2007年12月4日

パッチアダムス

紅白歌合戦の出場歌手が発表された.

今年は(も)帰らないので
あまり関係ないっていえばないのだが
年越しといえば紅白という図式が
頭の中にあるので,やっぱり気になる.

誰がでるんでしょと出場歌手を
みてみれば,“…”でおわった.

もちろん全員知らないとか
そんな自体には陥っていない.

陥っていないのだが,
限りなくあやしい人がいる.

特に若い人たちが
さっぱりとわからない.

もうこの若い人達という言い方が
26歳の人間がする発言とも思えないわけだけれども
それはおいておいて,なにこれ?

日本にいたら年越しだと気合を入れて
見ないな,きっと.

惰性でみるぐらい.

紅白ってこんなに魅力のない番組だっただろうか?

実は魅力がつまっているのだが,
それに気がついていない状態なのだろうか.

どうも後者のような気がしないのが
なんとなく残念だ.

さて,以前,ビデオを借りたのだが
忙しいのもあってすっかり忘れていた.

どこかの施設から借りているわけではないので
延滞料が発生するわけでもないのだが
いつまでも返さないのは人としてどうかという
お話になってきてしまう.

かといって,見ていないのに
返すのはせっかく貸してくれた人に失礼でもあるし
昨日,ちょっと気合を入れて,家に帰ってから見た.

1時からのビデオ鑑賞会である.

借りたビデオは,パッチ・アダムス.

知らなかったのだが
けっこう有名らしい.

以下,内容についてふれるので
気をつけてください.

実話を元に作られた物語だそうで
一言でいうならば,笑いを治療に取り入れ
奮闘するというのがあらすじ.

患者と壁を作り,無機質的な医者の態度に疑問を感じ
人と人との関係を大切にし,
ユーモアで心を通わせると同時に,金儲け主義の
医学界に疑問を感じ,医は仁術をめざす.

が,その姿勢は従来の医者には理解されがたく
また規律を無視し,自由奔放な態度が一部の人間から
反感を買う.

そこに,恋愛が絡んできて
物語は展開していくといった感じだろうか.

話としては,素敵で感動的なお話.

また実話が元というところが
話のレベルを一気に上げていると思う.

フィクションだったら,素敵な話ね.
こんなお医者さんどっかにいないかしらん
で終わる.

が,実際にいて,病院が存在するというのだから
その瞬間,現実と理想とがリンクして,おぉとなる.

個人的な感想でいえば,
いいお話だった.

でも,映画の後半部は好きではない.

見ていて,展開が早いなぁと思ったのだが
怒涛のように押し寄せる目まぐるしいイベントの数々.

あれよあれよという間に
医師会での演説が始まる.

で,この医師会での演説が問題だ.

素晴らしいことをいっているのはわかるのだが
べつにこの映画にそれは必要なのだろうか?

それまでのシーンで存分に流されていることを
そして,それらが気付きにくいかといえばそうでもなく
メッセージとしてちゃんと受け取れるレベルだと思うのだが
それが再び延々と繰り返されるのである.

感動させたいという意図があるのかどうか
知らないが,お腹いっぱい.

まるでカナダのケーキでも食べているかのごとく
くどく,見るだけでうんざりするそんな演説だと感じた.

グダグダで3時間ぐらいの映画にすればよかった
のにとか思ったが,きっとそれに賛同する人は少ないだろう.

でも,この映画はグダグダののんびりでいいと思うだけどね.

なかなか楽しい映画だった.

が,もう夜の1時から映画をみるとかやめよう.
次の日がつらすぎる.

投稿者 カズ : 21:57 | 雑記

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