2008年5月18日

闇夜に潜むもの

ちょっと測定をしたかったので
大学へ.

ようやく整形が終わった試料を
研究室へ運んで,忘れ物をとりに
別の部屋に移動.

ドアを開けようとして
ポケットに手を突っ込んで
気が付いた.

鍵がない.

あっ,どうしよう.
鍵は部屋の中だ.

もちろんその部屋の鍵はかかっている.

悪いことに今日は3連休の初日.
大学には人がいない.

どうしよう.どうしよう.

今まで鍵を置き忘れたことはあっても
平日だったので,秘書の人とかに頼んで
開けてもらっていたのだが,誰もいないので
そんなことはできない.

やばい.

建物内をうろうろしても
その部屋の鍵を持っている人には
出会えないというか,そもそも人がいないわけで
これはもううちの学科内の人間には期待できない.

したならば,とるべき手段は一つ.

campus police に電話.

だが,電話がない.

部屋に入ればあるのだが
部屋には入れれば初めから苦労しないわけで
そこには大きな矛盾が生じる.

Emergency とかかれたボックスが
目に入ってきたが,これを押すのはなんだか
気が引けるのだ.

いちお鍵がないというのは僕にとって
緊急事態だが,しかし,黄色の目立つ色を
押すほどの緊急事態なのか?といわれると
え…と困ってしまう.

どうしよう.campus policeのオフィスまで
歩いていくか.いや,ここで建物の外にでるのは
さらに危険な気がしなくもない.

う~ん.と建物内を歩いていたら
なんと地下に公衆電話を発見.

さらに,その公衆電話には
campus policeと書かれたボタンがくっついていた.

天はまだ僕を見捨ててはいなかった.

速攻で,そのボタンを押して
鍵を忘れちゃいました.部屋の鍵をあけてくださいと
泣きつく.

すぐにいくという返事をもらい
建物の入り口でまっていると
やってきましたcampus policeの人.

特になにをいわれるわけでもなく
どこの部屋?こんな土曜の夜にたいへんだね~
とにこやかに会話をしつつ,部屋の鍵を開けてもらった.

学生証をみせて,手続きはおしまい.

いやぁ,やばかった.
ウィンザー大学に来て始めての
campus policeへの連絡.

願わくば,これが最初で最後となってほしいものだ.

さて,大学で今日の分の研究を終えて,
家に帰って行く途中での出来事.

ぼんやりと歩いていたわけだが
ふと前をみると,なんだか動物がいる.

…あっ,白い筋.

スカンクだ!!

だいたい2mぐらいの距離.

お互いに目が合ってしまったのだが
そこで僕はすぐさま道路の向こう側へ
移動開始.

スカンクも余計なトラブルは避けようと
思ったのか,幸いにも
逆方向(どっかの家の庭)へテコテコと
歩いていった.

道の反対側にたどり着き
スカンクの姿が見えなくなったことを
確認して,ほっと胸をなでおろす.

あぶねあぶねと思いながら
反対側の道を歩いていたら
ゴソゴソという音が.

うん?と見てみると
再び白い筋….

おおぉぉぉ.

こっち側にもいたのかい.

ていうか,事前に気が付かなかったから
その距離30cmぐらいですよ.

勘弁してください.

走って逃げると刺激しそうだし
叫び声をあげるわけにもいかない.

そろ~と歩き出すと
これまた幸いにもスカンクは
逆方向へ.

これはチャンスとばかり
再び斜めに道路の反対側へ.

最初に出会ったスカンクは
どうやら再び道路にでてくるのは
やめたらしく,そこで再会という
事態には至らなかった.

まさか一晩に2匹のスカンクに
さらに同じ道路で,という状況に
なるとは思いもしなかった.

ジョギングに行こうと思っていたが
今日は厄日とやめたのはいうまでもない.

真夜中の帰宅.

物の怪の類はでてこなかったが
現実はさらに恐ろしいものをよこしてくれた.

投稿者 カズ : 02:33 | 留学生活

コメント

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ