2008年4月19日

パプリカ

昨日は朝8時半から
今日は12時から試験監視の仕事があった.

上の時間は試験の開始時間であって
試験監視をする院生は準備等があるので
もう少し早く会場にいなければいけない.

今日は20分前に集合だったけれど
たいてい15分前の集合.

今日みたいな12時集合だったら
たとえ20分前でも11時40分となるので
それほどしんどいことはない.

が,8時半となると15分は8時15分.

これはきつい.

家を8時前にはでなくてはいけないし
テストは通常2-3時間なので,朝食を抜いていくと
けっこうしんどくなってくる.

というわけで,早起きしてきっちりと
朝ごはんを食べていったわけだけれども
今日は今日できつかった.

なにせ土曜日.

土曜日にテストを受ける学生さんもきついけれど
その監視をするこちらもしんどい.

土曜日に時間に間に合うように大学に行き
試験監視の仕事をする.

まあ,お給料を貰っている身にとっては
文句を言ってもしょうがないか.

試験監視の仕事が終わったら
せっかく大学に行ったので月曜にある
マグネ研究室のペーパーディスカッションの準備も
きちんとできて,なんとか終わったのでよしとしよう.

とりあえず,今日で今学期の
試験監視の仕事はおしまい.

いいことだ.

さて,最近はまっているというか
はまりだしたというかそんな食べ物がある.

それほど珍しいものではないというか
スーパーにいけばごく普通に日本でも
手に入るもの.

それは,パプリカ.

赤・黄・オレンジとカラフルな色が
特徴の野菜だ.

実のところ,このパプリカという野菜
もともとそれほど好きではなかった.

実家にいたころは,そんなハイカラな
野菜は食卓にはのぼらなかったし
でてくるのは,緑色のピーマン.

そして,そのピーマンは
多くの子どもがそうであったように
僕自身,苦手な野菜であった.

あの苦味がどうしても好きになれず
例えばピーマンの肉詰めが夕食になれば
中の肉部分だけをほじくりだして食べる始末だ.

そんな苦手なピーマンもいつからか
食べられるようになり,大学生で一人暮らしを
はじめると,自分からスーパーで買ってくるようになった.

これは大きな進歩とよべるだろう.

なにせ決して箸をつけることがなかったものが
いつのまにやら,自分で好んで買ってくるようになったのだから.

ちなみに,同じ苦い食べ物で
ゴーやというものがあるが,
あれはいまだに大の苦手.

恐らく一生おいしいと思うことはないんじゃなかろうか.

閑話休題.
家では食卓にのぼってこなかったパプリカだが
恐らく外食などして口に入れていたことはあっただろう.

あまり記憶が定かではないが
一人暮らしをはじめて,スーパーに行き,
パプリカを手に取ることはあった.

ピーマンを連想させるというかピーマンの色違いの
それは子どものころなら決して口にいれることはなかっただろうが
ピーマンを普通に食べるようになったのならば話はべつ.

購入することもあった.

もちろんカナダに来ても
買うことはあったけれど
それはなんだろう.

ピーマンに比べて栄養価が高いということを
テレビで昔に見て,たまにはパプリカでも食べるかと
良薬口に苦しという気持ちでかっていたところがある.

いや,実際のところ,パプリカよりもピーマンのほうが
苦いわけだけれども….

たまに食べたくなってパプリカを買って
やっぱりピーマンにしておけばよかったと
後悔するパターンだ.

パプリカのなにがダメだったかといえば
その風味.

辛くなく,苦味もなく,むしろ甘みがある
パプリカの風味が苦手だった.

なんていうんだろう.
正確には,パプリカをうまく使いこなせて
なかったのだ.

炒め物に投入してみても
なんだか寝ぼけた感じ.

ピーマンの感覚でいつも使ってしまい,
そのためにうまく味がまとまらなくて
パプリカなんて…とそんな感じになっていたのだ.

だがしかし,ここカナダでは
けっこうパプリカをいろんな料理で
見かけたりする.

例えば,ピザにのっていたり
あとはチキンの付け合せになってたり
バーベキューででてきたり.

そして,ありたいていにいって
それらはおいしかった.

そう,おいしかったのだ.

振り返ってみるならば
共通しているのは,シンプルな調理法.

炒めるのではなくて,焼く.

どうやら僕はオーブンで焼いた
パプリカが好きなようだ.

そうとわかれば,あとは
実際に自分でやってみるだけ.

パプリカを買ってきて,
ごく単純に料理をしてみる.

つまり,適当な大きさに割って
種を取り除く.

そしてサラダ油を表面に軽く塗って
それを温めておいたオーブンに投入.

15分から20分ぐらいだろうか.
いい感じに焼けてきたらもう完成である.

別に味付けはいらないだろう.

思えば,パプリカをそのまま
リンゴみたいにかじっている学生を見たことがある.

大学構内で,パプリカをかじりながら
歩いている女性をみたときは
マジかよ.と驚いたものだ.

サラダに生でパプリカが入っていても驚かないが
パプリカそのものを手にもち,かじりながら
歩いているのは今までの人生で想像すらしたことがなかったのだから.

だが思えば,その人は味付けなんてしてないだろうし
そもそもパプリカには甘さと香りがあるわけで
それで十分だろう.

というわけで,口に放りこんでみるならば
これが予想通りおいしい.

オーブンで焼いただけだが,これだけで
十分にいける.

まあ,ご飯のおかずにはならない気がするが
野菜を取るという意味では問題ない.

つまり,肉を別に用意しておいて
このパプリカのオーブン焼きを付けあわせと
すればいいわけだ.

ただ一つわかったことがある.

皮はむいたほうがおいしいのではなかろうか.

別に食べれるし,実際面倒で
そのまま食べてしまったが,おそらく
向いたほうが食べやすい.

なんていうんだろう.
トマトみたいなものだろうか.

生で食べても気にはならないし
炒めたときもそれほどきにはならなかった.

だが,オーブンでじっくり焼くと
これがなんとも気になる存在になり
おそらく手間を惜しまずに皮をむけば
至高の存在となるだろう.

パプリカ中毒.

まだ始まったばかりだがいったい
どれぐらい続くのだろうか.

とりあえず,明日スーパーにいったら
買ってくるのは間違いなさそうだ.

投稿者 カズ : 23:36 | 食べ物

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