2007年9月19日

電力問題

この巡検,一番の敵は電気だった.

ガス灯にガス式の冷蔵庫を使っている
ことからもわかるように,電気が通ってない場所.

が,電力はバッテリーの充電やなんやで
必要になってくるので,活躍するのが
発電機.

発電機なしではなにもできないと
いっても過言じゃない.

なにせ解析にもパソコンを使うわけで
電気という存在の大きさを改めて感じ取った.

で,この発電機.

ガソリンで動いているわけだけど
けっこう音がうるさい.

このFox Lake Lodgeにきているのは
僕らだけではなくて家族連れもいるわけで
騒音には注意しないといけない.

そんなわけで,発電機の電源は
最終日を除き,毎日21時ごろに落とされた.

21時.

これからがゴールデンタイムという時間に
電源が落とされてしまうわけで,そうなったら
できることは1つ.

電源が落とされる前に,全力を尽くす.

もうこれだけ.

とはいえ,当然,終わるわけもなく
発電機の電源が落とされた後は
ACアダプタが(ほぼ)空になるまで
作業を続けた.

だいたい1時間ぐらいか.

もっとでかい容量のバッテリーを買っとけば
よかったとこれほど悔やんだことはなかった.

もちろんバッテリーの限界がくれば
やることないから,シャワーを浴びて寝るだけ.

駄弁ることもあったが,たいてい12時ごろまでには寝ていた.

さて,そんな生活なわけだったが
それではムリがくる日がやってきた.

それはプレゼン2日前.

まだパワポ作りが終わる目処が全然たっておらず
しかし,21時に発電機は落とされてしまった.

う~ん.どうしよう.

…あっ,一つ方法があった.

車.

助教授の人がシガーソケットに差し込むコンバーターを
持ってきていたので,それを拝借.

キャビンから車に移動して,ひたすら作業を続ける.

その日は3時ごろまで作業をしていたと思う.

ちなみにこの車のバッテリーを使うというのは
他にも4人ほどやっていた.

つーか,そうでもなきゃ終わらんって.

日中は調査.

それが終わったら,21時までの時間制限で解析.

これはムリがある.
どう考えてもパソコンが使えなくなるのは痛い.

まだ車のバッテリーが使えたからいいものを
そうでなければ,確実に不完全すぎるプレゼトなって
いただろう.

まあ,みんな同じ条件なわけだけどね.

それでも車という近代的な武器を手に入れて
なんとかプレゼン完成.

あとは最終日の発表を待つばかりとなった.

…ちなみに今日の写真.
装置その他について説明しているところ.
いっぱいいっぱいなのは言うまでもない.

投稿者 カズ : 23:37 | 留学生活

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