2006年11月30日
ロンドン-大学見学
Labのテストが終わった.
終わったといって自分が受けたわけじゃないので
それでホッとするということはない.
むしろ採点があるのでそれを考えるとしんどい.
Lab のテストは,試験監督になるのだけれども
人数も減ってくるとけっこうヒマになる.
ラボコーディネーターももう1人TAもいるし
ずっと気を張っていないといけないということもないのだ.
で,そんなときはぼけ~と考え事をしている.
こんなときは研究のことは滅多に考えない.
ではなにかというと,食べ物のことだ.
今週の月曜日にあったLabでは,
ゴボウ料理をひたすら考えていた.
今日はと言うと,ウドン食いたいなぁ
というのがぼんやりと頭に浮かんできたので
どんなウドンがいいのか.例えば,月見にするとか
ワカメをいれるとか.もうそんなことで頭がいっぱい.
これもあれもロンドンでゴボウを買ってきたり
ウドンを買ってきたからいけないのだ.
というわけで,ロンドン小旅行.
お寿司を食べた後は,University of Western Ontario(UWO)
を見学しにいってきた.
まず行ったところは,土木建築科のwind tunnelというところ.
このwind tunnelでなにをするかといえば,建物の模型を
設置して,風を起こして,その建物の風に対する強度や影響なんかを
調べるそうだ.
さらに話をきくと,こんな模型ではあきたらず
実際に家を建てて,でっかい扇風機でそれを破壊するという
実験を始めているそうで….
スケールの違う話をきくとなんか具体的におぉすげぇ
って思えなくなってしまうのだけども,まさにそんな感じがした.
このwind tunnelがある同じ建物内に,川の流れを再現し
流れそのものや堆積状態なんかを調べることができるでっかい箱が
あったのだけども,実を言うとそっちのほうが楽しかった.
もうこっちは素直にすげぇ.いいなぁ.と思う内容で
これで実験してみたいなとも思った.
(地球科学と共同研究なんかも実際には行なわれているそうです)
UWOのwind tunnelは北米で一番大きなものなのだそうが
それには“ほぉ”で,こっちの川の堆積を再現するほうには
“いいなぁ.すげえなぁ”という反応では,案内していただいた
人に申し訳ないような気もするのだけども,そんなものは
地球科学をやってる人間をこんなとこにつれてくるほうが悪いというもの.
ゼッタイに後者のほうがおもしろいって.
さて,ホントはそのwind tunnelとやらの写真をお見せしたいのだけども
まだパソコンに写真を取り込んでないので,それはまた明日ということで
一つよろしくお願いします.
このwind tunnelを見学後は,ブラブラとキャンパスを歩きながら
生協に行った.
こっちの生協は,大学のオリジナルグッズが売ってるので
せっかくの記念にキーホルダーを購入.
ついでに,地学系の本売り場も見に行って,そこで
ちょっとの間,UWOで地球科学をやってる友達と,話し込んでしまった.
やっぱり地学をやってる人と話すのは楽しいもんだ.
んで,ふと見ると,鉱床学の本が安かったので
衝動買い.
その本だが,まだ1ページも読んでないというか
まだ袋に入ったままというのは秘密である.
生協を出ると,続いて,地球科学の建物へ.
その友達の研究室などを案内してもらった.
やっぱりというか今まで地球化学からは遠ざかって
いきていたので,ほとんど研究室というのをみたことがないのだが
それは全然うちの研究室とは違っていた.
地球物理と地球化学じゃやっぱり実験そのものが違うから
研究室は違っていて当然なのだけども,やっぱり驚く.
漫画や映画でしかみたことない,ハチャメチャに曲がりくねった
ガラス管なんて実際に目の前にすると,ほえぇとしか言葉が
でてこない.
ウィンザーから一緒にいった友達が,その曲がりくねったガラス管を見て
こんなの遊び心だね.というようなことをいっていたが
まさにその通り.
こんなものを使っているのは,怪しげな化学者ぐらいなもんだ.
その他にもいろいろ部屋を紹介してもらったのだけども
感じたのは,やっぱ地球科学の建物は居心地がいいということ.
地震波の測定のリアルタイムでの映像が流れてたり
各種の鉱物,岩石が飾られていたり
もう楽しくてしょうがない.
なんなんだろうね.UWOで自分の大学ではないけれども
なんかホームに帰ってきた感じがするのだ.
地球科学の建物を大いに満喫したら
次は有名どころの建物をみてまわりながら
その友達のオフィスにお邪魔して,んで,
大学を後にした.
投稿者 カズ : 23:29 | 留学生活