2010年1月7日

レバノン料理

なんだかワタワタしていたら
いつの間にやら1月7日になっていた.

七草粥ではないけれど
とりあえず…なんだろう.
レバノン粥とでもいえばいいのか
そんなものを食べてみた.

去年末から更新頻度が落ちたけれど
その理由はもうすぐ書けるんじゃないかと思う.

人生忙しくなってきた.

まあ,なんとかなるだろうし
なんとかしていくしかない.

そんなわけで,今年もどうなることやら.

皆さん,本年もよろしくお願いします.

さて,上に書いたレバノン粥.

なんだその珍妙な料理は
と思う人もいるかもしれないけれど
そもそもそんなものを作る方針ではなかった.

きっかけは一昨日のレストラン.

たまには外食でもと思っていったのが
レバノン料理の店だった.

ダウンタウンにある店で
前に一度行ったことがある.

そのときは友達のコンサートの打ち上げで
なかなかおいしかった記憶がある店.

まだカミさんとはいっていなかったので
行ってみようとなったのである.

店はなかなかオシャレなお店で
お客さんも3組ほどいた.

席に案内され,メニューを眺める.

何にしよう.

そもそもレバノン料理とは?
と思う人もいるだろうし,レバノン自体が
どこにあるか謎の人もいるんではなかろうか.

中東の国の一つで,南はイスラエル
そして西側は地中海に面している国だ.

で,料理はといえば
一般的な中東系の料理が多い.

そもそもそこらで売られているそちら系のものが
はたして中東のどこから来ているのか?ときかれても
僕にはさっぱりと判断がつかないわけだけど
料理をざっと挙げるのならば,シシケバブ,シシクフタ,ハモス,
ファラフェル(豆と香辛料で作ったコロッケみたいなもの),
パセリたっぷりでトマトやハーブが入ったtabouliというサラダ
そして,デザートはバクラヴァという甘いパイ生地らしきものが層状をなしているお菓子
などがある.

ちなみにシシケバブとシシクフタの違いはというと
店員さんによれば,シシケバブは肉を塊のまま串に刺して焼いたもの
そしてシシクフタは,ひき肉を串に刺して焼いたもの
だそうだ.

レバノン料理もこういった料理が並ぶわけだが
さてはて何を頼もうか.

個人的にはシシケバブよりもシシクフタ.
鶏肉は胸肉なので,鶏よりも牛.

となるのだが,毎度それでは面白みがない.

メニューを見てみるならば,
スパイシービーフソーセージなるものが
目に入った.

う~ん.これは気になる.

ソーセージといえばドイツ.

レバノンのソーセージとは?
とこれをオーダー.

ついでにせっかくなので前菜をとなるのだが
ここで再び迷った.

ナスのペースト状の料理にするか
それとも小ナスの詰め物マリネにするか.

ナスのペースト状のものは
昔どこかで食べた記憶があり,なかなかおいしかったと思う.

ここは小ナスにするかどうするか.

結局,困って店員さんに聞いてみると
どっちもおいしいよー.と的を得ない返答が.

結局のところ,小ナスの詰め物マリネ
にしたわけだが,これが上の粥に通じるわけである.

注文してすぐに,小ナスが4つのった
小皿がでてくる.

ふーむと一口かじってみれば
しょっぱい.

果てしなくしょっぱい.

一緒に出てきたパンというかピタ
(こいつは焼き立てでそのままでも十分おいしかった)を
齧るのだが,泣きそうになるほどしょっぱいではないか.

味はというと,詰め物がコリコリしていて
ナスの風味はほとんどなく,だけれども
どこかで食べたような味付けなのだが
それより何よりも塩辛さにやられた.

店員さんが味はどう?ときいてきたときに
普段ならgoodなんていっておしまいなのだが
このときは,もうそんなレベルではなかった.

しょっぱい.というと,
答えは,まーね.マリネだからね.
という返事が.

…えっ?マリネってしょっぱいのか?

そんなわけないだろう.
酸っぱいならわからんでもないが
しょっぱいって.

結局,僕は一つ食べるのがやっと.
カミさんは一口食べただけでやめ,
ほぼ3つを持ち帰ることになったのだ.

そのときの結論は,これはご飯がないとダメだ
というもの.

そして,昨日の朝,ご飯と一緒に食べていて
どこかで食べたことがある食感に味付けを
思い出したのだ.

ザーサイ.

間違いなくザーサイ.

ナスではなくその中の詰め物の食感が
ザクザクとしてまさにザーサイ.

そして,それがマリネされていて
その味付けもザーサイそっくり.

ザーサイそっくりとなれば
中華粥.

と今日のレバノン粥に繋がるわけである.

で,味はというと,しょっぱかったが
歯ごたえ味付け共に悪くない.

ただしザーサイとこれ.どちらを選ぶか
といわれれば,ザーサイで十分な気がしなくもない.

ちなみに,ソーセージ.

お皿に出てきたのは,僕の想像をはるかに
超えるソーセージ.

いや,ソーセージなのか?あれ.

小判状のひき肉の焼き物.

ソーセージは腸詰めだとばかり思っていたし
筒状の形をしていてもらわないと困る.

目の前にあるのは,筒状でもなければ
腸詰でもない.

小判状のひき肉の焼き物.

そして,その上に刻んだトマトらしきものがのっているのだが
なぜトマトといいきれないかというと,スパイスの強さに
はっきりいってそれが何か判断できなかったから.
きっとトマトなんだろうが,トマトの味は微塵もしなかった.

そのソーセージとよばれる料理の味はというと
一言でいうなら,奇妙.

複雑すぎるスパイス・ハーブの掛け合いで
うまいというよりも,なんだこれ?と?が頭に駆け巡る味.

どこかで食べたという記憶はまったくなく
新しい味なのだが,おいしくはない.

奇妙な味.

中東系の店で二度とソーセージと名がつくものを
頼むのはやめようと思わせるには十分すぎた.

レバノン料理.

これだからいろんな料理を口にするのがやめられない.

投稿者 カズ : 22:52 | 食べ物 | コメント (0) | -

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