2011年4月13日
審査
よっちゃんイカがあたった.
なんかちょっと前に同じことを
書いた気がするのだが,別にボケたわけではない.
もう一袋あたったのだ.
これで手元に二袋,当たったものがある.
嬉しいのだが,なんだか侘しかったりもする.
さて,ウィンザーにある
某小学校でおこわなれたacademic fair.
ドクターということで当然のことながら
グループリーダーに選ばれ,例外的に見る数も多いという
ことになったのだが,まあ,しょうがない.
さっそく会場となる体育館に向かった.
ちなみにまずは下見.
児童が来る前にポスターとそこにある
研究計画書などをみながら,質問を考えたり
採点のベースを考える.
採点基準は各グループごとに見る分野と学年が
異なっていることもあり,違うらしいが
他のところを除く暇もなかったので
自分のところしかわからない.
僕のところは中学年から高学年.
研究内容がどのようなレベルか
発表内容は?などとけっこう本格的な内容.
ちなみに発表内容のレベルだが
各レベルごとに最低点と最高点が決まっているので
まずはその発表がどのレベルにあるのか
そしてその中で何点かを決める必要がある.
あとゼロっていう選択肢はない.
最低点が決まっていると書いたが
まさにその言葉の通り最低点は決まっていて
ゼロになることはない.
これはいいことだと思う.
後で点数を公開するかどうかはしらないが
みんな点数を貰えるってのはいいことだ.
閑話休題.
僕の担当する発表は二つの種類があって
科学的研究と工学的研究.
まあ,夏休みの自由研究を思い浮かべてもらって
理科系統と工作系統の2つにわかれていると
いったほうが早いかもしれない.
下見の時間はだいたい30分程度.
8つもみなければいけないので
さっさと見ていく.
ちなみにグループ分けで僕のところは
7人ぐらいいたけれど,各発表はそれぞれ
一対一できくことになっている.
他には質問は発表の最後にすること.
遮ってはダメ.
あとは焦らせてもダメ.
発表をきいたら,そこにあるサイン表に
サインをすること.などがあった.
児童の発表の時間は30分程度.
その間に自分の担当の発表を全て見ることになる.
余裕はあるといわれたが
他のグループに比べて審査しないといけない
発表は多いので,負担はでかい.
まあ,やるしかない.
時間が来ると放送が流れ
児童のみんながやってきた.
さすがは私立.
制服をきている.
学制服は日本だけと昔きいた事があるけれど
そんなことはなかった.
それぞれ自分の研究の前に立って
いよいよ開始.
とりあえずすぐそばの子のところにいって
こんにちは.簡単に説明してー.といえば
説明を始めてくれた.
ふむふむと聞き,最後に質問をする.
そして,ありがとーといってサインをして一人終了.
だいたいこんな感じで流れていったが
それぞれの発表に個性はやっぱりある.
説明してといわないと説明を始めない子もいれば
進んで説明をしてくれる子もいる.
シャイな子もいるしハキハキしている子もいる.
考えてみれば小学生のとき.
自由研究は夏休みの宿題であったけれど
それを自分が発表するということはなかった.
たいてい展示しておいておしまい.
この発表というのはけっこういいことだとおもう.
もちろん時間がかかるわけで
教員側としてはやりたくないのかもしれないけれど
プレゼンの勉強を小学生のころからやるってのは絶対に大きい.
こういったところからきっと巧さの違いがでてくる.
で,発表.
基本,一人での研究なのだが
二人でやっているものもある.
なかなかいいなと思うものもあるし
ちょっとこれは…と思うものまで
まさに様々.
甘めに採点しつつ,どれも聞き終わったぐらいで
ちょうど時間が来た.
もとの食堂に戻ってグループメンバーを集めて
各発表の点数をまとめる.
とりあえず一つの発表に対して
一つの点数.
グループ内の全員が納得する点数にすることが求められている.
で,一つずつ進めるのだが
これが合うようで合わない.
恐らく発表の好き好きもあるのだろうけれど
例えば20点満点の項目で,ある人は9点,ある人は18点とか
そこまでなんで差がでるんだ?と思ってしまうこともあった.
まあ,それでもだいたいの範囲にはおさまるし
あとは平均でもないけれどそれに近い点にして
みんなから了解をもらった.
絶対に自分はこう思う.これ以外の点数は認めない
という人がいなかったのは幸いだった.
そんな人がいたんじゃやってられないが
僕の勝手なイメージではアメリカ人とかそーじゃねーかしらん.
担当の発表の数が多いので
当然のことながら終わったのは最後.
てか,このまとめる時間がお昼の時間でもあるので
お昼にありつけたのも最後.
さらにリーダーは各発表のよい点,悪い点,アドバイスを
まとめなければいけないので,さらに遠のいていく.
とりあえずそれぞれについても
グループメンバーにきいていったが
あまりいい意見はでてこなかった.
特によい点に関しては,ほとんど建設的な意見はなし.
いや,わからなくもないんだけどね.
発表のレベルがあまりにもひどいものとかあったし
なかなか厳しい.
でも,さすがに,空欄や研究を楽しんでるようにみえた.
というのは,コメントとしてどうかと思うので
それぞれについて捻り出して書いていった.
いやぁ,先生ってのは大変だと
世の先生達の苦労をちょっとだけ思い浮かべ
アドバイスなどをまとめながら,お昼を食べつつ,
academic fairは終わりを迎えた.
投稿者 カズ : 21:36 | 留学生活