2011年3月30日
tax return
一時期やってきたような春の陽気は
どこ吹く風．
夜中の冷え込みは-5℃以下．
まだまだ暖房が離せないウィンザーだが
サマータイムが始まったこともあってか
日だけは長い．
19時過ぎてもまだ明るい．
でも，寒い．気温は一桁台前半．
カナダ人にとってはもう春かもしれないが
もうちょっと暖かくなってくれないと
やっぱり春とはいえない．
半そでの人とかたまに見かけるが
やっぱりまだ春じゃない．
さて，今日は，tax returnをやってきた．
tax returnといえば思い出すのが
去年のそれ．
手続きに悪夢の3時間越えという
それプロなの？と思えるような出来事があったわけだが
今年もやっぱりH&R blockへ．
なんだかんだでここが一番楽な気がする．
学生料金もあるし（2010年は少なくとも胸を張って
学生だったわけだし，現在も卒業式は迎えてないので
学生料金で問題ないだろう．）
その場で小切手も発行してもらえる．
その後，なにかあっても全て手数料も取らずに
やってくれるので自分の中では去年は去年．今年は今年．
できることは地雷っぽい人に当たらないことを
祈るだけだ．
去年，それほど時間がかかった理由は
システムを理解していなかったまだ経験不足っぽい人に
当たったことになる．
一緒に申請したカミさんがカナダに来て
1年未満という状況だけで混乱するような人は，
とてもじゃないがお話にはならない．
去年はカミさんは働いていないので
基本的に申請するのは自分だけ．
自分だけとなれば，やっていることは
今までと変わらないので，単純明快．
問題があると思えないが，できる限り
避けれるものは避けておきたい．
と思っていたら，その手続きの前から
なんだか面倒なことになっていた．
それは，tax returnに関する書類．
T4Aという書類があるのだが
そこに問題があった．
いつも通りに2通送られてきたのだが
その後，もう1通送られてきた．
なんだ？と思いつつ中を見ても
よくわからない．
今年は3通必要なのか？とか思っていたら
大学からメールがきた．
長ったらしいメールだったが読んでみれば
至極単純．
ようするに，本来送るべきではなく
本人には開示すべきではない書類を
間違って送ってしまった．
開封していないならT4Aの書類を全部
事務のほうへ持ってきてくれ．
開封してしまっているなら，コピーなどは
取らずに返してくれ．というものだった．
残念ながらその時点で僕は開封してしまっている．
中身もすでに見てしまったので
できることはただ一つ．
コピーをとらずに返却することだ．
…いや取ってないですよ．
と，こんなことを書くと余計に怪しくなるわけだけど
見てもさっぱりと意味のわからない書類だったし
たいして興味もないので，そのまま返しにいった．
事務へ持っていって，すいません．開封しちゃったんですけど
というと，あぁ，別にいいよ．ちょっと待ってね．
といって，書類を確認し一つ取ると，はいと残りの2通を返された．
すいませんの一言もねーのか．と思うも
ここはカナダ．
そんな言葉を期待するほうが間違いだ．
さてこれでいつもと変わらないT4Aが2通．
他の書類も，大家さんに去年の家賃の領収書も貰ったりして
全部揃っている．
後はいつ行なうかだけだと思っていたら
なんだかんだで忙しく1週間以上経ってしまった．
2週間ほど経ってからだろうか．
大学から再び書類が届いた．
なんだ？と思ってあけてみれば
T4A．
…はぁ？なんだ．意味がわからない．
これで合計4通目となるT4A．
一体全体なにがおきてるんだ？と思って
封筒をよく見てみると，一枚の紙が入っていた．
読んでみると，T4Aの一枚にミスがあった．
今年からtax returnの様式に一部変更があり
その変更に対応していなかったので，同封したものを
使ってくれ．とのこと．
なんだ．そりゃ．てか，あぶねー．
なんで2週間とかそんなに時間をかけて送ってきやがるんだ．
さっさとやってたら，書類の不備でダメだったんじゃねーか？
まさかまさかのT4A．
カナダっぽいといえばカナダっぽいのだが
お金が絡んでくるので勘弁して欲しい．
tax returnをやる前からのトラブル．
どっと疲れがでる．
投稿者 カズ : 21:20 | 留学生活 | コメント (0) | -
2011年3月26日
現状
昨日は，なんでかわからないが
ネットとテレビの両方がダメだった．
20時ごろ家に帰ったのだが
ネットが繋がらない．
うん？と思いながらテレビをつけてみれば
どこのチャンネルにしてみても砂嵐．
うちのアパートは家賃にインターネットと
ケーブルテレビも入っている契約なので
大家さんに電話してみれば，なんだかこの
アパートだけでなくご近所さんでもダメみたいだから
ケーブル会社の問題だと思うとのこと．
雪が軽く降っていたけれど，別に
雷とかもなかったし停電ではなさそうだ．
原因がわからないが，寝て起きたら
復旧していた．
ネットもテレビもない生活ってのは
ヒマだ．
さて，12月にPhD課程を修了した．
卒業式は6月．
いまいちよくわからないのが
いつから自分のことをドクターとよんでいいのだろう．
普通に考えたら6月からか．
終了したけどまだ授与はされていない．
でもなんだかよくわからないんだよね．
例えば，PhD論文審査会で通った瞬間に
うちの学科のウェブサイトにDr.カズ，おめでとー
というのがでた．
さすがにこれはまだ早い気がする．
審査会は通ったけれど，まだ論文の手直しは
行なっていないわけで，つまり論文を提出していないわけだ．
では論文を提出すればいいのかといえば
その後に大学からきたPhD課程の修了と卒業式の
お知らせは，Mr.できた．
Dr.ではない．
ただ現在，うちの大学の学生かといえば
どうなんだろう．
今学期はもう取る授業がないので
履修登録はしていないし，授業料も払っていない．
とどうなるかといえば，学期ごとの更新の
学生証が更新できないということになる．
いつのまにやらうちの学科の学生欄からも
名前は消えていたし，学科内メールも来なくなっていた．
しかしながら，留学生向けの保険には入っていて
8月末まで有効だそうだ．
今学期履修してないよ？大丈夫？
ときいたが，6月が卒業式でしょ？
それまでは学生だし契約が卒業式のある月＋2ヶ月だから
問題ないよといわれてしまった．
さらには，図書館で本を借りることもできる．
院生以上は学期の間，まるまる本を借りることができるのだが
とりあえず今のところ，なんの問題もなく本を借りることが
できている．
が，大学の情報センターでカラーコピーをしようと
したら，学生証が使えなかったということもある．
（センターの人にいったら使えるようにしてくれたが）
はたして僕の現状とはなんなんだろう．
とりあえず学生ビザがきれるのは7月だし
そもそも労働ビザも今年から3年間取ることができたので
カナダに違法滞在というわけではないのだが
よくわからない状態となっている．
場合によって使い分けていいものなのだろうか．
投稿者 カズ : 22:14 | 雑記 | コメント (0) | -
2011年3月24日
地震
未曾有の被害を招いた地震が起きて
いつのまにやら2週間．
まだまだニュースでは地震についてやっているが
それでも落ち着きを取り戻しつつあると思う．
地震が起きて一週間はもうほとんど
なにも手がつかなかった．
少なくともカミさんと子どもが無事で
実家もカミさんのほうの家も無事で安心した．
姉貴が住んでいるところは茨城．
相当揺れ，一時避難をしていたそうだが
とりあえず怪我などはなく姉貴一家も無事．
親類の人たちもみな無事．
不幸中の幸いというべきだろう．
今回の地震は3つの地震が連動しておきるという
非常に珍しい形の地震で，1900年以降に起きた地震の中で
4番目に大きい地震となった．
問題は地震に伴う津波．
ここカナダでもBCで津波を観測している．
プレートテクトニクスからいって
日本は地震に関していえば最悪の位置にあるといっても
過言ではないわけだが，過去の経験から
耐震・免震構造，地震速報システム，避難訓練などが行なわれているし
世界で最も地震に対して備えている国だろう．
津波に関しても防波堤を作ったりしていたわけだが
今回の津波は想定外の高さとなり，膨大な被害を生み出してしまった．
現在，youtubeなどに多くの津波の様子が
アップロードされているがどれも津波の恐ろしさを
伝えるには十分すぎるものだ．
知識として知っている津波と
現実に起きた大津波．
百聞は一見にしかずというが
まさにその言葉が当てはまる．
地震が起きて一週間ほどはニコニコ動画やUSTREAMで
日本のNHKを24時間見ることができたので，ニコニコ動画で
ほぼずっと見つつ，ネットで情報収集しながら
ウィンザーにいる日本人友達とチャットで話していたりした．
気になったのは，やはり原発．
今現在もそれほどいい状況とはいえない
というか，どう考えても悪い状況なわけで
原発の行方は気になってしょうがなかった．
放送の仕方，解説の仕方などがあり
確実な情報を手に入れるのが難しい．
カナダでもチェーンメールらしきものが携帯に入ってきて
日本の福島の原発が爆発した．雨に当たるな．というような内容だったが
なんだかなぁと思ったし，工学部にいるインド人と話したときに
チェルノブイリと同等だけどどうするの？みたいなことをいわれたので
いや，それは違うと話し込んでしまったり，
けっこういろんな情報がカナダでも出回っていたと思う．
もちろん日本政府の発表が何一つ包み隠さず発表しているかといえば
そんなことはないだろうし，そもそも発表自体遅かったり
情報の小出しがあったりで不満だらけなのだが，それでも
研究機関のデータがネットで見ることができるし，その辺はもう
自分で判断するしかないだろう．
今回の地震発生後，多くの友達，学科の人達が
大丈夫？と声を掛けてくれて本当に嬉しかった．
中には3年ぶりぐらいに話をした現在
アメリカにいる友達もいた．
まだまだ原発の問題は収束する気配はないが
それでも日本にはこの地震を乗り切って欲しい．
数ある地震・津波に関する動画の中で
これが一番いい．
このじいさん．素敵だ．
たぶん日本は大丈夫．頑張れ．
投稿者 カズ : 23:50 | 雑記 | コメント (0) | -
2011年3月8日
救援
なんだか気を抜くと一気に一日が過ぎている
そんな日々が続いている．
大学のGAの組合はストに入るだ入らないだで
スト突入の是非を問う投票が近々あるみたいだが
すでにGAではないので，投票権は
持っていないし，あぁ，大変だなぁぐらいにしか
思っていない．
というか，投票権はもってないし
GAでもないのに，それ関係のメールは来るのはなんでだろう．
もうちょっとしっかり管理して欲しいものだ．
さて，だいぶ話が長引いているが車．
結局のところ，CAAに電話した．
電話してオペレーターに状況を告げる．
すると当然のごとく，では会員番号を教えてください
といわれたので，JAFですけどいいですか？といえば
なんといいといわれた．
番号を言っても，えっ？それだけ？みたいなことはない．
そもそも使えて当然なわけだけれども
それでも前回が前回なだけに驚いてしまった．
というわけで，番号を伝え，
車をとめてある住所を伝え（各家の前に番号がついているので
たとえどこでも簡単に住所がわかるのはカナダのいいところだろう）
車種や色，年式などを伝えると，では70分以内に向かいます．
といわれた．
70分以内．
なんとも微妙な時間．
そもそも70分以内といわれて
本当に70分だろうか．
日本なら間違いない．
だがここはカナダ．
5分か10分待ってといわれて1時間とかはざらだ．
信じていいのか？その70分という時間．
いや，そもそも70分てのは普通に考えても長い．
気温は-15度ほど．
車は駐車禁止側に停めてしまった．
道路の反対側ならパーキングメーターがあるので
路駐できるのだが，こちらサイドはない．
まあ，道路のど真ん中ではなく
端に寄せて停めれただけでもラッキーと思うべきだろうが
しかし，けっこう頻繁に取締りが行なわれているので
放置しておくのはまずい．
どうするべきか．
もちろん車の外で待つというのは論外．
寒すぎる．
幸いにも家のすぐそばだが
部屋からは駐車場所は見えない．
つまり，部屋の中からCAAがくる
ないしは，取締りの車が来るのを待つというのも
ちょっと厳しい．
ここはもう一つしかない．
車の中だ．
エンジンがかからないので当然のごとく
暖房はつかないけれど，少なくとも風は防ぐことができる．
取締りがきても状況を説明すれば
なんとかなるかもしれない．
というわけで，車の中で待つことにした．
ただ準備としてとりあえず家から
暖かいお茶と本を用意した．
すると20分ほどしてだろうか．
一通の電話が．
でてみるとCAAからで，後5分以内に到着します．
というお知らせだった．
なんという幸運．
30分も待たずにやってきてくれるというではないか．
事実，5分も待たずにCAAの人がやってきた．
バッテリーが上がった旨を伝えると
えっ？走り出してから止まったの？と訝しがったが
とりあえず見てみようとなった．
ブースターケーブルを繋げ
エンジンをかけるが外せばダメ．
というわけで，バッテリーチェックとなった．
説明をしてくれつつチェックをしてくれるのだが
5分充電して5分待ってその減少具合を見るみたいだ．
この辺はそもそも車にほとんど興味がないので
あまり理解できなかったが，とりあえず自分自身がなにか
しないといけないわけでもないので，全てを任せ
フムフムと話をきいていた．
チェックをしている最中にも，次々に救援の要請が
入ってきていて，もう飯の時間なのに…と愚痴っていた．
こう思うと30分ほどで着てくれたのは
ラッキー以外のなにものでもないだろう．
閑話休題．
バッテリーチェックの結果は，要取替え．
通常12ほどないといけない値が2.5しかないそうだ．
単位が聞き取れなかったが，しかし12必要なのが2.5しかない
というのは，素人的に考えてもダメなのはわかる．
12でどれだけプラスマイナスで許されるのかしらないが
2.5はもう論外だろう．
結果が出て，次はバッテリーをどうするかの選択だ．
CAAの兄ちゃん曰く，換えのバッテリーはある．
CAAメンバーなら割引価格で購入可能で今すぐ取り付けてやる．
とのこと．
他の選択肢としては，レッカー移動で
レクサスに持っていって純正品と交換．もしくは
カナディアンタイヤか町工場にでも持っていってそこで交換．
…ないな．レッカー移動が無料かどうかしらないが
そこまでする必要はないし，提示された値段も
事前にカナディアンタイヤのホームページで調べていた値段と
比べてもまあ普通な値段．
純正品にこだわりがないのはいうまでもない．
それにたぶんお高いだろうし．
というわけで，バッテリーの購入を決断．
メンバー価格は15ドル引きだったかしらん？
たださすがはSUV．一番高いバッテリーとなった．
ちなみに取り付け代は無料．
バッテリーチェックも無料．
今回の出費は，バッテリーだけ．
JAFのメンバーでよかったと心の底から思った瞬間だった．
交換自体は今後を考えてちょっと見ておきたかったが
寒いから車の中で待ってたらどう？といわれた瞬間に
じゃあ，そうしますとなった．
いや，-15度で風が吹くときつい．
興味よりも寒さに負けた．別に後悔はしていない．
手早くバッテリーを交換してくれて
カード払い．
なにか問題が起きた場合
3年以内ならカナダだけでなくアメリカでも無償交換
といわれた．
さすがはCAAとAAA．提携しているだけある．
まあ，アメリカに住むかどうかはわからないが
少なくともデトロイトに買い物などででかけて
万一トラブルが起きたときに助かるのはいい．
CAAの兄ちゃんにお礼をいい，調子のいいバッテリーで
暖房をガンガンにかけつつ買い物にでかけたのだった．
それから1ヶ月以上経つが
とりあえず今のところ問題はない．
思いがけないバッテリートラブル．
もう2度と勘弁して欲しい．
投稿者 カズ : 23:11 | 留学生活 | コメント (0) | -