2008年10月13日

七面鳥

朝起きて,ご飯を食べ
なんだか眠いと二度寝をしたら
4時間も寝てしまった.

今日はThanksgiving dayで休日なので
別に大学に行かなければいけないというわけでは
なかったのだが,やりたいこともあった.

が,4時間も寝ると頭がぼけ~として
ここから大学に行こうなんて気力はなくなる.

しょうがないので家でちょっとお勉強をする.

あまり家でやるのは好きではないのだが
大学に行くのが面倒となればしょうがない.

まあ,のんびり休めてよかった3連休だった.

さて,Thanksgiving day(感謝祭)といえば
七面鳥だ.

感謝祭に関しては日本でも多くの人が
知っているのではないだろうか.

アメリカにやってきた人たちが
なれない土地で不作にあえいでいたときに
ネイティブの人たちが彼らを助け,その後
豊作時に入植者がネイティブの人たちを食事に招待したことに
端を発していると思った.

アメリカでとれるものを食べる日で
そのメインともいわれるものが
七面鳥だ.

ちなみにアメリカとカナダ両方の国で
感謝祭という日があるのだが,日にちは違う.

なんで違うかはしらないし
さっぱりとその理由はわからない.

アメリカで始まった習慣のはずなので
アメリカのほうが伝統的な日付なのかもしれないし
アメリカもしくはカナダが商業的な理由で日付をずらしたのかもしれない.

とにかく,七面鳥を食べる日で
家族で過ごす日でもある.

うちの教授も息子のところに行ってくるといってたし
学生も帰省したりしてるのではないだろうか.

まあ,昼寝して外にほとんどでていないので
どれだけ人通りが少ないとか伝えられないのは残念なのだけれども.

で,七面鳥.

七面鳥の中にはStuffing(詰め物)がなされていて
それをオーブンで数時間かけて焼くことになる.

たいてい七面鳥は冷凍でうられているので
その解凍も考えれば,かなりの時間がかかるわけだが
それも一つの楽しみなのだろう.

去年か一昨年か忘れたが,友達の家で食べたときは
七面鳥を焼くのに予想以上に時間がかかり,
結局,それにありつけたのはパーティーも終盤になってからだった.

そうなれば基本僕は酔っ払っているので
あまり味はわからないわけだけれども,
ありたいていにいって,それほど感動するものでもない.

そもそも僕は詰め物が苦手で
あれをおいしいと思ったことがない.

何度か今まで食べる機会があったのだが
詰め物の存在理由とはなんだろう?と毎回毎回思う.

ちなみに詰め物はなんなんだろう?
パンみたいなものだろうか?肉とか野菜ではないと思う.

七面鳥自体はあっさりとしているので
こってりを期待していると大いに裏切られることとなる.

鳥の胸肉よりもあっさりしているといえば
想像がつくかもしれないけれど,僕としてはやはり
脂が少しはあったほうが好きなのであまり好きな部類ではない.

ただカナダではメジャーな食べ物で
スーパーに行けばモモ肉,胸肉だけでなく
ひき肉,ハム,ソーセージと普通に売っている.

もともとカナダ人はモモ肉よりも脂がすくない胸肉を好むようだし
広く受け入れられているのだろう.

で,今日は感謝祭だ.

週末にスーパーに行ったとき,ふとみると
七面鳥のモモ肉が半額になっていた.

…せっかくだしなんか作ってみるか.

七面鳥のモモ肉はこれまた大きいのだが
買ってみてふと思った.

どうやって調理しよう.

無難なのはオーブンで焼いて
その肉汁を使って,グレービーソースを作り
食べることだろう.

だが,オーブンで焼いてといっても
棍棒のごときモモ肉をどれほど焼いたら中まで
火が通るのか?などさっぱりとわからない.

そもそもオーブンを持っていない.

いちおオーブントースターを持っていて
それは温度設定もできるわけだけれども
なんだか焦げてしまいそうだ.

うまいまずいはともかく,焦がして食べられないという
状況は避けたいところ.かといって,もちろん半生状態はいやだ.

悩んだ挙句,オーブンはやめることにした.

まず骨が邪魔なので,肉と骨とにわけることに.

包丁で肉を落としていくのだが
なんだかでかい中心の骨の周辺に細長い骨みたいなものがある.

手で触ってみると,これはちょっと食べられないな
という固さなのだが,それを肉から取り外すのは
なかなか難儀な感じがするので,食べながら外すことにした.

ちょっと大き目の一口大に肉を切ったら
あとはフライパンで焼くだけだ.

焦げないよう,でも生焼けにも気をつけたいので
弱火でお酒を入れて蒸す感じにして焼く.

しばらくしたら,蓋を外し,ジュージューと焼く.

味付けは味醂と醤油の日本風.

ただ七面鳥の淡白な味わいは先にも書いたが
得意ではないので,ふと思いつきマヨネーズとマスタードもたして
醤油マヨネーズ味にした.

付け合せは,パプリカのオーブン焼き.

オーブンで焼いて,蒸して,皮をはげば出来上がりの
お手軽料理なのだが,パプリカの甘さがあってそれだけで
十分においしい.

さっそく食べてみた七面鳥.

おぉ.我ながらけっこうおいしい.

モモ肉ということで淡白だけれども
胸ほどでもない.

さらにそこにマスタードが入ってちょっと
ピリ辛の醤油マヨネーズソース.

ご飯が進む進む.

こうやって食べればなかなか
七面鳥とやらもおいしいではないか.

また半額になったら買ってきてもいいかも.

新たな発見をした感謝祭だった.

投稿者 カズ : 21:39 | 食べ物

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