2008年6月4日

焼きそば

子どものころからかわらず
好きな食べ物がある.

といっても,これ!という
ただ一つだけではなく,
けっこう小さいときから好きだった
食べ物はあったりする.

それはミートソーススパゲッティやカレー
みたいな子どもが好きそうなものから,
炒り豆腐や筑前煮といったあまり子どもという
イメージがわかないものまで幅広い.

子どものころは大好きでたまらなかったのに
今ではちょっとというような料理は頭に
パッと浮かんでこない.

あえていうなら,唐揚げとか揚げ物かもしれないが
今でも量が食べられなくなっただけで,そのものは
けっこう好きだったりする.

その逆で,子どものころはまったくだめ
だったのに,今は大丈夫というものは
おそらく一般的だろうが,多いのだけれども.

…一つ思い出した.
子どものころは好きだったのだが
今はそれほど好んで食べないもの.

ひきわり納豆だ.

この前だかその前だか忘れたが
日本に帰ったときに,数年ぶりに
ひきわり納豆を食べた.

そしたらこれがあまりおいしく感じられない.

子どものころはひきわり納豆のほうが好きだったのだが
いつのころからか,普通の納豆のほうに移行していった.

富山で一人暮らしを始めたころから
もうひきわり納豆を購入することはなかったので
中学か高校時代だろう.

と,話が納豆の話になってきたので
ここで話を元に戻すこととする.

子どものころから好きだったもので
今でも好きなものの料理の一つに
焼きそばがある.

もうどんな焼きそばでもよかった.

家で食べてもいいし,店で食べてもいい.
キャンプに行ってそこで食べるのは格別だし
お祭りの出店なんかの焼きそばもおいしい.

焼きそばとご飯の組み合わせでも全然問題ないし
これがパンにはさまれて焼きそばパンとなっても
問題ないというかむしろ好物だ.

具は豚コマが最高.
そこにキャベツなどの野菜が加わり
青のりや削り粉をかけて食べれば
至高の味となる.

カレー風味の焼きそばやシーフード焼きそばも
この世には存在するが,肉入りソース焼きそばの
前では,それらはたんなるお遊びでしかない.

まあ,カナダでは豚コマを手に入れるのが
非常に難儀なので,ソーセージやハムで代用するのだが
それでも十分においしい.

で,焼きそば.

麺だが中華食材店で中国っぽい麺を買ってくるのではなく
日本のメーカーのものを使っている.

時々生めんタイプも売っていたりするのだけれども
その多くの場合,インスタントの袋麺だ.

そして,メーカーの選択肢はほぼなく
サッポロの一択だ(リンク先の上のソース焼きそばに近い).

これが不幸なことかといえば
僕の場合,それほどでもない.

なにせサッポロの袋麺の焼きそばは
僕が最もよく食べているものであり
お気に入りであったりする.

以前,日清の袋麺を手に入れることが
できたのだが,サッポロのほうが
僕の嗜好にはあっていた.

サッポロのほうが麺が太い感じがして
ソースの量も多いような気がする.
これがしっくりくる.

たまに気分転換に日清でも全然問題ないわけだけど
普段食べるならば,サッポロの袋麺となるのだ.

そして,これが不思議というかなんというか,
生めんとインスタントではそれぞれ特徴がある.

例えばラーメン.

生めんとインスタントのどちらがおいしい?と
きかれれば,大多数の人が,生めんと答えるのではないだろうか.

もちろんインスタントラーメンには
数え切れないほどの種類があり,それぞれ工夫がなされていて
インスタントの良さというものもあるわけだけれども
純粋に生めんと比べるならば,やっぱり生のほうが上だと思う.

ところが,これが焼きそばとなると
僕の場合,生めんよりインスタントのほうが
好きなんじゃないか?というレベルになってしまうのだ.

そもそもインスタントの焼きそばは
カップ焼きそばならお湯を入れるだけでいいわけだけど
袋の場合,お湯をわかしてそこに麺を投入して
水がなくなってきたら,炒めて,ソースを振りかけて
といった手間があり,あまり生めんとかかる手間は変わらない.

利点は日持ちするぐらいだろうか?

もちろん麺のこしは生めんとインスタントでは
天と地の差があるわけだけど,その差があれど
サッポロの袋麺に限るならば,カナダで手に入る
よくわからないブランドの生めんよりも
十分においしく感じる.

これは幸せであって,例えばラーメンの場合
インスタントラーメンはメーカーを問わなければ
簡単に手が入るわけだけど,これが生めんとなると
一気にそのハードルはあがる.

焼きそばになると,袋麺でもラーメンほど
手に入りやすいかというとそうでもないのだが
生焼きそばに比べれば,安価だし簡単に手に入る.

インスタントラーメンをすすりつつ
あ~生ラーメンを食べたいとこぼすことはあれど
インスタントの焼きそばの場合,そんなことが起きない.
むしろ生めんを使って作って,これインスタントのほうがうまくないか?
と頭の中に?を浮かべながら食べるというのは,あまり
精神衛生上よろしくない.

といっても,やはりそれは
お気に入りのサッポロの袋麺に限った場合で
例えばぺヤングとか手に入れて食べたときは
おいしいのだけれども,どこか物足りなさを覚えてしまうのだ.

自分の大好物がカナダで安価に手に入る.

これは非常に贅沢なことだ.
…インスタントの袋麺だけどね.

投稿者 カズ : 23:54 | 雑記

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