが
一つ失敗した.
それはソースを作るときにいれようと
準備しておいたマッシュルーム.
すでに切っておいてあったのだが
ソース作りに夢中になって
その存在をすっかり忘れてしまった.
気がついたのは,フライパンを
洗おうと手に取ったとき.
もうどうすることもできないので
とりあえず冷蔵庫に保存することにした.
最後の最後で….
まあ,こんなもんだ.
投稿者 カズ : 22:00 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年5月10日
ホタテ
ジョギングを始めて1週間がたった.
最初は筋肉痛でどうなることやと
思ったが,今のところ順調に続いている.
といっても,毎日やってるわけではなくて
当初の予定通り2,3日に1回ぐらいのペース.
距離はだいたい2.5km弱なわけだが
そろそろ3km以上にしても大丈夫な気がしてきた.
全力で走っているわけではないし
ジョギングのペースなら実際のところ
けっこう走れるのではなかろうか.
と思うのだが,なんだかそれは
後悔への第1歩となりそうで
やや怖かったりもする.
まあ,少なくてもこの夏の間.
続けていきたいものだ.
さて,今日はスーパーにお買い物に行ってきた.
なにを食べようかとふらつきながら
考えつつ,わずかばかりの魚コーナーに
きたときだった.
半額シールがくっついた
ホタテを発見.
賞味期限は…今日まで.
切れてないなら問題はない.
というわけで,購入した.
ホタテ.
実際のところカナダでは
そんなにマイナーではないと思う.
マイナーではないというか
けっこうメジャーな部類の
シーフードにあたるのではなかろうか.
中華料理にはたいてい
エビと並んでホタテを使った料理が
メニューにのっている.
さらにはステーキハウスにいけば
サーモンと並んでこれまた
ホタテを使った料理があったりする
…のではなかろうか.
なぜここがそれほど自信がないかといえば
その答えはしごく単純であって,
ステーキハウスなんて年に数えるほどもいかないわけで
そんなメニューなんて記憶にない.
中華料理はホタテを頼むかどうかはおいておいても
けっこう頻繁にいくので,わかるんだけどもね.
ただなぜにホタテがメジャーな部類に
入っているかと思うかといえば,それは
僕の教授によるところが多い.
ステーキハウスに行ったときや
サンプリング先で入ったレストランで
ホタテがある場合,うちの教授はそれを
頼むことが多い.
そして,そのホタテを食べている
姿はけっこう見てるので,ホタテは
メジャーというイメージが出来上がってしまった.
さらには冷凍食品でもあるしね.
パーティーの前菜なんかで使われたりもする.
で,その料理方法だが,中華以外の場合,
けっこう限られているのではなかろうか.
もともとメニューの中でホタテのものなんて
たいてい1種類ぐらいしかないのだが
そのほとんどの場合が,ホタテのベーコン巻き.
ホタテのベーコン巻き.
好きか嫌いかといわれれば
(お酒のつまみとして)けっこう好きな部類に入る.
が,これはホタテ料理なんだろうか.
とも思ってしまう.
けっこうベーコンの味が強くて
ホタテの旨みが消えてしまってる気がする.
メニューに多種多様なホタテ料理があるならまだしも
1種類しかない唯一のホタテ枠を,ベーコン巻きがおさえて
しまっていいものなのだろうか.
これはもう個人的な嗜好に入るかもしれないが
バターソテーとか,炊き込みご飯,シチュー,フライと
ホタテの味で勝負できるものがたくさんあるし
これらはホタテのベーコン巻きに勝るとも劣らないというか
勝っていると思うのだ.
ホタテのベーコン巻きがこれほどまでに
カナダで市民権を得ているのは,やっぱり
ベーコンの力だろうか.
なんだか釈然としない気がしなくもないが
もともとシーフードがそれほどポピュラーではない
カナダではそんなもんかとも思う.
まあ,たまに食べるのなら
おいしいのでたいして文句があるわけでもないのだが.
ちなみに,買ったホタテだが
バターソテーにして食べた.
醤油の香りとバターがたまらない.
あぁ,日本が懐かしいおいしさだ.
投稿者 カズ : 23:34 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年5月6日
シチュー
筋肉痛がやばい.
ジョギングをしたのが
2日前,日曜日のこと.
喜ぶべきことなのかどうかわからないが
2日後ではなくて,昨日の朝,筋肉痛がきた.
太もも周辺がやばい.
さらには,肩こりに腰痛も
襲ってきたからたまらない.
ジョギングは肩こりにいいという
ことをきいたが,これがしんどいのなんの.
おそらく普段あまり使っていない筋肉を使ったからで
慣れてくれば,肩こり解消に繋がると
予想できるわけだが,その予想が外れた場合
とんでもないことになる.
久々にきつい筋肉痛がきたなぁと思いながら
1日過ごし,今朝,目覚めてみれば,やっぱりまだ筋肉痛のまま.
年は取りたくないものだと思いつつ
とりあえず肩周辺は呆れるほど痛かったので
アンメルツを塗りたくって大学にいってきた.
正直な話,まだ足の筋肉痛も治っていなかったので
階段の上り下りもきつかったが,
これはもう普段の運動不足を呪うしかない.
なんとか1日を過ごしたら,
再びジョギングにいってきた.
とりあえず動いておいたほうがいいのではないか?
という考えのもとなのだが,これがけっこう
いい方向にでている気がしなくもない.
走り終えて,一休憩すると
肩こりが,すっと楽になった.
まあ,足は相変わらずしんどいけれど.
さて,先週末のことだが
シチューを作った.
といっても,初めから作ったわけではなく
もちろんシチューのルーを使ってだ.
カレーにしろハヤシライスにしろ
シチューにしろいえることなのだが
ルーを使わないと作れない.
カレーは多種多様なスパイスが必要だが
シチューなんてホワイトソースをバター・小麦粉・牛乳で
作れば簡単だよ.という意見もあるかもしれないが
料理なんて手を抜けるところは抜けばいいわけで
僕はルーで十分に満足するし,失敗することもないだろう.
で,シチューだが,今回作ったのは
クリームシチューだ.
具は,鶏肉と玉ねぎと人参.
ジャガイモはきらしてしまっていて
なかったので,諦めた.
鶏肉を適当な大きさに切って,
玉ねぎ・人参とともに炒め
煮込んでいく.
途中で,ここにカレーのルーを
いれれば,チキンカレーだ
という悪魔の囁きがきこえてきたが
なんとか誘惑に打ち勝つことができ
シチューは完成した.
シチュー.
実家ではそれなりにでてきたメニューだった.
クリームシチュー・ビーフシチューと
両方ともでてきたが,僕は正直な話
両方ともそれほどテンションはあがらなかった.
といっても,それはまだ子どものときの話.
今はどっちでも,作ってもらえるだけでうれしい.
閑話休題.
家でよくでてきたスープ系の料理は
カレーライス,ハヤシライス,クリームシチュー,ビーフシチュー
だろうか.
たまに食べるならば
ハヤシライスが一番好きで
頻繁に食べるならば,カレーライス
というような人間で,シチューが上位にくることはなかった.
まあ,いまでもそれはあまり変わっておらず
よく作るのはカレーとなっている.
もちろんカレーのルーが簡単に手に入る
というか他のものはウィンザーで売っているかどうかも
怪しいぐらいなので,必然的にカレーとなってしまう.
ハヤシライスはたまに無性に食べたくなり
日本から持ってきたルーをつかって,作る.
シチューはごくたまになんとなく食べたくなり
これまた日本から持ってきたルーをつかって,作る.
カレー,ハヤシライスとシチューの間には
大きな壁があるのは明白だろう.
なぜこれほどまでに壁があるのだろうか.
たぶんその差は,ごはんにあると思う.
ハヤシライス,カレーライスともに
ライスという言葉がつくように
ご飯にかけて食べるものだ.
たいして,シチューはクリームシチューにしろ
ビーフシチューにしろ,そこにライスの3文字は存在せず
基本的にご飯とは別に食べるもの.
基本的にと書いたのは,ご飯にかけるのが
好きな人はいるだろうし,実際に僕もシチューを作ると
面倒なのでご飯にかけて食べてしまう.
ご飯にかけたシチューは案外いけるのだけれども
なんだかパンチが足りない気がする.
ご飯との相性が悪いわけでは決してないのだけれど
やっぱりシチューはシチュー.ご飯との相性は
カレーやハヤシには勝てないと思うのだ.
クリームシチューのまろやかなやさしい感じは
それはそれでいいし,ジャガイモやブロッコリーなんかを
いれたときの美味しさはたまらないわけだけれどもね.
普段カレーやハヤシを作るときと同様に
肉と玉ねぎ・人参だけでは,あまりにも
シチューにとって不利な戦いだったかもしれない.
ちなみに,実家ではシチューが
夕飯ででてくるときもお味噌汁はでてきた.
実家ではシチューをご飯にかけて食べていなかったので
シチューとお味噌汁という二つの汁物に
なんだか納得いかずも,両方とも食べていた記憶がある.
シチューと味噌汁.
案外,これがシチューの存在が僕の中で
カレーやハヤシよりちょっと下の理由なのかもしれない.
投稿者 カズ : 23:16 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年4月26日
キーマカレー
お昼頃から突然ネットが
繋がらなくなった.
なんだ?と思うもルーターなどは
地上階にあり,そこには僕はアクセスできないので
なにもできずに,これは悪い夢だと
お昼寝タイム.
3時間ぐらい寝て,起きてみたら
やっぱりネットは接続できなかった.
まあ,世の中そんなもんだ.
(夜に復旧したけれど)
さて,週末といえば料理.
今回は,以前にも使ったことがあるのだが
S&Bの世界の食卓からシリーズ.
料理はキーマカレーでスリランカの家庭料理
とのことだ.
ちなみに,以前にも使ったことがあると
書いたけれど,キーマカレーを使ったわけではない.
そのときに作ったのは,
久々の大失敗料理.ブイヤベース.
あれは別にこの製品が悪いわけではなくて
適当に作った自分がいけないのだろう.
ハーブ系の料理は基本的に苦手なので
恐らくブイヤベースというもの自体
あまり口に合うようなものでもないような
感じがするし.
その点,キーマカレーなら
大丈夫だ.
カレーの一種なので
味もわかるし,自分好みに
アレンジすることもできる.
ようするに普通のカレーみたいなもんだ.
というわけで,ちょっと箱の裏側に
書いてある作り方を変えて作ってみた.
ブイヤベースはこれが失敗の第一歩と
なったわけだが,キーマカレーではそうはいかない.
もちろん作り方を変えるといっても
大幅に変えるわけではないけれどね.
変えたのは材料.
まず合い挽き肉を用意するのは
面倒なので,豚挽き肉だけで.
箱にはひき肉と玉ねぎでつくると
書かれていて,材料を見ても,具は
それだけだ.
なんかこれは寂しい.
人参とか入れたほうが
おいしいんじゃなかろうか.
というわけで,人参を
細かく切って入れてみた.
あとは,マッシュルームもあったので
それも加える.
まずは玉ねぎを弱火でじっくり炒めて
その後,人参.続いて,ひき肉,マッシュルームと
いれていく.
その後は,水と付属のカレーペーストをいれて
煮込んで,さらに,もう1つのカレーペーストを
いれたら,いちおはできあがり.
一口食べてみる.
おぉ.スパイスがきいてる.
普通のカレーよりもコリアンダーが
多めなのだろうか.
香りが強い.
しかも,刺々しい辛さ.
中辛と書かれているが
むしろ大辛の様相.
…これはちょっとしんどい.
ということで,いつもどおりの作業.
ウスターソースにケチャップ,お醤油などを
ちょっとずついれていき,味を整える.
辛さはあるけれど,だいぶ丸くなった.
力強いスパイスの風味は
どうしようもないが,むしろ
それがいつものカレーとはまた一味違った
味としてくれるのでほうっておいた.
白米にたっぷりかけてたべてみれば
これがおいしい.
で,作りながら思ったところ.
これ,ナスやインゲンとかいれて
夏のカレーっぽくしたら,もっとおいしいかもしれない
ということ.
残念ながらそれら2種類は家にないので
今回は諦めたが,次回はゼヒとも
そうやってみたい.
いや,キーマカレーのもとは
もうないけれど,カレー粉はあるし
カレールーもあるので,きっとなんとかなるだろう.
キーマカレー.
…と,しめようと思って一つ気が付いた.
キーマカレーと書いているが
どうも違和感が.
なぜかキーマカレーだけは
キーマカリーのほうがしっくりくる.
カレーはカリーなんて英語読みはせずに
カレーなのだが,キーマカレーだけは
キーマカリーとなってしまう.
なんでだろう.
キーマカリー.キーマカレー.
ふしぎだ.
投稿者 カズ : 21:11 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年4月19日
パプリカ
昨日は朝8時半から
今日は12時から試験監視の仕事があった.
上の時間は試験の開始時間であって
試験監視をする院生は準備等があるので
もう少し早く会場にいなければいけない.
今日は20分前に集合だったけれど
たいてい15分前の集合.
今日みたいな12時集合だったら
たとえ20分前でも11時40分となるので
それほどしんどいことはない.
が,8時半となると15分は8時15分.
これはきつい.
家を8時前にはでなくてはいけないし
テストは通常2-3時間なので,朝食を抜いていくと
けっこうしんどくなってくる.
というわけで,早起きしてきっちりと
朝ごはんを食べていったわけだけれども
今日は今日できつかった.
なにせ土曜日.
土曜日にテストを受ける学生さんもきついけれど
その監視をするこちらもしんどい.
土曜日に時間に間に合うように大学に行き
試験監視の仕事をする.
まあ,お給料を貰っている身にとっては
文句を言ってもしょうがないか.
試験監視の仕事が終わったら
せっかく大学に行ったので月曜にある
マグネ研究室のペーパーディスカッションの準備も
きちんとできて,なんとか終わったのでよしとしよう.
とりあえず,今日で今学期の
試験監視の仕事はおしまい.
いいことだ.
さて,最近はまっているというか
はまりだしたというかそんな食べ物がある.
それほど珍しいものではないというか
スーパーにいけばごく普通に日本でも
手に入るもの.
それは,パプリカ.
赤・黄・オレンジとカラフルな色が
特徴の野菜だ.
実のところ,このパプリカという野菜
もともとそれほど好きではなかった.
実家にいたころは,そんなハイカラな
野菜は食卓にはのぼらなかったし
でてくるのは,緑色のピーマン.
そして,そのピーマンは
多くの子どもがそうであったように
僕自身,苦手な野菜であった.
あの苦味がどうしても好きになれず
例えばピーマンの肉詰めが夕食になれば
中の肉部分だけをほじくりだして食べる始末だ.
そんな苦手なピーマンもいつからか
食べられるようになり,大学生で一人暮らしを
はじめると,自分からスーパーで買ってくるようになった.
これは大きな進歩とよべるだろう.
なにせ決して箸をつけることがなかったものが
いつのまにやら,自分で好んで買ってくるようになったのだから.
ちなみに,同じ苦い食べ物で
ゴーやというものがあるが,
あれはいまだに大の苦手.
恐らく一生おいしいと思うことはないんじゃなかろうか.
閑話休題.
家では食卓にのぼってこなかったパプリカだが
恐らく外食などして口に入れていたことはあっただろう.
あまり記憶が定かではないが
一人暮らしをはじめて,スーパーに行き,
パプリカを手に取ることはあった.
ピーマンを連想させるというかピーマンの色違いの
それは子どものころなら決して口にいれることはなかっただろうが
ピーマンを普通に食べるようになったのならば話はべつ.
購入することもあった.
もちろんカナダに来ても
買うことはあったけれど
それはなんだろう.
ピーマンに比べて栄養価が高いということを
テレビで昔に見て,たまにはパプリカでも食べるかと
良薬口に苦しという気持ちでかっていたところがある.
いや,実際のところ,パプリカよりもピーマンのほうが
苦いわけだけれども….
たまに食べたくなってパプリカを買って
やっぱりピーマンにしておけばよかったと
後悔するパターンだ.
パプリカのなにがダメだったかといえば
その風味.
辛くなく,苦味もなく,むしろ甘みがある
パプリカの風味が苦手だった.
なんていうんだろう.
正確には,パプリカをうまく使いこなせて
なかったのだ.
炒め物に投入してみても
なんだか寝ぼけた感じ.
ピーマンの感覚でいつも使ってしまい,
そのためにうまく味がまとまらなくて
パプリカなんて…とそんな感じになっていたのだ.
だがしかし,ここカナダでは
けっこうパプリカをいろんな料理で
見かけたりする.
例えば,ピザにのっていたり
あとはチキンの付け合せになってたり
バーベキューででてきたり.
そして,ありたいていにいって
それらはおいしかった.
そう,おいしかったのだ.
振り返ってみるならば
共通しているのは,シンプルな調理法.
炒めるのではなくて,焼く.
どうやら僕はオーブンで焼いた
パプリカが好きなようだ.
そうとわかれば,あとは
実際に自分でやってみるだけ.
パプリカを買ってきて,
ごく単純に料理をしてみる.
つまり,適当な大きさに割って
種を取り除く.
そしてサラダ油を表面に軽く塗って
それを温めておいたオーブンに投入.
15分から20分ぐらいだろうか.
いい感じに焼けてきたらもう完成である.
別に味付けはいらないだろう.
思えば,パプリカをそのまま
リンゴみたいにかじっている学生を見たことがある.
大学構内で,パプリカをかじりながら
歩いている女性をみたときは
マジかよ.と驚いたものだ.
サラダに生でパプリカが入っていても驚かないが
パプリカそのものを手にもち,かじりながら
歩いているのは今までの人生で想像すらしたことがなかったのだから.
だが思えば,その人は味付けなんてしてないだろうし
そもそもパプリカには甘さと香りがあるわけで
それで十分だろう.
というわけで,口に放りこんでみるならば
これが予想通りおいしい.
オーブンで焼いただけだが,これだけで
十分にいける.
まあ,ご飯のおかずにはならない気がするが
野菜を取るという意味では問題ない.
つまり,肉を別に用意しておいて
このパプリカのオーブン焼きを付けあわせと
すればいいわけだ.
ただ一つわかったことがある.
皮はむいたほうがおいしいのではなかろうか.
別に食べれるし,実際面倒で
そのまま食べてしまったが,おそらく
向いたほうが食べやすい.
なんていうんだろう.
トマトみたいなものだろうか.
生で食べても気にはならないし
炒めたときもそれほどきにはならなかった.
だが,オーブンでじっくり焼くと
これがなんとも気になる存在になり
おそらく手間を惜しまずに皮をむけば
至高の存在となるだろう.
パプリカ中毒.
まだ始まったばかりだがいったい
どれぐらい続くのだろうか.
とりあえず,明日スーパーにいったら
買ってくるのは間違いなさそうだ.
投稿者 カズ : 23:36 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年4月16日
肉団子
朝から肉団子を作ってしまった.
牛肉に電子レンジでチンした玉ねぎと
キャベツを放りこみ,卵をおとし,こねる.
って,正直な話,前回作ったハンバーグと
たいしてかわってないわけだけれども
今回は,大きさをかえて,肉団子サイズ.
そして,前回と異なる点がもう一つあって
それは今回は牛肉100%だということ.
豚挽き肉がなかったので,合い挽きに
することができず,牛肉100%になってしまった.
牛肉100%.
これはカナダでは一般的だろう.
ハンバーガーの場合,ほぼ間違いなく
パティは牛肉100%ではないだろうか.
ハンバーグはというと,ハンバーグという
料理をみかけた記憶がないので,なんともいえないが
恐らくカナダでは牛肉100%ででてくるのではないだろうか.
余談だが,ドイツでハンバーグらしきものを
食べた経験があるが,Wikipediaによれば,
実のところハンバーグの元祖はドイツらしい.
お店で何気なく頼んだ料理(ドイツ語メニューだったので
勘で料理を選ぶことがほとんどだった)がハンバーグだったとき
なんとも拍子抜けしたが,今から思えば,拍子抜けなんてとんでもない.
本場のハンバーグを食べていたのである.
ちなみに味はといえば,かなりおいしかった
記憶がある.
閑話休題.
日本では牛肉100%はむしろあまり一般的ではなく
牛と豚の合い挽き肉が一般的ではないだろうか.
もちろん牛100%を出す店もあるだろうけれど
合い挽き肉のほうがお互いの短所を補い合って
日本人好みのハンバーグとなるのではないだろうか.
もちろん豚を混ぜた場合,しっかりと
焼く必要がある.
思えば,カナダではハンバーガーを頼むと
中がまだ赤かったりすることがあるけれど
牛100%だからまだましなのだろう.
とはいえ,やはり食中毒の危険性を考えると
牛100%だろうが,中までしっかりと焼いたほうがいいんだろうけれど.
これが合い挽き肉となれば
そうはいかないだろう.
まあ,どっちにしろ自分で作る場合は
しっかりと火を通すので,その心配はあまりないのだが.
カナダではハンバーガーを頼めば
牛100%なので,もうそれになれてしまったが
前回,自分で牛と豚の合い挽き肉を自分で作って
食べたハンバーグが忘れていた記憶を読み覚ましてしまった.
全然不味くはないのだけれども,
なんか物足りない牛100%の肉団子.
スーパーでひき肉を買うと,だいたい500gぐらいが
最低の量なので気軽に合い挽きにすることが
できないのが困りどころ.
豚100%か牛100%か.
はたまた鶏100%か.
一番妥協がきくのははたしてなんなのだろう.
研究が必要だ.
投稿者 カズ : 23:37 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年4月7日
煮込みハンバーグ
今週,ラボの期末テストがある.
というわけで,課題の採点に
各種ラボの質問がばんばかくる.
他にもやることがけっこうあって
疲れてしまったので,少々現実逃避を
することにした.
なんでも今日の最高気温は21度まで
あったそうで,そんなポカポカ陽気に
研究室に篭って,勉強なんてやってられない.
こんな日は…ポスター作り.
図をカラーにしていき
配置なんぞを考えていく.
まあ,地質図や他の図を
カラフルにする作業でけっこう時間をとられて
まだまだポスター完成まで遠いのだが
けっこういい気分転換になった.
またヒマをみつけて
気分転換にのんびりと作っていくとするか.
さて,週末は料理の日.
というわけで,昨日は
ハンバーグを作った.
カナダではハンバーグといえば
牛100%だけれども,僕は日本流に
牛と豚の合い挽き肉のほうが好きだったりする.
日本では合い挽き肉が売っていた気がするのだが
カナダでは見たことがない.
まあ,なかったら,自分で混ぜればいいわけで
売ってないからといって,それ自体は問題でもない.
先週末に餃子もどきを作ったときに
残しておいた豚挽き肉を,買ってきた牛挽き肉に
混ぜることにした.
牛挽き3に豚挽き1の割合.
そこに,みじん切りにした
玉ねぎを加える.
フライパンで炒めるのが面倒だったので
電子レンジでチンしておいた.
さらに,玉ねぎだけでは寂しかったので
キャベツのみじん切りも加えることに.
これも同じくレンジでチン.
両方とも粗熱は取っておく.
そこに卵を1つ入れて,牛乳も少々いれ,
塩コショウをしたら,よくこねる.
パン粉は?というと,
残念ながらパン粉なんてものは
もっていない.
代わりに普通のパンでもいいそうなのだが
完全にご飯党なので,パンは常備しておらず
わざわざハンバーグのために食パンを買ってくるのも
バカらしかったので,今回はなしにした.
今回はなしというか,これからも
きっとないだろう.
こねて粘りがでてきたら,整形.
ぽんぽんとキャッチボールのような
感じで,中の空気を抜き,それらしき
形につくっていく.
熱したフライパンにサラダ油をいれて,
両面を焼き色がつくぐらいにざっと焼き,
一旦取り出す.
肉汁が残っているフライパンで
ソース作りだ.
とはいえ,僕にデミグラスソースを作る能力はない.
そもそも家で食べるハンバーグは
基本的に煮込みハンバーグであったわけで
僕もそれにしたがう.
基本ケチャップの煮込みハンバーグだ.
うちのばあちゃんの教えでは
玉ねぎと小麦粉を炒めて
ケチャップを投入とのことだったが
残念ながら,小麦粉はもっていない.
しかし,玉ねぎはあるわけで
玉ねぎとマッシュルームでいくことにした.
玉ねぎを炒めて甘みをだしておくのがポイントだ.
炒めた玉ねぎとマッシュルームに
水,ケチャップをいれて,ウスターソース,
醤油,砂糖,塩コショウで味を整えていく.
だいたい決まったら,あとは
先ほどのハンバーグをいれて,
グツグツと煮込んでいくだけだ.
ここで蓋をして煮込むので
最初ではハンバーグをそれほど
がっちりと焼く必要はないという仕組み.
しばらく弱火で煮込んだら
煮込みハンバーグの完成だ.
シンプルだがおいしい.
白米をお供にガツガツと食べてしまった.
あと3つ.
明日のお弁当も楽しみだ.
投稿者 カズ : 22:45 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年4月5日
おっぱい焼き
今日は春らしい1日だった.
朝晩は2,3度とまだ寒いが
日中は15度前後まで気温があがり
外に出れば,なかなか心地いい感じ.
風がまだやや冷たく感じるところが
なんとも春を感じさせてくれる.
もう4月.
日中は10度以上をキープしてくれると
信じたいが,その期待を裏切ってくれるのが
カナダ.
さてはてどうなるのだろうか.
さて,ポカポカ陽気に誘われて
今日は外出したわけだけれども,
外出といいつつ,その実態は,お買い物.
まあ,そんなもんだ.
ただ今日は天気もよかったこともあり
少々遠出をしてきた.
目的はダウンタウンにある
韓国食料品屋さん.
買い物予定は,干ししいたけと
冷凍のカキだ.
30分ほど歩いてついた店で
少々予定以上の買い物をしてしまったが
それはいつものこと.
気にしてたら始まらない.
帰りには,普通のスーパーにもより
野菜や肉などを買って家路に着いた.
珍しく冷凍のカキを買ってきたわけだけれども
それには理由があって,前々から食べてみたい
料理があったから.
それは,Niftyのデイリーポータル Zで昔あった
記事にでてきた料理.
その名も,おっぱい焼きだ.
もちろん記事のなかにでている
カキのお好み焼きでも全くもって問題ないわけだけれども
なんとなくシンプルなおっぱい焼きにひかれる.
…言い換えれば,お好み焼きを作るのが面倒くさい
というわけだ.
そのおっぱい焼きだが,人生で
まだ口にしたことがなく,その記事でみたのが
最初である.
全くもって食べたことがないものを
作るのはけっこう怖いのだけれども
作り方を見てみれば,けっこう単純.
文中から引用するならば,
“カキとネギを2掴みづつ鉄板に乗っけて、
リズムよくヘラで混ぜながら焼き、
最後に醤油をちょろっと一回しした”
こんだけである.
つまるところ,カキとネギを用意して
味付けは醤油.
記事によるなら,これだけでいい.
単純にして,かなり美味しそう.
これは作らないわけには
いかないでしょうというわけだ.
冷凍のカキを放置していい感じにとけたら
それを炒める.
もちろん鉄板なんてないので
フライパンにサラダ油をちょっとひいて
カキをのっける.
さて,こっからどうしたもんか.
記事に従うならば,ネギをのせるべきなんだろうけれど
僕が用意したネギは,小口切りのネギだ.
なぜに小口切りかといえば,
スーパーでネギを買ってくるのを忘れて
冷凍保存してあったすでに小口切り済みで
代用する予定だったわけだ.
こんなもんそっこうで火が通る.
が,カキにどれぐらい火を通せばいいかわからないし
そのへんの加減がわからない.
わからなければ,適当だ.
ネギを入れる前に,お酒をふりかけて,
少々蒸し焼きに.
火が通ったかな?って感じになったら
ネギを振りかけて,さらに一味唐辛子をいれて辛味をプラス.
最後に,醤油をいれて,ジュワジュワジュワ
となってきたら,出来上がりとなるわけだ.
あとは熱々のうちに
頂くだけ.
白米を用意して食べるならば
これがおいしい.
醤油の香りと味が
カキの美味さを盛り上げる.
というか,すごい.
カキの美味さがたっぷりでたまらない.
調味料もたしかにこれは,少々の醤油で
十分であると実感した.
また機会があったら
作りたいもんだ.
…あっ,でも次はカキお好み焼きか?
投稿者 カズ : 22:51 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年3月28日
ピザ
今日もハム料理.
ナポリタンにしようと思ったが
パスタを茹でるのが面倒だったので
ご飯を使った料理にすることにした.
ハムとご飯.
炒飯か?とちょっと考えたものの
よく考えたら,昨日・一昨日と
炒飯をお弁当にしてもっていっている.
3日連続炒飯はどうかと思うので
ちょっと目先を変える.
…ケチャップ?
ケチャップを使ったご飯の使用法は
チキンライスが真っ先に頭に浮かんでくる.
和の鶏飯(鶏の炊き込みご飯)も好きだけれども
洋のチキンライスもけっこう好きだ.
しかし,あれは鶏の脂の旨みがきいているわけで
ハムの場合,それがないのでは?とも思える.
が,ナポリタンの場合,ハムでもいけるし
パスタがご飯に変わったぐらいで,いきなり
食べられないものに変化することはないだろうと
ケチャップライスを作った.
みじん切りにした玉ねぎと人参,それに
マッシュルームにハムで作ったそれは
けっこうおいしくて成功だったわけだけれども
はたしてなんと呼ぶのだろうか.
チキンライスは,鶏とご飯のケチャップ炒めだ.
これに習うならば,ハムライス.
…なんか違う.
どこからくるかわからないが
僕は少なくても違和感を感じる.
しかし,うまい言い方が思いつかない.
ハム入りケチャップライス.
まあ,こんなところか.
さて,先週の日曜だったか.
いや土曜だったか.
新しい料理に挑戦した.
そもそもの始まりは
金曜日の料理持ち寄り誕生日会.
なにを作ろうかと悩んでいたら
その料理を教えてもらったのだ.
簡単でおいしそうだったので
さっそく試してみてもよかったのだが
自分が作ったことのない料理を
いきなりお披露目するほど腕に自信はない.
が,試してみたい気持ちはある.
ということで,中華食材店に
いったときに,その材料を買ってきたというわけだ.
買ってきたのは
餃子(シュウマイ)の皮.
教えてもらったのは,餃子の皮を使う方法だったが
売っていた餃子の皮より,シュウマイの皮のほうが
見た感じおいしそうだったので,そっちを選んだ.
ちなみに,シュウマイシュウマイといっているが
僕はシュウマイの皮をよくわかっていない.
矛盾しているかもしれないが
それは,僕が買った皮が四角だったことから
シュウマイじゃないの?それ.といわれ
あぁなるほど.餃子は丸かと気が付いたしだいである.
そういえば店に売っていた餃子の皮と書かれたものは
丸かった記憶があるのだが,僕の買ったやつには
漢字で餃子の二文字は付いていなかった.
書かれていた名前は,上海皮.
上海がなんなのか.いや,都市というのはわかるが
はたして料理において上海がなんなのか知る由はないけれど
英語で,Dumpling Wrappers とかかれていていたので
餃子とかシューマイとかその辺に使われるのは間違いないだろう.
してみて,餃子かシューマイかで
大きな違いが生まれるかといえば,
餃子の皮を使って作ったことがないので
断言はできないが,ほとんど差はないと思われる.
つまり,飲茶系の皮ならなんでもいいのではないだろうか.
餃子を作って残った皮でとか,
そんなんで十分であって,僕みたいにもともと
これを作るために買ってくると,大量に残った皮を
どうやって食べきるか頭を悩ませることになる.
と,まだ料理についてふれていなかった.
その教えてもらった料理とは,上に写真であるけれど,
餃子の皮ピザ(面倒なので,以下餃子の皮で統一).
これが,早い安い美味いの三拍子そろった
ものなのである.
準備するものは,餃子の皮と
あとはピザにのせるもの.
僕は,例の900gのハムを切ったものと
玉ねぎを用意した.
あとは,チーズ.
チーズは正直普段食べないので
どれを買っていいのか全くもってわからなかったが
とりあえず,チェダーチーズを買っておいた.
ちょうどスーパーでピザミックスのチーズが
売り切れていたので,イタリアンミックスというけったいな
ものにするか,チェダーにするか,はたまた
モッツァレッラにするか店内をグルグル回りながら
15分ぐらい悩んでしまったのだが,結局
よくわからずなんとなくチェダーを手に取った.
食べた感じ普通だったので
とくに外れを引いたわけではなかったようだ.
閑話休題.
ピザソースがあればそれをつかってもちろんいいわけだけれども
家でピザなんて作ったことがない僕にとって,
わざわざピザソースを買ってくるのは,なんだか敷居が高い.
というわけで,ケチャップで代用.
餃子の皮にケチャップを出して
スプーンでのばす.
のばしていたら,なんだかケチャップだけで
いいのか心配になってきたので,
万能調味料(?)である,マヨネーズの登場.
ケチャップの上に,マヨネーズをだして
それも同様に広げた.
あとは,薄切りにしたハムと玉ねぎを
ちらして,最後にチーズをのっければ
準備完了である.
オーブンにいれて,5分から10分ぐらいだろうか.
こげるのも嫌だったので,それほど高い温度
(300°Fぐらい)にせず,焼いた.
縁がグワッとあがってきて,焼き色がつき
チーズがとろけてきたら,完成.
あとは,アチアチと口に運ぶだけである.
皮がサクサクのパリパリでおいしく
またチーズとハム,玉ねぎがソースと混じって
ピザらしさを演出している.
餃子の皮は小さいので,あまりいろいろ
のせることができないのが残念だけれども
しかし,逆に考えれば,お手軽なオードブル.
好きなものをのせればいいんだし
味も間違いない.
あえていうなら,弱点は
家で作ってどっかに持っていくというのは
なかなか難しいというところだろうか.
重ねて持っていくのはきびしいし
冷めてしまう.
しかし,パーティーの場所で作ることが
できるなら,つまり,オーブンさえあれば
問題なく作れるわけで,それもさほど
大きな問題ではないだろう.
お手軽でおいしい餃子の皮ピザ.
ゼヒともお試しあれ.
投稿者 カズ : 23:41 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年3月25日
ステーキ
日曜日の朝(昼)にカレーを食べた.
夜はイースターディナーに招待されたので
カレー以外のものを食べたわけだけれども
月曜の朝と夜はカレー.
今日の朝もカレー.
あと1食分あり,今日の夜も
カレーといくかと思っていたけれど
なんだか大学からの帰り道
妙に食べる気がなくなってしまった.
口に入れればモグモグと食べるんだろうけれど
やっぱりせっかくならば美味しく食べたい.
というわけで,別のものを食べたわけだけれども
明日の朝はカレーの予定.
…きっといけるはず.
それにしても,昔なら1週間,3食とまでは
いかずとも,1日2食ぐらいならいけたのだが
なんともなまったものだ.
というか,無性にチャーハンが食べたくなってきた.
明日のお弁当は焼きそばでも作ろうかと思っていたが
チャーハンに切り替えだ.
このチャーハン食べたい病.
明日のお昼1食でなんとかおさまるだろうか.
…なんだかまだ続きそうな気がする.
さて,昨日と今日と,お弁当は
ちょっと贅沢だった.
ステーキ.
昨日は,半額で買ってカレーに突っ込んだ
牛肉を切り分けておいたもの.
片面に塩コショウをして,包丁で
パンパンペンと肉をたたいたのち,食べやすい
サイズに切り分ける.
お弁当には箸をもっていっているので
予め切っておかないと,食べにくくなってしまうのだ.
熱したフライパンに放りこんで
お酒を振りかけたら,ちょっと放置.
で,ひっくり返して,また焼く.
お弁当なのでミディアムとか少々怖いが
焼きすぎてしまうのもなんだか残念.
というわけで,いい感じになったら
野菜を入れる.
野菜は玉ねぎとニンニクの芽.
これはオーブンでじっくりと焼いておいたものだ.
オーブンで焼いた玉ねぎは
甘くて美味しいなぁと思っていたので
今回はそんな風にしてみた.
そんなわけで,フライパンにいれたのは
炒めるためではなくて,主に味付けのため.
いい感じにでている肉汁を使わないのは
もったいなさすぎる.
本当はニンニクと醤油でいいんだろうけれど
あいにくニンニクはきらしていたので,
ニンニクが入っている焼肉のタレで代用.
あまりいれると焼肉のタレ一色の味になってしまうので
香り付け程度とあとは醤油も.
ジュージューといわせれば
それで完成.
味はといえば,かなり美味しかった.
肉もそれなりにさしが入っていただけあって
やわらかくジューシー.
味付けも手前味噌だが
ご飯にピッタリのニンニク醤油風味だった.
大満足なステーキ弁当だったわけだが
今日も引き続きステーキとあいまったのだった.
とはいえ,牛肉は使い切ってしまったので
今日は,ハムステーキ.
このハムも安かったのだが
それについては,また明日に続くのであった.
投稿者 カズ : 21:52 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年3月22日
ツナじゃが
今週末はイースター.
昨日(金曜日)は,Good Friday,
明日(日曜日)は,Easter Sunday,
明後日(月曜日)は,Easter Monday
となる.
祝日となっているのは昨日のGood Friday
だけだけれども,たいてい土曜も休みなわけで
金・土・日の3連休となるわけだ.
日本語ならば感謝祭.
キリスト教の人にとっては
かなり重要なものなのだろうけれど
僕にとっては単純なお休み.
上にもリンクを張ったが,感謝祭を英語版のWikipediaでみれば
恐ろしいほどの充実度であって
イースターという存在の大きさがわかる.
イースターといえば
復活を意味する卵,イースターエッグが
有名だ.
あとは,ウサギ.
とりあえず,ウサギをどうにかするのは
困難なわけだけれども,イースターエッグのほうは
やろうと思えばなんとかなる.
とはいえ,装飾を施すのはイースターエッグに限らず
大の苦手なので,卵の形をしたチョコレートを買ってきた.
マーブルチョコの卵版といえばいいだろうか.
なかなかおいしく実はけっこう好きだったりする.
また,日本語のWikipediaによると
“西方教会と東方教会では、伝統的に四旬節および大斎の
期間中禁じられていた肉、乳製品、卵(東方教会では魚肉も)
が復活祭の日に初めて解禁になるため、復活祭の正餐の食卓には
これらの動物性食品が並ぶ。”とのことらしい.
なんという偶然か.
僕の今日の朝食のメニューは,
ハムエッグ.
いつのまにやらイースターを
満喫していたらしい.
さて,昨日は,パーティーがあった.
誕生日会.
今月2人誕生日で来月2人誕生日.
来月は忙しくなるだろうからと
まとめて誕生日会.
もうこの年齢になってくると
別にそれほどテンションがあがるわけでもないが
僕のそのうちの1人に入っていた.
で,その誕生日会.
料理持ち寄り方式だった.
なにを作ろうかと頭を悩ましたのだが
なかなか思いつかない.
みんな日本人学生なので,別に
これはちょっと外国人にはきついかな?
というふうな悩みは起きないのだが,
人それぞれ,いろんな趣味趣向があり
それを全て満たそうとするとほとんど
選択肢がなくなる.
しかも,昨日は,Good Fridayで
軒並みカナダのスーパーはお休みという
悲劇も重なった.
とはいえ,中国食材店はあいていたので
何個か頭にメニューを思い浮かべつつ
そこを訪れる.
…やべぇ.なにもない.
本当は魚の煮付けを作ろうと思っていたのだが
それに適した魚が見当たらない.
いちお冷凍で魚は売っているわけだけど
今まで食べたことがあるかどうかもわからない
魚に手を出すわけにはいかない.
気を落としつつ,家に帰り
あらためて台所を見渡せば
いちお料理はできそう.
ということで,作ったのは
ツナじゃが.
肉じゃがの肉をシーチキンに
変えたものだ.
シーチキン.
こいつがけっこう曲者だ.
カナダで普通に売られているものは
水煮タイプ.
あっさりしていてそっちのほうが
好きという人もいるとは思うが,
僕は油漬けのほうが好きだ.
あっさりしすぎているというか
なんというか.
物足りない.
というわけで,ちょっと今回は奮発.
デトロイトで買ってきた
日本産の油漬けのシーチキンを使用.
やっぱりこっちのほうがおいしい.
まずは鍋にシーチキンの油をいれて
そこにジャガイモ,人参,玉ねぎを放りこみ
炒める.
そして,出汁と醤油,お酒,砂糖
をいれて煮込む.
グツグツとしてきたら,
ツナとみりんをいれて,さらに弱火で
ジャガイモがやわらかくなってくるまで
煮れば,完成.
それほど時間もかからないし
お肉を使ったものとはまた一味違った感じで
これはこれでおいしい.
お世辞も入っているのだろうけれど
けっこう好評だった…と思う.
曰く,主夫の味だそうだ.
ツナじゃが,肉じゃが.
やっぱ日本の味は
ほっとする.
投稿者 カズ : 19:52 | 食べ物 | コメント (2) | -
2008年3月17日
チンゲン菜
今日はSt.Patrick's Day
簡単に言うならば,緑の日.
緑色の服をきて,緑色のビールを飲んで
アイリッシュの音楽に合わせて楽しく
飲みましょうというわけだ.
とりあえず詳しくは明日.
さて,日本にいたときあまり食べなくて
こっちに来てから食べるようになった
食材はけっこうある.
その中の1つにチンゲン菜がある.
日本にいたときもあれば食べたのだが
べつにそれほど好んでいたわけでもない.
スーパーで買うことはなかったし
中華料理で入っていたら,食べるぐらいのものだった.
ウィンザーに来て急に食べるように
なったかといえばそうでもなくて,
やっぱり中華料理であれば食べたぐらい.
ただ近くの叉焼を売っている店で
叉焼のご飯のせを頼むと,つけあわせで
チンゲン菜がのっていて,それはおいしいなぁ
と思っていた.
あの茹でた感じのチンゲン菜いいなぁ
と思っていたのだが,ようやくその謎がとけた.
それは,壇ふみと阿川佐和子の太ったんでないのッ!?
という本を読んでいたときのこと.
阿川佐和子の項目の1つ,カンタンの極み
というところででてきた.
それは芥藍(かいらん)という中国野菜の
調理法を説明していたところで,引用するならば
芥藍は,沸騰したお湯の中へ,塩ひとつまみ,
ショウガのヘタ,サラダ油大さじ二,三杯を落とし
そこへ菜っ葉を入れて,硬めに茹で,お皿に乗せて
カキ油をタラタラッとかけて食べるとおいしいですよ
とのこと.
別にその芥藍である必要はなくて
青菜系ならばだいたい応用はきき
チンゲン菜もその中の一つだ.
チンゲン菜の場合もやっぱり
硬めがよくて,さっとお湯に通すぐらいで十分.
ショウガは別になくてもよくて
沸騰したお湯に,サラダ油をちょこっといれて
塩を入れて,チンゲン菜を放りこむだけでいい.
オイスターソースもいらなくて
わずかな塩味でどんどんたべれる.
阿川佐和子流にいうならば,
キラキラ油でお化粧したぴかぴか青々野菜が
切りなく食べられる.である.
この食べ方を覚えて以来,
チンゲン菜を買うようになったし
阿川佐和子様々.
茹でるときにサラダ油を足すという
単純にしてなかなか思いつかない方法.
お試しあれ.
投稿者 カズ : 22:48 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年3月8日
シンプル
昨日というか一昨日は
けっこうぼけていたのだが
それは昨日書いたこと.
お米を研いで水を入れ忘れるという
生涯ではじめての失敗を犯した.
どうやら一昨日の夜は
けっこう疲れていた…ということに
したいのだが,実は昨日の朝も
ちょっとやってしまっている.
水が入っていない炊飯器を目にし
しょうがないので,水を入れて
ご飯を炊いた.
朝ごはんを食べて,後片付けをし
その後やることは,歯を磨いたり
といった朝の支度だ.
いつもどおりの手馴れた作業.
ヒゲをそって,電気カミソリを洗って
アフターシェイブローションを手に取る.
手に取る.
なにかおかしい.
目を凝らすまでもなく,手に握られていたのは
整髪料のジェルだった.
…いや.まだギリギリセーフ.
顔に塗る前というか,その前の段階で
気付いたのだから.
なんか持った感じがおかしい
そこで気が付くというのは重要であって
こんくらいよく…はないけど,たまにあること.
少なくても生まれて初めてという
わけではなかったので,それほど大きな
ショックはなかった.
まあ,もちろん間違えたのは事実であって
凹んだけれど.
さて,最近というかカナダに来て
食べたいなぁと時々無性に思うものがあった.
日本ではごく一般的で,カナダだろうが
作ろうと思えば,どこの国でもたいていは
作れるはずのもの.
が,作ってもそれを食べることができるか
どうかというのは別問題であって
正直,日本でも100%大丈夫かといえばそうでもないだろう.
シンプルにして奥深き
その料理の名前は
卵かけご飯.
好き嫌いはともかく
多くの日本人が一度は口に
いれたことがある料理ではないだろうか.
実家でもそれほど頻繁ではないが
時々食べた.
タレは醤油の一択.
トッピングはなし.
これが僕の基本.
旅館などででてくる場合は
小鉢に卵を割りいれて,かき混ぜてから
ご飯にかける形式をとるけれど
普段は,ご飯に穴を開け,そこに卵を割りいれ
醤油をかけてかき混ぜるという方式をとる.
ちなみに小鉢にいれるときも
醤油はご飯に卵をかけてからかけることがおおい.
もちろん醤油は目分量.
テキトーが一番美味しい.
おそらく人それぞれ,
卵かけご飯の食べ方というのが
あると思うわけで,それは
Wikipediaの卵かけご飯の充実振りに
現れているといっても過言ではない.
この卵かけご飯にかける情熱というのは
おそらく外国人には理解できないものだろう.
そもそも生卵を食する時点で
顔をしかめると思う.
生卵は,サルモネラ菌による
食中毒のリスクが伴っていて
これが恐ろしいところである.
生で食べることを想定していない
日本国外では,基本的に
卵かけご飯を食べることは避けたほうが
いいだろうし,事実さけてきた.
が,食べたい.
無性に食べたくなるのが
卵かけご飯だ.
冷蔵庫に卵は入っている.
しかも,オメガ3が含まれている
ちょっと高級な卵だったりする.
これで卵かけご飯を食いてーなぁ
と思うわけだが,なかなか一歩が踏み出せない.
どうしたもんかと思っていたら
一つ閃いた.
よく考えたら,けっこうカナダでは
半熟卵を食べている.
目玉焼きもガチガチになるまで焼くことが
多いかといえばそうでもなく,むしろ
けっこう黄身はとろとろ.
それにこんがり焼いたトーストを
つけて食べるのである.
しかし,半熟の玉子焼きを
ご飯の上にのせるのはやっぱりちょっと違う.
いや,それはそれで美味しいのだが
ちょっと違う.
ってことは,半熟卵か.
…実のところをいうと,半熟卵というのは
けっこう苦手だったりする.
食べるのはすきなのだが,
作るのは苦手.
なにせ殻に包まれたそれを
目で確かめることはできないし
実際にどれぐらいの状況かよくわからない.
固ゆでのむせる感じが大嫌いなので
半熟を目指すのだが,たいてい途中で
心配になってしまい,結局半熟までも
いってない状況がけっこう覆い.
ここでさらに失敗を重ねて
完璧な半熟卵を作れるようになって
それをご飯の上へ.というような根性が
あればいいのだが,残念ながら僕は
そんなものは持ち合わせてない.
その技術を身につける前に
楽にそれをなんとかクリアできないか
と考える人間だ.
なんかないかしらん.と頭をめぐらせて見れば
一つ,思い出した卵料理がある.
ポーチドエッグ.
簡単にして最高.
カナダで2回ほど,オーストラリアで
何回だろう.自分で作ったりもしていたので
けっこう食べたこの料理.
ゆで卵より短時間でかつ
中身がみえるという安心感.
出来上がりは半熟で
ご飯の上にのせれば,卵かけご飯
っぽいものが食べられるはずだ.
そもそもポーチドエッグは僕の経験では
マフィンの上にのせて食べる(Eggs Benedict)ことが多く
つまり,ここではマフィンをご飯に変えた状態.
ポーチドエッグの食べ方としても
それほど間違っていないと断言してしまっても
いいのではないだろうか.
作り方は簡単で,
お湯を沸かし,塩とお酢をいれる.
お酢は白身が拡散するのを防ぐ役割があるそうだ.
別に味付けをするわけでもないので
少量で十分.
卵を静かに落としたら,気合をいれて
箸を動かして,白身が黄身の周りにくるようにする.
白身が固まってきたら,取り出して
本来は布巾で水気をとるようなのだが
そんなものは面倒なので,ご飯の上へ.
お醤油をかけて,グチャグチャと
かき混ぜれば,完成である.
これがうまい.
もともと醤油と黄身の交じり合った
味が好きなので,箸が止まらないのである.
ポーチドエッグもかなりありだなと
思ったのだが,やっぱりこれも
新鮮な卵は必須だろう.
まあ,日本でもサルモネラ菌の
可能性はあるわけだし,もし
当たったら運が悪かったと諦めるしかないか.
ポーチドエッグ.
日本にお住まいの方も
ぜひともトライしてもらいたい.
投稿者 カズ : 22:36 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年3月1日
白菜と豚バラの重ね煮
今の家に引越してきて
楽になったのは,洗濯.
地上の人とシェアしているので
いつでも好きなときとまではいかないが
たいてい使いたいときに洗濯機を使える.
洗濯機はベースメントにないので
地上にいかないといけないが
それでも,コインランドリーまで
わざわざ行かないで済むというのは
非常に大きい.
別にコインランドリーも遠かったわけではないが
それでも,家にあるかそうでないかの
違いは十分になる.
そんな洗濯なわけだが
なんか癖が抜けなくて
結局1週間に1回というペースに
なっている.
量によっては2回まわすこともあるが
それは続けてやってしまうし,
コインランドリー時代から続く
週一ペース.
別に洗濯が嫌いというわけではないんだけどね.
富山時代は乾燥機がなく
また干すことのできるスペースも限られていたので
1,2日に1回,つまりほぼ毎日洗濯をしていたりした.
なんとなく溜めるのが嫌いというか
やはり干す場所そして大量の洗濯物を
畳む面倒くささを考えると,毎日少しずつ
やったほうがマシというわけだ.
が,ウィンザーではそうはいかない.
最初の数週間過ごした寮にしかり
その後,約3年お世話になった家にしかり
コインランドリーだった.
つまり,金がかかる.
富山時代も水代がバカにならなかったのでは?
と疑問を持つ方もいるだろうが,そこは大丈夫.
アパートで共同の洗濯機だったため
共益費に全て含まれていた.
ドアの目の前に洗濯機があったため
ほぼ毎日使えたという次第だ.
そんな使い放題の状況から
一変したカナダ.
毎日コインランドリーに
行く時間もなければ,お金もない.
洗濯機も乾燥機も大きいし
一週間分ぐらいなら余裕でいける.
というわけで,ウィンザーに来てからは
1週間に一回となってしまったわけだ.
現在では新しい家で
コインランドリーに行く必要もなく
もちろん洗濯機・乾燥機の使用に
お金がかかるわけでもないのだが
なにせ時間を考えるとやる気が起きない.
というか,そもそも
平日に洗濯をしよう.という気が
まったくもってなくなってしまった.
やっぱり洗濯・乾燥で
1時間半ぐらいかかるのが
ネックだな.
洗濯して外に干しておくなら
実質,洗濯の30分ぐらいで済む.
乾燥機の中に放りこんで
大学に行ってもいいのだが,
それでは他の人に迷惑だ.
カナダ生活.
このまま周一洗濯生活が
続きそうだ.
さて,昨日は友達の家で鍋をやった.
6人で突いたのだが
けっこうな量.
鍋も余ったが,使わない材料も
でてきてしまった.
そこで,参加した人が
それぞれ持って帰ることに.
僕は,白菜半分を貰ってかえった.
さてさて,白菜.
どうやって食べようかしらん.
と考えていたのだが
なかなか思いつかない.
白菜自体はけっこう好きな野菜で
鍋物には必須.
さらには,漬物にしてもおいしいし
八宝菜みたいな感じで,炒めても
おいしい.
半分に切った白菜なので
あまり放置はしておきたくないし
料理をするならば,週末を利用して
一気に使い切ってしまいたいところ.
鍋続きになるのもどうかと
思ったが,結局煮てしまうことにした.
煮る.
ここまでは決定した.
では,具体的にどうするかという
問題が次にやってくる.
クリームシチューっぽくするか
ポトフっぽくするか.
とにかく半分の白菜を
使い切ってしまいたい.
両方とも白菜はいれるが
白菜がメインかといえば
そうでもない料理.
あれこれと悩んだ末に出した答えは
豚肉と白菜の重ね煮.
これしかあるまい.
そうときまれば善は急げ.
買い物に行って,豚バラスライス(300gぐらい)
を買ってくる.
日本で売っているような
豚バラスライスの厚さではなく
もっと厚いのだが,そこはもうしょうがない.
妥協.
まずは白菜を洗って
芯をとる.
で,横に半分にきって
鍋の底に敷き詰めた.
そこに,一口大に切った
豚バラを乗っけて
さらに白菜を上に乗せる.
この白菜と豚バラの繰り返し.
最後は白菜でかぶせて
と思ったら,予想以上の白菜の量に
すべては入りきらなかった.
まあ,煮えてくればかさも減るし
そこで残りはいえれればいいだろうということで
残りはまな板に残しつつ,調理開始.
白菜から水分がでるからきっと
大丈夫なんだろうけれど,やっぱり
焦げは心配どころ.
焦げた瞬間,料理は台無しになるし
ここは,安全策をとって,お酒と水を
少々加える.
もちろん,よほどの白菜でない限り
白菜から水はでるわけでそんなに
ジャブジャブ入れる必要はないだろう.
さらに塩をパッパと振りかけて
コショウも少々いっておく.
そしたら,蓋を閉めて
あとは最初,中火ぐらいで
煮えてきたら弱火に落として
コトコトと煮ていけばいい.
何回か不安になったので
鍋を時々振ったが,弱火だったこともあり
また白菜から大量の水がでてきたこともあり
焦げ付く心配は無用だった.
煮えてきたら,残りの白菜もいれて
あとはそれが煮えるのを待つばかり.
で,完成となるわけだが
ふと思ったのは,どうやってこれを食べようか.
ということ.
ポン酢や大根おろしといったので
頂いてもいいんだろうけれど,両方とも手元にない.
もちろんそのまま塩味でもいいのだが
なんかご飯のおかずとしては物足りなさを感じる.
どうしたもんかと思いつつ
結局,なにかにつけて食べるのではなく
スープそのものに味付けをすることにした.
まずは出汁.
ヒガシマルのうどんスープを
1袋いれることに.
そこに,醤油と味醂を適当にいれて
塩コショウで味を整える.
…うまい.
やばい.白菜も肉もスープもうまい.
最後に,小口きりのネギを
ドサッと入れれば,完成だ.
白菜はやわらかく味もしっかりしみている.
豚バラは,プリプリなのだがこれまたやわらかく
口に入れるとホロッとくずれていく.
スープは豚の出汁と白菜の甘みが
たっぷり入っていて,これが最高.
一味をパラッとかけて
ちょっと辛味を加えてみれば,
ご飯のおかずにならないわけがない.
簡単だし白菜もたっぷり取れるし
温まるしで,大満足の料理となった.
また春が来る前に
もう1度ぐらいやってもいいかもしれない.
投稿者 カズ : 23:05 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年2月26日
水菜
地下の工作室の一斉整理が
始まっていた.
あぁ.もしかして,これ終わるまで
作業ができませんか?
論文がそろそろ一区切りつきそうだから
試料整形を再開させるかと思っていたのに….
やべー.
もうちょっと早く知らせてほしかった.
さて,デトロイトというかノバイの
ワンワールドマーケットでいろいろ
お買い物をしてきたわけだが,
その中で,見つけた瞬間,カゴに
ほうりこんだものがあった.
それが,今日の写真にもなっているもの.
一見すると単なるサラダだが,
実はかなり贅沢していたりする.
水菜とちりめんじゃこのサラダ.
忘れてはいけない.ここはカナダだ.
まさか水菜が手に入るとは.
(手に入れたのはアメリカだけど).
いつから水菜のとりこになったか
思い出せない.
そもそも水菜というものの
存在を知ったのが,いつかという
問題になってくる.
大学生になるまで
知らなかったのではないか?
少なくても,食卓にあがってくる
ことはなかったし,食べた記憶もない.
恐らく大学生になって,どこぞで
外食したときに,サラダかなんかで
でてきて,おぉこれおいしい.となった
のだろうが,それがいつどこでなにに
入っていたか記憶にない.
水菜のもつシャキシャキとした歯ざわり
とさっぱりとした風味に一撃でやられたのは
たしかだろう.
そんな水菜だがいつのまにか
我が家にも浸透していて,久々に実家に帰ったときは
鍋物にたっぷりの水菜が入っていて,
おどろいたものだ.
わずか数年でメジャーになった
…と思われる,水菜.
サラダでも鍋物でもなんでもあい
シャキシャキといくらでも食べれてしまうわけだが
カナダで見かけたことがない.
ウィンザーではもちろんだが
トロントにもあったかしらん?
見た記憶がない.
そんな水菜が
手に入るとなれば
これは買うしかない.
値段なんて気にしてなんか
いられない.
なにせこのチャンスを逃せば
次はいつ口に入るかわからないのだ.
といっても,べらぼうに
高いわけではなかった.
安くもなかったけど.
さて,水菜は手に入った.
正確には,カゴに入った.
どうやって食べるか.
頭に浮かんできたのは
豚しゃぶと水菜のサラダ.
が,問題がある.
豚しゃぶの部分だ.
豚肉は売っているが
しゃぶしゃぶにするような
薄切り肉はまずない.
中華系で冷凍の肉が
売っているが,実際のところ
割高でしかも,それほどおいしくない.
せっかくの水菜なのに
そこを妥協してもいいのだろうか.
いや,そんなわけがない.
う~んと悩んでいると
もう1つの食品が目に入ってきた.
ちりめんじゃこ.
冷凍コーナーにあり
けっこう乾燥してあるものではなく
生乾きのようなものだった.
これはこれでいい.
ご飯にのせて,醤油をかければ
いうことない美味さ.
…あっ.半分はご飯にのせて,
半分はサラダにすればいいんだ.
この瞬間,全てが解決した.
両方とももちろんお買い上げ.
そして,まずはサラダとなったわけだ.
水菜は適当な大きさに切って
水にさらした後,よく水をきって
お皿へ盛る.
ちりめんじゃこは,生乾きより
カリカリのほうがサラダにはあうので
その準備.
サラダ油とごま油を鍋に入れて
低温でじゃこを炒めていく.
ゆっくりじっくり炒めて
いい感じになったら,お酢と醤油を
いれ,それを水菜の上へ.
彩として,ミニトマトも
乗っければ,完成となるわけだ.
これが,美味い.
たっぷりのカリカリのじゃこに
水菜のシャキシャキ感がたまらない.
お酢と醤油の加減もちょうどよく
まさに至福のサラダ.
水菜.
もっとたくさん食べたいのだが
生鮮食品なので大量に買ってきて
保存というわけにもなかなかいかないだろう.
せめて,普通にそのへんで
買うことができたらいいのに.
じゃこまで売れとはいわないから
せめて水菜だけでも.
はたして,カナダにいる間に,
その願いはかなうのだろうか….
投稿者 カズ : 23:06 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年2月16日
ハヤシライス
買い物に行って
洗濯をしていたら
なんだか1日が終わってしまった.
1日の締めはやはり料理.
何を作ろうかと考えたときに
頭に浮かんできたのは,前回同様
スープ系の料理.
1回作れば,4,5皿分にはなるし
失敗しなければ,これほど楽なことはない.
では,なにを作ろうか?
という問題がでてくる.
とりあえず可能性としてありえないのは
ブイヤベース.
もう2度と作ることはないと思う.
しっかりしたものを
ちょっと食べてみたいとは思うけれど
自分で作れる気がしない.
ブイヤベースがないとするなら
無難にカレーかそれともシチューか.
いちお両方,ルーは持っているので
作ろうと思えばどちらも作れる.
コンソメさえあればできる
ポトフも捨てがたい.
う~んと悩んでいる時ってのは
なかなか実のところ楽しいのだが
いつまでも悩んでいるわけにもいかない.
買い物にいかないと.
というわけで,秘密の食料箱を
ガソゴソとあさりつつ,何にしようと
考えていたら,あるものが目に入ってきた.
ハヤシライス.
…これしかない.
というわけで,ハヤシライスに決定.
いちお分量を見てみると
5皿分らしい.
これはいい感じの量だ.
ハヤシライスに必要な玉ねぎは
買い置きがあるので,牛肉とマッシュルームを買ってきた.
本当は牛肉の薄切りがあればいいのだが
残念なことにそんなものはありゃしない.
いや,正確にはあることはあるのだが
冷凍でお値段高め,しかもたいして美味くない
ときているので,それだったら,自分で
それなりの大きさに切ったほうがマシというわけだ.
カナダの場合,牛肉は赤身のほうが
高いような気がする.
脂肪混じりの部分のほうが安く手に入り
そして,僕はそっちのほうが好きだ.
というわけで,脂肪混じりの買ってきたお肉を
適当な大きさにきっていく.
玉ねぎも薄切りにして
ついでに,人参も適当な大きさにきった.
たぶん正統なハヤシライスには
人参は入っていないだろう.
箱の後ろの作り方にも
玉ねぎと牛肉しか書いてなかったし.
(マッシュルームはお好みでみたいな感じだった).
ただ実家ででてきたハヤシライスには
人参が入っていたし,栄養を考えた場合
そっちのほうがいいと思う.
なにせカレーでもなんでもいいのだが
基本的に一品作ればそれだけ.
サラダなどといった付け合せは面倒で
作らないので,できる限り野菜は鍋の中に
一緒に入れておきたい.
というわけで,人参.
ついでにいうと,
箱の後ろに書いてあった分量は無視した.
牛肉にしろ玉ねぎにしろ
だいたい2倍の量.
いや,明らかに物足りない
ような気がしたんだよね.
5皿分で,玉ねぎ(大)1個.牛肉175gとか.
もしかしたら,ハヤシライスは
具ではなくて,スープのほうを楽しむもので
だから具は少なめなのかもしれないのだが
そんなことはお構いなしだ.
玉ねぎにしろ牛肉にしろ
マッシュルームにしろ,火を通せば
小さくなってしまうし,最初ちょっと多かったかな?
と思えるぐらいが,一番いいと思う.
作り方は簡単で,基本的に
カレーと一緒.
玉ねぎを炒めて,いい感じになったら
マッシュルームと人参を投入.
で,もうちょっと炒めたら
牛肉とお酒を入れて,さらに炒める.
その後,お水を入れて,
アクを取りながら煮込む.
ルーを入れるときは,一度火を落として
しっかりと溶かして,あとは味を整える.
ケチャップやお醤油,赤ワインの代わりに
ブランデーなどを適当にいれつつ,
グツグツとしてきたら完成だ.
ご飯の上にたっぷりとかけて
ハヤシライスのできあがり.
お味はというと,これが美味い.
牛肉が薄切りではないので
ちょっと肉々しい感じがしてしまったが
それでも何一つ問題はない.
ブイヤベースもどきと比べるならば
天と地の差があるできばいだった.
翌日以降の食事も楽しみだし
やっぱりこうでなければいけない.
ブイヤベース.
あれはとりあえず
記憶の奥底に封印しておくことにしよう.
投稿者 カズ : 22:23 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年2月10日
ブイヤベース
久々に家に仕事を持ってきた.
18時時点での気温は-16度.
体感気温は-28度
夜には-19度まで下がるそうだ.
そんなバカみたいに寒い日
しかも日曜日に大学に行くのは
しんどすぎる.
事前に天気予報をみていたこともあり
とりあえず特に資料が要らない
タイピングの仕事を家にもってきたというわけだ.
予想以上にはかどったので
よしとしよう.
さて,今日は日曜日.
時間もあるし,料理をするかと
鍋を取り出した.
作るのは,ブイヤベース.
ちなみにブイヤベースというものが
なにかよくわかっていないのだが,
そこは心配はいらない.
1から作るわけではなく
ブイヤベースのもとを使っての調理だ.
とりあえず,基本である
箱の裏側にのっている作り方をみてみる.
なるほど.
野菜と魚介類をこのブイヤベースのもとと
一緒に煮込むだけか.
すげぇ簡単じゃん.
箱の裏に書かれていた野菜は
玉ねぎとじゃがいも.
…ブイヤベースってこんなもんだっけ?
もっと野菜が入っているイメージがあるのだが
実際にこのイメージがどこからきているのか
よくわからない.
そもそもブイヤベースという料理を
食べたことがあるのか記憶にない.
たぶん食べたことはないので,
野菜がいっぱいというイメージは,
なにかのスープと勘違いしている可能性もある.
とりあえず,箱の写真をみてみれば,
当然といえば当然,
後ろにある作り方っぽく作ってある.
ジャガイモと玉ねぎか.
てか,ジャガイモってのは野菜なのだろうか.
魚介類と野菜でつくるとあるが
野菜って玉ねぎだけ?
ここはちょっともの足りなそう
なので,人参を.
ついでに,野菜ではないが
マッシュルームもいれることにした.
これで,野菜の準備は完了.
再び箱の写真をみてみれば
どーんとある魚介類が非常においしそう.
エビにハマグリ,金目鯛.
もちろんエビは頭もくっついているやつで
ハマグリは殻付き.
食べにくいだけのような気もするが
見た目はおいしそう.
とはいえ,やっぱり面倒というか
わざわざ食べにくくすることもないだろう
ということで,シーフードミックスを買ってきて
それを突っ込むことに.
エビにムール貝.タラにイカ.
問題はないだろう.
箱の作り方にしたがって
作っていく.
野菜とブイヤベースペースト
そして,スパイスセットを一緒に火にかける.
そう.このブイヤベースのもとには
ペーストと一緒にスパイスセットも
ついていた.
そのスパイスは,ローレル
ブラックペッパー,タイム.
これがポイントなのかもしれないが
なんか嫌な予感もする.
というのも,
ハーブ類は大の苦手.
ブラックペッパーはまだしも
ローレルとタイムは不安でしかない.
が,とりあえずセットにはいっていたし
せっかくなので,いれてみた.
グツグツと煮ていけば
…うおっ.
この匂いはダメだ.
これ以上被害を広げないために
ハーブ類をさっさと取り除いた.
してみて,沸騰したら
魚介類をいれて,弱火で煮込むそうだ.
しばらくして,味見をする.
….
無口になる.
そんな味.
恐らくトマトからきていると
思われる酸味が,苦手だ.
味自体もなんの味かよくわからない
というか,ちょっとしょっぱい.
別に塩もなにもまだいれてないのに
これはまずいというか,どうやって
取り戻していいかよくわからない.
いまわかっている問題は,
箱に書いてあったとおり,
4皿分作ってしまったということ.
そして,これでご飯を食べるのは
ちょっとしんどいということ.
普通のブイヤベースというものも
よくわからないので,どうやってブイヤベースに
近づけていくのか,というか,そもそも
ブイヤベースがご飯のおかずになるか
不安がでてきたので,もうやけになり
自分の勘を信ずるままに行動.
結果は,まあ,ブイヤベースかどうかは
おいておいて,食べれるものにはなった.
-3が-1ぐらいにはなった感じだ.
うん.ようするに失敗.
ちゃんとしたお店で一度ブイヤベースを
食べてみたいけれど,なんか
不安も残る.
なんかブイヤベース自体
そんな好きではないような気がしてならない.
すなおにシーフードカレーを
作っておけばよかったと後悔するのだった.
投稿者 カズ : 18:58 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月28日
鶏の心臓・砂肝煮
昨日,友達の誕生日パーティーがあった.
日本人友達のパーティーで,
なにか1品作ってもってきてとのことだった.
さて,これが難しい.
できるなら多くの人が食べることが
できるものがいい.
というわけで,鶏肉以外の獣肉は
まず食べない人達がいるので,
そういった肉っぽいのはなし.
辛いものがダメな人もいるので
ピリ辛系もなし.
…なにがあるんだ?
炊き込みご飯でもつくろうかと
思ったが,ホストの人が,ご飯と味噌汁は
用意するといっていたので,炊き込みご飯も
今回は却下.
う~んと考えつつ
初めに頭に浮かんだ料理は
だし巻き玉子だった.
玉子焼き用のフライパンなんて
持ってきてないというか,富山時代から
そんなものはもっていなかったが
まあ,普通のフライパンでもそんなに問題はないだろう.
出汁はなんとかなるし,よほど失敗しなければ
きっと食べられるものはできる.
とか思っていたのだが,なんとなく
やる気がでてこない.
とりあえずスーパーに行く必要もあるし
行けばなんか思いつくだろうというわけで
買い物にいってきた.
スーパーで最初に遭遇するのは
果物に野菜コーナー.
豆腐を目の前にして
麻婆豆腐?とか思ったが
あれはひき肉料理.
ほかのもののほうがいい.
で,野菜コーナーをみていたら
一つ料理が思い浮かんだ.
浅漬け.
日本から持ってきた食料のなかに
ふじっ子がある.
どれだけふじっ子がメジャーなものか
しらないが,きっとかなりメジャーだと信じたいところ.
ようするに,塩昆布だ.
これとキャベツ,キュウリをもめば
簡単に浅漬けができる.
これかな?と思い,とりあえず
かごの中にキャベツとキュウリを放りこんだ.
続いてくるのは,肉コーナー.
鶏肉を使うのは問題ないので
それでなにかできるか頭をめぐらす.
う~ん.鶏ひき肉でも
使って肉団子?
面倒だなぁ.
とか思いつつ,肉コーナーを
うろついていたら,一つのものが目に入ってきた.
心臓と砂肝のパック.
…これだ.
思い立ったが吉日というもの.
心臓・砂肝パックを早速カゴに放りこむ.
そして,キャベツは使うのでカゴの中に残しておいたが
キュウリを返し,その代わりに生姜をとった.
作るのは,鳥の心臓と砂肝の醤油煮(面倒なので,鶏の肝煮と表記).
苦手な人もいるだろうけれど
ご飯のおかずにも酒の肴にもなるし
間違いない一品.
それに誰かとかぶる心配もない.
まさか鶏の肝煮なんてものを
作ろうなんて考える人がウィンザーに
2人も存在するとは思えないというか
普通に考えて,誕生日パーティー向けの料理でもないしね.
まあ,今回は,誕生日パーティーというか
和食を1品持ち寄るというのに重点をおいたということで
許してもらおうという魂胆だ.
鶏の肝煮は面倒に見えて
実際のところそんなに面倒ではない.
まずは,お湯を沸かして
いちど茹でこぼしをする.
このときに,お湯に少々のお酒と
生姜を一片,入れておいた.
茹でこぼしたら,今度は味付け.
お酒に醤油,砂糖,味醂,
そして生姜の千切りを入れて,煮立てる.
煮立った中に,心臓と砂肝を放りこみ
あとは煮汁がほとんどなくなるまで
煮込むだけである.
ホントは落し蓋があればいいんだろうけれど
そんなハイテクなものは持ち合わせていないので
キッチンペーパーで代用.
弱火でグツグツと煮ていく.
煮汁がほとんどなくなったら完成.
味はというと,正直な話,ちょっと失敗.
醤油を入れすぎてしまったのだが
そのときに思ったのは,酒も増やして
薄めてみるかということ.
が,これはすぐに失敗だと気が付いた.
どうせ煮詰めるんだった….
煮詰まるまで時間が余計にかかるだけで
醤油自体の量は変わってない.
まあ,食べられるレベルというか
ちょっと濃いかなというぐらいだったので
結局,そのままいくことにしたのだった.
好評はといえば,まあまあ
悪くはなかったのではなかろうか.
さて,次があったら
なにを作ろうか.
…手間がかからなくて万人受けする料理.
いっそ冷奴にでもしようかしらん.
投稿者 カズ : 23:53 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月21日
アジのたたき
寒い.
気温は-7度で,体感気温は-15度.
-7度がまだ許せるというわけではないが
とりあえず風だけは勘弁して欲しい.
寒いんじゃなくて,痛い.
風邪気味の頭にガンガンと
打ち付けてくる風がうらめしい.
はやく春にならないもんか.
さて,居酒屋 三平.
アンキモに生牡蠣.
そして,魚のかぶと煮ときて
最後に来るのは,やっぱり海鮮物.
アジのたたき.
やばい.
今でも写真を見ただけで
お腹が減ってくる.
カナダ(アメリカ)で
こんな贅沢していいのかしらん.
メニューにその名前を見つけた瞬間,
やはり上にあげた3品同様,値段を見ずに
注文することを決定した一品である.
ちなみに,値段を見ずにとかいてあるが
実際のところ,べらぼうに高いわけではなかった.
アジのたたき.
駿河湾に面した清水出身の自分が
これに出会ったのはいつのころだろうか.
いや,実際のところ
出会い自体はそれほど遅くない.
親や姉が好きだったこともあり
食卓でそれなりに見かけることがあったが
自分から食べようと思ったことはなかった.
それは生姜が苦手だったのか
それとも青魚があまり得意ではなかったからか
はたまた骨がダメだったのか,どれが定かではないが
得意料理ではなかった.
が,一人暮らしを始めてから
子どものころ,主に骨が面倒という理由から
敬遠していた魚に手を伸ばしていき
いつの間にか魚メインの生活に切り替わっていた.
もちろんその中には青魚も入っているのだが
この骨という問題は完全に克服したかといえばそうでもなく
サンマの塩焼きは今でも苦手.
滅多に手をつけることはない.
この小骨ってのは,たぶんトラウマ
っぽい要素が入っていると思う.
ここで一言いうならば,僕は人生で
骨が喉に引っかかり苦しんだという経験は
ほとんどない.
なぜなら小骨が多そうなものは上に挙げたとおり避けてきたし
鯵とか鯖とかホッケとかを食べ始めるようになってからは
全神経を集中して骨を飲み込まないように気をつけるからだ.
ではなぜかといえば,それは
おそらく周りの環境によるところだろう.
魚を食べる人間が周りに多ければ
その人が小骨が喉に引っかかることもある.
その苦しさを何度も目の辺りにすれば,
子供心にこれは恐ろしいものだと思うのは当然.
喉に引っかからないためには,なにをすれば
いいかといえば,一番簡単な解決方法は
食べなければいいわけで,そこから苦手なものへ
となっていくのだった.
サンマなんて小骨だらけ.
また,例えば,鯵もフライとなってでてくると
骨の場所がよくわからないので,苦手というか
手をつけない料理と変身する.
鯵の開きを焼いたものは大好物なんだけどね.
閑話休題.
アジのたたき.
いつのまにかその美味さに気がつき
すすんで頼むようになってしまった.
青魚を好むようになったってのは
きっと年を取ったって証拠なんだろうが,
青魚の美味さをしってしまった今では
別にそれは悔しくもない.
三平ででてきたアジのたたきは
これもいうまでもなく,美味しかった.
絶妙の美味さ.
ただ,残念なことがあって
これも魚のかぶと煮同様,白飯が
非常に欲しくなるという点.
これを熱々ご飯の上にのっけて,
かきこんだら,不味いわけがない.
なんだ?このご飯が欲しくなる面々.
もっといろいろ食べたいのに.
体がご飯を白米を欲する.
贅沢すぎる欲求をかろうじて抑えつつ
料理に舌鼓を打つのであった.
投稿者 カズ : 21:37 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月18日
魚のかぶと煮
ふかくにも風邪を引いてしまった.
やること大量にあるというか
測定なら多少気分が悪くてもなんとなく
できるのだが,論文は,全くもって進まない.
セミナーもあったことだし
とりあえず大学にいって,セミナーにでて
その後,ちょっと作業を.
この効率の悪さはシャレにならない.
17時にさっさと帰り,
布団に潜り込んだ.
5時間ぐらい寝て,今に至るというわけだ.
さっさと治らないかなぁ.
風邪.
さて,居酒屋 三平.
アンキモでテンションが上がったところで
さらに,テンションが上がるものを発見.
魚のかぶと煮.
…うん?
そのメニューを見た瞬間,
時が止まった.
なになに.
えぇ?
カナダ(アメリカだけど)で
魚のかぶと煮が食べれるの!?
日本にいたときは,よく食べた
というほどでもないが,好きだった.
てか,富山の一般的な店で
かぶと煮なんて見たことなかったし
そこは残念だったのだが,このかぶと煮と
いうやつは,最高に美味い.
記憶にある人生初のかぶと煮は
小学生のとき.
外食で鯛のかぶと煮を食べたのだった.
もちろん自分が頼んだわけではなくて
母親が頼んだやつを分けてもらったのである.
たいして魚が好きではなかった
当時,半ば強引に食べてみなと食べさせられたような
気がするのだが,その美味さに感動した.
その後は,家でも何度か食べたが
やっぱり美味いの一言につきる.
食べるところはそんなに多くはないが
旨みがギュッとしまっていて,それに
醤油の風味があいまって,最高のご飯のお供だ.
そんな魚のかぶと煮.
魚っていう抽象的な書き方が
ちょっと気になるが,実際のところ
そんなもの大した問題ではない.
海外で日本食を食べる場合
あまりハードルを上げるのは危険なのだが
否応にもテンションは上がっていく.
もちろん頼む魚のかぶと煮.
でてきたそれは,美味そう.
すごいいい香り.
一口食べてみれば,まさに
日本で食べたその味.
これはご飯が進む危険な香り.
たくさんいろんなものを食べたいのに
もうこれと白米さえあれば,満足してしまう.
汁をご飯にかけて食べたい.
行儀が悪いとわかっていても
そうしたいジレンマ.
涙をのんでこらえ
他のメニューに挑戦していったのだった.
投稿者 カズ : 23:35 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月16日
居酒屋 三平
今学期のGAの仕事内容が
まだわからない.
もう今週からラボは始まって
いるのに,まだわかってないっ
てのは,どうなのだろう.
とはいえ,さすがにだいたいは
決まっていて,教授が各院生
個人個人に連絡を取って,
ラボをやっている状態.
僕も1人の教授から連絡が
きたので,とりあえず今学期
そのラボは確定.
ほかはしらない.
去年の冬学期は2つラボを持っていたのだが
まさか1つになるとかありえるのだろうか?
もうこのラボは3回目で,2回目の去年より
時間がかかるってことは,ないと思うんだけど.
まあ,どうなるかGAの予定がでてくるまで
わからないので,気をもんでもしょうがないのだが.
とりあえず明日から始まるラボ.
頑張るとしよう.
さて,年末のこと.
デトロイトにお買い物に行ったときに
ついでというか,買い物がメインなのか
こっちがメインなのかよくわからないが
日本料理屋さんにもいってきた.
デトロイトに行く楽しみの一つである.
自分の中ではけっこう好きな店というのが
すでにあるのだが,しかし,まだまだある
日本料理屋さん.
保守的になるのは,なんかもったいない.
というわけで,行ってきたのは
居酒屋 三平というお店.
空港から一番近い日本食レストランで
空港から直行する人も多いときいたときは
正直,たいしたことないだろうなぁと思った.
空港から近いってだけじゃねーの
というのがそのときの率直な感想だ.
が,店の説明だけで決めるのは
どうかと思うわけで,いってみたのだ.
居酒屋っていうのもひかれる.
って,このときは,運転手だったので
飲みではなくて食べるのがメインだったのだが.
少々場所に迷ったが,だいたいこのへんじゃね?
と勘で入ったプラザの一角にあり,上々の滑り出し.
IZAKAYA SANPEI と書かれたお店に入っていった.
カウンター席もあったが,
べつにカウンターに座る理由もないので
案内されるままテーブル席へ.
驚いたのは,喫煙席か禁煙席か聞かれたことだ.
カナダ…はどうかしらないけど,
少なくてもオンタリオ州は,レストランにしろ
バーにしろ店内での禁煙が義務付けられている.
レストランに入って,禁煙席,喫煙席と
選択を迫られる場面は,ゼロなのだ.
この自動的に禁煙席になるというのは
タバコを吸わない人間にとっては,
素敵なシステムで,完全にそれになれてしまった.
余談だが,日本に帰ったとき,
喫煙か禁煙かをきかれたときは
ちょっと違和感を感じたぐらいだ.
で,アメリカはミシガン州.
ここは分煙さえできていればいいのだろうか?
よくわからないが,きっときかれたということは
店内でも吸えるということだろう.
まさか12月の末に,野外で食え
なんてことはないだろうしね.
とりあえず喫煙者の友達にどっちにするか
きいてみたら,病み上がりでタバコは吸ってないからと
禁煙席に決定.
席に着いたら,飲み物を頼んで
さっそくメニューに目を通す.
…この店,すごいぞ.
普通のメニューは,正直,
他の店とあまり代わり映えしないメニュー
なのだが,そのメニューとは別に
本日のお勧めだかなんだか知らないが
紙で渡されたほうが,素晴らしい.
アンキモとかある.
あっ,生牡蠣も.
と見た瞬間,値段とか関係なく
頼むことが決定したものが,今日の写真である.
右から,もずく酢,アンキモ,生牡蠣.
カキフライにしようと思ったのだが,
その数日前に食べ放題の店で揚げ物と寿司を
頼んだら,先に揚げ物がバンバンとでてきて
それでお腹いっぱいになってしまい,たいして
寿司を食べれなかった思い出があったので,生牡蠣を選んだ.
で,これが,大成功.
美味い.
もみじおろしにポン酢だろう.
きっと.
最高.
だが,上には上があって
それはアンキモ.
美味しんぼで学んだ適当知識.
アンキモはフォアグラより美味い.
これは実際に本当ではないか?
と思えるほどの美味さ.
ちなみにフォアグラなんてものは
食べたことがないので,上の文章には?
がついていたりする.
でも,海産物であるアンキモのほうが
濃厚でもそれほどしつこくなく
美味しいような気がする.
もちろんこれは,フォアグラを
口にしたことがなく,これからも
その可能性があまり高くないことからくる
僻みではない.
決して違う.
贅沢は敵だ.
でも,三平での贅沢は素敵….
ということで,アンキモに
すでにノックアウト寸前のお食事は
次回に続くのでった.
投稿者 カズ : 23:32 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月3日
お汁粉
ぼんやりと遊んで飲んでで
三が日が終わっていった.
まあ,こんなもんだろう.
やっぱりここはのんびりと
していきたいところ.
ホントはコタツに入って
ぬくぬくとしていたいんだけどね.
それは贅沢すぎるというものだ.
さて,1月1日.元旦のこと.
昼間は昨晩の残りものを食べ
夕飯は1日遅くなったが
緑のたぬきを食べた.
これで実のところけっこう
お腹いっぱいになっていたのだが
しかし,元旦に餅を食べないというのは
なんとも気持ちが悪い.
でも,どうしよう.
そばで中途半端にお腹いっぱいに
なったんだよな.
雑煮といきたいが
実際のところはいるのか?
と心配になってきた.
う~ん.と考えていたら
思いついた.
お餅を使った甘味.
本来は鏡開きで食べるんだろうけど
まあ,細かいことは気にしない.
ということで,作ったのはお汁粉.
いつか作ろうと思って
小豆も買ってあったのだ.
中華食材店にいけば
すでにパックに入った餡子
しかも,粒餡に漉し餡と2種類も
売っているのだが,正直な話
これらをどうしたらいいのかわからない.
粒餡が好きなので,粒餡のパックを
買えばいいのだが,それをどうするの?
そのままでは餡子.
餡子餅をつくるならいいが
どうやったらお汁粉になるのか.
お湯でもいれたらいいのかしらん.
どのぐらい?
とホントに手探りでやらなければ
ならないし,だいたいパックに入った餡子
というものは,好きではない.
実家では餡子餅をつくるにしても
お汁粉をつくるにしても,豆から似ていたので
餡子といえば小豆を煮るというのが頭のなかに
刷り込まれていたりもするのだ.
というわけで,同じ中華食材店で
小豆そのものも売っていたので
それを買ってきたのであった.
さて,小豆.
たぶん水に一晩つけておくとか
したほうがいいんだろうが,
突発的にお汁粉を食べようと思ったので
それはムリ.
まあ,でも,水につけないからといって
できないわけじゃないので,さっそく
小豆を水から煮ていく.
沸騰したら,アク抜きのために
一旦わいた水を全て捨てて,
再び水から炊いていく.
グツグツとしてきたら
アクを取りつつ,弱火に落とし
あとはやわらかくなるのを待つだけ.
もちろん途中でかき混ぜたり
また,水を足したりするのを
忘れてはいけない.
どのくらいだろう.
2時間ぐらい煮ていただろうか.
ようやく小豆が柔らかくなってきたら
ここでお砂糖の出番.
一度にどかっと入れるのではなく
味を見つつ,いれていく.
さらに,ここで一工夫.
このお汁粉のためだけに
買ってきたお砂糖の出番だ.
カナダにはBulkというお店があるのだが
そこではなんでも量り売りで買うことができる.
お菓子からスープの素,パスタにお米.
なんでもござれだ.
というわけで,そこで買ってきたのが
ブラウンシュガー.
普段は上白糖を使っているのだが
ブラウンシュガーのほうがこういったものには
向いているんじゃないだろうか.
なんていうか.やさしく深い味わいというのか.
ブラウンシュガーを入れると
色がやはり黒っぽくなってしまうが
もともと黒系のお汁粉にはそんな心配はご無用.
とりあえず,ブラウンシュガーをメインに
だが上白糖も混ぜつつ,お汁粉にいれていく.
味をチョビチョビ見つつ,おいおい
けっこう入れるなぁと心配になってきたころ
ようやく好みの甘さになったのでお砂糖はお仕舞い.
これで出来上がりというわけではなく
少々の塩が味を引き締めるのであって
これを忘れてはいけない.
あとはちょっとグツグツとしたら
9割方は完成したといっていいだろう.
最後の1割は,
いうまでもなくお餅.
オーブントースターで焼いた
お餅を2つばかり放りこむ.
出来上がり.
一人用の小さな土鍋を
昔貰ったのでそれで作っていたのだが
なかなかいい感じにできた.
夜食としてお餅二個は
やりすぎたか?とも思ったが
食べてみればなんのその.
アチアチ,ウマウマと食べていれば
あっという間に消えていった.
まだ小豆もブラウンシュガーもお餅も
あるので,またお汁粉をつくるとするか.
次はちゃんとお水につけて.
鏡開きの日にでも.
いや,鏡餅はないけれど….
投稿者 カズ : 23:30 | 食べ物 | コメント (0) | -
2008年1月1日
緑のたぬき
Noviで買ってきた
緑のたぬき.
年越しそばように用意したのだが
残念ながら昨晩は食べることが
できなかった.
このままいつかのご飯にしてもいいのだが
しかし,せっかく年越し用に買ってきたのに
おいておくのもなんとなくいやだ.
そばを食べて,お餅を食べて
ようやく年があけるわけで
やはりここはちょっと遅れたが食べるべきだ.
まあ,誤差みたいなもん.
そんなわけで,まずお餅を
食べる前に,おそばといく.
おなじみマルちゃんの
緑のたぬき.
セールだったような気がするので
買ってきたのだが,日本にいたときにも
けっこう食べていた気がする.
間違いない美味さで
カップ麺では安心して買うことができる
そんなものだ.
お湯を沸かしている間に
さてさてと大きな天ぷら入りとかかれた
緑のたぬきの蓋をペリペリとめくる.
スープのもとを取り出しながら
ふと思った.
天ぷらって後乗せサクサクだっけ?
どうしよう.
と思いながら,とりあえず作り方を
みるかと,側面をみたらびっくりした.
英語.
…あれ?これって輸出用?
Product of Japan
と書いてあるのでちゃんとした
日本製品なのだが,日本語が一切かかれて
いないことから,輸出用と判断.
ていうか,輸出してたんだ.
へ~.ってことは
カナダにも普通に売っているのかしらん.
まあ,ウィンザーにあるとは
思わないけれど.
そばを食べるのに英語を読むのも
なんだかだるいので,たしか天ぷらは
いれといていいはずと思い,
そのままスープのもとをふりかけて
お湯をいれ3分.
うん?4分じゃなかったっけ?
なんだか記憶があやふやなのだが
蓋のところに熱湯3分と書いてあるので
きっと3分なんだろう.
4分は他のそばか.
蓋の上に本を置き
3分待ったら,付属の7味をかけて食べる.
これが美味い.
なにも特別な美味さではないのだが
懐かしい美味さ.
これだよこれ.
日本で食べれば文句の1つもいいたくなる
天ぷらもうまい.
何一つ文句はない.
ちなみに,味だが
醤油っぽい食べ親しんだ
味だった.
なぜこんなことを書くかといえば
緑のたぬきには,というか
赤のきつねもそうなのだが
関東と関西で味がちがう.
ホームページでみてみるならば
どうやら赤いきつねには
北海道版もあるそうなので
いろいろ場所によって違うようなのだが
ふと思ったのは,海外で売っているのは
なんなんだろう.というところ.
結論からいえば,関東風ではないだろうか.
少なくてもデトロイトで買った
緑のたぬきは関東風.
根拠のない予想だが
海外では関東風のほうが
受けるのではないだろうか.
いやもちろんたまたま出合った
緑のたぬきが関東っぽかったから
それをもとに推論するだけで
独断と偏見しかないのだが,
思うに,外国人が関西風を食べた場合
味に物足りなさを覚える気がする.
出汁系の味ではなにがなんだかわからない.
ちゃんと醤油という濃さがないとダメ
つまり,関西のお上品さに舌がついていかない
と思う.
まあ,実際のところはどうかしらないけどね.
まさかアメリカでも東西にわけて
味を変えているとは思わないし.
いや,もしかしたら,
海外用の味付けにしてあるのかも.
とにかく美味かったからよしとするか.
そばは食べたので
これでようやくお餅にとりかかれる.
2008年.
悪くない滑り出しである.
投稿者 カズ : 20:49 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年12月18日
鬼馬牛肉
昨日の続き(引越しの理由)は
また明日以降ということで.
さて,明後日,友達の一人が
日本に一時帰国するので
中華料理屋さんにご飯を食べに行ってきた.
中華料理屋さんというのは
けっこう面白いと思う.
というのは,英語併記のメニューは
どこもたいしてかわりばえしないものばかり.
そこに好きなものを見つけることが
できるならば,たいていどこの中華に入っても
それを頼むことができるだろう.
もちろん味は店によって変わるわけだけれども,
それでも,たいてい似たり寄ったりのものがでてくる.
中華というよりはカナダっぽいものも
メニューには多く,カナダ人にとって
無難(といっても,それでも苦手という人はいるが)
なものが多いのではないだろうか.
それが,ひとたび英語から離れると
なかなか面白い.
中国語だけのメニューに目を通すならば
そこには英語にはなかったメニューが広がり
また店によって,その種類は変わってくる.
カナダ人にとって中国語だけの
メニューは脅威以外のなにものでもないが
日本人にとっては多少の希望がそこにはある.
読むことはできないけれど
漢字を元に想像できるという強みがあるのだ.
例えば,牛という漢字がみえれば
それは牛肉料理だろうし,豆腐なら豆腐
蝦ならエビだろうと予想できる.
さらに,炒という文字がみえれば
それはきっと炒めてあるんだろうとも
予想できるわけで,なんとなくそのメニューが
見えてくるというわけだ.
英語メニューに飽きてきたら
想像力をフル活用して中国語メニューから
なにかを頼むというのは楽しいし
ワクワクするのだ.
というわけで,今回は主に
中国語メニューから選んだ.
その中の一つ.
全てわかる漢字なのだが
さっぱりとそのものが想像できない
ものがあった.
メニューは,鬼馬牛肉
鬼馬牛肉.
中国語の読みは知らないが
少なくても,牛肉を使っているのが
想像できるわけだが,なんだかへんてこな
ものがまえにくっついている.
なんだ?鬼馬って.
一つずつ漢字を見ていくならば
どれも意味はわかる.
鬼は鬼だ.
馬は馬.
牛は牛で,
肉ということになる.
でも,これが一つのメニューとなると
さっぱりと想像ができない.
確実にいえるのは,肉料理である
ということだろうか.
なまじ漢字がわかるだけに
非常に興味をそそられる鬼馬牛肉.
残念ながらカメラを持っていなかったのだが
とりあえず好奇心には逆らえず頼んでみた.
中国人のウェイターさんが
Beefといっていたので,馬肉じゃなくて
牛肉のようす.
して,実際に出てきたのは
なんていうんだろう.
牛肉の炒め物.
の上に,コッペパンかフランスパンか
しらないが,それの揚げたものがのっかっていた.
一口サイズになっているそれは
シーザーサラダでいうところのクルトン的存在か.
別にシーザーサラダでなくてもいいのだけれども
とりあえずクルトン.
ただ大きさが大きくて,
がっさりとそれが牛の炒め物の上に
のっかっているのだ.
炒め物自体は,なに味だろう.
オイスターソース?よくわからないが
普通に美味しかった.
問題はそのクルトンらしき存在.
一欠けらが一回の食事の限界.
大量の油をすっているそれは
サクッ,ジュワではなくて
ガリッ,ジワジワとでもいえばいいか.
クルトンもどきに関しては
ソースの味はまったくせずに
油の塊を食べている感じを受けた.
皿の上にあったものを全て食べたら
きっと1週間ぐらいなにも食べずに
生きていけるぐらいのカロリーがとれるのではないだろうか.
ちなみに,気になる鬼と馬.
その正体は料理の中に見出すことは
できなかったが,しかし,想像力を豊かにして
みるならば,こう考えることはできないだろうか.
フランスパンもしくはコッペパンを揚げて
輪切りにした断面は,円ではなくて楕円.
それが馬の顔の形に似ているといえなくもない.
もしくは,鬼の角.
ここで疑問なのは中国の鬼に
角が生えているのかどうかだが
それはおていおくことにしよう.
で,パンが馬だとすれば
鬼はなんだろう.
カロリーか.
あまりの揚げパンの強烈なパンチを
鬼であらわしているのか.
それとも,カリカリさ?
なんでそれが鬼かはしらないが….
鬼馬牛肉.
恐らく2度と注文することはないだろうが
いい経験となった.
次はなにを頼もうかな.
楽しみだ.
投稿者 カズ : 23:07 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年10月1日
きなこ餅
週末行ってきたOne World Market.
お米を買ったりして,またまた100ドルほど
使ってしまったのだが,全然後悔はしていない.
あそこは天国だ.
けっこういろいろ買ってきたのだが
やっぱりというかお気に入りのコーナーは
お菓子コーナー.
日本のお菓子はおいしい.
あまり日本のお菓子に接する機会が少ないので
自然とカナダのお菓子に手が伸びていき,そのなかにも
もちろんお気に入りと呼べるお菓子は存在する.
ガムとかグミとか.
しかし,これらも日本のお菓子を手にとって見れば
その味の差に愕然とする.
甘くないお菓子としてポテトチップスとかもあるけれど
やっぱり日本のもののほうがおいしく感じる.
大雑把にいってくどくない.
カラムーチョを買ってきて食べて
改めてそのおいしさに脱帽だ.
で,そんなお菓子の中でこれはなかなか
代用品が見つからないというのが,お煎餅類.
いちおおかきとかはコンビニとかでも
売っているわけだけれども,その種類は
いうまでもなく日本の圧勝である.
ちなみにポテトチップスの種類も
日本のほうが豊富だ.
つまるところ日本のほうがいろんな味があるのは
間違いないだろう.そのへんはけっこう自由な
風潮があるんじゃなかろうか.
で,話は戻って,米菓.
前回はハッピーターンを買ってきた.
あと,ばかうけ.
これら2つはいうまでもなくおいしい.
今回はハッピーターンはあったので購入したのだが
ばかうけは売り切れていた.
あぁ.と気持ちを落ちかけたところを
救ってくれたのが,これ.
岩塚製菓の,にほんの味 きなこ餅(24枚入り).
あまりにも魅力あふれるオーラをだしていたので,
2袋も買ってしまった.(1袋,2.99ドルだった)
で,さっそく食べてみたわけだけれども
こいつが美味すぎる.
ニッキの香りがふわっとやさしく広がり
そこに存在するのは,美しい甘さのきな粉.
おせんべいは,フワッサクッと
心地よく,上品な甘さ(和三盆使用だそうだ)
とあいまって,次から次に口に入っていってしまう.
まさに日本だから生まれたお菓子であり
日本人だからこそ楽しめるお菓子である.
もし世界中の人がこのきなこ餅という存在をしったならば
きっと争いごとなんてなくなってしまうだろう.
それほど美味しいのだ.
が,きなこ餅はここウィンザーでは貴重な存在.
なにせ売ってないし,手元にも2袋しかない.
レンタカー借りて1人で突っ走ってきてもいいけれど
もし売り切れていたら,一生癒せない傷を負うことになってしまう.
2度寝をやめるかのごとく
多大な努力を払って,一気にすべてを
食べしまうのを押しとどめるのだけれども
それは極上の夢から覚めてしまうのも同然.
まったくもって恐ろしいおせんべいである.
あぁ,せんべい怖い.せんべい怖い.
投稿者 カズ : 21:04 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年8月15日
アイスクリーム
アイスが好きだ.
春夏秋冬いつでも
アイスを食べている気がする.
それは日本でもカナダでもなのだが
カナダになると買うアイスの種類,
大きさが異なってくる.
というのもカナダのアイスは
ちょっと高い気がするので.
もちろん箱に入っている例えば
1L入りのアイスとかなら日本に比べて
安いかもしれないが,日本でいうとこの
60円アイス,100円アイスになると
完璧に軍配は日本にあがる.
1ドル程度で買えるアイスを探すのが
難しいし,あってもその味はガリガリ君の
足元にも及ばない.
2ドルほど出せばそれなりのものが
買えるけれど,味,種類ともに
日本の100円アイスのほうがそれでも
勝っていると感じることが多々ある.
まあ,こっちは日本とは違い
ハーゲンダッツの安売りとか普通にあるので
そのへんは嬉しいのだけれども.
そんなわけでたいてい買うのは
それなりに大きいサイズ.
大学にいるときに食べたいと思っても
値段と味が見合ってないアイスを
コンビニで買う気にはあまりならない.
それならば,その思いも胸に抱き
家に帰って一息ついたら
アイスを食べる.
まさしく至高のとき.
で,この前スーパーにいったとき
アイスコーナーをふらふらしていたらならば
なんかいいものを発見.
メーカーは,Ben & Jerry's というところで
実のところ,この種類はけっこう好きだったりする.
基本的にいろんなものを混ぜてある
アイスでバニラとかそういった単品系は
見たことがない.
ストロベリーチーズケーキとかチョコレートファッジブラウニーとか
そんなものが混ざっている.
ちなみに,去年は同じ種類のカプチーノ系のものを
よく食べていた.
残念ながらこのカプチーノは見つからなかったのだが
その代わりに目に留まったのはこれ.
Fossil Fuel
化石燃料.
…素敵!!
なぜかこれだけ2ドルほど安くなっていた
(他は通常通り5.99ドルぐらい.同じサイズの
ハーゲンダッツとほぼ同じ値段だったりする)ので
思わずカゴに放りこんでしまった.
で,肝心の味はというと甘い.
白い部分はきっとバニラなんだろうけれど
僕の知っている,そして僕の大好きな
バニラではなく,バニラアイスと呼ばれているものに
砂糖と練乳でも山盛りぶち込んだらこんな
ものになるんだろうと予想される代物.
だがしかし,そんなバニラ部分に
困ることはない.
なにせたっぷりと化石燃料…もとい
チョコレート分が入っているのだから.
それはチョコレートの塊だったり
チョコクッキーっぽかったり,いろいろなのだが
このチョコ成分が非常に強くて
そしてチョコレート自体はそれほど(といってもアイスに比べてだが)
甘くなく,ビターなチョコ感がでているので
安心して口の中はチョコの味に包まれるのであった.
ちなみにSweet Ceam Ice Cream with Chololate
Choloate Chip Cookies, Fudge Dinosaurs & a Fudge Swirl
とかかれている.
このアイス.一言でいうならば,甘いチョコアイス.
でも,真っ黒なチョコレート味のアイスよりは
さっぱりと食べれるような気がしなくもない.
さてパッケージ裏にこんなことがかいている.
こいつはお前のなかの古生物魂を燃やさないかい?
…燃やされました.
うっかり買ってしまいました.
でもこれだけ値下げされてたってことは
きっと子どもに受けはあんまよくないんだろうなぁ.
ちょっと残念.
まあ,子どもに受けまくっていても
それはそれでどうかと思ってしまうけれどね.
ちなみにパッケージ裏の全文に
興味がある人は下に乗っけといたのでどうぞ.
もちろん英語.訳なんて面倒くさい.
それに実際のところ,最初の一文以外は
たいしたこと書いてなかったりする….
You know this flavor is going to thrill
the socks off your inner paleontologist, don't you?
If you never believed those great excavations in your dreams
could come true, just wait until you come across your
first fudgy pterodactyl or tyrannosaurus fudgius.
This flavor's fueled with all kinds of fudgy little
dino dudes, as well as plenty of crunchy chocolate cookie
fragments to snag your spoon on deep swirls of primordial
fudge that just might yield a sunken stegosaur or two
Enjoy!
投稿者 カズ : 23:38 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年4月15日
クリームシチュー
今日は先週あったラボの期末テストの
採点をやった.
解答を一から作って,採点開始.
12人分の採点で5時間以上かかった.
あぁ,疲れた.
さて,今日は朝からお料理.
夜に作るかどうか迷っていたのだが
朝起きてなんとなく料理をしたい気分だったので
そのまま料理を始めた.
材料は鶏肉と人参,ジャガイモ,玉ねぎと
シンプルに.
作ったものはチキンカレーと見せかけて
クリームシチュー.
クリームシチュー.
作ったというよりも食べたのが
何年ぶりだろうというぐらい久々のもの.
別に嫌いじゃないんだけど.
ビーフシチューとクリームシチューだったら
クリームシチューのほうが好きなぐらいなのだが
…あっ,両方ともここ数年食べてなかった.
して,作るきっかけは非常に単純で
ルーを調達したから.
クリームシチューは別にルーがなくても
作れるんだろうけれど,そこまでして食べたいものではない.
ルーがあってお手軽に作れる状況で
あぁ食べたいなぁを実現する.
自分の中ではそんな料理だ.
基本的にカレーと作り方は変わらないと思っているので
具材を炒めて,水入れて,灰汁をとりつつ煮込んで,
しばらくしたら,火を止めて,ルーをいれて溶かして
また弱火で煮込んだら,シチューなので,牛乳を入れて,
コトコト煮込んで完成.
味は記憶にあったものに近いものが
できたんじゃないかと思うのだが
なんか足りない.
マッシュルームやコーンの類かしらん.
久々にホントに久々に食べたクリームシチューは
おいしかった.
…おいしかったのだが,作っていて
なんか物足りなかった.
というのも,カレーなら仕上げに
ケチャップやらウスターソースやらで
味を整えるわけだけど,シチューの場合
勝手がわからない.
とりあえず,塩,コショウ,砂糖を
パラパラといれてみて,そこにブランデーを少々.
ついでに冷蔵庫をあさったら,ホタテの濃縮汁があったので
これもほんの少し付け加える.
そんな感じで味を整えていったのだが
ゴチャゴチャとなにかを足したい人間なので
なんか寂しい.
やっぱカレーか.
投稿者 カズ : 21:47 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年4月13日
Yang Chow Fried Rice
なんか疲れたので今日は早めに
家に帰ってきた.
料理をする気がしないので,
ご飯をテイクアウト.
して,なにをテイクアウトしたかといえば
Yang chow fried rice というもの.
fried riceという名前からわかるように
炒飯.
で,Yang chow fried riceとはどんな炒飯
かといえば,エビと焼き豚が入っている
ちょっと贅沢なもの.
基本的にこの炒飯を頼めば,無難に食べられるものが
でるので,中華レストランでなにを頼んでいいか
わからないときは,お勧めだ.
一般的かどうかわからないが,ウィンザーの多くの店では
味付けは塩系統の薄味.たぶんそこに
鶏がらスープのもとでもいれているんだろうけど
がっちりと味がついているかといえばそうでもないと思う.
が,僕が今日買ってきたのは,そんな
Yang chow fried riceではない.
他の店では色合いが白か黒かといえば白なわけだけど
そのお店のそれは黒.
して,これがうまい.
このお店は,BBQ pork(叉焼)をメインとしている
お店で,この叉焼がまたうまいのだけれども,
その叉焼を使ったこの炒飯がうまいのだ.
もともと濃い味付けのほうが好きなわけで
まず色が黒色というところが合格.
そこに美味い叉焼とプリプリのエビが
加わり,まさに最高の炒飯となっている.
このYang chow fried rice.
大学周辺のにある中華レストラン,6軒ほどで食べたが
そのなかではずば抜けて美味い.
もともと炒飯は好きで,こうやって
美味い炒飯が食べられるというのは幸せだ.
家で作ってもいいけど,エビとチャーシューを
用意するのはけっこう難儀だし.
そんなわけであっという間に
買ってきた炒飯を平らげてしまった.
僕が贔屓にする店はつぶれやすいという
縁起でもないジンクスがカナダではよく発動するわけだけど
このお店はつぶれないでほしいなぁ.
投稿者 カズ : 21:11 | 食べ物 | コメント (0) | -
2007年3月7日
イカ墨リゾット
風邪が治りかけてきた.
鼻水はまだ止まらないけれど
頭のすっきり加減は前日までとは
比べ物にならないほど.
風邪なんてひくもんじゃない.
さて,今日はバンクーバーからちょっと離れて
友達のお土産話でも.
ルームメイトが先週一週間
イタリア旅行に出かけていたのだが
お土産を買ってきてくれた.
…たしか革の小銭入れを希望していたのだが
渡されたのはイカ墨リゾット.
まあ,同じ黒色ということで.
せっかく貰ったものを後生大事にとっておいても
しょうがないので,今日,早速作ってみた.
が,箱に書いてあるのは,イタリア語.
残念ながらイタリア語は全然勉強したことがないので
説明を読むことはまったくもってできないのだけれども
そこに書いてある数字と簡単な3枚の絵から作り方は想像できた.
まず数字からわかったこと.
3人前.
12分でできる.
一箱(250g)にたいして,水600ml.
続いて,絵からわかったこと.
水とお米を混ぜる.
かき混ぜる.
出来上がり!
ここで重要なのは,水の量で,
これさえわかればあとはどうとでもなる.
というわけで,さっそく調理開始!
…12分でできるってことから
そんなに意気込むものでもないのだが.
とりあえず鍋に黒色のお米(具材はこれだけ)と
水をいれて,火にかける.
が,ここで一工夫.
無塩バターを一欠けいれといた.
さらに,箱の完成図にイカがのっていたのが
やけに美味そうだったので,冷凍のイカを解凍して
鍋に放りこむ.
沸騰してきたら,弱火~中火に落として
水がいい感じになくなるまで(約12分なわけだが)適宜かきまぜる.
リゾットっぽくなったら,味をみてみるわけだけど
なんだか寝ぼけた味になっていたので,塩,コショウ,砂糖,醤油で
味を整える.
したら,完成!というわけ.
味は…なんと表現したらいいんだろう.
なかなかおいしいという非常に頭の悪いコメントでも
残しておいたらいいのだろうか.
イカ墨の生臭さはほとんどなく,また
シーフッドっぽい風味もほとんどなかった.
つまるところ,リゾット.
でも,どこかイカ墨っぽい感じもある.
そんなわけでなかなかおいしい.
ただどこかで,シーフードの強烈なうまみを
期待していたところがあり
それがなかったのは,残念な感じだ.
3人前あって当然残りは明日にまわるわけだけど
それほど苦ではないだろう.
ただお弁当にもっていくのはどうかしらん.
イカ墨のお弁当.まっくろくろすけだ.
とりあえず,本場イタリア料理を堪能.
家にいながら世界を味わえる.
素晴らしい世の中だ.
投稿者 カズ : 00:11 | 食べ物 | コメント (1) | -
2007年2月7日
Loose Burger
デトロイトで食べたもの.
loose burger
アメリカの食べ物といって
なにが思いつくかといえば
それほどたいしたものは頭に浮かばない.
ハンバーガーにホットドック,
ステーキ.
こんなとこか.
カナダ同様,多様な人種がいるから
いろんな国の食べ物が手に入るだろうけれど
これ!というものはあんまない.
して,それがデトロイトとなったら.
デトロイトで思いつくのは
車と犯罪.
どちらもレストランのメニューにはないし
特に後者にいたっては出会いたくもないもの.
レストランで食事も犯罪に巻き込まれるのも
お金を取られるという意味では同じだが
犯罪はお金で済めば幸い.それ以上のことだっておこりうる.
そんなわけで,デトロイトでこれ!というのは
思いつかなかったので,てきとーに店に入ったのだ.
寒かったし.
して,なんやらアメリカの安食堂をイメージさせる
そんなレストラン…とよぶには相応しくないな.
えっと,食堂でみたメニューにあったのが,
Loose Burger.
…loose burger
これが一般的なものなのかどうかはしらないが
今までの人生で初めて出会った存在だ.
だいたいルーズってなにがルーズやねん
てお話.
これは頼まなくては!というわけで
頼んでみたわけだが,出てきたものを見て
ちょっとびっくりした.
ちなみに写真は取り忘れたのでない.
僕のつたない日本語描写から
それがどんなものか想像して頂きたいのだが
目の前に現れたのは,明らかにハンバーガーではなかった.
ハンバーガー
これをきいて,どのようなものを
思い浮かべるだろうか.
ほぼ間違いなく,丸いバンズに丸いハンバーグが
挟まったものを想像するだろう.
そこにピクルスがトマトがレタスが
あろうがなかろうが,丸いバンズとハンバーグ.
そう.丸い.
が,目の前に出てきたのは
丸くない.
小ぶりのコッペパン.
ここがまずおかしい.
して,挟まっているもの.
ひき肉を炒めたもの.
そこにチリスープとマスタードが
かかっていた.
が,食べてみるならば
確かにそれはハンバーグ.
よく考えてみれば,炒めたひき肉を
パンにはさんでいるわけで,
ベースは似たようなものというか一緒.
炒めたひき肉なら,バンズに挟むよりは
コッペパンに挟んだほうが,食べやすいし
これはこれで理にかなっているわけだ.
で,ハンバーグにしてなくて,ひき肉を
炒めただけだから,ルーズというわけか.
なかなか面白い発想だ.
味は普通においしかったし
初めてこんなものに出会えて
ちょっと楽しかった.
Loose burger
これがアメリカだけなのかどうかはしらないが
ていうか,アメリカのほかの都市にあるかどうか
いや,デトロイトのほかの店にあるのかすらわからないけど
僕の中ではアメリカ料理としてもうすでになっている.
次アメリカに行く機会があったら
レストランに入ってさがしてみよう.
まあ,見つけても普通にハンバーガーを頼むけど.
投稿者 カズ : 23:23 | 食べ物 | コメント (0) | -