2009年4月29日

痰きり飴

最近,話題というかかなり
危険な状況になりつつある
豚インフルエンザ.

今日の新聞に載っていたのだが
ウィンザーで3人メキシコ帰りの人が
検査を受けたそうだ.

結果は陰性.

ほっとしたのだが
しかし,現実的に考えて
ウィンザーまでやってくるのは
時間の問題だろう.

カナダ自体にはすでに入ってきているし
川をまたいだ向こう側の国,アメリカでもそうだ.

う~ん.心配だ.

さて,日本に帰ったときに
たんきり飴を買ってきた.

お祭りでしか食べた記憶がないのだが
けっこう好きだった.

日本に帰ったときにタイミングよく
お祭りがやっていれば買うのだが
しかしそんなに上手いこと世の中はいかない.

残念だと思っていたら
スーパーで買出しをしている最中
たんきり飴とかかれた小袋を発見した.

見た目は真っ白で,棒状の飴を
親指の頭程度に斜めに切ったような感じ.

これだ!

と喜び勇んで買ってきて
カナダまで持ってきたわけである.

ふる里の味 たんきり飴.

そう書かれたパッケージを
びりっと破き,一つ口に放りこむ.

やさしい甘さが懐かしく
ほんわかおいしいのだが,
さて?と首をかしげた.

こんな味だっけ.

以前に調べた広辞苑に載っていた
たんきり飴の説明,
“大豆・胡麻・生姜などをまぜた
固飴を薄く引き延ばして,長方形に切ったもの.
香辛味があって口中をさわやかにし,痰切りの
効があるとされた”
は,記憶にあるものと違う.

香辛味なんてなかったと思う.

では僕の記憶違いかというと
そうでもないだろう.

手元にあるそれはまさに
僕の記憶にあったたんきり飴だから.

ちなみに原材料は
水飴,砂糖,麦芽水飴,片栗粉
だそうだ.

大豆,胡麻,生姜なんてものは
一切入っていない.

なんだか生姜が入った広辞苑の痰きり飴に近い飴も
祭りで売っていた気がするけれど
それは別の名前だった気がする.

幼いころの淡い記憶が
その味を美化していたのか
はたまた製法や分量が異なるのか.

お祭りでテンションがあがっていた
というのもありそうだ.

なんにせよ何年ぶり,いや10何年ぶりに
再開したたんきり飴.

このやさしい甘さは
カナダにあってたまらない.

投稿者 カズ : 20:58 | 食べ物 | コメント (1) | -

2009年4月28日

気温10度.

寒い.

なんてよくわからない国なんだろう.

さて,昨日の机の話もそうなのだが
週末は車を借りて必要なものを
買ったり運んだり選んだりと大忙しだった.

今まで家具付きの家ないしはアパートに
住んでいたこともあり,家具らしい家具は
ほとんど持っていない.

幸いにも日本に帰っていった友達達から
いろいろな家具を譲り受けたので
全てを購入とまではいかなかったが
それでも必要なものはでてくる.

その中の一つが棚だ.

そもそもは台所に
机を置く予定だった.

電子レンジなどを乗せておく
ための机で,なにかないかと
思っていたが,値段と大きさなどを
考えると,どれも微妙.

結局,机ではなく棚にしたわけだが
これもなかなか一筋縄ではいかない.

いつでもある値段の壁.

たまたまとあるお店のホームページで
棚を探していたら,けっこう安く
出ていたので,よし,この店はウィンザーにもある.
車を借りたらいってみよう.といってみたら
そのお店には置いてなかった.

ホームページに載せるぐらいのものならば
全ての店で取り扱え.と思うわけだが
そこはあれ.カナダだからしょうがない.
と思うしかない.

これだと予算が…,あれだと大きさが…
といろいろ悩んだわけだが最終的には
家具店やホームセンターは諦め
ウォールマートにいったら,見つかった.

キッチンにはあまり向かないかも
しれないけれど,コスト・サイズでいったら
悪くはない.

車を毎週借りて棚を探すのもいやだったし
なにより不便.

よし買ってしまおうと,棚を購入した.

家に帰り,ダンボールをあければ
でてくる板にネジの山.

日本でも組み立て式の棚は
あるわけだが,最近のものは
ドライバーがあれば.とか
付属の六角レンチを使えば.
みたいなものではないだろうか.

そもそも僕は不器用なことこの上ないため
そういったものですら敬遠しているので
詳しくはしらないが,お手軽な組み立てキットに
なっていると思う.

が,こいつは違った.

+ドライバーに-ドライバー.
付属のレンチにハンマーと総動員しないと
ダメみたいだ.

幸いにも友達からベッドを貰った際に
ドライバーセットも貰っていたので
ドライバーはなんとかなるのだが
ハンマーはない.

大学に行けば,岩石用のハンマーが
あるけれど,それも面倒だ.

家に帰ってから再び出かけるようが
あったので,そのときについでに
ハンマーを購入し,準備完了.

取説通りに作っていけば問題ないであろう
それも,僕にとっては,大きな壁だ.

かといって,カミさんに
できねー.作って.と大工仕事を
頼むのもなんとも情けない.

ここでやらなきゃどこでやる.

取説と睨めっこしつつ
ドライバーを握る.

作業自体は面倒だったり
作りがやはり大雑把で苦戦もしたけれど
なんとかなった.

時間にしてどのぐらいだろう?

1時間以上は格闘していたと思うのだが
失敗もなく順調に進んでいった.

こういった棚というのは
最初が面倒なのだが後半は
組み立てる作業がほとんど.

つまり後半になればなるほど楽.

終わりが見えてきて,最後の
棚の後ろ側を釘で打ちつける作業に入ったときのこと.

こんな組み立て式の棚で
釘を打ち付けるとはね~.もう解体して
次の場所にもって行くことは無理か.と思いつつ
トントンと釘を叩く.

普段まずやることがない作業.

恐らく自分ひとりで住んでいたら
一生こんな棚を作る過程で釘を打つなんて
ことはしなかっただろう.

簡単な組み立てか出来あいの棚を購入する.

それが,いま自分は棚を打ちつけ
棚を作っている.

その瞬間,あ~結婚して妻がいまここにいるんだな
と実感した.

ささやかなことだけれども幸せな瞬間といえるだろう.

汗をかきかき完成した棚.

それをみたカミさんが最初にいったのは
お褒めの言葉でなく,ここはこうしたほうがよかった
という小言アドバイスだった.

…僕は結婚してカミさんがそばにいる.
揺るぎのない真実がそこにあった.

投稿者 カズ : 21:57 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月27日

典型的

暑い.

溶けそうなぐらい暑い.

最高気温は30度前後.

明日からは再び15度前後になるそうだが
しかし,この週末はしんどかった.

エアコンを買うかどうか迷うこと2日.

結局,本格的な暑さになるまで
扇風機を買ってしのぐことにしたが
扇風機のありがたさが身にしみる.

エアコンを買いに行くのは
来月か再来月か.

とりあえずエアコンなしで
夏を乗り切るのはやっぱ不可能だと
実感した.

机を買いに行ったときのこと.

いろいろ見てまわって,17時50分ごろに
やっぱあの店にしようと最初に見た店へ.

土曜日だったのだがさすがにまだ
やっているだろうと店に入ると
どうやら18時まで.

あと10分.

目星はつけておいたので
一直線で机の場所に向かい
店員を捕まえて,これを欲しい
と机を指す.

もうレジ閉めちゃったけど
また開けてあげるわね.みたいな
ことをいうわけだが,ちょっとまて.
まだ閉店まで10分…いや7分はあるではないか.

まあ,カナダではよくあることと思いつつ
レジに行き,会計を済ます.

現物限りで安くなっていたこともあり
表面の細かい傷は補償外です.みたいなことに
同意のサインをして,お支払い.

してみるとこんなことをいわれた.

机を包む人がもう18時で帰っちゃったから
明日取りに来てもらえる?

…いやいやいや.

意味がわからない.

まだ18時にもなっていないし
机の包装ぐらいあんただってできるだろ.

カナダらしい.

が,そこで引き下がるわけがない.

じゃあ,包装はいらないから
このままもって帰るとそのまま引き取った.

開店時間より遅く開き,閉店時間より
早く閉まる.

そして,自分の仕事以外はどんな簡単なことだろうと
やろうとすることはない.

まさにカナダを縮図したような店.

こんなことに呆れたらダメだと思いつつ
やっぱり文句がでてしまうのはもうしょうがないことかもしれない.

投稿者 カズ : 20:55 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月24日

学会

今週の火曜日は霰が降ってきて
最高気温が一桁と思ったら
今日の気温は,24度.

明日は30度で週末は暖かそうだが
火曜には15度まで落ちるとの予報.

いったいどうなっているんだ.
このカナダと言う国は.

もうウィンザーに来て4年だか5年.
やっぱりまだ理解できない.

さて,オーストラリアでの学会.

いろいろと学ぶことは多かったが
さっぱりと意味のわからない発表内容もあった.

意味がわからない.というのは
発表内容が意味が通ってないというわけではなく
僕の頭が理解するに達していないということ.

二日目の大半がモデリングに関してだったのだが
もうほとんど全滅.

モデリングの重要性はわかるし
自分の研究エリアに関してのモデリングは
なかなか興味をひかれるけれど
勉強したことがない分野なので
聴いていてもその面白さがさっぱりとわからない.

そもそもモデリングというのは
それが本当かどうか調べる手段が
ない…と思う.

これは僕がいったことではなく
モデリングを博士課程で専門とする友達と
話したときにその友達が言っていたことだ.

モデリングを行なう場合,
前提がいろいろあり,その地質的前提のもと
例えば流体の条件(種類・温度など)をかえて
どうなるか.といったことを調べる.

つまるところ前提が崩れれば
全てがダメなわけで,非常に複雑なことになっているわけだが
たいていシンプルなモデルを使っていたりする.

ただそれでも3Dとかのモデリングをしようとすると
かなり時間がかかるそうで,はぁ.とか,へぇ.
とかそんな感想しかでてこない.

学会などに行ったときに
自分の専門外を聞く場合,それが今後自分の研究に
応用できそうか,もしくは自分の研究が応用できそうか
などに注意を払うのが寝ない秘訣だと思うわけだが
モデリングとなるとそれも難しい.

しかし,これはなにも自分にだけ当てはまることでもない.

例えば,僕の研究している古地磁気学.

その学会で古地磁気を専門にしている研究者は
僕と教授とマグネ研の助教授.

つまりウィンザーから参加した3人だけ.

僕の発表にしたって他の人から見れば
なにがなんだかわからない.といったところだろう.

15分の発表なので古地磁気の導入を話す時間はないし
古地磁気を知っているものとしてたいていの話は進めていく.

となるとどうなるかといえば
答えは単純で,質問にしたって,うん?
というような質問がきたりする.

自分の発表のときに質問して来てくれた
とある研究者の人とその後,話をしたのだが
うまく話がかみ合わなかった.

教授に言うと,その人にとって古地磁気なんて
たぶん大学のころにちょろっと
授業できいたぐらいだろうし,そんなもんさ.
と笑っていたが,ようするに自分の専門外なんてそんなもんらしい.

僕が他のものをさっぱりと理解できなくても
そんなもんだ.で済ませるのはよくないけど
全部を理解することなんて不可能なわけだ.

とりあえず3日間の学会でいくつか
数えるほどだがためになったことがあったので
それだけでよしとしよう.

これを少しずつ増やしていき
実際に将来の自分の研究の糧としていきたいものだ.

投稿者 カズ : 22:56 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月23日

フライト

ようやく家にネットとテレビが繋がった.

それぞれがないというのも
悪くはないものだけれども
やっぱりあったほうがいい.

とりあえずケーブルテレビは
アナログではなくデジタルとやらに
加入してみたのだが,その使い方も
これから覚えていかないと….

まだまだ新生活は始まったばかりだ.

さて,オーストラリアでのトラブル.

ACアダプタを忘れ,
荷物が出てこなくなり,
おまけに靴がぶっ壊れそうになる.

ただそれらはオーストラリアに到着後
学会が始まる前にほとんど解決していた.

あの出発日が厄日だったんだ.
さすがに悪いことばかりが続くなんてことはない.
なんて油断していたが,家に着くまでが遠足.

最後の最後にどでかいのがやってきた.

それは,アデレードからブリズベンに
そして,ブリズベンからロサンゼルスに
移動後に起きた.

ロサンゼルスに到着し,比較的
スムーズに国境を越えることができた.

デトロイトほど混んでもいなかったし
質問もいやらしい質問はなかった.

荷物を受け取り,税関を抜け
さて次の飛行機は,と
電光掲示板をみる.

ロスからシカゴへの便.
…あれ?もしかしてこれか?
と手元のチケットを見比べてみるが
どうやら疑う余地はなかった.

13時に変更になりました.

当初の予定では10時ごろだったと
思うわけだが,なぜだか3時間も遅れやがった.

そしてこれはまずい.

なぜならばシカゴからデトロイトへの
乗り継ぎがその次に待っていて,
どう計算してみても,その搭乗時間に13時出発では
間に合わないのだ.

とりあえずサービスカウンターに行こう.
とセキュリティーを通って向かっていった.

まだ早かったこともあり,せービスカウンターは
それほど混雑はしていなかったが,しかし
それぞれの人が乗り継ぎなどのトラブルを抱えていて
時間がかかるっていったらありゃしない.

待っているとだんだんと長くなっていく列.

相変わらずカウンターには2人の職員しかいないし
しかも,その職員の一人があまりトラブル対応には
向いてなさそうな人だった.

よくしゃべるおばちゃんなのだが
その苛立ちが話す過程でこちらに伝わってくる.

トラブルを起こしたのはそちら
苛立っているのはこっちなわけで
それに苛立つなとはいわないが,
それは隠すべきだと思う.

僕らの番がやってくると
残念ながらそのおばちゃんのところだった.

シカゴからデトロイト便を訊くと
残念ながらやはり間に合わないとのこと.

間に合いそうな便は一つあるけれど
それは満席.翌日の朝一のならば
取れるとのこと.

ホテルなどの確認をした後に
とりあえずその日の最終便の予約キャンセル待ちも
した.

したのだが,実際にはできてなく
シカゴについた後,再びキャンセル待ちをしたい
旨を伝えなければいけなかったわけだが
もうなんていうかね.

他の人への説明も,この便は空きがあるけど
到着する前に出発してしまう.でも
(出発が)遅れる可能性は十分にあるから
予約してみます?といった感じの説明.

たしかに飛行機の搭乗が遅れる可能性はあるわけだが,
したら,なんのための時刻設定だよ
とか思う.

結局,待つしかないのでロスの空港で
待っていたわけだが,13時予定となっていた搭乗時刻は
刻一刻と変化していった.

13時15分となり,13時30分となった.

さすがにと思ったら14時になり
14時直前に14時半となった.

いや,遅れるってここが遅れてどうするんだ
と思うも,もう怒る気力すら起きない.

結局のところ14時半に出発した飛行機に乗り込み,
シカゴに到着.

デトロイト行きの最終便に空きができるか
かけてみたけれど残念ながら空きはできることなく
翌日のフライトとなった.

カウンターでホテルを取ってもらい
10ドル分の食事券を貰い,空港を去ったのだった.

天候とかではなくメカニカルトラブルといっていたので
アメリカン航空の責任.

ホテルを取ってもらったが
しかし,ここまでのことを考えると
まったくもって嬉しいということはない.

アメリカン航空を人生で初めて使ったわけだが
やはり第一印象というのは重要だ.

このトラブルに荷物がでてこないという
おまけつき.さらにサービスカウンターでの対応.

それ以外の選択肢がない場合を除き
二度と使うことはないだろうと心に決めたのだった.

投稿者 カズ : 21:53 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月21日

お~カナダ

今日の天気は不安定すぎた.

雨が降ってきたかと思えば
晴れてきて,曇ったかと思えば
激しい霰.

この4月の終わりの時期に
霰.

一度ではなく数時間おきに上のサイクルが
やってきたので,突如として激しい
霰が打ち付けるということが何度も起きた.

気温は当然のごとく,寒く
8度9度ぐらい.

ただこれが不思議なところなのだが
週末には20度を超える気温になるとの予想だ.

同じ週で霰からさんさんと輝く
夏のような天気.

まったくカナダというのは
けったいなところだ.

さて,ようやく荷物が手元にやってきた.

本来は土曜の夜にはデトロイトに
きてなければおかしいわけだったのだが
まだかまだかと待つこと3日目.

ついに届いた.

残念ながらどこを経由してきたのか
ちょっとわからないけれど,しかし
無事に届いただけもよしとしよう.

ただちょっと腹立たしいのは
配達の時間.

今日の朝7時ごろ電話がかかってきて
荷物が届いたので,今日中に配達します.
といわれた.

今日は大学に行かなくてはいけない用事があったし
車も返さなければいけない.

時間を指定してくれないと無理です
と伝えると,午前中といわれたので
もっと具体的に.とカナダ的には難しい要求をした.

してみたら,いったいいつならいいの?
といわれたので,朝の9時半までか11時から13時の間は
家にいるようにする.と伝えると
8時になってみないとわからない.という返事がきた.

8時になって再び電話がなり,
そこでいわれたのは,9時半まではちょっと無理そうだ.
午後とかどうだ?とのこと.

午後だと遅くならいい.

と伝えると,問題ない.22時までやっている.

では,17時過ぎで.というと
わかった.17時過ぎと書類に書いておく.
あと事前に連絡をするのでよろしく.
となった.

これはなかなかの成果といえるだろう.

1日中家にいてくれから,17時以降22時まで
という時間指定を勝ち取ったのだ.

日本だともっと細かくできるのはわかっているし
そもそも1日中家にいてくれなんてことはいわれない.

が,カナダだとそれが普通だし
時間指定なんてできない.不可能.
きいても,わからない.の一言でたいていの場合終わる.

それがとりあえず時間指定をできたのだ.

よし,17時までに仕事を終わらせるか.
と取り組んでいたら,15時過ぎ電話がかかってきた.

今家にいるか?あと30分ぐらいで届ける.
家にいてくれ.

…なんかもう争う気も起きなかった.
荷物が届くだけよいというものだ.

しかし,あれほど念を押した17時過ぎ….

やっぱりここはカナダだった.

投稿者 カズ : 17:23 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月20日

荷物がこない.

なんだか嫌な予感しかしないのだが
待っているときはそんなもんだ.

とりあえず待つしかないのが
辛いところだ.

さて,トラブルその3.

靴がぶっこわれそうになった.

そもそも出発するときに
なんとなく嫌な雰囲気を感じていた.

頭によぎるのは去年は
12月25日のこと.

カミさんと一緒に婚姻証明書を
市役所に提出しにいったとき
靴が分解した.

車を降りて歩いていると
面白いことに靴が綺麗に真っ二つに割れた.

意味がわからないかもしれないけれど
僕も意味がわからない.

原因は…なんだろう?

ほとんど履く機会がなく
見た目とは裏腹にけっこうな
古さがあったからかもしれない.

そんな意味では今回の靴もそうだ.

なにせ僕が初めてウィンザーに
やってきたときに持ってきた靴.

別にそのときに新しく買ったわけでもなく
富山時代に買ったものである.

してみるならば,7年近く
経っているのかもしれない.

ただ普段履くことがないので
見た目はやはり綺麗だ.

なにか特別のことが
すなわち学会などの多少は
綺麗な格好をしないといけないときに
履くぐらいで,すなわち年に1, 2回出番がある程度.

あとは下駄箱の中で眠っている.

特に履きにくいわけでもないので
今回はこの一足でいこうと思い,
下駄箱から取り出した後,埃を払ってみると
やはりなかなか小奇麗にみえる.

僕の感覚だけではなく,
助教授の人も,綺麗だしそんなに
古そうには見えないけどね~
といっていたぐらいだ.

下駄箱から取り出し
古いという感覚はあったので
とりあえず靴底をちょこちょこと
さわってみる.

う~ん.なんだか出所不明の
違和感を感じないこともないけれど
時間もないし,これでいいか
と靴を履いた.

で,デトロイト空港でのこと.

セキュリティーチェックで
靴を脱いだ.

あれ?と脱いだ瞬間
気がついた.

ただセキュリティーを通らないといけないので
調べるのは後回し,とりあえずX線に通して
自分自身も金属探知を通り抜けて,靴を履くときに
ちょっと調べてみた.

…剥がれてきてる.

しかも両方.

これは不味い.

他の靴は残念ながら持ってきていない.

サンプリングなら安全靴とスニーカー
のように靴をもっているのだが
特に今回は荷物を少なくしようと
サンダルなども持ってきていなかった.

あるのは機内ではくための
スリッパだけ.

さすがにそれを履いて
空港内や外を歩くのは無理があるので
その靴でできる限りねばることにした.

とりあえずなんとかしないといけないので
教授に,靴がぶっ壊れそうなので
靴屋さんないしはボンドを買いたいです.
オーストラリアについたらいっていいですか?
と相談.

もちろんダメといわれることもなく
最初にそしたら行こうか.となった.

あとは耐久レースである.

靴底が完全に剥がれてしまわないように
気をつけるわけだが,しかし,そんな気をつけるといっても
たかがしれている.

移動が飛行機とタクシーで
それほど歩き回ることがないと思われたのが
せめてもの救いだった.

オーストラリアはアデレード空港に
到着し,荷物はでてこなかったが,
靴はまだなんとか分離せずに済んでいた.

右側の靴はまだマシだったが
左側は約1/3程度剥がれている状況.

歩くと違和感を感じるし
外れているというのがわかる.

空港で同じマグネ研の助教授の人と
合流し,モーテルに向かった.

チェックインを済まし,お昼ご飯を
食べるためにも外に出た.

モーテルはダウンタウンに位置していて
移動にはなかなか便利.

が,肝心の店がやっていない.

店はダウンタウンらしくたくさんある.

靴屋さんも何軒か見かけた.

しかし,やっていない.

祭日の月曜日.

ACアダプタ探しでもそうだったが
綺麗に一軒もやっている店がなかった.

しょうがないので,靴もその日は諦める.

到着当日は特にやることが
なかったので,町を歩くことになったのだが
しかし,半壊しかけた靴.

ただ靴を理由に町の散策をやめるというのも
嫌なので,そのまま結構した.

その日も幸いにも靴は大丈夫だった.

翌日,インフォメーションで
町の観光情報を教えてもらったついでに
靴の修理屋さんの場所も教えてもらう.

無事にたどり着け,値段をきくと
15ドルの由.

自分で直すならこのボンド.
7ドル.

約半額.

安く済ませることに越したことはないので
とりあえずボンドを購入.

ただたぶん一晩はくっつくのに
かかりそうだったので,やはりその日も
ペタペタと半壊の靴で歩いてまわった.

結局,夜までなんとかもったのだが
正直なところ左側のほうは
かなりやばかった.

2/3以上が剥がれ,もうギリギリ
くっついているという表現がまさに
正しい感じ.

考えてみれば,剥がれた状態で
歩くということは接着部との境界に
余計な力が加わり,どんどん剥がれていくのだろう.

あぶない,あぶない.
とボンドをたっぷりと塗りつけ
ベッドに潜り込んだ.

翌日,調べてみると
なんとかくっついている様子.

やはり底がしっかりしていると
歩きやすい.と当たり前のことを
再確認しつつ,気持ちよくアデレードの
町を闊歩したのだった.

ちなみにこの靴.

その翌日と翌々日.

再びボンドを塗る必要性がでてきた.

結局カナダに戻ってくるまで
ボンドのおかげでなんとかもっていたけれど
さすがにもう寿命だろう.

本当は結婚式にこの靴をはいていく
予定だったがそれも無理そうだ.

今回の教訓としては
嫌な予感というのは当たるのが
世の常ということだろう.

それにしても,靴は壊れるし
ACアダプタは忘れるし,荷物は往復ともに
出てこないし災難続きのオーストラリアだった.

だった….いや災難はこれだけ終わらなかった.

愚痴はまだまだ続く.

投稿者 カズ : 01:29 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月19日

到着

ようやく家についた.

ただでさえ長い道のりが
さらに長くなったのだが
まあ,家に着けばいいや.

とりあえずそれだけで十分.

4時間ほどしか寝てないので
今日はゆっくりと昼寝…といかないのが
つらい.

その理由は,別に大学に行かなくては
いけないとかそんな高尚な理由ではない.

荷物待ち.

そう再び荷物がでてこなかった.

教授のものはでてきているのに
なぜなんだ.

もう怒り喚き散らす気力すら残っていない.

投稿者 カズ : 10:10 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月17日

行方不明

学会最終日.

振り返るとあっというまだが
今日の残りのプレゼンを考えると
まだまだ先が長いなぁと思ったりもする.

とりあえず明日のホテル出発は
朝の4時.

それに寝坊しないように
プレゼン中にお昼寝…とはいかないので
今日はさっさと寝るとしよう.

さて,トラブルその2.

飛行機から荷物がでてこなかった.

これ自体はそれほど珍しいことではないだろう.

珍しいことであってほしいが
けっこう頻繁に起こる.

少なくとも自分には起こっている.

日本からデトロイトは直行便なので
まずどこかに行くことはないのだが
乗換えがあると,その可能性は一気に高まる.

今までの移動を考えてみると
乗換えがあって,荷物がでてこなかったことは
たぶん50%ぐらい.

往復のどちらかではたいてい
でてこなかったりする.

幸いにも荷物がどっかに
行ってしまってでてこなかった
ということはないけれど,
やはり気持ちがいいものではない.

空港で荷物がでてくるのをひたすら待ち
荷物を待っている人の数はどんどん減っていくのを
ぼんやりと眺める.

そして,ベルトコンベアの上には
引き取り手がいない荷物が延々と
まわっていて,あぁ,自分の荷物も
どこかでこうなっているのか.と
憂鬱な気分に.

そのうちベルトコンベアは動きを止め
もしくは次の便の荷物がやってくる.

呪いの言葉を吐きつつ
カウンターに行き,荷物がでてこないんですけど
と苦虫を噛み潰したような顔でいい
宿泊先と荷物の外見を伝える.

荷物が届きしだい宿泊先に届けます.
万が一今日中に届かなかったら,こちらまで連絡をお願いします.
みたいなことを言われるわけだが,
気分が沈んでいるため,その万一に入るんじゃないかと
悪いほうへ悪いほうへ考える.

最終的にはでてきているので
それほど大きな問題はないのだが
やはり余分な心配はしたくないというもの.

それにしても,なんで毎回僕のがでてこなくて
うちの教授のものはでてくるのだろう.

同じタイミングでチェックインしているのに
自分のものがどっかいくというのは
呪われているとしか思えない.

なんなんだろう.

日ごろの行いだろうか.

全くもって納得がいかない
荷物の行方だ.

ちなみに今回,僕の荷物はタグによると
メルボルンに行ってしまっていたみたいだ.
まだ訪れたことのない都市,メルボルン.
ちょっと荷物に嫉妬する.

投稿者 カズ : 11:23 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月16日

ACアダプタ

オーストラリアの物価がよくわからない.

前に来たときも,ちょっと高いな.
と思ったが,どうやらそれはあまり
間違いではない感覚だったのかもしれない.

まあ,個人的なものを除いたら
何一つ自分で払っていないので
あまり関係ないっていえば関係ないのだが
将来オーストラリアに旅行に来ようかな
という気がなくなっているのは確かだ.

さて,トラブルその1.

ACアダプタを家に忘れる.

このなんとも情けない状況に
気がついたのは,デトロイトから
ロスに飛ぶ飛行機の中でだった.

機内で多くの人がノートパソコンを使っているのを
みうけ,どっかに電源があるのかしら?と
自分の座席周辺を覗いてみた.

どこだろう?と考えているうちに
はたと気がついた.

ACアダプタをいれたっけ?

考えれば考えるほど
入れた記憶がない.

たいていこういった記憶は
あっているもので,バックのどこをみても
それらしきものは入っていなかった.

さてどうしよう.

バッテリーはだいたい1時間ほどもつ.

1時間あれば,メールのチェックなどはできるけれど
それにあわせてプレゼンの練習をしようとすると
けっこうしんどい.

そもそもメールチェックも限られた時間しか
できなくなる.

困った.

ということで,僅かな望みをかけて
空港内の店を探したわけなのだが
一向に見つからない.

それらしきものはあったのだが
しかし,それは機内,車のシガーソケット専用のもの.

肝心の家庭用電源からとることができない.

どうやらACアダプタを忘れるなんて
人間はそれほど多くないようだ.

どうしたものか.
だれか学会に東芝のノートパソコンを
もってきている人はいるかしらん?と
思ったものの,学会参加者一人ひとりに
東芝のノートパソコンを持ってますか?と
訊いてまわるのは現実的ではない.

残念ながらオーストラリアはアデレード到着の
月曜日は,休日だった.

休日の理由はわからないけれど
イースターマンデーだろうか?

とにかく綺麗に店が休みで
ACアダプタを探す以前の問題.

で,翌日.

何軒かまわり,ようやく教えてもらった
パソコンショップ.

東芝のパソコンなんだけど
ACアダプタある?と店員さんにきくと
パソコンが手元にないとなんともいえない
との返事が返ってきた.

しょうがないのでモーテルに戻り
パソコンを持って再度突撃.

その前に別のパソコンショップにもいったが
そちらでは199ドル.

パソコンだけでなく,USB経由で充電できたりといった
いろんな機能がACアダプタに備えられていたが
しかし,そんな機能は必要ない.

IPODなんてもってないし,
もともと旅行を想定してもっているmp3プレーヤーは
電池で動くものだ.

というわけで,199ドルのそれは
最悪の場合を考えて保留.

最初に入ったコンピュータストアに行く.

ノートパソコンをだして
これに合うACアダプタをくださいな
というと,電圧と電力を教えてくれ.
といわれた.

パソコンの裏を見ると,定格電圧DCは19Vの由.

ここに電圧が書いてあって19Vですよ.
というと,では電力は?と続く.

電力は書いてないけど,でも
定格電流ってのが書いてあるから,これをかけたらいいですよね.
というと,よくわからない.このノートパソコンが
対応しているかメーカーのホームページで確認してという返事が.

えっ?

意味がわからない.たしかに電力は書いていないけれど
DCって書いてあるから直流.したらば,単純な物理計算だ.

電流×電圧=電力

小数点が混じっているので暗算では具体的数値を
出すのがちょっとしんどいけれど,だいたいは求めることができる.

その旨を伝えると,私じゃよくわからないから
別の店員にきいて.となった.

結局,その店員さんに,電圧が19Vで電流がこれだけ
というと,もともとこれならいけるんじゃないかな?
と予想を立てていたACアダプタをもってきてくれた.

試してみると,さすがは全メーカー対応.

東芝のそれに合うプラグがみつかり
お買い上げ.109ドルだっただろうか.

ついでに,オーストラリアのプラグ形式から
北米形式のプラグ形式への変換コネクタも買い
これでカナダに戻ってからも使える.

オーストラリアでの約110ドルの出費は無駄にならず
また,なんとか学会発表の練習に間に合った.

しかし,まさかACアダプタを忘れるとは.

痛恨のミスとはまさにこのこと.

いったいなんで忘れたんだろう.

こいつがないとバッテリーがなくなった瞬間,
ノートパソコンがただ重たい箱になるだけだ.

次があるとすれば,きちんとリストアップして
最終確認しておきたいものだ.

投稿者 カズ : 01:54 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月15日

トラブル

無事に学会が開かれる
オーストラリアのアデレードまで
たどり着き,実際のところさっき
自分の学会発表が終わった.

のだが,いろいろな
トラブルがあった.

トラブルその1.

パソコンのACアダプタを忘れた.

その2.

荷物が飛行機からでてこなかった.

その3.

靴がぶっこわれそうだ.

オーストラリアに来る前に
友達といった中華レストランで
食べたフォーチュンクッキー.

たしか内容は,スリリングなことが
おきるでしょう.みたいなことが
書いてあった.

これは初めての英語での学会発表の
ことを示しているのか?
フォーチュンクッキーで,こんな
現実的に起こりそうなことを書いてあるなんて
珍しいなぁと思っていたが,予想以上だ.

フォーチュンクッキー.

ちょっと見直してしまった.

投稿者 カズ : 01:27 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月10日

春という季節

準備がだいたい終わった.

荷物をどうやって持っていこうかと
悩んでいたが,結局,機内持ち込み可能な
大きさのキャリーケースにした.

他の可能性は,普通のスーツケースに
バックパック.

学会に行くのに,バックパックで
というのもなんだか変な感じ.

が,スーツケースだと
1週間の旅には大きすぎる.

キャリーケースだと1週間には
ちょっと足りない気がしなくもない.

どうしよう.と悩みつつ
とりあえずキャリーケースに
詰めてみたら,ギリギリはいった.

モーテルにタオルその他あると
信じて,何一つ持っていかないことに.

下着を詰め込み,後は洗面用具.

なんとかなるもんだなと
とりあえず詰め込み作業は終わったが
お土産その他が入る余地はなし.

まあ,オーストラリア2回目だし
学会で教授と同じ行動だし
そんなもんだろう.

さて,今日は友達と
ご飯を食べに行ってきた.

今学期卒業する友達で
来週には日本に帰って就職活動を
するとのことだったので,
そしたら,自分がオーストラリアに行く前に
飯でも食おうか.ということになった.

ドクターに進むと話していたけれど
それも今は昔の物語.

今後,社会人ドクターの可能性はあるそうだが
とりあえずは就職だそうだ.

マスターとドクターでは大きく違うものがあり
それはかかる年数に専門性.

最低でも3年,北米なら4年かかって
かなり専門職が強くなるドクター.

学部終了してだいたい2年で取得でき
仮にマスターをとってもそれに完全に縛られることがない
マスターとは少々事情が異なる.

ドクター仲間が減ったのは残念だけれども
強制することは全くもってできないし
このご時勢に就職活動はしんどいだろうが
頑張って.というのが精一杯だ.

で,最後のご飯.

といっても,僕自身はカナダ最後ではないけれど
友達にとっては残り1週間の中での夕ご飯.

まだレポートが残っているとのことなので
大学近くという制限があるなかで
食べに行ったのは,中華.

思うに,町の大衆中華屋は
日本のほうがおいしい.

あれは完全に日本のものとなっている気がする.

野菜炒めにしろ中華丼にしろ
エビチリ,レバニラ,炒飯.

地元に溶け込んだような料理屋の
それは毎日通ってもいいような存在で
値段はお手ごろ,量はけっこう,味もかなり
と3拍子そろったような存在.

そういった店ででてくるものは
カナダの中華料理屋で野菜炒めなど頼むより
はるかに上手いわけだが,本格中華と呼ばれている
ようなものは,カナダのほうがおいしいと思う.

カナダで中華料理を食べて,日本で
食べてみると,パンチのなさに気がつく.

よくいえば日本向けの味付けなのだが
それがちょっと寂しい感じだ.

もちろんカナダの中華も中国のそれとは
異なるのは想像できるけれど,中国人が多く
日本のよりも中国の味に近い感じでだしている
荒々しい中華の味は,それに馴れると日本が物足りない.

そんなわけで,中国料理ってのは
悪くない気がする.

おかず二品に白米.

適当に話をしつつといっても
別に思い出話ではなく,ダイエットだったりと
本当に普通の話をして,終わった.

飲みに行くとしても,まだ
その友達がレポートがあるとのことなので
ご飯を食べるだけでおしまい.

お互いの未来の健闘を祈りつつ
別れを告げた.

けっこうよく遊んでいたので
寂しくなるけれど,どうせドクターに
行くとしてもウィンザーはないといってたし
またどこかで会うこともあるだろう.

あぁ,この感じ.

春だ.

投稿者 カズ : 20:46 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月8日

パソコンその後

雪がようやく止んで晴れ模様.

日中は10度を超え,さんさんと輝く
太陽に触発されてか,Tシャツ姿も見かけるけれど
朝晩は0度前後まで冷え込み,風が吹けば
日中でもけっこう寒い.

学会で行くオーストラリアのアデレードの
来週の気温は最高気温が18度前後,最低気温が14度前後と
なかなかすごしよさそうだ.

これぞ春といった感じだが
実際は秋か.

なんだか変な感じがするけれど
しかし,一足早く春気分を満喫できそうだ.

学会でほぼ部屋の中にこもりきりだろうけれど
晴れたらいいなぁ.

さて,磁力計に接続するためのパソコン探し.

これがなかなかしんどい.

9ピンシリアルポートが2つ必要.

…いや,無理でしょこれ.

パソコンに詳しいラボコーディネータの
人に泣きついたら,去年の夏に学科長にいわれて
古いパソコンはだいぶ処分したんだけど…といいつつ
残っているものをみてくれた.

結果,2個つきの9ピンシリアルポートが一つみつかったが
肝心のパソコンが見つからない.

と,ここで発想の転換.

新しいパソコンではなく
壊れたパソコンをなんとかする方向へ.

電源を押してもうんともすんとも
いわないことから,そもそものトラブルが
電源じゃねーかと予想を立てる.

以前にHDDがいかれた
同じモデルのパソコンから
電源ユニットを取り外し
その壊れたやつに取り付ける.

願うように電源を入れてみれば
おぉ.動いた.

測定してみると,きちんと測定できる.

やっぱり電源だったか.と
安堵しつつお昼を食べに部屋に戻る.

今日のお弁当はハンバーグ.

電子レンジでチンして
パクパクと食べていると
友達がやってきた.

パソコンが動かないんだけど….

えっ?と箸をおき,見に行ってみると
さっきまで動いていたパソコンが
止まっていた.

電源を押してもうんともすんともいわないし
振り出しに戻ってしまった.

原因はなんだろう.

ただ同じモデルのパソコンの電源ということは
製造年が一緒.

同時期に壊れてもおかしくはない.

近所のパソコンショップに問い合わせをしてみたが
そんな古い電源はないそうだ.

そこで,他のパソコンから電源を取り外してみたけれど
容量が足りないのか起動することはなかった.

学科スタッフの人がもしかしたら
同じ容量の電源があるかも?といっていたので
それはまた後日にお試しで,さらに
もう一台古いパソコンもみつかった.

ただもうオーストラリア出発までに
測定は間に合わないだろう.

測定しておきたい試料があったのだが
諦めるしかない.

とはいえ,その測定は重要だが
必須とはいえないので,焦る必要もないのだが.

願わくば,オーストラリアから
帰ってきたら,きちんと稼動していることだ.

パソコントラブル.

ただでさえ面倒なものが
古さもあいまって,えらい面倒くさくなっている.

最近のパソコンでも動くように
しないと根本的な解決にならないだろう.

なんとかなんないもんだろうか.

投稿者 カズ : 21:22 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月7日

ブルー画面

うちのメイン装置
磁力計に繋げてあるパソコンが
ぶっこわれた.

前回使っていたパソコンが
去年壊れたわけだが,それと
同じモデルのやつ.

Windows98が入っていて
たぶんそのうち壊れるだろうと
思っていたが案の定だ.

新しい(といっても古いが)やつに
替えようとしたけれど,いろいろあって
今日は磁力計を動かすところまでいかなかった.

しょうがねーか.と家路につき
プレゼンの練習.

と思って準備をしていたら
いきなりブルー画面がでてきた.

古いパソコンを設置して磁力計を
動かそうとしたときもブルー画面がでてきたが
Windows98でブルー画面は気分はよくないが
それほど驚くほどでもない.

が,XPでそれは….

たしか今年の初めだか去年の末だかに
一度出ているが,2度目のブルー画面.

電源落として起動させたら大丈夫っぽいけれど
これはなんだか嫌な予感しかしない.

なんで同じ日にブルー画面を
こうなんども見なきゃいけないんだろう.

なんの呪いだろうか.
あぁ.恐ろしい.

投稿者 カズ : 21:30 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月6日

エコ?

朝起きて,大学に行こうと
外に出たら,一面の雪景色…
とまではいかなかったが,雪が軽く
地面を覆っていた.

雪もけっこう舞っていて
気温は1度2度.

4月に入って雪模様.

昨日だか一昨日だか
天気予報を見ていたら
トピックの一つとして
東京でお花見のシーズンになってますよー
と映像付きで流れていたが,なんとも
現実味がわかない映像だ.

桜いいなぁ.とまるで
トランペットを眺める少年のような眼差しで
テレビを眺めていたけれど,どうしようもないので
せめて気分だけと.焼酎のお湯割を作るのだった.

さて,後輩の子の
卒業コンサートが終わった後
久々のダウンタウンということもあり
飲みに繰り出した.

で,その帰りにTim Hortonsで
ホットチョコレートを買った.

飲んだ後はこれを買い
飲みつつ家路に着くことが多い.

日本でいえばラーメンなり
アイスなりの締めにあたるのが
自分の中ではホットチョコレート.

ピザを食わなきゃ締めにならない
というこっちの友達もいるけれど
カナダに数年,いまだその気持ちはわからない.

で,roll upキャンペーン中なので
ミディアムサイズを購入すると
どうやらもう出尽くしてしまったようで
カップが普通のティムのカップ.

あー,残念だと思っていたら,
あぁそうそう.とレジのお姉さんが
ラージ用のカップをくれた.

ホットチョコレートが入っているカップに
熱くないようにともう一カップ重ねられ
さらに空のラージ用のカップ.

空のラージ用カップの使い道は
縁をめくって,あたりかどうか確かめるのみ.

出尽くしてしまったから
ラージをくれるというのは嬉しいけれど
環境的にどうなんだろう.

とか思ったが,めくったら
外れだったので,どうでもよくなってしまった.

10回以上買って,今季は
一回も当たりがでなかった.

いつもはコーヒーやクッキーぐらい
当たるものなんだけどなぁ.

まあ,しょうがないか.

投稿者 カズ : 22:26 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月5日

卒業発表

昨日は後輩の子の
コンサートにいってきた.

卒業リサイタル.

フルートを専門にしている子なので
内容はフルートリサイタル.

19時半からダウンタウンにある
教会のホールを借りて演奏が行なわれた.

ちなみにこの教会を借りる
というところから自分でやらないと
いけないらしい.

借りるにはお金がかかり
それがどの程度自分で負担なのか
よくわからないけれど,安く
提供してくれる場所を見つけるのが
かなり難しいとのことだ.

リサイタル自体の入場料はフリーだったので
仮に自分で場所代を負担するとするならば
これはかなりきつい.

学科や指導教授がある程度だしたりするのかしらんね?

それとも学部生となるときついのか.

なかなか難しいところだ.

で,発表.

かなり楽しめた.

フルートで途中に休憩をはさみ
約1時間半ぐらいだっただろうか.

卒業発表で1時間半も行なうというのは
僕の感覚からいうと信じられない.

たしか富山時代の卒論発表は
10分か15分ぐらいだった気がする.

といっても,卒論を書いているので
単純に10分と1時間半を比べることはできないけれど
それにしても1時間以上.

やはり芸術系は違うものだ.

発表内容は,4年間の集大成の
ようなものなんだろう.

曲調が異なる4曲.

ウィンザーにきてから
フルートを聴く機会が増えたのだが
やっぱりゆったりときけていい感じだ.

特に最後の最後.

アンコール曲なのかどうか
位置づけがわからないが
指導教授との協演.

これが素晴らしかった
というか,教授と学生を比べる自体
間違えているかもしれないが
教授ってのはすごいな.というのが
素直な感想.

音色が違う.

普段,学生のコンサートだったり
あとはウィンザーのアマチュアバンドだったりを
きく機会はあったのだが,オーケストラで
誰かが突出して上手く,それを聞き取るという
芸当は僕にはできない.

ただそのラストの演奏は,フルート2人に
集中してきくことができて,違いがもろにわかる.

やっぱり伊達に教える側じゃないな
と当たり前だが,そう思ってしまう.

科学だろうが芸術だろうが
そんなもんだ.

それにしても卒業発表.

1時間半も見事なことだった.
本当にお疲れ様でした.

思ってみれば,これが地球科学以外で
初めて出席した卒業発表.

音楽家のそれはまた機会があれば
見に行きたいと思うようなものだった.

投稿者 カズ : 18:43 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月3日

理不尽

ふと気がつけば
来週オーストラリアに向けて出発だ.

試料整形が終わったので
学会準備といきたいのだが
残念ながらいろいろ仕事が入ってくる.

詳しい事情は知らないのだが
今学期は通常より2週間早く
学期が終わる.

2週間早いというか2週間分短くなったというべきなのか
そのへんはよくわからない.

もしかしたら学期が1週間遅れで始まっているのかも
しれないし,ただ単に終わるのが2週間早まったのかもしれない.

基本的に授業を取っていないし,ラボは
教授が毎週課題を送ってきて,それをみて
初めて内容を知る(といっても,たいてい
過去と一緒だが)ぐらいだ.

で,今学期は例年に比べて
ラボが2回分少なかった.

通常ラボが1回なくなって
ラボの期末テストもなくなった.

これは別に全てのラボに共通している
わけではなくて,僕が受け持っている
ラボの話だ.

上にも書いたが,基本的に事情を知らないので
なぜだかよくわからない.

ストの影響ともきいたが,
そもそもストは先学期のことで
なぜここにきてその影響がでているか
あまり釈然としない.

2週間分短くなるというのは
僕はそれだけ仕事が減るので嬉しいのだが
授業料を払っている学生特に学部生の子達は
どう思っているのだろう.

2週間ってけっこうなものだと思うし
同じ授業料を払って,授業内容が減るなんて
詐欺みたいなもんじゃねーかなと
ふと思ったりする.

先学期もストで短くなっているし
明らかにダメダメな気がするんだが….

まあ,そもそも学部生の子達が
不平不満を言っているのかどうかも
わからないのでなんともいえないわけだけども
どんなもんなんだろうか.

さて,この前アメリカに行ったときのこと.

国境でガソリンを入れたのだが
そのときに,outside pay only
みたいな表示がでていた.

つまりその場でお金を払え
ということ.

それには二通りのやり方があって
現金を最初に入れてガソリンを入れるか
もしくはクレジットカードを使うか.

たいていの場合,クレカなんだろうけれど
そうはいかない事情がある.

つまり,クレカが使えない.

別にその機械に問題があるわけでも
自分たちのクレカが制限を越えていて
使えないわけでもない.

では原因はというと,クレカの発行国.

友達と3人で行ったのだが
全員が日本製のクレカしかもっていない.

たいていの場合,それでこと足りるし
カナダで作る必要性はあまりない.

もちろんあって便利なことはあるけれど
普通の生活ではデビット払いだったりするし
カナダのクレカでないとダメ!という
ケースは稀だ.

稀なのだが,カナダ・アメリカ国境の
ガススタはその稀なケースにあたる.

そこで受け付けるのは
アメリカもしくはカナダで発行された
クレジットカードのみ.

日本のものを試したことはあるのだが
残念ながらアメックスにしろビザにしろ
受け付けてもらえなかった(免税店での
お買い物は別に日本発行のものでも問題ないのだが)

クレカが使えないとなると
現金をいれるしかない.

諦めるというのも選択肢の一つだが
無税のガソリンをみすみす逃すというのはもったいない.

そんなわけで,そのときは30ドルだっただろうか.
現金を投入した.

してその結果.
入ったガソリンの値段は20ドルちょっと.

10ドル弱が余ったわけだが
おつり取り出し口のようなものは
見受けられない.

現金投入をしぶった理由の一つが
おつりがでてくるような箇所が見つからなかった
というのもあるわけだが,はたしてこれはどうなるのか?

と思っていたら,ベーと
レシートらしきものがでてきた.

どうやらそれをもって店内にいくと
お釣りを貰えるらしい.

…なんだそのシステム.

それはoutside pay onlyの意味があるのだろうか.

結局店内にお釣りを貰いにいくのならば
手間としては変わらないんじゃなかろうか.

この理不尽さは
さすがアメリカ.
といわざるを得ないだろう.

投稿者 カズ : 22:14 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年4月2日

ようやくボール盤を使っての
作業が終わった.

あとは岩石カッターを使って
試料をスライスしていくだけ.

といっても,これも同時進行させて
いたので,明日か明後日にはたぶん
終わるだろう.

これでオーストラリア出発までには
間に合いそうだ.

あとはオーストラリアでの
学会発表の練習をするだけ.

まあ,なんとかなるだろうし
なんとかするしかない.

ところで気になるのは
だいたいどれぐらいの人が
ききにくるか?ということ.

練習したときについで教授に
きいてみた.

そうだね.初日の4番目って早いし
たぶん100人ぐらいじゃない?

…えっ?100人!?

マジですか.100人って.

まあセッションが一つしかない
学会だから来ている人はみんな
くるんだろうけれど,100人かぁ.

それだけの人数に対して
話をすることは滅多にないし
正面を向いた瞬間,話すことが
頭からふっとびそうだ.

本当に大丈夫だろうか.

さて,この前,アメリカに行ったとき
I-94を取得した.

けっこう空いていて特にトラブルなく
取得できたのだが,その際のこと.

国境警備員の人が,どこ出身?
日本?そうなんだ.
日本って子どもを持つのが大変なんでしょ?
2人目からすげーお金取られるみたいじゃん.

というようなことをいってきた.

うん?あれ子ども二人目から
援助金が少なくなったりしたっけ?
などと頭をひねる.

友達もみんなあれ?みたいな雰囲気が
漂っていたのだが,そのとき隣にいた
別の国境警備の人が,それ中国だろ.
と突っ込んでた.

それで納得.

一人っ子政策のことをいっていたのか.

こうやって書くとすぐに
一人っ子政策だと気がつくけれど
国境でけっこう緊張している中
いわれてもすぐには出てこない.

それにしても中国と日本.

北米人からみたら
同じアジア圏の国として
実際のところたいして変わらない
という感覚なのだろうか.

もちろんきちんと知っている人は
いるだろうけれど,なんとなく大部分の人にとって
日本も中国も,きっと韓国もそんなに
変わらないんじゃないかと思う.

例えば,うちの教授も
中国人と日本人は同じ言語を使っている
と思っていたし.

ただこれは普通だと思う.

日本人にとって
正直,カナダとアメリカなんて
似たような国だろうと多くの人が
思っているだろうし,特にそれが
アフリカなんてなったら国ごとの違いなんて
僕はさっぱりだ.

恐らくアフリカ人にいわせたら
違いは大いにある.というかもしれないけれど
その違いは実際にそこに住んでいない人にとっては
感じ取ることができないものだろう.

それはしょうがないことなのだが
はたして国境警備員がそんなんでいいんだろうか.

…まあ,そんなもんか.

投稿者 カズ : 21:34 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年4月1日

28回目のエイプリルフール

あっと気がついたら3月が終わって
4月がきていた.

4月1日はエイプリルフール.

いろんなサイトがといっても
日本のサイトの場合,時差的に昨日に
なってしまうのだが,エイプリルフール仕様になって
なかなか面白い.

ただ別に自分のサイトで
どうこうやる予定はいまのところなく
その理由はいろいろあるが,
一つに面倒くさいということ.

そしてもう一つは,自分の誕生日ということだ.

いろんなサイトを覗いて楽しむのは
まるで自分の誕生日をお祝いしてくれているかのような
感覚を味わえるからというのもある.

そんなわけで誕生日ぐらいはのんびりしようと
特に何も用意しないことにしている.

コメントやメールなどをくれた友達に感謝しつつ
特に誕生日らしいことは思ってみればしていなかった.

なんか美味いものでも食べるか.と思ったが
家に帰ったのが遅く,さらにカレーを作ってあった.

このカレー,今朝作ったものだ.

昨日の夜はなにか美味いものでも
食べようと思っていたわけだけども
朝になったらカレーが食べたくなって
カレーを鍋一杯作った.

作った直後に,そういえば.と思い出したが
作ってしまったものはしょうがない.

傷む前に食べてしまうことを最優先だ.

自分へのご褒美と称してなにか
買ってもいいのだが,これが見事に思いつかない.

まあ,無駄遣いをしないということは
いいことだろう.

さて,28歳になったのだが
あまり実感がわかない.

年を取るごとに体の劣化を感じるのだが
だいたいそれに気がつくのは1ヵ月後とかそのぐらい.

20歳を超えた頃から肉から魚主体の生活となり
だんだんと徹夜ができなくなり,
去年ぐらいからお腹周りが危なくなってきた.

去年の夏ぐらいがピークだっただろうか.
メタボもメタボ.どこにだしても恥ずかしくない
お腹周りになってしまったのだが,現在は
少しはまともになってきた.

が,まだまだ自分のベスト体重には程遠く
年とともに落ちにくくなるというか
むしろほっておけば増える体重に嫌気がさしてくる.

30近くなったらやばいで.とその昔
先輩にいわれたが,まさにその通り.

世の中の体がしぼれている30代以上の人は
いったいどのようなマジックを使っているのか
不思議でしょうがない.

3年前だっただろうか.
ユーコンにサンプリングに行ったときは
1週間弱で,ピッタリだったベルトに拳が縦に一つ分の
余裕ができるほどになったのだが,あれをもう一度….

残念ながら今夏はサンプリングに行く予定が
ないのだが,サンプリング自体,企業のキャンプに
お邪魔させていただくとご飯がおいしくて太ってしまうので,
諸刃の剣だったりする.

28歳の目標.

腹回りを元に戻すこと.

椅子に座ったときにたっぷりとでたお腹の上にビールを置く
という芸当を見せてくれるカナダ人友達がいるけれど
そうなってしまったらおしまいだ.

ダイエット.

恐らくこれから毎年の目標は
これとなるだろう.

投稿者 カズ : 23:57 | 雑記 | コメント (0) | -

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