2010年8月9日

サンプリング-最終日の悲劇

サンプリングが終わって
いつのまにやら1週間以上経っていた.

サンプリングは順調.

最後の1日は予想外だったが
それでも順調という言葉がピッタリの
サンプリングといえるだろう.

基本的に僕自身は,教授のお手伝い.

車の運転とメモ.あとは荷物運び.

サンプリングそのものは
ほぼ教授がやっていた.

そっちのほうがミスが少なくていいのか
と思いきや,実際のところ,
えっ?と思うようなミスもあり
ちょっと…と心配になったのはここだけの秘密.

ただそれもその場でなんとか取り返しが
つくもので,大きな問題はなかった.

サンプリングでの問題をあえていうならば
それは国境.

それも珍しく(?)帰りのカナダ国境が
少々面倒くさいことになった.

それは最終日.

その日は一番きつい一日だった.

現地の今はミュージアムとなっている
ところでサンプリングを行なったのだが
そこと連絡を取ったのが現地についてから.

その結果,思ったような日程にはならず
帰宅予定日の水曜日にしかサンプリングができない
ということに.

勘弁してくれよと思うわけだが
教授は,せっかくここまできたのだから
サンプリングは是非ともしたいとのこと.

もう一泊するのか,はたまた
どこか道中で泊まるのか.と思っていたら
レンタカーの延滞が出来ないことが判明.

サンプリングの計画を立てるならば
まずはレンタカーから確認してくれ
と切に思うわけだけど,その結果,サンプリングして
その日のうちにウィンザーに戻るという最悪の事態に.

サンプリングが終わり出発したのが
14時半ごろ.

昼ごはんも食べずにとりあえず車を走らせる.

16時ごろマックで休憩.

その後,ガソリンを入れるために
止まるぐらいで夕ご飯もなく走る走る走る.

もちろん教授とは交代で車を運転するわけだけど
10時間の道のり.

サンプリング直後に運転はかなりしんどく
音楽なしではとても起きてられないため
ガンガンに音楽をかけて運転していく.

で,ようやくついたカナダ国境.

そんなに問題ないだろうと
思ったら,問題が少々あった.

なにしてきたの?ときかれたので
研究目的で岩石を採取してきたと
答える.

すると,
岩石か.カナダは土壌の持込に
敏感なのはしっているよね?
といわれる.

土壌?いや,岩石だって.

と答えるならば,
岩石ってことは,土がついているでしょ.
その土が問題なんですよ.
となる.

いやいや,基本的に坑道でとってきてるから
土なんてついてませんよ.というと,
見せてみろ.となる.

ふ~ん.といいつつ,
再び,お決まりのカナダは土壌云々.

基本的に岩石だし,その辺に捨てることはないですよ.
というと,それは大学の教授として信用してもいいですか?
ときかれた.

なんだそれ.と思いつつ,
もちろん.と答えて,ようやく入国が許されることに.

教授も,こんなことは初めてだ.
てか,デトロイト川を通じて,自分らが取ってきた
場所の土壌なんていくらでも来るのにね.
とつぶやいていた.

まさかのカナダ入国トラブル.

最後の最後でどっと疲れた
サンプリングだった.s

投稿者 カズ : 19:54 | 雑記

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