2006年7月14日

化学薬品の取り扱い

今日はとあるテストを
受けました.

実のところ,受けなきゃ受けなきゃと
思っていて,すっかり忘れていた代物なのですが
さすがに今日こそはと気合を入れて挑んだわけです.

テストはというと化学薬品の取り扱いに
ついてのもので,なんで地球科学のそれも
地球物理をやっている僕が必要かといえば
基本的に液体窒素の取り扱いがあるからです.

液体窒素を用いた装置があり,べつに
日本でも液体窒素なんぞは使っていたので
かって知ったるものなんですが,それは
ここでは通用しません.

今までは,友達に着いてきてもらって
液体窒素を貰ってきていたのですが
さすがにそろそろ作ろうというわけです.

あと,このまえとある化学薬品を
買ってきたきたときに,
そこにいたおっちゃんに次回来るまでに
試験を受けとけよ~といわれたこともあります.

ていうか,買ってから2,3日中に受けて欲しい旨を
言われていたのですが,すっかり忘れていました.

さて,このテスト.
いちおとあるプログラムの一環でして
その名も,WHMIS Training Program.

WHMISは Workplace Hazardous Material Informaiton System
というものです.

で,試験の流れですが,
最初にパワーポイントを見まして
最後にテストといった感じ.

講義を受ける必要はなく,
オンラインでパワポをみて,
テストをオンラインで受けることができるように
去年ぐらいからなったそうです.

これは重要ですよ.

自分の机で受験可能.
ということは,…カンニングやりたい放題♪

だいたい化学薬品の扱いに関するテストなんて
受けて受かるわけがないですよ.

高校生のときは化学が特に有機化学が得意でしたが
それはもう大昔の話.

一般教養で大学一年のころに授業を取って以来
マジメな化学なんてものはご無沙汰しています.

いや,いちお富山時代に
液体窒素および液体ヘリウムの取り扱いの
講義に研究室代表として出席していたりするので
それ以来かしらん.

とにかく上の二つならまだしも他は
全くもって知らないし,そんなものを覚えるだけの
頭ももう持ち合わせていません.

そんなわけで,少々ドキドキしながらの
プログラム開始です.

って,パワポつまんねー.
すごい概要しか書いてないんですよ.

ブラウザ上では埒があかないので
ファイルをダウンロードしてみてみると
ちゃんとコメント欄にいろいろ書いてありました.

80枚以上のシートがあったのですが,
とりあえずはざらーと目を通します.

いくらカンニングできるといっても
一度読み出すとあまり不真面目に読めない性分.
多少メモをとりながらの観覧です.

で,いよいよ最後のテスト.

上のほうに注意書きがありまして
そこを読むと,100%で合格とあります.

…100%?
満点を取れって,これはハードルが
たけぇ!!と思いながら,問題をみて
拍子抜けしました.

ごくごく基本的な問題.
正解か不正解かの2択が基本.

ハザードマークがあって,
それを4択の中から選ぶ問題もありましたが,
これも余裕です.

カンニングするまでもありません.

というのも,ハザードマークなんてものは
一目見ればなにが危険かわかるようになっているわけで
あんなパワポを見なくても,なんとなくで
答えられるものだからです.

2択の問題も,やや苦戦したところもありますが,
なんとかなりました.

で,ポチッと最後のボタンを押すと
Congratulation!の文字が.

えっ!?こんな問題でもう合格なの?
というレベルの試験で,はれて合格してしまいました.

こんなんだったら,もっと早く受けていれば
よかったです.

なんにせよ,これからは胸をはって
化学薬品のお買い物ができるわけです.

とはいえ,液体窒素以外は
ほとんど用もないんですけどね.

さらにこっちでは,液体窒素で遊んでいたら
なんか普通にめっちゃくちゃ怒られそうな雰囲気.

安全や責任とかやっぱその辺の問題が大きいのだと
思いますが,日本のてきとーなところが
少々懐かしいです.

投稿者 カズ : 21:58 | 留学生活

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