2008年10月5日

食品偽装

ここのところ毎週金曜日に
飲みに出かけている.

マグネ研にきたポスドクの人が
提案してのこと.

院生で飲みに行ったりしないの?
スコットランドではみんな金曜にはでかけたよ.
ということで,始まったこと.

去年ぐらいには毎週木曜に教授陣と
院生で飲んでいたのだが,ほぼメンバーは固定.

院生で行く人は3~5人ぐらいだっただろうか.

その後,飲みに出かけていた場所は
改築したのだが,リカーライセンスをとっていないため
アルコール類がだせないという状態.

その影響もあるのかいつのまにやらなくなっていた.

そもそもうちの院生は仲がいいのだろうか?

マスターとドクターを合わせて
15人前後いるらしいのだが,僕の持つ印象としては
仲は悪くはないけれどよくもない.

個人個人をみていけば,仲の良い悪いもあるのだけれども
全体としてなにか行動するってことはないだろう.

別に仲良しグループでもないので
いつもみんなで遊ぶということはなくてもいいのだが
正直な話,僕も名前を知らない人すらいたりする.

金曜も友達と飲みながら話していたのだが
○○研の人たちはいったいなにしてるんだろうね?
さっぱりとわかんねー.そもそも誰がいるのかわからん.
という話になった.

わずか20名にもみたないなかで
これはちょっと異常なのかもしれない.

そんなわけでポスドクの人が音頭をとって
みんなで集まって飲みましょうということになったのだ.

もちろん宗教などによってお酒を飲まない人もいるけれど
別にお酒を飲む必要はないし,特にカナダの場合
飲まない人は無理に飲ませることはほぼないので
問題はないだろう.

はたして人は集まるのだろうか?

さて,買い物行ったときに,ついでに
ベトナム系の食材店に行ってきた.

けっこう大きな店で,珍しい南国フルーツや
カニを始めとするシーフードも豊富に売っている.

ただ中華系の店にいえるのだが
入った瞬間襲ってくるムッとくる匂いに
いつもやられてしまい,毎回入るのを躊躇してしまう.

今回は餃子を作りたくて,ニラを求めて
入ったのだが,そのときに面白いものがあった.

それは冷凍庫に入っていて
なにかといえば,生ラーメン.

4食入り2.99ドル.

この値段を見て瞬時に判断できるのは
日本産ではないということ.

日本の生ラーメンがこの値段は
ありえない.

パッケージをみれば
日式とか書かれている.

さらには,テキトーひらがなに
日本では使うことのない略式の漢字の数々.

これは100%日本製のわけがないと
確信して,パッケージの裏を見てみる.

原産国:日本
(産の字は正確には略字っぽかったが)

えっ!?

思わず声がでてしまった.

なんでだ?ありえない.
こんな絶対に日本語で作ってるとは思えない
パッケージで日本産なんてどこの会社だよ
と思って,会社を探すも中国の住所しか見当たらない.

そして,決定的なもの.

Made in China.



思わず絶句.

どっちがホントだ?って,もちろん英語のほうだろう.

英語表記を読んで,made in chinaの表示を発見したときは
やっぱりという思いもでてきたが,と同時に
絶対にこれは手にとってはいけない商品だと頭の中で
警告が鳴り響いた.

いやでもね.なんていうんだろう.
この産地偽装はひどすぎる.

そもそもなんで原産国:日本なんて書くのだろうか.

可能性としては,中国では日本産として売りさばいていて
それをカナダに輸出するに当たって,本来の中国の表記にした.
ということなのだが,しかし,それもなんだか納得がいかない.

中国語のパッケージに英語のシールが貼られているのではなく
中国語と英語が併記されているパッケージなのだ.

単純に考えるならば,普段は日本産として売っていて
英語版のパッケージを作るときに,中国産とするのを忘れて
そのまま英語を書いてしまったということだろうか.

それか,もっと単純に考えるならば
原産国をミスタイプしたとか.

まあ,それはありえないと思うけどね.

食品の安全性が問題となっている今
たとえ原産国:中国となっていてもその生ラーメンを
買うことはないけれど,そんな偽装までされているようでは
100%ありえない.

はたしてどんな人がこのラーメンを買っていくんだろうか.

食品偽装.

ひどいもんだ.

投稿者 カズ : 23:52 | 留学生活

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