2008年6月24日

洋梨

今日は,久々に朝起きれなかった.

ここのところ2週間ぐらいだろうか.
装置の関係で,朝5時起きで測定しに
大学に行っていたのだが,疲れがどっと
襲ってきて,布団からでれなかった.

幸いにもいつも夜間測定した人が
今日から数日は測定しないといっていたので
朝やる予定だったの測定を夜にまわせたのだが
う~ん.やっぱり限界がきたか.

とりあえず明日もその人は測定しないと
いっているので,早起きはやめておこうと思う.

さて,ここのところ洋梨にはまっている.

冬の間はけっこうミカンにはまっていたのだが
ここ1,2ヶ月ぐらいだろうか?

お弁当にはほぼ必ず洋梨を
もっていっている.

洋梨にもいろいろ種類があるが
基本どれでもよくて,店にあるおいしそうな
ものを選ぶことにしている.

選ぶときはけっこう慎重で
なるべく傷がついていないものを選び
そしてどこにもぶつけないように
そっと家にもって帰るという念のいれよう.

初めて洋梨を食べたのはいつだっただろうか.

記憶にあるそれは,中学生のころ.

山形に遊びに行ったときに
食べたラ・フランスが人生初の
洋梨といえるだろう.

そのとき食べたラ・フランスは
甘くまろやかで,今まで僕の中にあった
梨というイメージからはかけ離れていたものだった.

おいしいという感想をもって
実家に帰り,スーパーで
母親にねだって買ってもらったこともあったが
正直なところ,それほどおいしいと思わなかった.

何度かラ・フランスに挑戦するたび
こんなんだっけ?と頭の中に?マークが浮かび
そして,いつしか梨はやっぱり日本の梨が一番
という風になっていった.

いま思えば,それは熟していなかった
のだと思う.

熟していない洋梨はお世辞にも
おいしいとは思わないし,それは
カナダに来て,洋梨を頻繁に食べるようになってから
気がついたことだ.

よく熟した洋梨のおいしさは
筆舌にしがたいものがあり,食後の
デザートにぴったりの芳醇な甘さを生み出す.

日本の梨のシャリシャリとした歯ごたえと共に
さっぱりと甘い感じもすきなのだが
なにせここはカナダ.

洋梨のほうが簡単に手に入るのだ.

といっても,日本の梨のようなものは,
実際のところスーパーマーケットで手に入る.

Asian pear と書かれたそれは
洋梨のようなひょうたん型の形はしておらず
日本の梨のような球形をなしている.

味も日本のそれにそっくりなのだが
少々水っぽく,甘さが物足りない.

また値段が洋梨よりも若干高く
さらにたいていの場合,中国産.

中国産がいいかわるいかはさておき
少なくともはるばる中国からやってくるからには
それなりに処置はほどこしているだろうし
それを考えると,なかなか触手が動かないというわけだ.

もし日本のような梨が,アメリカ産かどこかで
洋梨と同等の値段で売られていたら,きっと
洋梨ではなくてそちらを選ぶのだろうけれどね.

洋梨.甘く熟しそれは
飽きることがないのでは?と思えるほどのおいしさだ.

カナダに来てようやく自分の記憶にある
洋梨に出会えた.

それはおそらくただ単純によく熟れたものを
日本で食べていなかっただけなのかもしれないが
それでも,はるばるカナダの地にてそれが
わかっただけでも素敵なことだ.

自分の中で深く眠っていた記憶.
まだまだでてくるかもしれない.
そう思うと,ワクワクしてくる.

投稿者 カズ : 23:26 | 食べ物

コメント

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ