2009年9月28日

九九

寒い.

寒冷前線の通過に伴い
かなり冷え込んでいる.

昨日までは23度ほどあった気温も
今日は日中で13度ほどだった.

10度の差.

これが後数日は続きそう.

しかも,今日は強風警報まで
でている始末だったし
雨もふったりやんだり.

寒い.

大学の院生部屋はロングTシャツ1枚じゃ
いられないほど寒かった.

これから向かうは冬.

やはり10月も近づくと
夏は終わるのだと嫌でも実感してしまう.

さて,この前,ビーチに
遊びに行ったときのこと.

適当に話をしていたら
九九の話になった.

ネパール出身の友達が
俺は15段までやったという.

へー.と思っていると
イギリス人の友達が俺ん所は12段だったなぁ.といい,
(たしか)カナダ出身の人も,そうそう12段までやったね.
と同調した.

そうなんだ.と思いつつ
日本は9の段までだよ.というと,
超簡単なボーナス段,10の段を逃したのか.
もったいねー.との意見.

苦笑いしつつ,でも10の段なんて
そんな覚えるほどのものかとか思う.

思い起こせば九九.

小学校の2年だか3年だか
もうすでに記憶が定かではないが
歌で覚えたものだ.

当時取っていた学研の科学と学習の
付録についてきたカセットテープ.

…もはや絶滅の危機に瀕している
カセットテープなわけだが
当時はごく一般的なものだった.

閑話休題.

姉も同じようなテープを持っていたので
家には計2つの九九のテープがあったのだが
それをきいて,ひたすら覚えた気がする.

今この瞬間,そのテープのフレーズが
思い出せるか?といえば,何一つ思い出せないけれど
九九はしっかりいえるので,やはり役には立っているのだろう.

日本以外でもやっぱりそんな
九九用テープは存在しているのかしらん?
あっ,でも12の段までやるなら九九じゃないか.
とかどうでもいいことを思っていて,ふと気がついた.

カナダで12の段までやっているって?

その割にはかなり情けない数学能力を有する学生さんたち.

いや九九が出来るから数学能力がすぐれているとか
関係ないだろうが,しかしね….

余計なお世話かもしれないが,12の段までやるのならば
9に減らして,他の算数の分野に時間を割いたほうが
いいんじゃないかと思ってしまった.

12の段.

それが役に立っているとは
ラボをやっていると到底思えなかったりする.

投稿者 カズ : 22:34 | 雑記 | コメント (0) | -

2009年9月26日

スケール

明日,カミさんが戻ってくる.

というわけで,その前にやりたかった
測定をなんとか終わらせた.

まだ測定自体は残っているが
時間のかかるものは終了.

久々に夜まで働いたが
なかなかしんどかった.

まあ,静かで誰にも邪魔されることなく
測定できるってのはやっぱりいいものだ.

もうたぶんウィンザーにいる間は
二度としないけど.

さて,今週からラボが始まっている.

今年は4年生対象の地球物理系の授業を
受け持つことに.

この授業は2年に一度開講される授業で
2年前にもGAをやっている.

そのために今年もとなったのだが
いろいろとしんどい.

一番しんどいのは,ラボで扱う課題が
金曜の午後に送られてくること.

ラボは月曜の午後.

あまりにも時間的余裕がないのがきつい.

いくら2年前にやっているとは
2年前の内容を覚えているほど記憶はよくない.

問題をよく読んで,2年前の資料を取り出して
地球物理系の本をフムフムと読んで
支度をしていく.

さすがに1時間2時間では終わらないわけだが
今のところなんとか金曜日中には終わっている.

で,このラボ.

それほど大人数でもない.

今期は8人ぐらいだ.

4年生ともなれば,今まで何度か
別のラボで顔を合わせてきたこともあるので
多少は気楽といえば気楽.

ただ知っているだけに
その数学能力の低さには
戦々恐々してしまう.

この前のラボ.

自然電位調査に関する内容で
データをプロットし,そこからいろいろな
解釈をもっていく問題.

プロットしたデータの
あるところの長さ(aとでもしよう).

そのaが10m未満ならbという式を使い
aが10m以上ならcという式を使って
値を求める.

という風な説明をしたのだった.

さっそく学生さん達は
グラフを書いていき,長さを測る.

そして,これで合ってますか?ときかれてみてみれば
明らかにおかしな数字.

うん?とみてみると,aが3cmだった.

3cm.

いや,3という数字はどうでもいいが
cmですか.

そんなもん問題の設定上ありえないし
現実でもありえない.

自然電位探査で電極を埋めても3cm以上簡単にこえるだろう.

なに?どこをどうやって測ったの?

ときくと,グラフを定規で測り
ほらここが3cmというではないか.

なんていうんだろう.

あきれて声もでなかった.

しかも,8人中3人がそれをやってくれた.

もうなんだ.こんな大学4年生.
しかも,地球物理の授業を取るぐらいの学生.

言っちゃ悪いが
向いてないんだと思う.

ほんとに.

次のラボが心配で心配でならない.

投稿者 カズ : 23:50 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月18日

GATAcademy

大学からの帰り道.

やけに大学やら道端やらご近所さんやら
騒がしくて酔っ払いが多いなぁ
と思ったら,今日は授業が始まって
最初…でもないけれど,先週は導入みたいなものだから
しっかり始まって最初の週末.

なるほどみんな騒ぐわけだ.

これが毎週続くようではうるさくてたまらないが
今週末ぐらいなら風物詩的なよさもあるかもしれない.

ただし自分の家の周囲でそれが
おきてない状況に限るのだが.

さて,今日はGATAcademy
なるものがあった.

なにかといえば,
GA(TA)のガイダンス的なもの.

全部で4つの内容があって
前半の部,後半の部で
それぞれ1つずつ取れるというもの.

もうGAなんてものは
4年だか5年だかやっている.

こんなガイダンス的なものを
取る必要はないんじゃないかなぁ
と思っていた.

ただ,今年の院生をまとめる教授から
初年度の人はもちろんそうでない人も
是非とも参加するように.
必ずや将来の役に立つ.
というようなメールが2回ほど着たので
重い腰をあげ,2つ登録をしたのだった.

とりあえずOpening PlenaryとClosing Plenaryは
時間がもったいないので出るのをやめる.

本当に内容だけの出席とした.

のだが,これがなんともな内容だった.

最初の内容.
How to be an Excellent Laboratory Instructor

正直言って出ても出なくても変わらない内容じゃなかっただろうか.

例えば,ラボミーティングの意義をディスカッションしたり
なんかラボ中にトラブルがあった場合,どうするか.
というようなことをディスカッションしたり.

ディスカッションも僕を入れて6人しかいなかったので
3人ずつのグループにわかれ,それぞれの中で話し合って
その後全員で議論するといった感じ.

これのなにが悪いかといえば
当たり前ながらみんなが自分の経験・置かれている状況を
もとに話すこと.

例えば,地球科学と生物ではラボの内容も異なる.

実験が失敗したら…みたいなことで議論が進んでいっても
そんなこといってもとりあえずうちの学科でそんなに実験するようなこと
あったかしらん.とか,ラボミーティングが毎週あるから…
といわれても,学科によってはなかったりする.扱う人数もラボによって異なる.

進行役の人間も教授とかではなく
うちの大学の院生だしね.

これは重要.あれは大切.これが肝になる.

といったベースの部分はすでに知っていることだし
正直,何一つ新しいことはえられなかった.

なにせ一番の結論は
なにか困ったことがあったら,ラボコーディネーターもしくは教授に
連絡し指示を仰げ.
だから.

正直言って,そのラボコーディネーターになるためには
どのようなことを知ってなくちゃいけないか.などを期待していった僕は
まったくもって肩透かしを食らった気分だった.

続いては
Confronting Student Issues Head-On
というもの.

問題ある学生にどのように対処するかというところ.

まずはカンニングなどの対処法から始まった.

エッセイなどでは,グーグルやウィキペディアで
調べてみて,単なるコピペじゃないかどうか見てみる.

とか,エッセイのフォーマットもきちんと見てみましょう
とか.

あとは,点数をあげてくれとかしつこく絡んでくる学生には
翌日以降にまた来るようにいい,できれば教授も含めて話し合いをする
とかだっただろうか.

だいたいこれらも新しい内容はなかった.

ただ一つだけ.

今まで出合ったことも想像したこともなかった問題が
起こり得るパターンというのは勉強になった.

つまり,宗教に絡んだ問題.

例えばラボの最中に,お祈りに出かけて(お祈りを始めて)しまい
ラボのレクチャー部分を聞き逃してしまった場合などどうするか?

こんなことは本当に考えたこともなかったが
実際のところありえそうだ.

イスラム教の人だってけっこういるし
それ以外でもそういったことをする宗教を信仰している人もいるかもしれない.

これはなかなか難しい.

とりあえず宗教的なことは尊重しないといけない.
が,全ての学生さんにフェアではないといけないし
向こうもこちら側の立場を尊重してもらわないと困る.

もしそれが毎回行なわれるなら
時間の変更を行なう,ラボコーディネーターや教授に相談などが
解決策らしいが,なんというか,これは非常に難しい問題だ.

そもそもの根本的な解決にはなってないしね.

いろいろ考えるところがある内容だったが
どれも中途半端にグダグダだったのは
やはり進行役が普通の学生だったところ.

てっきり,どこそこの大学のラボのケース.とか
ラボコーディネーターがやってきて気をつけるポイントを教えてくれるとか
もっと講義的なものだとばかり思っていた(ちなみに他の内容をとった友達も
同じような感想をもっていたので講義らしいものはなかったのだろう).

ディスカッションメインなんてどこにも書いてなかったし
なんていうか2時間以上費やしてえられるものはごくわずか.

こんな研修みたいなもの.
もちろんディスカッションも重要だが
わずかそれぞれ1時間の内容.

それぞれに書かれていた内容・ポイントを押さえるならば
もっと違った方法があったんじゃないかと思う.

まだ今年がGAの初めてならよかったのだが,
いや本当に時間の無駄.

二度と行くまいと思ったGATAcademyだった.

投稿者 カズ : 23:54 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月16日

カジノ

今日,何気なくしったこと.

トイザらす(Toysrus)は,
Toys are us.(おもちゃのことなら私たちに)
からきているそうだ.

心底どうでもいいのだが
それをしって,おぉぉ
となんだか妙に関心してしまった.

さて,先週の日曜日のこと.

大学に測定しに行った.

測定自身は10分ほどで終わるぐらいの
量しかまだしていないのだが,
一回一回の測定インターバルはだいたい2時間ぐらい.

なんとも面倒な測定なわけだが
時間がかかるのだけはどうしようもないので
土曜にしろ日曜にしろとりあえず測定には行っていたりする.

で,日曜は車で行ってきた.

さすがに歩いて20分ほどかけて
行く気はしない.

車を路駐して(日曜は終日無料というのが
車で行ったもう一つの理由なのだが),
測定を終えて戻ってくる.

よし,このまま買い物でも行こうかと
Uターンしてスーパーに向かおうとすると
Uターン先でおっちゃんに呼び止められた.

このおっちゃん.さっきから
自分の車のエンジンをかけようとしているのだが
どうもかからないみたいだ.

なんだ?バッテリーでもあがったのか?
と思い,車をとめる.

すると意外なことをいってきた.

車のエンジンがかからないんだけど
どうしてもカジノに行きたいんだ.
乗せてってくれないか?

…はぁ.

知らない人を車に乗っけるのは
あまり好ましいことではないが
しかし,なんだって?

カジノ!?

修理のためどっかの整備工場まで
乗っけてってくれとかじゃなくて
カジノ?

なんかカジノでコンサートの類でもあるのか?
それともなんだ?

カジノ?

日本でいうならばパチンコ行きたいから
乗っけてってくれないか?というのと
ほぼ同じようなものじゃないか.

まあ,行こうと考えていた
スーパーの方向とあまり違わなかったことから
いいよ~.と行ったのだが
なんとも不思議な状況だった.

おっちゃんは,買ってまだ6ヶ月しかたってなかったのに….
わるいね~.申し訳ないよ.といっていたが
はたしてカジノにそれほど重要なことがあったのだろうか.

ちなみに翌日見たら
車はなくなっていたので
とりあえず車のトラブルは解決したのだろう.

それにしても….

カジノ.

なんとも変な感覚になる出来事だった.

投稿者 カズ : 21:33 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月14日

電話勧誘

ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判
というニュース.

なんというか.
あぁ,さすがはお隣の国だなぁ.
って思った.

たぶんカナダのほうが宗教色はあまり
濃くないと思う.

ほとんどアメリカに滞在したことがないので
それほど比較できるわけでもないけど
なんとなくアメリカらしいと思ってしまうのが
僕がカナダのほうが好きな理由の一つなんだろう.

さて,いまいちカナダにきて
よくわからないシステムがある.

それが,電話での勧誘.

なんのサービスだかアンケートだか知らないが
バカみたいに四六時中電話をしてきて
非常にうざったい.

そんな会社に協力するか!
と反発するのは僕ぐらいなのだろうか.

最近で言えば,某通信会社.

某とかあいまいにする必要もないか.

ロジャース.

もう電話はかかってこないのだが
1ヶ月ほど前はひどかった.

1日に3,4回は当たり前.

夜の8時過ぎにもかかってくるし
土曜日にすらかかってくる.

それだけかかってくるならば
興味がない.電話をしてくるな.
といえばいい.と思う人もいるかもしれない.

僕もそう思う.

というわけで,実際のところ
何度か言っている.

それでもかけてくるしつこさ.

本当に本社にでも電話をしてやろうか
と思ったぐらいだ.

一回断りの言葉を言って
それでもしつこくかけてきた時点で
どうかと思うのだが,さらに話は進む.

再び電話を取ったときに
向こうは名乗るわけなのだが
そのときにも,興味がない.といった.

すると,○○さんですよね?
というわけだが,僕の名前ではない.

いや,違う.

というと,えっ?ホントですか?
でも,話だけでも聞いてください.
パソコンをお持ちですか?

はぁ?意味がわかんない.

いろいろと意味がわからない.

で,向こうの話は続く.

ノートパソコンをお持ちなら
ロジャースのモバイルインターネットを使えば
高速でどこでもインターネットができますよ.

と宣伝が始まったので,
いらない.興味がない.二度とかけてくるな.
といって電話を切った.

何度もかけてくるな.といっているのに
かけてきている時点で相当おかしいと思う
(このやり取りの後にまだ数回ロジャースから電話があった)のだが
本人確認できてないうえでの宣伝も意味がわからない.

そもそもどこからどうやって
電話番号にたどり着いているのかも謎すぎる.

こんなもんロジャースという会社の常識を問うわけだが
これでけっこうでかい会社なのが腹立たしい.

しかし,これって宣伝になっているのだろうか?

本当に意味のわからない方法だ.

投稿者 カズ : 22:20 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月12日

土足厳禁

麦茶を作っていて
あっ.と思った.

お湯を一回沸かして
作っている.

それぐらい普通だろう.
と思う人もいるかもしれないが
もともと僕は,普通に生水で作っていた.

が,カミさんがウィンザーに来て
一回沸かしたもので作るようになった.

カミさんは基本的に生水は飲まないように
しているようで,別にお湯を沸かすぐらい
それほど面倒なことでもない.

それからずっとそのように作っていた.

今はカミさんは日本にいるので
ウィンザーには僕一人.

別に僕自身は生水でも気にしないわけだが
自然になんの疑問もなくお湯を沸かして
麦茶の用意をしていた.

これが結婚して一緒に生活をするということか.

そんなことを思いつつ麦茶を冷蔵庫に入れたのだった.

さて,うちの玄関には,
靴を脱いであがってください.
という張り紙をしてある.

カミさんが作ったもので
もちろん日本語ではなく
英語で書いてある.

カナダ人では靴を脱いでくれる人と
脱いでくれない人がいる.

僕が今まで会ってきた人は
大部分が脱ぐ人だった.

初めてホームステイした家もそうで
アメリカのごとく靴のまま入るものだとばかり
思っていたため,靴を脱ぐという行為に
驚いたものだ.

日本でいつもしていることなのだが.

ただ,やはり靴を脱がないで
上がる人たちもいる.

それはその人たちの習慣なので
しょうがないといえばしょうがないのだが,
ここは僕の家.

脱いでもらいたいのである.

そんなわけで,英語でカミさんが
張り紙を作ったというわけだ.

その効果はといえば,
残念ながらあまりあるとはいえない.

それをみて脱いでくれた人は
日本人の人たち.

別にそれをみて脱いだわけでもないが
もともと脱ぐ風習があるわけで
これは張り紙のおかげとはいえないだろう.

大家さん.

張り紙には気付いてくれた.

そして,その張り紙をみて,
娘さんの話を始めた.

現在,アメリカに住んでいる娘さん.
アメリカでは誰もが靴を脱がないで入ってくるので
綺麗好きな娘さんはそれが耐えられない.

とのことだ.

なるほど.それは大変だ.
アメリカはやっぱりあわないかもなぁ
とか思いつつ,次の大家さんの行動.

そのまま靴ではいってきやがった.

…言葉がでないとは
まさにこのこと.

もう諦めるしかないのだろうか.

投稿者 カズ : 22:37 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月8日

オーブン

明日から授業が始まる.

まだ今学期のGAは公式には発表されていないが
なんとなくわかるというか,メインの内容は
だいたい風の噂できいていたりする.

2年前にやったラボと同じ授業.

なぜ去年はやらなかったかといえば
2年に一度の授業だから.

別の授業と毎年交代で開かれている授業らしいのだが
この授業は4年生向けの授業.

ということは,取りたくても取れない人もいる.

それはどうかと思うのだが
学科の方針ならしょうがない.

とりあえずその授業のラボを本当に受け持つのかどうか.

わかるのは一体いつになるのだろう.

さて,この前,うちのオーブンがぶっ壊れた.

なにかしたわけではなく
もともと調子が悪かったのであろう.

遡ること4月.

このアパートを契約して
いろいろと設備の確認をしていたときに
オーブンが動かないことに気がついた.

大家さんに連絡すると,旦那さんがきてくれ
とりあえずヒューズの交換.

すると動いたので,ヒューズに
問題があったのだろうという結論に至った.

それが,4月か5月のこと.

オーブンがぶっ壊れるまで数ヶ月の間が
あるわけだけど,実際のところ
直っていなかったのだと思う.

なぜならその間,一度もオーブンを使わなかったから.

オーブンが必要ではなかったというわけではなく
もともと持っていたオーブントースターのオーブン機能で
こと足りていたのだ.

2人暮らしなのでそれほど大きい料理をするわけでもないし
オーブントースターで十分.

さらには,電子レンジがオーブンレンジなので
そっちでも調理は出来るし,コンロの下についている
バカでかいオーブンを使う必要性がなかったのだ.

で,今までさっぱりと使っていなかったオーブン.

ちょっと多めに作りたいものが出てきたので
ようやく出番ができたのだが,結局のところ
途中でオーブンが止まり,そのまんま.

温まりもしなくなりご臨終となった.

大家さんに再び言うならば
またヒューズを交換してみようとなったのだが
今度ばかりは,ヒューズを交換してみても無駄.

新品への交換となった.

コンロ部分は使えるけれど
オーブンが使えないってのは
やはり不便だろうとのことだ.

まあ,数ヶ月に一度あるかないかの出番だが
新品に交換してくれるというオファーを
断る理由はどこにもない.

新品への交換への道のりは
大きく分けて二つ.

古い壊れたものの取り外しと
新しいものの導入.

古いほうは,9時ごろ.
業者の人がやってきて,
取り外し作業をやってくれた.

ついでに,新しいオーブンに対応できるよう
コンセント部分を改造してくれた.

順調だ.

朝の9時ごろにやってくるときいたときは
10時もしくは11時ごろになるんじゃないか.と
覚悟していたのだが,まさか本当に9時ごろにやってくるとは
思いもしなかった.

続いては,新しいもの.

すでに接続が断たれているので
新しいものが来ない限り,料理が一切できない.

こいつがこないと始まらないわけだ.

大家さんによると11時過ぎぐらい.とのことだった.

11時過ぎ.

来る様子はなし.

12時,1時と連絡もない.

2時.大家さんがやってきて
まだきてないの?今から店に連絡するから
3時になってこなかったら,連絡をくれ
といわれる.

当然のことながら3時になっても
来やしない.

大家さんに連絡を取ると,
わかった.もう一度連絡すると
店に連絡をしてくれて,その結果を報告してくれた.

なんでも,めちゃくちゃ忙しい.翌日の朝でもいいか?
といわれたとのこと.

ありえん.と思ったのは,大家さんも同じなようで
明日なんてとんでもない.今日中に持って来い.と
言ってくれたとのこと.

数時間内に持っていくって言ってたから
もうちょっと待ってといわれる.

えっ?数時間??

勘弁してくれと思いつつも
翌日になるよりははるかにマシ.

結局,5時過ぎに新しいオーブンはやってきたのだった.

新しいオーブンの備え付けにかかった時間は
10分もかからなかったほど.

本当に忙しかったのか?と思ってしまうのだが
とにかくきてくれたのは助かった.

これで一安心.

とならないところが,カナダだ.

今までのオーブンよりも若干大きく
スペースに入りきらない.

結局,棚を直すことになったのだが
いまだに完全復旧まで至らない.

いや,オーブン・コンロともに
問題なく使えているだけでもいいのだが
やはり今まであった棚がないのは少々不便.

オーブン一つ交換するのにこの苦労.

カナダってのは,やっぱりカナダだ.

投稿者 カズ : 22:37 | 留学生活 | コメント (0) | -

2009年9月5日

ストライキ

久々に12時間近く寝てしまった.

何ヶ月ぶりかわからないけれど
朝,目を覚まし時計を見てびっくりした.

昨日寝たのは22時半頃.

その時間帯に寝てしまえたのもびっくりだが
起きて10時ごろだったのもびっくりだ.

まあ,昨日はビーチに遊びに行っていて
疲れているのもあるのだが,気が抜けているというのもある.

久々の一人.

思い起こせば,今の部屋の契約をしてから
一人でこの部屋に泊まるのは,初めてのこと.

がらーんとした空間は
なかなか寂しいものがある.

なぜ一人かといえば
カミさんが現在日本にいるから.

3週間ほど,日本で静養.

実際のところ日本に帰れば
いろいろとやることができてしまうので
身体を休められるかどうかはわからないが
それでものんびりはできるだろう.

当初では,ここにサンプリングが入る可能性もあったので
それにあわせての帰省となっているのだが
はたしてサンプリングが行なわれているかどうかはわからない.

現時点で特に何もいわれていないので
来週もしくは再来週に急にサンプリングに行くよ
といわれることはないだろう.

行くとしても,カナダ国内となりそうなので
特にビザなどといった心配はないわけだけど
やはり1ヶ月ぐらい前には知っておきたい.

その知らせがないということは
ないと思うのだが,その代わりに
来年となりそうな可能性もある.

とにかく現在,一人きり.

なんだかペースがつかめなかったりもする.

さて,この夏,ウィンザー市が
ストライキに入っていた.

まだリサイクル品の回収は
スケジュール通りに行なわれてないそうだが
それでも公園の芝も刈られていたり
なんとか通常通りの営業になってきていると思う.

そもそも市の職員が
ストライキに入る.という状況が
あまり理解できないのだが
どうやらそれなりに起こることらしい.

公務員だから.ということではなく
労働者の権利だからということなんだろうけれど
日本人には納得がいかないんじゃないかと思う.

そんなにストライキが頻繁に起こるわけでもないし
なんとなく予定調和的なストライキが多い気がする.

もちろん日本でもストライキに入っている人は
いろいろな覚悟があってのことなんだろうけれど
どうしてもあまり身近に感じられない.

そういった面ではカナダのほうがはるかに多い.

初めてカナダでストライキの影響を受けたのは
とあるモーテルでのこと.

従業員がストに入っているため,
プールなどは使えないなど不自由はあるけれど
部屋は普通に使えるよ.今ならストライキだから
安くなっているし.という話だった.

ストでも泊まれて,しかも安くなるというなら
問題はないだろう.と泊まったのだが
特に不自由なことなく泊まれた.

次はなんだろう.

大学まで来るのかどうかわからないが
大学の職員がストに入ったときはえらい迷惑を被った.

で,タクシー会社がストに入って
ウィンザーの市の職員がストに入れば
もうどんなものがきても驚くまい.

と思っていたら,驚いた.

それは,一通の電話だった.

免許証についてちょっと教えて欲しいんですけど.
というような内容.

あれ?免許証の切り替えで面倒なことなんて
あったかな?とか思いながら,話をきいてみると
どうやら免許証の切り替えにトラブルが起きているわけではない.

免許証の申請にトラブルがおきているようだ.

つまり,ストライキ.

ネットで調べてみたところ
全てのテストがストの結果
できないらしい.

筆記テスト,路上テストはもちろん
視力検査もダメみたいだ.

日本の免許をオンタリオのものに切り替えるときは
筆記・路上テストは免除されるが
視力検査だけは受けなくてはいけない.

その試験がダメということは
切り替えもできないということだ.

このストはウィンザーのみというわけではなく
どうやらオンタリオ全体の様子.

当然ながらスト中は
視力検査が必要となる更新も
できないそうだ.

で,どうなるかといえば,
スト中に免許が切れてしまう人は
ストが終わるまで自動的に延長.

警察などにもそのデータは行くらしく
免許チェックなど受けても大丈夫らしいが
それでも免許の更新などができないとは.

市のストライキにもびっくりしたが
免許関係もストライキに陥るとは….

労働者の権利としてあるストライキ.

でも,なんだかしっくりこないのは
日本人だからだろうか.

投稿者 カズ : 21:33 | 留学生活 | コメント (0) | -

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