2006年11月12日

Remembrance Day

今日は,まったりと過ごしていました.

昨日,一昨日と飲んでいたので
起きたのはもちろん昼過ぎ.

お昼ごはんは朝と兼用で
なんと牡蠣雑炊.

韓国雑貨屋で買ってきた冷凍の牡蠣を
使って,鍋を昨日作ったのでその残りで
雑炊です.

牡蠣のうまみがたっぷりの雑炊を
食べて,その後は,ちょっと作業をとおもって
自分の部屋に戻ったのですが,
あまりの部屋の気持ちよさに寝てしまいました.

窓からはあふれんばかりの日光が注いできて
暖房を心地よくかけているので,たとえ外が2度とか3度でも
部屋の中はポカポカ陽気です.

昼寝するなってのがムリな話でして
お腹がいっぱいなこともあって,すぐに寝てしまったのです.

その後は,洗濯に行って,買い物に行ってと
普段の日曜日生活.

まあ,悪くはありません.

さて,金曜日のお話です.

大学にいつもどおり行って
いつもどおり自分の建物に入ろうとしていたら
何かが違っていました.

なんと建物の前に団体様ご一行がいるのです.

そして玄関の前には,一人の男性が立っていて
なにかを話しています.

テレビカメラっぽいのもあったし
アーメンとか聞こえてきて,めちゃくちゃ厳粛な雰囲気だったので
そこを強行突破して建物に入るという真似は
するわけもなく,おとなしく裏口から入っていきました.

しばらくすると,トランペットの音や
バグパイプの音,またカナダ国家であるOh, Canada
なんぞも流れてきて,玄関に隣接する院生部屋は
いい迷惑です.

が,これもちゃんとした式典だったんだと思います.

というのも昨日,11月11日は,Remembrance Dayといいまして
第1次・第2次世界大戦の戦死者を記念する休日です.

多くのカナダ人はここ数日,赤いポピーのバッジを胸につけて
この記念日を祝うというか死者を弔うというか
まあ,そんな感じなのです.

で,なんでよりによってうちの建物前で
この式典が行なわれたのでしょうか?

それは,建物の名前に関係しているのだと思います.

うちの建物の名前は,Memorial Hall.

第2次大戦で散っていった(うちの大学の)学生を
記念してこのような名前がつけられているそうです.

ちなみに玄関を入りすぐそばに
Memorial Hallの由来と,その学生の名前が
ずらっと書かれています.

この説明を読むまでは,正直,Memorialが
なにかとかなぜうちの建物の前でそんな式典をしているのか
わからなかったのですが,これを見て納得.

このRemembrance Dayに関連して
非常に大切な建物だったわけです.

どうりで前日に,珍しく入り口を封鎖して
豪快に窓ガラスなどを掃除していたわけですよ.

僕自身はあまりRemembrance Dayといって
なにかするわけでもなく,またこの式典に出席するわけでもなく
自分の作業に没頭していたわけですが,
こういった国を挙げて,国民の一人一人が戦死者を
思い,弔うのはいいことだと思います.

国のために戦って亡くなられたわけですからね.
彼らなくして今の僕達はないわけですから
それを否定するというのは間違っていて
尊敬するべきものだと僕は思っています.

で,このイベントが終わって,しばらくすると
ドアの修理が行なわれました.

外側からとはいえ,僕の机の真横の壁をドリルで
削っているので,うるさいのなんの.

昼間聞こえていた,厳粛な音楽を懐かしみながら,
聞いていた音楽の音量をでかくしつつ,文句を言って
その騒音に耐えていました.

厳粛な気持ちがどっかにいってしまったのは
きっと僕のせいではありません.

投稿者 カズ : 20:04 | 留学生活

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