2006年6月26日
RA
ようやくメインコンテンツである旅行の
カナダ旅行編が終わりました(→こちら).
途中で,文体が変わっているような気がするので
あとで訂正しようかなと思っていますが,
まあ,ここまでくるのに時間がかかったこと.
正直,自分のやる気といったところなのですが,
とりあえず終わらせることができたのは
うれしいです.
カナダにいるので,カナダ旅行に関して書いておきたかった
というのが,ドイツ旅行を一時お休みした理由なので
この後は,またドイツ旅行の更新に励みたいと思います.
…次の更新はいつかは本人にもわかりませんが.
さて,久々でもないのですが
今日はRAに精を出しました.
RAとはResearch Assistantの略でして
要するに教授のお手伝いなわけです.
僕の場合,教授の試料の測定をするということはなく,
論文のタイピングと図の作成,あとは
論文整理なんかをやります.
後者の論文整理は基本的にsummer termといった
時間のあるときだけで,基本的に論文のタイピングと
図の作成がメインとなっています.
で,タイピング.
教授はお年を召しているので,
基本的にパソコン関係は苦手なのですね.
なので,教授が紙に書いた文章を
wordなりを用いて打っていくわけです.
図も同様で,紙に書かれた図を
スキャナで読み込んで,トレースしていきます.
図は面倒なのですが,たいして問題はありません.
問題はタイピングのほう.
つまり字が時々読めないのです.
それでも慣れたのでたいていの字は読めるのですが
どう頭をひねっても,読めない単語というのは
あります.
原稿を離してみたり,目をくっつけてみたり
斜めにしてみたりといろいろな方法を用いるわけですが
明らかにアルファベットでない何かが書かれているときが存在するのですよ.
そうなると大変です.
まずは前後から,その単語の推測です.
これでたいていの場合は解決しますね.
書いている内容はマグネに関することですし,
論文といったしっかりとした形式なので
推測は簡単とはいいませんが,たいてい成功します.
続いては,それらしいものを辞書に放りこんで
スペルチェックで探す.
もしくはwordで書いているので,その怪しげな単語を
右クリックして候補を見てみる.
という方法がとられます.
たいていこの方法をとる場合,すでに
僕の中では何一つ単語が見えてきていない状況なので
意味を考えながら,原稿とにらめっこしつつ
確かめていきます.
が,多くの場合,この方法はうまくいきません.
なんかマニアックな単語のケースが多く,
辞書はまだしもwordが太刀打ちできる範囲を超えて
いたりするのです.
ここまでくると,最終手段です.
googleでなんとなく検索するというもの.
基本的に単語全体がわからないということはなく
一つか二つ,全くもって読めないアルファベット(と呼んでいいものか…)
があるわけで,それをなんとかして,検索をかけるのです.
これがけっこう役立つのですが,
もうここまでくるとヘトヘトです.
で,案外有効な方法はというと,
一日放置して,翌日に見てみるという方法.
なぜかさらっと読めることもありますし,
単語が閃くときもあります.
それでも,ダメなときはもうあきらめる.
これが一番です.
適当にそれっぽい英単語を書いておくと
教授が校正の際に丁寧に書いて下さりますので.
ていうか,初めっから丁寧に書いておくれというのは
たぶん言ってはいけないことなんでしょう.
文章を書く流れというのがあると思いますし,
それに,まだブロック体で原稿を書いてくれるだけでも
マシです.
他の教授にとある論文を見てもらい,校正が筆記体で
されていたときは泣きそうになりました.
なんていうか,日本語で字が汚い人でも
なんとか読めるのですが,もうミミズ以外のなにものにも
見えないのです.
これはアラブ系の言葉かしらんと思えるほど
ぐちゃぐちゃと書かれている英語.
中学生で英語習いたてのころは筆記体なんぞに
あこがれたときもありましたが,もうそれも十年以上前のお話.
だいたい単純なアルファベットをこれ以上
崩す必要はねーだろと憤慨するに至っています.
と,話がずれてきてしまいました.
とりあえず,今日の分のRAは終了.
気合ですべての単語の解読は成功したと思います.
もうそれだけで疲れました.
たまにはそんな日もありなのです.
投稿者 カズ : 23:22 | 留学生活