2008年7月28日
GPS
ユーコンへ向けての支度が
昨日から始まっている.
ドイツに行ったときと同じ
と思いきや,荷物は少々増える.
例えば寝袋を持ったり
ヘルメットを持ったりと.
これらはいうまでもなく
場所をとるもので,限りあるスペースに
どうやって収めようか頭を悩ませるのだが
必要なものなのでなんとかしないといけない.
どうしたらいいのだろう.
さて,今回はGPSも持って行く.
ドイツでは基本,地下での活動となったため
GPSは使えない.
オーストラリアも似たようなものだったので
実に2年ぶりにスイッチをいれることになる.
教授がGPSを持ってきたときに
これ衛星を認識しないけど,とりあえず確かめてみて
といわれた.
認識しない?なんで?と思いつつ
電池をかけて電源をいれてみる.
No Position
確かにダメだ.
教授はもうこれ古いからね
といっていたけれど,古いから使えない
ってのは納得がいかない.
困ったときは説明書.
ザラッと目を通すと
10分ほど待ってみて
というような解決策が載っていた.
なるほど.さっきは5分ほど待ったが
何一つ認識しなかった.
これはダメかと思ったが
どうやら10分ぐらい待たないといけないらしい.
再び建物の外に出て
ぼんやりと認識するのを待つ.
GPSを傍らに置き,ぼけ~と
日向ぼっこしていたら,友達がやってきた.
なにしてんの?日向ぼっこなんて珍しいね.
ときかれたので,GPSが正しく動くか
待ってるんだよね.と説明.
日向ぼっこしているように見せ掛けて
いちお仕事してるんだと笑いつつ
適当に話をして,15分ほど経ったころだろうか.
ようやくGPSが動き出した.
さっそく教授に動きましたよ~と報告すると
すでに諦めていたのか驚いていたけれど,
動くなら動くのに越したことはない.
じゃあ,持って行こうとなった.
電源入れてもすぐに認識しないってのは
初めて経験したのだけれども,だいたい
どのGPSでもそうなのだろうか?
とりあえず原因としては古いからではなくて,
2年という長期間の間,使ってなかったからだと思う.
今回の経験で,とりあえず認識しなかったら
認識するまで10~15分まで放置というのが
頭の中にできた.
ただこれってこのGPSだけかもしれないけれど,
最初の10分間は,なにも変化が起きなかった.
ひたすらNo Positionが表示されているだけで
あたかもトラブルをかかえているように見える.
せめて認識中とか表示してくれれば
…いやでも10分待つってけっこう心配になってくる.
なんとかならないものだろうか.
というか,深読みをするならば
もしかしたら教授はこれを気に新しい
GPSを買おうとしていたのかもしれない.
1999年製のGPS.
確かに古いのだが,使えるうちは
新しいのを買うのはもったいない.
もし使えないのなら,新しいのを買う必要があり
それはちゃんとした理由がつく.
教授に報告したときの驚きを見ると
もしかしたら余分なことをしてしまったのかもしれないが
緯度経度を知るぐらいなら,古くても問題ないだろう.
他の人はいったいどのタイミングで
GPSを買い換えたりするのだろう.
下取り制度でもあればいいのに
とかふと思った.
投稿者 カズ : 23:25 | 留学生活