2009年1月31日

ウェディングドレス

あっと思った瞬間,
体は自然とバランスを取ろうとしていた.

うっと踏ん張ろうとするけれど
大きくのけぞった体がそれを許さない.

お~という断末魔とともに
漫画のごとく転んだ.

今年というか今冬初めて
滑って転んだ.

それまでは普通の道だったので
ついつい油断してしまっていたのだが
道の中腹辺りに氷が綺麗に張っていて
それはものの見事に滑った.

脇にある除雪されてない部分に
体をもってこうとしたので
幸いにも大怪我というか怪我らしい怪我も
なかったのだが,それにしても
なかなか恥ずかしかった.

これが今冬最初で最後となるのか.

なかなか微妙なところだ.

さて,今日はウェディングドレスを
見に行ってきた.

友達や教授にドレスについてきいてみたり
したのだが,百聞は一見にしかず
という言葉があるとおり,見てこなければ始まらない.

Google mapで,wedding dress windsor
といれ,でてきた結果の上位8軒を見てきた.

ちなみに今日,行く前に再び
google mapで場所を確認しておこうとして
googleでgoogle mapを検索したら
コンピューターに損害が生じる可能性があります
の警告がでてアクセスできなかったので
ヤフーでグーグルマップを検索するという方法を
取ることになった.

最初はなんだ?と思ったが
明らかにおかしかったのでなんかのバグだろうと
自分の中で結論付けたわけだが,間違ってはいなかったようだ.

初めてその存在をしったのだが
なかなかトリッキーなものだ.

あまり目にしたくはないけれど
知っておいて損はないかもしれない.

閑話休題.
ウェディング屋さん.

グーグルマップで調べると
ウィンザーのなかをけっこう点在している.

これはバスでは無理があると
車を持っている友達にお願いして
連れて行ってもらったのだが,やはりけっこう
時間がかかった.

で,わかったこと.

カナダのドレスはだいたい
500ドルから2000ドル.
セールをやっていれば200ドルぐらいのものもあるし
もちろんオリジナリティー溢れるものなら
2000ドルを超えることもあるだろう.
ただ平均としては1200ドルぐらいだそうだ.

オーダーするためには
5ヶ月から8ヶ月は見ておかないといけないということ.

僕の場合,1ヶ月ほどしか猶予がないので
その場合オーダーして作るという選択肢はなくなる.

ただし,店にあるドレスをお直ししてもらう
ことができるそうで,その場合は1ヶ月でも十分だったり
するみたいだ.

もちろん店にあるものなか選ばなければいけなくなるので
お気に入りがみつかればいいけれど,そうでないと
ちょっと問題かもしれない.

また聞いてはいたけれど,基本的に買取のみである.

教授に話をきいたときは,基本は買取だけど
たいていの店でレンタルもやってたりするよ
といわれたが,8件中レンタルをやっていたところはゼロ.

これがたまたまなのか,はたまた
レンタル専門店なるものがあるのか.
もしくは教授の時代にはあったけれど
もうないのか,知る由はないけれど,とにかく
レンタルをやっている店は見つからなかった.

そして,カタログがない.

8件中カタログをくれた店は
なんとゼロ.

ただしそれに順ずるようなものはある.

たとえばウェブサイトで確認してとか
あとはカナダででているドレス情報誌.

カナダ全国で売られているらしい
ドレス情報誌で,そこにはもちろん各メーカーの
ドレスが載っている.

で,いいなぁと思うものがあったら
そのメーカーのウェブサイトにいくと
例えばウィンザーでは○○の店で扱っている
などの情報があるそうなので,そのお店に
問い合わせるといった寸法だそうだ.

なかなか面倒くさいのだが
よく考えれば日本のシステムをしらないので
なんともいえない.

そして,これはもっとも重要かつ
あまり役に立たない情報.

男二人でいくものではない.

明らかに入った瞬間
おかしな空気になる.

というのも,9割以上の店員さんは女性.

さらに,今日みた店にいたお客さんは
全員が女性だった.

たいていお母さんだろうか?
そんな人と見にきていたわけだけど
未来の旦那さんとみにきているような人はいなかった.

つまるところ,明らかに浮いている.

もちろんドレスを探している理由を
説明して話を進めれば,全くもって問題はないわけだけど
入った瞬間の場違い感はかなりのものがある.

ウェディングドレス探し.

なかなか時間がかかって
想像以上に大変だ.

投稿者 カズ : 22:55 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月29日

南瓜

毎週木曜はラボの日.

14時半から始まって17時半まで.

早く終わればいいけれど,
たいてい1人か2人の学生さんが
時間一杯までいる.

別に悪いことじゃないし
あとでオフィスに来られるよりは
時間内で終わらせてくれたほうが嬉しい.

ただそれも時間内に終わればの話.

20分オーバーとかもう
勘弁して欲しい.

18時に自分のオフィスに帰れば
そこからなにかする気が全くもってうせる.

水曜の午後にラボの準備を軽くして
ラボが始まる1時間ほど前は
その日のラボの最終確認.

とりあえず木曜はなんもできない1日となる.

お金を貰っている身だから
しょうがないけれど,たいへんだ.

さて,この前初めてしったのだが
それはカボチャの英語.

ずっとpumpkinだと思っていた.

別に間違っちゃいないのだろうけれど
たとえばスーパーでカボチャはpumplinとして
売られていなかった.

かみさんにカボチャってパンプキンじゃないよ.知ってた?
っていわれたときは,そんな.と思っていたが
実際にスーパーで見ると,おぉ.となる.

では,なんであったかというと
squash.正確には ○○ squash
となっていて,○○にはそれぞれ特長みたいのが
入っていた.

ただ,pumpkin pie とかあるし,
たしかハロウィンのときのやつも,パンプキンを
使ったと思う.

いったいなんなんだ?と
辞書を引いたけれど,あまりしっくりとこない.

pumpkin は,カボチャ,特にペポカボチャ
のことを指すとある.

ペポカボチャとは?となって,再び辞書を引くと
北米東部原産のカボチャとなるが品種は多く,
大きさ色などさまざまだそうだ.

では,squash とはなんぞやというと
カボチャ(野菜として広く栽培されるウリ科の植物の総称
とあって,pumpkin, zucchini, cucumber を含む)とある.

pumpkinを含むというわけで,
squashのほうが広義となるのだろう.

なんたって,ズッキーニにキュウリも含むのだから.

ただし,スーパーに行けば,もちろん
zucchiniはzucchini,cucumberはcucumberとして
売られていて,カボチャだけがsquashとなっている.

なんだかよくわからないけれど
ようするにスーパーで売っている○○ squashは
カボチャで間違いないというわけだ.

そもそもなんでカボチャを見ようかと思ったかといえば
カボチャの煮物が食べたくなったから.

メキシコ産のカボチャ.

2種類あったけれど,日本のような感じの
皮が濃い緑色のやつを買ってみた.

大きさはけっこう小ぶり.

それほど硬くもなく包丁は入り,
半分に切って,種とわたと取り出して
電子レンジでチンしたあとに,だし汁
酒,醤油,砂糖で煮てみた.

型崩れするかなとも思ったけれど
けっこう形はしっかり残っており
それでいて皮までやわらかい.

日本のカボチャのように,ホコホコは
してなかったが,僕はネットリとした
感じのこのカボチャのほうが好みだ.

次は別にカボチャを買ってみるか.
はたまた,同じカボチャを買うか.

栄養もあるし煮ておけば
温めるだけですむし,ちょっとカボチャに
この冬は頼ることになりそうだ.

投稿者 カズ : 22:51 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月27日

テレビショッピング

日本にいたときからよく見ていたテレビ番組.

といっても,もちろん提供は違うのだが
それはテレビショッピング.

なにが面白いのかきかれても困るのだが
なんだか見ていて飽きない.

運動系はみていてあまり面白いとは思わないのだが
料理の便利グッズとか掃除機類などはなかなか楽しい.

特に料理の便利グッズがお気に入りだ.

何度か見たことがあるようなやつでも
ぼんやりと見てしまう.

そのたびに欲しいなぁと思うのだが
実際に電話を取ることはない.

日本でも買ったことはなかったし
たいていギリギリのところで思いとどまっている.

その理由は,やはりどこかで
これホントに大丈夫か?保障が云々とかいってるけど
会社自体そのうち潰れるんじゃね?みたいな思いが
あるからだろう.

ただやはり魅力はある.

番組作りの巧さもあるのだろうけれど
ついつい欲しくなるのはもう必然とも呼べる.

そんななかで一つの例外にこの前,出会った.

それは食品関係の製品.
おなじみの便利グッズだ.

途中からだったので,最初はなんなのか
わからなかった.

サクラの方々が椅子に勢ぞろいしていて
かなりその人たちも番組作りに参加していた.

これはすごい.信じられないよ.

このCMをみたら欲しくなる?
もちろん.絶対に買うよ.

などなど.お決まりの
フレーズが飛び出してくる.

いったいなんなんだろう.
てか,なんで聞かれているサクラと周りのサクラの人たちの
テンションに明らかな差があるのだろう.
と見ていたら,今度は,サクラの人たちが5,6人
呼ばれてでてきた.

うん?珍しい.ステージに
客の人たちが来るなんてあまりないな.

と思っていたら,商品の説明が始まった.

つまるところなんなのかといえば
自動パスタ製麺機.

小麦粉とかをそこにいれてボタンを押すと
自動的に混ぜ合わせてくれて,混ぜ合わさったら
別のボタンを押すと,ウネウネとパスタがでてくる.

実際に,客もインストラクター同様にやってみて
いかに簡単に出来るかというのを見せている.

さらに,これはパスタ以外にも
ソーセージも出来るんです.ときたもんだ.

材料を放りこんで,同じプロセス.
アタッチメントをソーセージ用に付け替えて
ソーセージの皮をそこにとりつければ
手作りソーセージが簡単にできます.とのこと.

みなさん.
これは素晴らしい.
といっているけれど,これは
おそらく3日で倉庫行きのものだと思う.

完全に想像できる.

届いた初日はテンションがあがって
パスタを作ってみたり,ソーセージなんかにも
挑戦したりするだろう.

ただ実際のところ,パスタなんてそんな食べないだろうし
片付けなどの面倒くささから,結局は,店で買ってくることになるだろう.

ソーセージなんてもっとだ.

ソーセージの材料とパスタの材料を同じところに
いれるわけだから,衛生的になんだか気持ちが悪いし
ソーセージこそ毎日食べるものでもない.

確実に3日後には使うのをやめ
1ヵ月後には奥に追いやられ,次に出すのは
ガレッジセールのときだろう.

見ていて,これほど欲しいと思わなかった
便利グッズは久しぶりだったのだが,
はたしてパスタを日本人よりよく食べるカナダ人はどうなのだろう.

勢いにまかせて注文してしまったりするものなのだろうか.

たしか160ドルぐらいだったそれ.

半年後にどのぐらいの値段まで落ちるのか.
はたまた,どのようなオマケが着くのか.
そもそも,まだ生き残っているのか.

なかなか楽しみな存在となった.

投稿者 カズ : 23:00 | 雑記 | コメント (2) | -

2009年1月26日

ハンバーグ?

日本で買ってきたユニクロのフリース.

普段はフリースは着ることはないのだが
せっかく買ったので,着てみた.

…すげぇ暖かい.それに,軽い.

ちょっとフリースを見直した瞬間だった.

さて,今日の朝,いつものごとく
お昼ごはんを作っていたのだが
いつもより時間がかかってしまった.

もともとは昨日の夜に作ろうとしていたのだが
17時という中途半端な時間にあまりにもお腹がすいて
冷凍ピザを食べてしまったら,お腹いっぱいになってしまって
料理をする気が起きなくなってしまった.

週末にやるような料理は基本的に
たくさん作ってそれで週の何日かを
乗り切る算段でいる.

例えば,先週は餃子を50個ほど作って
冷凍保存(といっても,もう30個ほど食べたけれど)
してある.

その他,豚汁やカレーをつくって
朝と夜を数日間食いつないだりもする.

ようするに時間がかかっても
週末ならたいして気にもならないし
その分,平日の時間が浮くのでむしろもうけもの.

料理は嫌いじゃないしと
精を出すわけだけど,残念ながら
昨日はそうはいかなかった.

ただ買い物はしてきてあるし
ちょっとだけ準備もしてある.

作ろうと決めたものがあったのだ.

材料は,ひき肉に玉ねぎ,人参.
パン粉がないので,とりあえず玉子.

と,ここまで書けば何を作ろうか
だいたい想像がつくかもしれないけれど
そう,ミートローフだ.

よく考えれば,今までの人生で
ミートローフを食べた記憶は
ほとんどない.

確実に記憶にあるもので
まだ中学生か高校生のころ.

母親が作ってくれたものだ.

ただ何回も食卓に出てきたか?
といえば,そんなことはなく
1回しか出てこなかったと思う.

記憶にあるそれはけっこうおいしくて
どこかでまた食べたいなぁというのがあった.

それ以外だと,カナダでなのだが
それも1,2回だろう.

スーパーで調理済みの電子レンジで
温めるだけ.みたいなレトルトものを
買ってきて,食べたことがあるだけだ.

味は,無難においしかったと思う.

記憶にあるのはこの片手で十分なほどしか
食べたことがないのだけれども,
もしかしたら,どこかで一切れ二切れ
食べているかもしれない.

ただ一番記憶にあるのはその家で
唯一でたもので,そのインパクトが強い.

そもそもミートローフとは
ハンバーグと同じ材料でできるわけで
不味いわけがないのだが,ハンバーグか
ミートローフかという選択肢にはなかなか行き着かない.

今回,作ろうと思ったのも
たまたまミートローフが頭に浮かんだだけで
普段はそれほどでもないのだ.

作ったことはないけれど,ネットで
いくつかレシピを見てわかったことは
ハンバーグのたねを整形して
30分ぐらいオーブンで焼けばいいということだ.

中に玉子をいれてあったり,インゲンをいれてあったり
いろいろとバラエティーに富んだものがあったのだが
ここはごくシンプルに,炒めた玉ねぎに人参,ひき肉の
コースとした.

で,買い物に行く前に玉ねぎを炒めて
冷ましておいたのだが,料理をする気がなくなって
そのまま冷蔵庫に移動させて今日の朝を迎えたわけだ.

残念ながら平日の夜は料理をする気が起きないので
作るのなら今朝しかないと,準備をしたのだが
今朝は少々寝坊気味.

ホントに時間があるのか?とか思いつつ
それでも材料をボールに放りこんだ.

牛ひき肉と豚ひき肉.玉ねぎに人参.
塩コショウ,お酒,玉子,醤油少々.

丁寧に混ぜ合わせたら,
アルミホイルの上で,形を作っていく.

残念ながらそれ専用の型は持っていないけれど
手でペタペタと作っていけば,それなりのものができあがる.

あらかじめ180度ぐらいに熱してあるオーブンに
突っ込んで,30分.さらに160度にして10分.

焼きあがったら,オーブンのスイッチをきって
そのまま余熱で5分程度,落ち着かせる.

ソースは,たっぷりとでた肉汁を
お鍋にあけて,ケチャップ,ウスターソース
お酒,砂糖,醤油を適当にいれて一煮立ち.
ケチャップベースのソースができあがる.

味はといえば,普通においしい.

ご飯が進むし,きっとパンにもあう.

そもそもハンバーグとたいして
変わらないので,ご飯とあわなわけがないし
しっかりと焼けていれば,不味いわけもない.

でっかいものを作ったので
これで何度かお昼ご飯を作らなくてすむ.

ハンバーグもいいけれど
たまにはミートローフもいいもんだ.

…違いはやっぱりよくわからないけれど.

投稿者 カズ : 23:28 | 食べ物 | コメント (0) | -

2009年1月25日

Burns night

最近,お気に入りの
Diners, Drive-ins and Dives
という番組.

たしかこの前やってたのが
真夜中だったよなぁと思いつつ
テレビをつけてたのが金曜の夜.

ぼんやりと起きつつ
ネットなんぞをしていたのだが
2時ごろテレビをつけると
ちょうど始まったところだった.

よし,こいつを見て寝るか
と見始める.

30分構成なのだけれども
2本やるので合計1時間.

そのときやっていたファミレスで
印象深かったのは,場所は忘れたけれど
チーズバーガー.

はみ出すほどのチーズではなく
バカみたいにはみ出したチーズが特徴の
チーズバーガーだ.

おぉ,こりゃすげーな.
たいしてチーズが好きでもないにもかかわらず
チーズバーガーを食べたくなってくる.

これが夜中でよかった.
日中なら近くのハンバーガーに駆け込んで
チーズバーガーとコーラ!と
注文してしまいそうな勢いである.

まあ,ただ基本的にチーズはそれほど
好きでもないので,そのテレビをみていて
すげーなと思ったのも,1度食べれば十分だろう.

普通のチーズぽかったし
たぶん胸焼けする.

フムフムとなるほどと思っていたら
あっという間に1時間が経過.

よし寝るか.いや待てよ.
そういえばこの前は5時ぐらいだったんじゃないか?
とTVガイドを見る.

4時からは別番組.

そして,やはり5時から
またやるではないか.

う~ん.どうしよう.見るか見ないか.
5時からの番組を見たら,寝るのは6時過ぎ.

いや,朝は起きていたい.

などと悩みながら,シャワーを浴びて
寝る格好にしていたのだが,気になって
結局見てしまった.

テレビの前にスタンバイし5時になるのを待つ.

よしっと始まったのを見始めたのだが
なんだか嫌な予感がする.

3分も見ればその嫌な予感が当たっていたのはわかった.

同じやつだ.

2時からやったものの再放送を
なぜ5時から始めるのだ.

わずか1時間後.

まさか同じものを見るはめになるとは
思いもしなかった.

いや,もちろんすぐにベッドに潜り込んだのは
いうまでもない.

カナダの番組構成.

侮れないものがある.

さて,そんなグダグダな金曜の夜というか
もうすでに土曜の朝になってしまっていたのだが
そんな土曜日の締めは,パーティーだった.

スコットランド出身の友達に招かれていった
パーティーなのだがなかなか面白かった.

Burns night celebration

というものらしい.

Burns night とはなにか?というと
これはWikipediaによるのだが,
どうやらRobert Burns という詩人を
お祝いする日のようだ.

Robert Burnsとは誰かというと
スコットランド出身の詩人で
1759年1月25日に生誕,1796年7月21日に37歳の若さで死去とのこと.

スコットランドの国民的な詩人で
詳しくは日本語版のWikipediaでも見てもらうことにして
日本でも有名すぎるといってもいい作品 Auld Lang Syne(蛍の光)
がある.

毎年誕生日である1月25日にスコットランド人は
彼を記念してお祝いするというわけである.

今年は生誕250年ということで,実際のところ,
けっこうでかいイベントがあったりするらしいのだけれども,
残念ながら特にウィンザー周辺ではない.

たぶんスコットランドまで行かないとダメなんだろう.

それはともかく,スコットランド出身の友達が
引越しパーティーも兼ねて,Burns nightをやるよとのことだった.

お正月にお節,感謝祭に七面鳥があるように
どこの世界にもお祝い事となればそれにともなった
料理と言うものがある.

当然のごとくBurns nightにもお決まりの料理があって
それは,haggis(ハギス)と呼ばれる肉料理である.

羊の胃袋に羊の臓物(心臓,肝臓,肺)や玉ねぎ,ハーブ,オート麦
なんかを詰め込んで,蒸したものだそうだ.

出来上がりは,どでかいハムみたいなものを想像すれば
だいたいあっているのだけれども,色は黒色系統.

中身はハムやソーセージのようにしっかりとしているわけではなく
ボロボロとした感じ.

ひき肉まではいかないのだけれども
そのようなものが胃袋を切ると,モサッとでてくる.

ちなみに上に羊の臓物と書いたけれど
今回食べたのは,基本的に牛だった.

もちろん友達が手作りしたわけではなくて
肉屋さんで買ってきたそうだ.

そんなものが売っている店がウィンザーにあるとは
知りもしなかったけれど,よく考えてみれば
ウィンザーに来て一度もお肉屋さんというものに入ったことがない.

いつもスーパーの精肉コーナーで買うばかりなので
きっとお肉屋さんにいけば素敵な出会いがあるのかもしれない.

ただ気軽に買うというわけにはいかない.

7人で食べてもまだ食べきれないほどの量だったのだが
それで約20ドル.

値段はともかく羊の胃袋に詰め込むという時点で
そうとうな量なのが予想できるとおもうのだが
なかなか一人暮らしで買うというのは厳しいものがある.

閑話休題.
ハギスはアルミホイルでくるまれ
お湯をはったバットに置かれ,そのままオーブンで
焼かれていた.

焼かれていたというよりは蒸す感じに近いのだろう.

そして,そのハギスの付けあわせとして
マッシュポテトとswedeというこれまたなんだかよくわからないものが
でてきたわけだけれども,そんなものがでてきた.

swedeとはなにかといえば,別名rutabaga,もしくはSwedish turnip
日本語はというと,カブカンランの食用塊茎
とでてくる.

カブカンラン.なんのことかさっぱりとわからないけれど
なんていうのだろう.色はジャガイモのような色.

味は,芋っぽかった気がする.
ジャガイモ同様に,茹でてあり,
それほど癖はなく,これまた茹でた人参と混ざってでてきたのだが
なんだかよくわからなかった.

さて,メインのハギス.

味はというと,内臓の味.

苦手は人はきっとダメだろう.

ボテッとした重さがあり,
口にいれると,ねっとりと内臓系の味が口に広がる.

生レバほど臭みはないけれど
やはり,あぁ臓物を食べているなという
感じがした.

スコットランド人の友達の食べ方といえば
ポテトと野菜と一緒に口に放りこんで食べていて
そうするとあまり臭みを感じないけれど
ハギス自体の旨みもちょっと弱くなる感じがした.

フムフムと食べつつ口にするのは
忘れてはいけない,スコッチ.

スコットランドのお酒といえば
スコッチで,これを飲みつつハギスを口にする
というような食べ方をした.

調理中,食事中はスコットランドの伝統的音楽が
流れていたけれど,食事が終われば,あとは
普通のパーティー.

1時ごろで僕は帰ったけれど
久々にけっこう飲んで食べて楽しいパーティーだった.

ハギス.

スコットランドではハギスを揚げたもの
なんかもあるそうで,Burns nightだけの特別な料理
というわけではないそうだ.

また機会があったら
どこかで食べてみたいものだ.

投稿者 カズ : 22:58 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月22日

オーストラリア

近くのドラッグストアに行ったら
チョコレートが半額だった.

なんのチョコレートかといえば
クリスマス向けのチョコレート.

クリスマス向けとはいえ全部が全部
クリスマスっぽい赤と緑のチョコレートかといえばそうでもなく
むしろパーティー向けやちょっと高級な
チョコレートのほうが多い.

それほどクリスマス全開のチョコレートには
興味がないので,それ以外のチョコレートに
目が行くわけだけど,半額と言うのはなかなか壮観だ.

その隣の棚ではバレンタイン用のグッズが
売られていてその中にはもちろんお菓子類もあるわけだけど
それらもどうせバレンタインが終われば半額になるだろうと
思いつつ,まずはクリスマス半額チョコへ.

20ドルするようなチョコが半額で10ドル.

おぉ.と普段は滅多に手にしないようなチョコに
ひかれていく.

どれにしようか.あれがいいかな.
いやこのチープっぽいのも案外おいしそうだ.
あぁ,まてよ.やっぱりこれか.

などと悩みつつ,はたとそういえば
お腹周りが気になっていると気付いて
頭を抱える.

悩み悩んだあげぐ,半額だし
という理由で,チョコレートを一つ籠に放りこんだ.

買ったのは,カルーアが入っている
チョコレート.

10ドルのやつと5ドルのやつがあり,
5ドルのほうを買った.もちろん半額なので2.5ドル.

同じ系統でジャックダニエルが入っているのもあったけれど
ジャックダニエルは苦手なので,カルーアにしたのだった.

さっそく食べてみれば,
予想通りというかなんというか,おいしい.

けっこう甘いので一つ口に放りこめば
次,あー,もう一個と次々に口にする心配もないだろう.

問題があるとすれば,このドラッグストア.

家のすぐそばにあり,けっこう頻繁に
行く店だということだ.

どうやらチョコの半額セールは3月まで
やっているようだし,行く度に誘惑に
打ち勝たないといけなってしまった.

これはしんどそうだ.

さて,今春オーストラリアに再び行くことになった.

ただ今回はサンプリングではなく
学会.

2,3年前だろうか.

うちの大学で行なわれた学会が
今度はオーストラリアで開かれることとなり
それに参加できることとなった.

せっかくオーストラリアに行くのなら
サンプリングしてこようか?と教授は最初言っていたけれど
どうやらサンプリングはしないみたいだ.

学会に出席して帰ってくる
けっこうな強行日程.

着いた翌日から学会.
学会終了の翌日に出発となる.

なにがきついって,カナダ
(正確にはデトロイト)から
オーストラリアへの道のり.

オーストラリア国内のフライトも含めて
行きは乗り換え3回,帰りは4回となる.

行きの移動時間はたしか乗り継ぎ時間を含めて
26時間ほど.

26時間.

うち飛行機にのっている時間が
20時間ぐらいかしらん.

考えただけでも嫌になってくる.

さらに時差ボケもきになるところ.

サンプリングならば体を動かすので
しんどいともいってられないわけだけど
学会でよくわからん話をきいていたら
確実に寝てしまうだろう.

時差ボケが多少はマシになってきたかな?
と思ったところで,再びカナダ.

夕食などの予定もすでに入っているので
夜に抜け出して観光などもなかなか難しいだろうし
日中,抜け出すなんて許されるのだろうか.

きっと無理だろう.

オーストラリアでの学会.

なかなか楽しみではあるのだけれども
旅路を考えるとけっこうしんどい.

4月の中旬なのであと3ヶ月をきった.

とりあえず疲れでぶっ倒れないことだけを
当面の目標に体力づくりにでも励んでいきたいところだ.

投稿者 カズ : 21:53 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年1月21日

時差ボケ

カナダに戻ってからもうすぐ2週間になるのだが
いまだに時差ボケが完全になくならない.

20時を過ぎれば限りなく眠くなる.

この前は21時ごろに
あまりの眠たさに一眠りするかと
ベッドに横になったが最後.

目が覚めたら朝の6時半だった.

また23時過ぎまで頑張って起きて
その後にベッドに潜り込んだとしても
5時,6時には,ばっちりと目が覚める.

その日のお弁当を作り
朝ごはんを食べ,食器の片づけをして
一息つけば恐ろしいほどの眠気が襲ってくるのだが
そこで眠ると4,5時間はたっぷりと寝てしまいそうなので
気合でなんとかする.

以前は,時差ボケが2時, 3時ごろにやってきて
朝の5時6時というのはなかったと思うのだが
なんでだろうか.

朝の5時や6時に目が覚めるとそのまま頑張ってもう
2~3時間寝るべきか,はたまた起きて活動するか
悩んでしまう.

これが2時なら決まっている.

どんなことをしてでも寝るわけだけど
微妙で絶妙な時間帯が憎らしい.

1ヶ月もすればきっと.朝の6時?そんなの無理.
というような元の生活に戻るのだろうけれど
はたしてそれが人としていいのかどうかは別問題だ.

早く直ってほしいものだ.と思っているわけだけど
そういえば,この前の夏,日本に帰ったときに
飛行機の中で見た免税品の中におもしろいものがあった.

それは,高濃度酸素水とでもいうのだろうか.

もう詳細は忘れてしまったのだが
たしか,水に数滴入れて飲めば,疲労回復や
時差ボケ解消に役立つとかいう謳い文句であった.

恐るべきはその値段.

2,3ドルなんてものではなくて
たしか数十ドルしていたと思う.
量はたぶん100mlもないんではないだろうか.

見た感じ容器はだいぶ小さく,
たかが酸素が入っているだけなのに
ずいぶんと高いものだと感じたことを覚えている.

はたしてこれがきくのだろうか.

ホントに時差ボケに効くのならば
何回か試してみたいとは思うわけだけど
さすがに数十ドルも出すほどお金持ちではない.

そもそも自分の中では
かなりの眉唾の部類に入る.

酸素である.

深呼吸しなくとも日常生活で
意識せずに取り込んでいるものである.

それが疲労回復や時差ボケに
きくのだろうか.

仮に酸素がそれらの効能があるとして
肺に入れるわけではなく,胃などの
消化器から摂取することに意味があるのだろうか.

まったくもって謎で,自分で納得していないので
出てくる結論は,いわゆるプラシーボ的なものではないかとなる.

数十ドルもする高濃度酸素水を
普通の水などにたらりと恭しく数滴垂らす.

それをごくりと飲み込めば
効かないわけがない.ということになる.

が,きっとその効能に疑問を感じ
プラシーボじゃなかろうか.などといってしまっては
それがいくらお高いもので,実際に効くとしても
効果は出てこないだろう.

つまるところ,きちんとした論文がでてきて
データでビシッと証明してくれるなら
頼ることはあっても,そうでないかぎり
時差ボケが直りますよーにと寝る前に
お祈りでもしていたほうがマシだろう.

時差ボケ.

年を取るにつれて順応が鈍くなって
ひどくなるときいたことがある.

もしそうだとしたら…
考えるだけでも恐ろしい.

投稿者 カズ : 20:23 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月19日

薪ストーブ

あっ,お金をおろすのを忘れた
と思って財布を覗いたら,4ドルちょっとしか
入っていなかった.

お弁当を持ってきていているので
お金を使う予定はないにしろ,
日本円にして約300円.

いくらカードがあるとはいえ
なんだか悲しくなってくる.

せめて5ドルでもいいからお札を
一枚ぐらいいれておくことにしよう.

さて,日本に帰っていたときの生活.

入籍したあとどうしていたかといえば
うろうろしていた.

数年前に両親が家を建てたのだが
いろいろあってまだ引越しはしていない.

徐々に荷物の移動など行なわれていくのだろうけれど
まだ完全にはそこに移っていないため
勝手に使っていーよ.と言ってくれたので
かみさんが仕事が休みのときは,そこに泊まったりした.

その新居にいただけではなく,
かみさんの家にお世話になったりもして
いろいろよくしてもらった.

新居にいたときは,たいてい
かみさんとの二人きりだったわけだが
のんびりとコタツにもぐりながらテレビを一緒にみてたりすると
あぁ結婚したんだな.としみじみと実感した.

が,その雰囲気を壊すものがあった.

それは,ストーブ.

正確にいうと,薪ストーブだ.

新居の暖房システムは基本的に
薪ストーブとなっている.

なぜ薪ストーブシステムにしたのかは
親に聞いてみないとわからないのだけれども
なかなかオシャレなものだ.

誰でも一度は憧れたものではないだろうか?

薪ストーブの前でおばあちゃんが
椅子に座りつつ編み物でもしている.

その横にはでっかい犬が気持ちよさそうに寝そべっていて
パチパチという音が心地よく聞こえてくる.

僕が薪ストーブときいて思い描く
映像がこれだ.

柔らかく部屋が暖まるイメージがあり
自然の温もりとでもいうのだろうか
優しい感じもする.

そんな薪ストーブがあるのに
なぜ上で雰囲気を壊すと書いたのだろうか.

むしろ雰囲気を盛り上げ
新婚ムードをよりいっそう高めるのが
普通かもしれないけれど,そうでもない.

たしかに薪ストーブの前に座っていればいいのだが
しかし,コタツでテレビのほうが魅力的だ.

で,なにが起こるかといえば
薪をくべにコタツを離れないといけない状況におちいるのだ.

おきがあればそれなりに暖かいわけだけど
冬の寒さには負ける.

家の中はそれなりに広いし
火を燃やしていないと寒い.

そんなわけで薪をくべるわけだけど
その頻度はけっこうなもの.

コタツでまったりしつつも
ストーブが気になるのでちょこちょこ見に行く.

薪をくべるのにも一定の手順があるし
これがいちいち面倒くさいのだ.

たしかに部屋,特に2階はかなり暖かくなるし
見た目もいい感じなのだが,やはり
憧れは憧れにとどめておくべき.

将来もし家を建てることがあれば
薪ストーブの選択肢は完全になくなったのであった.

投稿者 カズ : 21:56 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月17日

Deep fried pickles

なんか寒いなぁと思ったら
朝(6時現在)の気温,-23度.

外に出れば体感気温が-34度.

暖房をかけているけれど
窓の付近から冷気が流れ込んでくる.

窓が開いているからではもちろんなくて
単純に温度差だろう.

室内がそれでもTシャツ一枚で
いられることから20度前後とすれば
温度差は40度.

窓が2重になってると思ったのだが
記憶が確かではない.

ともかく冷気が部屋に入ってくるのが
感じるってのはなんともいえない辛さ.

年に1度あるかないかの寒さ.

カナダ政府はもっと温暖化を推進してはいいのでは?
と思ってしまう.

さて,テレビを見ていたときのこと.

たいてい見ているチャンネルは決まっていて
天気予報,ニュース,スポーツ,通販,そして料理番組だ.

たまに映画とかコメディー,アニメ,ディスカバリーなんかもみるけれど
ほぼ上のどれかで間違いない.

で,料理番組をみていたときのこと.

そのときにやっていたのは,Diners, Drive-ins and Dives
で,金髪の兄ちゃんがアメリカ各地の
いわゆるファミリーレストラン風のレストランを
食べ歩きするというものだ.

コテコテのアメリカ料理がでてくるのだが
お腹がへっていると妙においしそうにみえて
近くにあればなぁと心底思う.

ゴタゴタに盛られたハンバーガーが美味そうで
脂ぎったフライ類が食欲をそそる.

実際にいけば,もう食べきることはできなような
量がでてきて,その単一的な味付けにうんざりするだろう.

そこにあるのはそのまちに根付いた
レストランで,まさにアメリカをイメージしたときに
でてくる料理をだしてくる.

しかし,美味そうなのだ.

見てるだけなら太ることはない.

へ~,ほ~と見ていたら
とあるレストランで
Deep fried pickles
なるものがでてきた.

うん?

ピクルスのフライ?

そこでは輪切りにしたピクルスを
衣につけて揚げたものが出されていた.

当然といえば当然なのだが,
そこに出演していた女の子は,
ここのピクルスフライは最高だわ~といっていたけれど
はたしてそんなものがあるのか?

いやその店が出しているわけだから
存在するのは間違いないのだけれども
それは実際のところどれほど広まっているものなのだろうか.

例えばこの店が色物としてだしているのか
それともそういったものが実際のところあって
お店の自慢の一つとなっているのか.

これは興味がひかれる.

なにせカナダは全国けっこう周ったし
そういった地元のファミリーレストランみたいなところにも
何度か入ったことがあるけれど,
今まで一度も見たことがない.

カナダではポピュラーではないのか
はたまた,たまたま僕が今まで入ったレストランが
出していなかったのか,それとも単純に気がつかなかっただけなのか.

そもそもアメリカにいったら
ある程度そこらで手に入るものなのか
謎は深まるばかりである.

とりあえず,ググってみたら
それなりにレシピがでてきたからびっくりだ.

てことは,ある程度,認知されているということか?

たしかにピクルス自体はポピュラーすぎる
食べ物といっても過言ではない.

いわゆる漬物なので,好き嫌いはあるだろうけれど
日本でいえば沢庵みたいなものだろうか.

ご飯に沢庵が間違いないように
ハンバーガーやホットドックにピクルスはかかせない.

もちろんそのまま齧ることだって
普通にある.

ポテトチップスにもピクルス味なんてものが
あるぐらいだし,その身近にあるピクルスを
揚げてみようなんて輩がでてもおかしくない…か?

いや,やっぱりなんかおかしい.

自分の中であまりにもありえなくて
どうしても拒否してしまう.

そもそも酢系統のものを熱々で食べるというのは
なかなか勇気がいる.

ポテトチップスのピクルス味はいい.
あれは年をとったらけっこう好きになった.

フライドポテトにお酢をかけるのも
実のところけっこう好きだが,あれはお酢自体は冷たい.

余談だが,フライドポテトにお酢は
カナダ風だそうだ.

昔,カナダからアメリカに行った人が
アメリカじゃポテトにお酢がないのが
残念だぁとぼやいていた.

ただ温かいお酢料理.

そうなると途端に僕の食指は動かなくなる.

ピクルスのフライなんて
まさに温かいお酢料理の一つだろうし
それが美味い!といわれても,顔をしかめてしまう.

が,興味があるのも事実.

自分では揚げ物を作らないので
おそらく家で作ることはないけれど
どこかのレストランで見かけてみたら
ゼヒとも頼んでみたいと思う.

Deep fried pickles

これだから料理番組を見るのをやめられない.

投稿者 カズ : 06:26 | 食べ物 | コメント (0) | -

2009年1月15日

終末医療

今回日本に帰ったときは
けっこう忙しかったのだが
それはいろいろあったから.

その中の一つに親戚の不幸がある.

夏に会ったときは元気そのものだった人が
痩せ細って亡くなるというのは
非常にショックだった.

あまり詳しくはしらないのだが
末期がんだったとのこと.

改めて癌の早期発見,早期治療が
大切だなと思ったわけだけど,ふと思えば
ここのところ健康診断なんてやってない.

癌に限らず様々な病気に同じことがいえると
思うので,今度日本に帰ったときにでも
人間ドックに入ったほうがいいかもしれない.

富山時代は1年に1度,健康診断があったが
カナダに来てからは一度もそんなことはしていない.

気付けばもう30近くなっているし
やはりなんらかのものは必要になってくるだろう.

さて,話は戻って癌の治療.

末期がんということもあってか
いわゆる終末医療が行なわれた.

延命するのではなく苦痛を取り除く方向の
医療方針だ.

この終末医療というのは
いろいろ考えさせるものだ.

はじめに言っておくならば
僕は終末医療に賛成で,もし自分が
末期がんなど回復の見込みがほぼ絶望的な状況に
なったら終末医療を望む.

またもし自分の親がそのような状況になった場合
終末医療をお願いするだろう.

だがしかし,延命治療を行なわないというのは
残酷という言葉が適切かどうかわからないけれど
酷な一面がある.

特に問題となってくるのが,癌の告知
というものもあるだろう.

癌の告知が行なわれて本人がそれを望めば
周囲も納得するのだろうけれど,癌の告知が行なわれない場合
周囲の人間が延命治療を断り終末医療の選択を行なわなければいけない.

その葛藤ははかりしえない.

もちろん本人だけでなく周囲のサポートも
行なわれるのだろうけれど,死というものが具体化するのは
つらい.

癌の告知を本人にするかどうか
というのも大きな問題だ.

自分の症状を知りたいけれど
では,余命3ヶ月といわれて,その3ヶ月精一杯生きるか
というような考えが僕に出来るかどうかわからない.

3ヶ月精一杯といっても末期がんでは
その3ヶ月遊びまわれるわけでもないし
生きていく気力はどうしても萎えるだろう.

それならば癌の告知をしてもらわずに
直ると信じていたほうがいいのだろうか.

そうなると終末医療を望むというのと矛盾するかもしれない.

はてしなく難しい問題だ.

また,自分の問題ならまだいいのだが,
それが親や家族になるとまた難しくなる.

例えば,家族の誰かが終末医療に反対した場合.

その反対する人は,延命治療を否定する僕を
敵視する可能性がある.その逆もありえる.

なぜあの人は早く死なそうとするのか.と
直る見込みがない以上,安らかに逝かせてあげたい
という生に関する考え方の違いによる妥協点を見出すのは
ほぼ不可能ではないかと思う.

ならば始めから本人の意思を尊重すればいい
となるわけだけど,そこには再び告知の問題が立ちふさぐ.

正解がなく難しい問題で考えるのをやめてしまいたい
のだけれども,いつか必ず真剣に考える必要性が出てくるだろう.

おじさんの死.

いろいろ考えさせられるものだった.

投稿者 カズ : 23:59 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月14日

眼鏡屋さん

寒い.

朝起きてテレビをつけると
気温が-19度だった.

まだ部屋の中にいればいいのだが
玄関のドアをあければ,まさに別世界.

気温が-10度以下になったら着ようと決めている
(それぐらいじゃないと逆に暑過ぎて着れない)
ジャケットを引っ張り出しそれを着こんで大学へ行く.

伝家の宝刀とよべるジャケットなので
それほど寒さを感じなかったのだが
風が吹けば顔が痛いし,足も寒い.

この寒さ.どうやら今週一杯続く見込み.

あぁ,部屋に引き篭もっていたいなぁ.

さて,メガネ.

処方箋を手に入れれば,後はそれを
メガネ屋さんに持っていくだけだ.

子どものころは地元ではそれなりに
有名なメガネ屋さんを使っていたのだが
しかし,けっこういいお値段.

大学に入るころから,別のメガネ屋に
行くようになった.

もちろん地元静岡にあり,
大学のある富山にもあるメガネ屋を
選んだのはいうまでもない.

特にその店で不満もなかったので
そこで再び作ろうと思っていたのだが
いつからか地元にあった店がクリーニング屋に変わっていた.

あれ?と思いつつも,たしか静岡の
別の場所で見た記憶があると探してみると
そこにもすでになかった.

静岡市をでればまだあるみたいだけれど
さすがに眼鏡を作りに市外まで行くのは
面倒だ.

そもそも撤退をしていく店を追いかけていくのは
あまり賢いこととは思えない.

年に1度行くか行かないかの店.

別にその店でなければいけない理由が
あるわけでもないので,次の店を探す.

たしかメガネスーパーとメガネトップが
あったなぁ.と車を走らせると
メガネトップだったところが,眼鏡市場
というものに変わっていた.

なんでも18900円均一だそうだ.

う~ん.どうなんだろう.
安かろう,悪かろうか.

とりあえず眼鏡市場に入ってみた.

感じたのは,店員の数.

その昔行っていた某チェーン店よりも
明らかに少ない.

2人しかいなかったんじゃないだろうか.

なるほどね~と思いながら,好き勝手に
眼鏡を見ていく.

そのチェーン店では,デパートさながらの
接客が行なわれていたが,はっきりいって
それは邪魔だったのでありがたい.

客観的な意見をくれるならまだしも
なにをかけても,お客様はどの眼鏡もよくお似合いですね.
これに近いことを繰り返すだけでは
邪魔以外のなにものでもない.

ほしいのは客観的にどうか.というところなのだ.

なにせ僕の視力は,0.1以下.

これが何を意味するかといえば,
眼鏡のフレームをかけて鏡を見ても
自分の顔がよく見えない.

かなり近づけば見えるわけだけど
そうなると雰囲気がまた違ってくるし
なかなかどれがいいのか悪いのか.
選ぶのがしんどいのだ.

そんなわけで,接客ゼロ(これもどうかと思うけれど)の中,
勝手に手にとっては鏡を気合を出して見て,
再び別のものへの繰り返し作業を行なう.

フレームはたいていのものは
中国製.

やはり値段からいって日本製は無理かと
諦めつつ,なにかないかと探していくと
何個かみつかった.

この眼鏡を選ぶというのは
本当に難しい作業だと思う.

フレームの種類によって顔の印象がガラリと
変わるし,それほどホイホイと替えるものでもない.

1年以上はお付き合いするわけだし
どれにするか.

今と同じようなものにするのか
違う型にするのか.違うのならどのような
もので攻めていくか.などなど考えることは
たくさんある.

さらに,形状記憶合金などの特殊フレームなどがあると
そちらもいいか?などとさらに触手が伸びていき
収集がつかなくなってくる.

というわけで,事前に決めておいたのは
あまり今と雰囲気が変わらないフレームを選ぼうということ.

かけている眼鏡は,落ち着きがないという人もいるけれど
なんだかもう自分がそれでしっくりきてしまっているので
その落ち着いた普通の眼鏡とやらに,違和感を感じてしまう.

どうせ2,3日もすればなれるのだろうけれど
やはり同じタイプが一番だ.

得てすれば誰も気がつかないような感じにしたい.

形状記憶合金などの丈夫なものにも惹かれたけれど
やはり初志貫徹.

第一印象でこれかな?と思ったものに決めた.

フレームさえ決まれば,あとは簡単である.

処方箋を渡して,作ってもらえばいいのだ.

事前に確認したときには,うちには在庫があるので
その日のうちにできますよ.といっていたし
問題はないだろうと思っていたら,やってくれた.

僕の視力は何度も書いているが悪い.

悪いことは自慢にはならないことを承知して書くが
かなり悪い.

ということは,つまりレンズがかなり厚くなる
というわけだ.

かなりいい圧縮レンズを用いても厚さが気になるので
縁ナシのフレームは選択肢にいれることができないほどだ.

もちろん圧縮レンズを使うつもりだったのだが
プラスチックしかないというではないか.

なるほど.そういうことか.

おかしいと思ったんだ.
ガラスで作った場合,一枚でこの眼鏡市場のセットのお値段
18900円を簡単に超える値段となる.

眼鏡はもちろんレンズが二枚必要なので,フレームをいれて
たいてい5,6万の出費となっていたのだが
それが18900円でできる秘密はそこにあったのだ.

安価なプラスチックレンズの使用.

ちなみにガラスでも同じ薄さのものを
用意できるとのことだったが,その場合は
やはりレンズ一枚で2万円以上かかるとのこと.

さらにその場合は在庫がないので
年明け10日ぐらいになってしまうというではないか.

1月10日はカナダに出発する日.

まったくもってお話にならないし,そもそも
ガラスのレンズがそれだけの値段なら眼鏡市場に
来る必要性はまったくもってなくなる.

どうしたものかと悩んだものの,プラスチックなら
その日のうちにできるとのことだったので
結局,プラスチックレンズで作ってもらうことにした.

傷がつきやすいのはどうしようもない.
気をつけるだけだし,どうせ傷だらけで買い換えるころには
視力もまた落ちているだろう.

それから2時間後ぐらいだろうか.

眼鏡を取りに行き,最終的な調整をしてもらい
ようやく眼鏡が手に入った.

世界が変わるというか,やはり
視力がいいというのはいいことだ.

つけた当初は度数が上がったため
ちょっと違和感があったけれど
それも消えた.

あとはやはりサンプリングや試料整形などで
傷をつけないように気をつけるだけだろう.

眼鏡の新調.

なかなか長い道のりだった.

投稿者 カズ : 18:49 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月13日

視力検査

なんだかテレビのリモコンの調子がおかしい.

電池を交換してみたりしたけれど
どうやら内部の接触不良かなにかで
根本的な解決にいたってない.

そもそも狭い部屋なのでちょっと頑張って
手を伸ばせばテレビに直接触れることができるわけだけど
リモコンがきかないというのは,非常に腹が立つ.

このリモコンがきかないときの腹立たしさは
かなりのものがあるのだが,さてはてどうしたものか.

新しいリモコンを買うか.
それとも,今のままでがんばって
ペシペシと叩きながら使い続けるか.

リモコン.

小さいくせに大きな存在だ.

さて,メガネ作り.

眼科で処方箋をだしてほしかっただけなのに
なぜか予約して2日後に再び訪れるはめになった.

朝9時の予約だったので8時50分頃に病院へ行く.

朝一ぐらいだろうからそれほど混んでないかしらん?
とか思っていたら,大間違い.

すでに一部の駐車スペースは満車となっていた.

日本の病院の予約ってけっこういい加減な気がしたぞ.
歯医者でもなんでも10時なら10時にいってその時間に
始まった試しがない.

これはもしかして9時代って意味か?などと
考えつつ,病院内へ.

…どうするんだろう.

もう初診ではないのでカードを作る必要はない.
そのまま眼科コーナーへ行けばいいのだろうか.

いやまてよ.そんな簡単なわけがない.

と,まずは入り口でじっくりと
人を観察.

してみると,多くの人が
とある機械のところへ行ってから
移動している.

これか.ATMみたいなそこには
再診の方はこちらみたいなことが書いてある.

そこにいそいそと移動して
診察券を突っ込んで,所定の手続きを行なう.

そこにいたボランティアの人にきいたところ
やはりまずはそのATMみたいなもので手続きを行なわないと
いけないそうだ.

それほど難しい手続きではなかったので
さっさと終わらせ,眼科へ.

診察券と予約券を提出して待つこと5分ほど.

9時ピッタリに名前を呼ばれた.

さっそく診察室へ行き
視力検査が始まった.

まずは裸眼から.

もうこうなってずいぶん経つのだが
裸眼で視力表の一番上すら見ることができない.

すなわち両目とも0.1以下というわけだ.

たしかその昔は,C の字がかかれた板みたいなものを
看護師(ホントは看護師ではなくてなにか別の名称が
あった気がするけれどわすれてしまった)の人が持ち
少しずつ視力表から近づいてきたのだった.

またそれかなと思っていたら違った.

近づいていくのではなくて,離れていく.

なかなか客観的に見ると不思議な状態だろう.

目の前から徐々に看護師の人が離れていくのだ.

ある程度の視力の人はこんなことは生涯経験しない
ことだろう.

あぁ,もうこんなに目が悪いのかと凹みつつ
答えていくのだが,実際のところそれほど遠くまで
見えるわけでもない.

どれだけか知らないけれど,感覚的に
両目とも0.05もいってないきがする.

将来,間近でもみえなくなることがあるのだろうか?
と危惧するけれど,どうしようもない.

誰のせいというよりは,骨格の問題だと思うのでしょうがない.

そのうちレーシックでも受けたいなとぼんやりと
思っていたけれど,結婚した今ではそのリスクが大きすぎて
もう一生受けることはないだろう.

メガネで矯正できるうちはそれでやるしかないのである.

裸眼の測定が終わったら,次は矯正視力.

レンズを変えては測定しての繰り返しの後
どうやら自分に合うレンズが決定した.

右目,左目ともそのレンズを装着して
再び視力表を見る.

…やべぇ.

見えすぎるのではない.

Cが二つに見える.

乱視が入っているのだが
そんなレベルではなくて,綺麗に2重に見える.

これはダメだ.
見えにくいというレベルではない.

看護師さんに,2重に見えます.

と告げると,レンズの強さを
落としにかかった.

どうやら今までのレンズが
弱かったため目がそれに慣れてしまい
いきなり強いものにするとダメらしい.

そして驚愕の一言.

もうお年ですからね.
小学生ぐらいならすぐに慣れてしまうんですけど
そうもいかないんですよね.

あぁ.誰か言ってくれ.
僕はまだ20代だ.もうお年ですからとか
まさかこの年で言われるとは思いもしなかった.

はぁ.と返事をするしかなかった.

看護師さんはどうやら1.0まで矯正視力を
あげたかったみたいだけど,僕の老いた目では
それは可能ではなく,結局0.9だろうか.

それぐらいで妥協となった.

徐々に上げていってくださいね.
見えにくくなったらすぐにメガネを買い替えてくださいね
というコメントを貰いつつ,そのまま15分ぐらいブラブラし
特に物が2重に見えるとかないことを確認し,検査室へ.

先生からは,じゃ,処方箋を書くんで
お疲れ様でした.の一言で,特に検査をするわけでもなく
おしまい.

長かった視力検査はようやくおわり
ついに処方箋を手に入れることができたのだった.

投稿者 カズ : 23:09 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月12日

メガネ

3週間ぶりの大学.

久しぶりというかなんというか.
自分の机に向かえば,そこは相変わらず
片付いていないスペース.

こんなんだっけ?と思いつつ
3分も経てば,落ち着いてくる.

友達に挨拶しつつ
秘書の人に今学期のGAの
予定をききに行く.

そもそも今週からラボが始まるのに
まだGAの内容のメールがきてないのがおかしいのだが
いつものことなので気にしない.

秘書の人の部屋をノックして顔を見せると
おかえり~.どう左手は重くなった?
といわれた.

なかなか素敵ないいまわしだ.
たぶん僕には一生できない.

まあ,こんなこといわれるのも一生に一回なわけで
とりあえず笑顔で左手を差し出した.

その後,GAについてきくと
やはり予想していたラボを担当.

他の採点などがまだ決まってないとのことだったが
それでもラボさえわかれば,とりあえずはなんとかなるというもの.

あとは以前に使っていた資料をひっぱりだして
準備をするだけだ.

頑張るとするか.

さて,日本に帰ったときに
買いたいものがあった.

それは,メガネ.

視力が相当悪いので
たいていメガネを頼むと
1週間は待ってくれといわれてしまう.

3週間の休みを取ったとはいえ
年末年始を挟むので,余裕があるとはいえないけれど
それでもなんとかなりそうだ.

前回,日本の免許の更新をしてきたけれど
あまりにもギリギリすぎた.

薄々見にくいなと感付いていたけれど
やはりそうやってデータとして突きつけられると
ほっておけない.

カナダでメガネを作ってもよかったのだが
しかし,やはり信頼できるのは日本.

視力検査からレンズの技術まで
カナダより日本のほうがしっかりしている気がする.

いやカナダのそれを確かめたことがないので
完全な先入観だけれども,しかし,細かいことは
日本だろう.

いきなりメガネ屋さんにいってもよかったけれど
そういえばここ10年ぐらい眼科で視力を測ったことなかったな.
きちんと処方箋を書いてもらうとするか.と
病院嫌いには珍しく病院に向かった.

行った先は,市立病院.合併に伴い
名前が変更していたけれど,やはり僕にとっての
市立病院は一つしかない.

懐かしいなと入り口をくぐると
まるで浦島太郎.

僕の知っている姿は存在しなかった.

えっ?なにこのカウンターの数は.
まずはどこに行けばいいんだ?

全くもって勝手がわからない.

昔は2階にあったと思う眼科だが
1階に移ったそこにとりあえず向かうと
初めての場合は,まずは総合カウンターだかに
いってくださいといわれた.

まるで異国の地にある病院に迷い込んだように
フラフラと歩いていき,書類に目を通し
よかった,日本語だと安堵.

書類を埋めていき,診察券を再発行してもらう.

再発行.

10年ぐらい前に来たのが最後といったのだが
再発行でよかったみたいだ.…本当だろうか.

なんだか不安にもなったが,しかし,
受付の人がそういうのならしかたない.

書類を提出し,しばらくまっていると
名前を呼ばれ,無事に診察券をもらった.

それをもって眼科へ.

そして,問診表を記入.

はて,視力検査をしてもらいたいのだが
どうしたもんだろう.と思いつつ
そんな欄がないので,とりあえず遠くが見えにくい
というところに印をつけ提出.

嘘ではない.

再びしばらく待っていると
名前を呼ばれ,診察室へ.

まずは視力検査.

予定通りといえば予定通り.

あれはなんていうのだろう.
C こんなのがいろんな向きをむいているやつ.

視力表とでも呼べばいいのだろうか?
とにかくそれを使ってやる.

これは?わかりません.ちょっとまっててね.
とレンズを換えて,あっ,わかります.の繰り返しをした後
ではもう一度外で待っていてくださいね
といわれた.

しばし待ったあと,再び呼ばれ,診察室へ.
今度はお医者さんが,目に異常がないかどうかのチェック.

結論としては,矯正でなんとかなっているので
目には異常がない.ただ単に視力が落ちただけなので
メガネを新しくしましょうとのことだ.

そう.それ.それが目的で来たのだ.

そう思っていると,どうします?
うちでやります?そうすると処方箋をだしますよ.
それとも,直接メガネ屋さんで計って作りますか?
お好きなほうをどうぞといわれた.

どっちがいいですか?と逆にきくと,
そうですね.視力が悪いので,処方箋をもっていったほうが
キチンとしたメガネが作れるでしょう.というか,
ここまで悪いとコンタクトのほうが疲れなくていいかもしれないよ.
といわれる.

コンタクトは正直言って怖いので
目が疲れようがなにしようが選択肢にはない.

そんなわけで,では処方箋を出してくださいというと
では,測定のほうをするので,さっきのところで
予約をしてください.といわれた.

…はぁ?いや,さっきのは?と呆然としていると
お大事にどうぞ.となった.

で,さっきの検査室へ.

どうやら視力検査というのかなんていうのかしらないけれど
それは完全予約制のよう.

最初にやったのは,ただ単に矯正して視力がどうかのチェックだけで
別に処方箋を書くためではない.

なんのためにきたのだろう.
結局,翌日は予約一杯で,翌々日.

年末最後の通常営業日.

朝一番の予約をした後,
なんだか釈然としないまま家路に着いたのだった

投稿者 カズ : 20:56 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年1月11日

指輪

カナダに戻ってきた.

約3週間,日本にいたわけだが
あっという間だった.

日本に帰ったのが昨日のことのように
思える.

滞在中の1日は24時間もあったのだろうか.

12時間もあったかどうか怪しい感覚に陥っているのだが
それは逆にいえば充実していた証でもあるだろう.

盆と正月が一緒に来たという言葉があるけれど
まさにそのとおりだった.

実際のところ正月は来ていたけれど….

さて,いろいろあった日本滞在だけど
一番のことといえば,今左手の薬指に
指輪がはまっていることだろう.

その指輪.

夏に戻ったときに選んでいたわけではないので
今冬,日本に戻ってから探した.

そもそも日本に年末に帰ると決めたのが
comprehensive examが終わった後のこと.

日程がストライキによって変わりに変わった
テストのおかげで,もしかしたら?と思っていたけど
なんとか無事にテストに合格し,チケットを取ることができた.

もちろん教授の許可も貰ってだ.

当初はいつもの通り,2週間の予定だった.

大学が5日から始まることもあり
それに間に合うように戻ってくるつもりで
予定を立てていた.

で,教授に1月3日ごろに戻ってくる予定です
というと,思わぬ返事が帰って来た.

なにをいってるの?
もっと長くいなさない.

この瞬間,この人が指導教授でよかったと
心の底から思った.

というわけで,学科の秘書の人と相談しつつ
3週間に変更.

10日に日本を経つことにしたのだった.

さすがに月曜までに時差ボケが直るとは
思えないけれど,とりあえず大学にはいけるだろうし
そもそもまだ学生なわけで,卒業にむけて頑張らないといけない.

…なんの話だっただろうか.

指輪だ.

指輪は先にも書いたけれど
日本に帰ってから見に行ってきた.

行った先は,静岡では有名なお店.

実家が宝石会社をやっている友達に
頼めば安く作ってくれたのだろうけれど
なにせインド.

通販で結婚指輪はなんとなく心配だ.

特にかみさんが日本にいて,僕がカナダ.
その友達はアメリカで,オーダー先はインドという
複雑な状況では,選択肢から外れる.

そんなわけで静岡にある宝石屋さんの老舗.

静岡にいる人はおそらく二軒の店が頭に思い浮かぶ
と思うけれど,その中の一軒で間違いないだろう.

23日に指輪を見に行き,どれぐらいだろう.

2時間もかからなかった気がするし
他の店に見に行くこともなく,決定.

日常つけるものだし,シンプルなものを
考えていて,満足いくものがあったのでよかった.

そして,幸運だったのが
カナダに戻る前に手に入ったことだ.

最初は1ヶ月はかかると言われてしまったけれど
その後,確認してもらったら,幸いにも
ちょうどその型の指輪が最終段階の整形だか磨きだかに入っていて
それを使えるとのことだった.

というわけで,それから1週間ほどで
指輪が手に入った.

残念ながら入籍時にとはいかなかったけれど
それでもカナダに戻る前に手に入ったのは
幸運といえるだろう.

つけた当初は手になかなか違和感があったけれど
今ではそれも大分おさまってきた.

まだ取り外しはできるし,
あとはこれがいつまでも取り外せるように
体重を管理していくだけ.

あまり痩せすぎて指輪がぶかぶかになるのも
格好がつかないけれど,おそらくそれは
いらぬ心配だろう.

日本に帰ったときは,夏よりも3kg痩せていたが
カナダに戻ってくる直前,計ったら3kg太って
元通り.

いや元通りというか,3kg痩せた状態でも
まだ自分のベスト体重でもなかったので
けっこうまずい.

お腹周りを気にしつつ2009年.
頑張っていきたい.

投稿者 カズ : 20:56 | 雑記 | コメント (0) | -

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