2006年7月31日

セスナ-その6

いつのまにやら7月も今日でおしまい.

この調子でいくとあっという間に夏が終わり
知らぬ間に極寒の地に立っていそうですが,
とりあえずそんなことは気付かなかったこと
にして,ぼけ~と生きていきたいと思います.

さて,話が終わったかのようにみせかけて
またセスナのお話です.

僕らが乗ったセスナは
windsor flight clubというクラブが
所有しているもの.

前に書きましたように,セスナのお値段は
新品でかるく2千万円はするようなしろものですから
個人がお気楽に購入できるものではありません.

でも,フライトを楽しみたい.
そんな人のためのクラブでしょう.
日本にもありますよね?似たようなものは.

恐らく今回操縦したパイロットの人も
このクラブのメンバーで,このクラブで練習して,
免許をとったのだと思います.

クラブのメンバーになるのが有料かどうか
知る由もありませんが,あの一時間ちょっとのフライトを
150ドル程度で楽しめるということから,
セスナが趣味として充分成り立つものというのが
やはりカナダらしいといえばカナダらしい気がします.

さて,このフライトクラブ.
セスナだけではなくて,他にも飛行機を
もっています.

また,個人のセスナを保管してあったりもして
それをフライト後,見学することができました.

Windsor airportの脇の倉庫がそれでして,
なんと第二次世界大戦中に作られた倉庫を
そのまま修復しながらだと思いますが,
使用しているというから驚きではありませんか.

倉庫の中には,第二次大戦中に製造された
飛行機がありました.

といっても,完璧な形なものばかりではありません.
クラブのメンバーが復元している途中のものもあります.

それはフレームが木製で,実際にこれが大戦中に
大空を飛んでいたかといえば,そうでもなかったようです.

なんか別の目的で作っていたそうですが,
残念ながらすでに忘れてしまいました.

ただこの木製のものだけではなくて,
ちゃんとしたものもありました.
いまだに飛べるそうです.

飛行機の種類はもういうまでもなく
忘れてしまいましたけどね.

メモを取っているわけでもないですし,
飛行機自体にそれほど興味があるわけでもなし,
それが英語の名前となった日には,もう
僕の記憶力は限りなく怪しいものになるのです.

さて,ここはウィンザー.
デトロイトと並んで,車産業で有名ですが
なぜ飛行機?と思われる方もいるかもしれません.

上で第二次大戦中と書きましたが,
ウィンザーには実のところ意外な飛行機の
歴史があったのです.

つまり,パイロットを養成するための場所で
ここで訓練を受けた兵士たちが
ヨーロッパに旅立っていったそうです.

なので,第二次大戦の直接的被害はまったく受けてなさそうな,
そして,ここからヨーロッパ・アジアに向けて飛んでいくには
あまりにも距離がありすぎるウィンザーという場所に
こうして倉庫があり,飛行機があるというわけです.

ここに来る前はそんなことは知りませんでしたね.
地球の歩き方のカナダ東部編にはウィンザーの名前こそ
でてきていますが,そんな大戦中の役割なんてものは
載っていませんでしたし.

それに,ウィンザー博物館にもなかったような
気がします.これはあまり記憶が確かではないのですが,
飛行機の訓練所だったことは少なくても大きくは
ふれてなかったはずです.

Windsor-Essecエリアを上空からみて
地上から見ていてはわかんない新たな発見があったと
思いきや,地上に戻ってきてからもウィンザーの新たな
一面を知ることができました.

なにか新しいことをする.
楽しいもんですね.
命がけのセスナ.そのかいはあったと思います.

投稿者 カズ : 23:17 | 雑記

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