2006年4月9日

普通の世界

去年の夏にサンプリングに行った
ユーコンの風景をアップしました.

今すぐにそちらを見たい方は → こちら

あまりにも大量の写真なので
どうしようか迷っていたのですが,
とりあえず一ヶ月に一度ぐらい,5枚ほど
紹介できたらと思います.

まあ,大量とはいえ,サンプリングの写真が
多いので,実際にお見せできるのは
それほどでもないんですけどね.

今回は,ホワイトホースの写真です.

サンプリング自体はホワイトホースでは
行っていないのですが,ユーコンに空路ではいるなら
まずはここ.重要な場所です.

ダウンタウンは小さいながらも楽しいですし,
今度はサンプリングではなく,旅行として
訪れたいものです.

さて,地球科学を勉強し始めて,何年でしょうか?
トロントに行ったりしていた期間を除いても
6年ほどやっているわけですが,どうも
この地球科学になれてしまったようです.

例えば,100万年前を最近と言ったりなんてものは
もう当然のことなんですよ.

だって,100万年ですよ.
46億年の歴史のなかで100万年前なんて
ごく最近といってもいいじゃないですかね?

というのは,やっぱり地球科学を
やっている人以外には通じませんでした.

さらにこのサンプリングという
言葉もなんだか怪しいようです.

…そうですね.思ってみれば
サンプリングなんて日常生活では
使いません.

ごく当たり前にサンプリングという
言葉がでてくる環境にいるので
それが普通の言葉のように思ってしまいました.

でも,なんとなくわかりますよね?

ちゃんと広辞苑にも載ってますよ.

サンプリング(sampling)
見本をぬきだすこと.また,統計で,
母集団から標本を抽出すること.

…合っているんですが
どこか違和感を感じます.

要するに野外に行って,試料を
とってくることです.

英和辞典でsamplingと調べれば
ちゃんと,試料採取という言葉が
見つかるんですけどね.

えっ,初めから試料採取と言え?
なんかそれはそれで変な感じなんですよ.

試料採取ではなくサンプリング.
英語と日本語の違いですが,サンプリングが
しっくりときます.まあ,どっちで覚えたかだと思うのですが.

これが分かる人は,たぶん地球科学を
やっている人だろうなぁと思いながら,
やっぱ一般的な世界じゃないと再認識しました.

ホワイトホースの写真は → こちら

投稿者 カズ : 21:59 | 雑記

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