2009年9月12日
土足厳禁
麦茶を作っていて
あっ.と思った.
お湯を一回沸かして
作っている.
それぐらい普通だろう.
と思う人もいるかもしれないが
もともと僕は,普通に生水で作っていた.
が,カミさんがウィンザーに来て
一回沸かしたもので作るようになった.
カミさんは基本的に生水は飲まないように
しているようで,別にお湯を沸かすぐらい
それほど面倒なことでもない.
それからずっとそのように作っていた.
今はカミさんは日本にいるので
ウィンザーには僕一人.
別に僕自身は生水でも気にしないわけだが
自然になんの疑問もなくお湯を沸かして
麦茶の用意をしていた.
これが結婚して一緒に生活をするということか.
そんなことを思いつつ麦茶を冷蔵庫に入れたのだった.
さて,うちの玄関には,
靴を脱いであがってください.
という張り紙をしてある.
カミさんが作ったもので
もちろん日本語ではなく
英語で書いてある.
カナダ人では靴を脱いでくれる人と
脱いでくれない人がいる.
僕が今まで会ってきた人は
大部分が脱ぐ人だった.
初めてホームステイした家もそうで
アメリカのごとく靴のまま入るものだとばかり
思っていたため,靴を脱ぐという行為に
驚いたものだ.
日本でいつもしていることなのだが.
ただ,やはり靴を脱がないで
上がる人たちもいる.
それはその人たちの習慣なので
しょうがないといえばしょうがないのだが,
ここは僕の家.
脱いでもらいたいのである.
そんなわけで,英語でカミさんが
張り紙を作ったというわけだ.
その効果はといえば,
残念ながらあまりあるとはいえない.
それをみて脱いでくれた人は
日本人の人たち.
別にそれをみて脱いだわけでもないが
もともと脱ぐ風習があるわけで
これは張り紙のおかげとはいえないだろう.
大家さん.
張り紙には気付いてくれた.
そして,その張り紙をみて,
娘さんの話を始めた.
現在,アメリカに住んでいる娘さん.
アメリカでは誰もが靴を脱がないで入ってくるので
綺麗好きな娘さんはそれが耐えられない.
とのことだ.
なるほど.それは大変だ.
アメリカはやっぱりあわないかもなぁ
とか思いつつ,次の大家さんの行動.
そのまま靴ではいってきやがった.
…言葉がでないとは
まさにこのこと.
もう諦めるしかないのだろうか.
投稿者 カズ : 22:37 | 留学生活