2006年10月19日

smelt fish

家の近くにあった中華料理屋さんは
夏の間につぶれてしまいました.

家から近いだけでなく
味もサービスもよかっただけに
非常に残念なのですが,つぶれてしまったことは
しょうがありません.

僕がなにかできたわけでもありませんし.

で,そのつぶれた後に,またまた
中華料理屋さんができました.

日本料理とは名ばかりの寿司とか
そういったものも出すのですが,
基本的に中華です.

残念ながら,味もサービスも前の店に比べれば
落ちるのですが,近いということから
時々行っています.

で,昨日も行ってきたのですが
そのときにいつもとは異なるものを
頼んだのです.

それが,deep fried spicy and salt smelt fish
とかいうやつ.

smelt fishを揚げてあって,ニンニクと唐辛子の
炒めたものを振りかけてある料理です.

このdeep fried spicy and salt ○○というのは
どこの店でもそれなりに食べれるものがでてくるので
外れがあまりないものだと僕は思っています.

昔あった店では,deep fried spicy and salt squid
というイカフライをよく好きで食べていたのですが
この店のはちょっと….

まずくはないのですが,どうしても前の記憶があって
うまい!とはいえないのです.

閑話休題.
smelt fishというものが
僕にはわかりませんでした.

fishと書いてあるので,魚であることは
想像ができるのですが,それ以上がわかりません.

ちなみに,cuttle fishは,fishとありますが
イカのことです.間違えないように気をつけてください.

まあ,でもそんなことは滅多にないだろうということから
smelt fishは魚であると予想をつけるわけですが,
問題はsmeltです.

smellの過去・過去分詞形ですから,なんとなく
匂いに関連した魚というのは頭に浮かぶのですが
その匂いがなにかがわかりません.

辞書を引くのも一つの手なのですが,
残念ながらご飯を食べるのにわざわざ辞書を持ってきてる
わけがないので,もう一か八かの特攻です.

そうです.基本的にこんなものは食べてみればいいのです.
出されたものはよほどのことがない限り食べきる自信は
ありますし,こういったわけのわからないものを
食べるのは,実のところ好きでもありますしね.

というわけで,そのsmelt fishとやらを頼んで,
しばらく待っていると,お店のおばちゃんが
なにやら皿にてんこ盛りのものをもってくるでは
ありませんか.

カメラを持っていなかったのが
残念です.

で,その持ってきてくれた魚を見てみると
どこかで見た面をしているのです.

うん?これはもしかして….

と思って,かじってみると,それは
確信へと変わりました.

シシャモやん.

カラッと揚がったシシャモ.

僕の目の前にあるのは紛れもなく
シシャモです.

いや,それは厳密にはシシャモではなくて
カラフトシシャモ(カペリン)ですよ.
とかそんな無粋な話はなしにしましょう.

少なくてもそれは,僕が日本でよく食べていた
シシャモだったのですから.

富山時代は,2,3週間に一度はシシャモを買って
焼いて食べていましたし,けっこう好きな部類に入るのです.

それがいま目の前に.

まさかカナダの地でシシャモに出会うとは
思わなかったのですが,これは嬉しい誤算です.

ただ問題もありまして,それは
出されたシシャモの量.

正確には数えていませんが,かるく20匹を
超えるシシャモがそこにはありました.

僕が頼んだのは,このシシャモとご飯のみ.

シシャモには,刻んだガーリックと唐辛子の炒め物が
かかっていますが,要するにシシャモのから揚げには
違いなく,そんなものだけが出ているのです.

これは正直きつかったですね.

うれしいのです.うれしいのですが
シシャモってそんなにいっぺんに食べるものでも
ないじゃないですか.

今までの人生で20匹以上を一度に食べるなんて
ありませんでしたし,そもそも皿に20匹以上も
盛られていることがありませんでした.

というわけで,ご飯とシシャモをかわるがわる
モシャモシャと食べ続け,なんとか完食しました.

持ち帰ってもいいのですけどね.
なんかシシャモ5匹を持ち帰るのも寂しい気がしたので
食べてしまいました.

お値段は10ドル弱.

久々にシシャモを食べることができたし
味もかなり満足がいったので,高いとは思いませんでした.

ただもう一人でいって,これを頼むことは
もうないかもしれません.

あんなに大量のシシャモはいりませんし.

ちなみに,smelt fishは辞書をひくと
キュウリウオ科の各種の食用魚となっています.

和英辞典で,シシャモをひくと
cap(e)linとでてくるんですけどね.

たぶんどっちでもいいんだと思います.

wikipediaによると
シシャモってのは,サケ目キュウリウオ科シシャモ属
の魚だそうなので.

カナダ人もシシャモは食べるのでしょうか?
骨があるとはいえ,気にならないレベル(だと僕は思う)ので
食べれそうですけどね.

ちょっと気になるところです.

ていうか,20匹以上も食べて,もちろん各シシャモには
卵も入っていて,そのコレステロールやシシャモの塩分が
気になるところです.

カナダ人の心配してる場合じゃないですね….

投稿者 カズ : 23:49 | 雑記

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