2007年1月17日

20ペンス

なんかその場のノリじゃないけれど
そんなんで自分の仕事を増やしてしまった.

学会に関することなのだが,なんか
こんなノリで生きていくといつか
過労死するんじゃねーかと思う.

まあ,今回のはそこまできつくないから
気合をめちゃくちゃいれてやるだけだけど.

さて,今日,お茶を買いに行ったときのことだった.

いつもどおりのLarge green teaを買って
その代金,1.34ドルを払おうと小銭入れを覗いたとき
ふとなにかが違う硬貨を発見した.

うん?と思い,とりあえずその場はお会計を済ませて
院生部屋に戻り,その硬貨を見てみると何かが違う.

その違和感の第一歩は,その形.

丸くない.

丸くないければ,四角か三角か?となるかもしれないのだが
そんなことはなくて,いちお丸い.

丸いのだが綺麗な円ではなく,多角形.

こんな硬貨はカナダにはないはずだなぁ
と手に取って見てみると,そこにはどこかでみた
女の人の顔があった.

あっ,この人はもしや?とそこに書かれている
単語を読んでみたら,

ELIZABETH II

と書いてある.

エリザベス2世?あのエリザベス2世だよなぁ.

ていうか,これいくらなんだ?と裏返してみれば
twenty penceの文字が….

20ペンス!?

ペンス・ペンス・ペンス…
と記憶を振り絞りこの硬貨がどこからきたか
推測した.

って,まあ,エリザベスⅡってところで
選択肢はけっこう狭まるわけで,単純に考えて
イギリスってことだろう.

ちなみにペンスはペニー(Penny)の複数形だそうだ.

意外にもというか知っている人もいるかもしれないが
このペニーというやつは,カナダでも使われている単語.

ただイギリスとは違って,カナダでペニーといったら
それは1セントを指すことになる.

ペンスは…今まで聞いたことがないし
たぶん使われていない単語だろう.

閑話休題.

どこぞで紛れ込んだこの20ペンス.

カナダの5セント(ちなみに5セントはニッケルと呼んでいる)に
似てなくもないので,きっと5セントと間違えられて
渡されたんだろう.

ちなみに1ポンドは2.31カナダドルらしい(236.79円;07年1月16日18時半現在).

ということは,20ペンスは46セントぐらいか.

おぉ,これはめちゃくちゃ得じゃないか!

もし25セントと間違えられて渡されたとしても
まだまだお得!!

…って,所詮カナダじゃ使えない金を渡されても
そんなものその辺に転がっている石ころと同様
価値なんてありゃしない.

まあ,わずか5セントの損で,今まで見たこともなかった
硬貨を見ることができたのはよかった.

それに5セント以上のワクワク感は貰ったし,
そう考えるとずいぶんお得な20ペンスだった.

お財布の中に大事にしまっておくとしよう.

いつか誰かにこのやられたドキドキ感を
譲り渡せる日がくるときまで.

投稿者 カズ : 01:08 | 留学生活

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