2009年5月23日

労働ビザ

久々のトロントは
やっぱり人が多かった.

さて,一昨日はなかなかいろいろなことが
あった一日だった.

まずはビザの作業.

カミさんは現在Visitor Record
とかいうやつでカナダに入国している.

配偶者が学生ビザを持っている場合
単純にその人がカナダを訪れるならば
特に入国前に手続きはいらない.

入国するときに婚姻証明書
(日本では戸籍謄本がそれにあたる)や
僕の在学証明書などが必要となるが,
それらを提出すれば,だいたい学生ビザが
切れるまでの滞在が認められるそうだ.

幸いにも僕らの場合も認められ
カナダに僕のビザが切れるまで滞在可能
となったわけだが,これはあくまで
滞在できるだけ.

たしかキャンパス内では働けたと思っていたのだが
Visitor Recordを読んでみれば,就労はいかなる場合も
認められず,また学校に通うことも認められない.

カナダに滞在することしかできないわけだ.

まあ,普通は働くにしても
景気が悪いウィンザー.世界経済の悪化に
伴ってというか,車業界の傾きがもろに
影響しているウィンザーでは職を見つけるのは
困難なわけだが,しかし,不可能というわけではない.

カミさんの場合は,職という職でもないが
それでもお小遣い稼ぎ程度のことができる
可能性がでてきた.

が,しかし,労働ビザがない限り
働くことは出来ない.

この労働ビザ.

一般的に取得するのはなかなか難しいみたいだ.

企業からのオファーが
条件だったと思う.

ただし,例外があって
それが今回のケースにも当てはまる.

それは配偶者が学生ビザを持っている場合だ.

学生ビザが有効な間,配偶者は
Open Work Permitの取得が可能となる.

Open Work Permitは特殊な労働ビザで
転職が自由にできる労働ビザだ.

カナダ以上に僕はよく知らないのだが
アメリカではこれができないそうだ.

ビジターとしてしか滞在できないらしい.

こういった面ではカナダは便利といえよう.

そのOpen Work Permit.

もちろん日本にいるときから
申請はできるのだが,実際のところ
どれぐらいの時間がかかるかわからない.

カミさんがカナダに来る予定の日までに
そのビザが下りない場合,面倒なことになるし
日本とカナダでやりとりするのはなかなか難しいことから
最終的に事前の申請がいらないビジターとして
カミさんには来て貰ったのだが,先にも書いたとおり
カナダに到着後に申請もできる.

で,その申請の仕方だが
いろいろあると思うのだが
その中の一つにデトロイトのカナダ領事館での手続き
というものがある.

これは非常にラッキーといえるだろう.

なにせ住んでいるところはウィンザー.

川の向こう側はアメリカはデトロイト.

カナダ領事館はRenaissance Centerにあり
このセンターは通称というか日本人の間では
GMタワーと呼んでいる.

デトロイト川の対岸にバカみたいに高くたっているビル.

それがGMタワーで,その中に
カナダ領事館があるそうだ.

そこまではバスで行けるし
あまりうろつきたくないデトロイトのダウンタウンにおいて
これだけ目立つというのはありがたい.

実際のところは,他の用事もあったので
車で行ったのだが,車で行く場合も単純明快.

トンネルを抜け国境を越えたら
最初の道路を右に曲がれば,右手にすぐ見えてくる.

駐車場も近くにあり
迷うほうが難しいだろう.

そして,このデトロイトのカナダ領事館で行なう
最大のメリットはその日のうちに労働ビザがおりる
ということにある.

これを使わない手はない.

さっそく書類を用意して
デトロイトに向かっていったのだった.

投稿者 カズ : 20:46 | 留学生活

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