2007年8月22日

地球物理学巡検

博士課程で授業を1つ取らないといけない.

これはTransferをしたからで
普通は2つ.

授業を取ると1つだけでもいっぱいいっぱいになり
その学期中は基本的に自分の研究ができなくなる.

例えば,投稿できるレベルの論文が最終課題
とかいう授業は,まさに死ぬかと思った.

中間テストに論文発表もしなきゃいけなかったし.

教授もわかってくれていて,とりあえず
授業に集中しろ.測定も大切だけど
それよりも授業だ.といってくれたりするので
助かるのだが,しかし,測定が遅れる=
卒業が遅れる.ので,なるべくなら測定もしたい.

が,授業に手を抜けるほど簡単な授業はないし
授業というのは非常に頭が痛いものなのだ.

たった1つ.でも,それによって1学期が丸々つぶれる.

その1つを本来は来年の冬に取る予定であった.

今年の秋に,学部生の授業を聴講して
冬にそれに関連した院生向けの授業を取る.

学部生の授業を聴講しないと
おそらくさっぱりとついていけないレベル
というか,バックグラウンドの無さなので
しんどいこと間違いなし.

さらに,以前その授業を取った友達曰く
大変だった.授業はすごくタメになるけど
はんぱなく大変だった.と言っていた.

間違いなく僕の冬は終わる.

…と思っていたら,なんと抜け道発見.

抜け道というか素晴らしき制度.

お隣のUniversity of Western Ontario
を取っても単位が認められるそうだ.

車を持っていないので,わざわざ毎週
なにかもっと自分の専門に近い授業を
取りに行くということは,経済的に厳しいのだが
毎週行かなければ,これは素晴らしい.

そして,そんな授業があったのだ.

地球物理学巡検.

いちおUniversity of Western Ontario主催の
授業だけれども,University of Torontoや
University of Windsor(うちの大学),さらに
企業からなんかも参加者がでていたりする.

2週間.

みっちりとやれば,単位が出る.

もちろん最後のレポートしだいなのだが
それは他の授業でもかわらない.

2週間で単位が取得可能というのは
なによりもでかい.

たとえ旅費が少々かかろうが
1学期丸々つぶれる授業よりかは
はるかにマシ.

さらに,いちお自分の専門である
地球物理学.

古地磁気は巡検のなかに含まれていないけれど….

この巡検の話を聞いた瞬間,
いこうと心に決めた.

まずは教授のところへ行って
行きたい旨を伝える.

二つ返事でOK

続いて,院生を取りまとめている
教授のところへいって,UWOの授業を
取っても単位が認められるかどうかの確認.

これもOKとのこと.

じゃあ,行くか.

ということで,明日,出発.

支度はまだまだ終わっていないし
やらなきゃいけないことは山ほどあるが
もうなにをいっても始まらない.

とりあえず必死こいてやってくるだけ.

ウィンザーに帰ってくる予定が
9月5日なので,それぐらいから更新を再開する予定.

なにせ,携帯は通じないどころか
電気も通っていないところ(発電機持参)なので,
パソコンは持っていけど更新なんてできる
気はしないし.

そんなわけで,2週間ほどお休みします.
再開したら,再びよろしくお願いします.

投稿者 カズ : 22:46 | 留学生活

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