2009年11月9日

予防接種

ネズミ

5匹目を捕まえた.

これで戦いは終わるのか
はたまた続くのか.

まだまだネズミ捕りを仕掛ける
日々は続く.

さて,このところ
というか今年一番のニュースであろうのは
豚インフルエンザことH1N1だ.

カナダでも大きなニュースになっていて
死者もけっこうでてしまっている.

11月5日現在で115人.

オンタリオ州では37人の方が
なくなっている.

日本が11月9日現在で55人だろうか.

単純に考えて2倍.

ただ国土と人口密度を考えれば
日本のほうがはるかに悪いだろう.

今,日本に帰るのは得策ではないのは
明らかだ.

…といっても,今のところ
すぐには帰る予定もないのだけれども.

もちろんH1N1は日本,カナダだけの問題ではなく
世界中の問題.

カミさんの友達(韓国人)が
H1N1に感染してしまったらしく
無事であることを祈るばかりだ.

そんなH1N1.

日本ではどうだかよくわからないが
カナダではすでに予防接種が始まっている.

医療関係者は10月中に受けていて
10月26日から一般の優先順位が高いグループの
摂取が始まった.

んで,当初はどうやら11月2日から
一般の希望者も受けつける予定だったそうなのだが
ワクチン不足のため,いまだ優先対象者だけだそうだ.

優先対象者とは
・65歳以下の既往症を持つ人
・妊娠中の人
・健康な6ヶ月から5歳までの幼児
・遠隔地,隔離された土地に住んでいる人
・ヘルスケアに従事する人
・感染リスクは高いが予防ワクチンを受けられない,
もしくは,効かない人と暮らしている人/ケアしている人
とのこと.

ニュースでは,やはりけっこう混乱しているらしく
例えば6歳の子どもを持つ親御さんが,5歳なら受けれるのに
なんで私の子どもは受けられないの?その1歳の違いはなに?と悲痛の叫びを上げていた.

出来ることなら全員受けさせたいのだろうが
ワクチンの量からなかなか難しい問題だ.

で,僕はというと,先週の火曜日
H1N1の予防接種を受けている.

上のどれに当たるかは想像に任せるとして
別に裏ルート(そんなものがあるかは知らないが)を使ったとかではなく
きちんと受けることができた.

が,これがまた大変だったのだ.

その日は14時から20時までが予防接種の受付時間.

混むだろうけれど,そんなに待つことはあるまい.
きっと室内で待つだろうし,それだったら20分ぐらい我慢するか
と軽い気持ちで14時半ごろ家を出た.

30分ほどで目的地に到着.

…えっ!?

目の前に広がる光景に愕然とした.

長蛇の列.

その日の日中の気温,7,8度.

まだ雨が降ってないのが幸いだが
そんな気温のもと,屋外に出来た馬鹿みたいに
長い列に,思わず帰ろうかと思ってしまった.

ただせっかく来て帰るのもばからしいし
どうせいつ行っても同じことだろう.

列の一番後ろに並ぶ.

ちなみに並んでいた人の大部分は
お子様連れのご家族.

風が吹く寒い中,子ども達は
ほとんど文句もいわず列に並んでいた.

これが日本なら子どもを車において
となったかもしれないが,それをやると
こっちでは捕まってしまう.

必ず親がそばにいないといけない.

そんなわけで,列に並ぶわけだが
こちらは待つとしても屋内とばかり
思っていたから,そんなに厳重な装備はしていない.

中にはTシャツ一枚という奥様も見受けられたが
あれはもうおかしいとしかいいようがない.

列に並びつつ,本を読もうと思っていたが
10分ほど経つと,寒さで手が動かなくなってきたので
本をしまい,早く列が進まないかと前をキョロキョロとみて
時間をつぶす.

屋内に入るまでにおよそ1時間だろうか.

はっきりいって予防接種をしにきたのか
風邪をひきにきたのかよくわからないわけだが
あれはあまりにもひどいと思った.

入り口付近まで近づくと
係りの人が,書類を配っていた.

と同時に,55歳以上の人は今日は
ワクチンが足りないため受けれません!
というアナウンスがでる.

別に55歳以上ではない.

気にせず,書類を貰う.

その書類がないと予防接種ができないわけだが
これが第一関門というか,最初で最後の関門.

なんで必要か説明し,認められなければ
書類はもらえない.

もちろん後で家族が来るからといって
余分な分がもられるかといえばそんなことはなく
一枚一枚本人確認しつつもらえる.

正直言って,僕自身はダメかな?と思っていたのだが
状況を説明したら,あなたも受けるべきだといわれて
書類をくれた.

あとは書類に書き込めば,屋内へ.

屋内はほとんど混んでおらず
指定された場所に行き,書類を提出し
予防接種をしてもらう.

そしたら,15分安静にし
特に異常がでなかったら帰るというシステムだった.

結局,終わったのが16時半をすぎていたので
1時間半.

それだけで十分疲れてしまったのだが
まだまだその後が大変だったのだった.

投稿者 カズ : 23:22 | 留学生活

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