2008年10月6日

大福

ストライキが終わった.

とある教授にきいたのだが
けっこういい条件で合意に達したそうだ.

ただその教授曰く,
勝ったには勝ったんだけどね….
でも,モラル,特に学生の教授陣に対する評価ってのは
間違いなく失ってしまったよね.
勝ったっていえるのかしら?
とのこと.

まあ,その通りだ.

学生の目は厳しいものがある.

間違いない.

もしこれでクリスマス休暇が短くなったら
今度はこっちがストでも起こす番ではなかろうか?
と思うほどだ.

ストは終わったがその傷跡はまだまだ深い.

さて,昨日は産地偽装ラーメンについて
触れたのだけれども,まだまだ偽装物はあったりする.

それは家の近くにあり,けっこうよく
お世話になっている中華食材店でのこと.

ちなみにそれはまだ中国の牛乳や
日本でのお米の事件が表に出るまえのことだ.

なんか美味そうなものはないかしらん.と
うろついていたら,気になるものがあった.

大福.

この店にはいろんな種類の大福がおかれていて
普通の大福,草餅,ゴマ,紅芋などなどだ.

そのときにはなかったのだが,最近は
マンゴーやタピオカなんてものものも売っている.

どんな米粉が使われているかさっぱりと
わからない今,それらに手を出すのはなんとなく
気が引けるのだが,そのときはそうでもなかった.

なんとなく珍しいから.という理由で
手に取ったのだが,実際には僕が買ったわけではない.

1個ずつバラで売っていれば,一人で買ったのだろうけれど
それは,箱に入って売っていた.

中にどれだけ入っているか記載はなかったけれど
箱の大きさと重さから,普通サイズの大福が
4,5個は入っているだろうと予想できる.

これが草大福ならお茶を片手に
全然問題ないのだが,初めて食べるものを
そんなに大量に入らない.

友達に話をしたら,食べてもいいとのことで
さらには引き取ってくれるとの
ことだったので,買ったのだった.

その代物は,ドリアン大福.

ドリアン.

このインパクトは大きいだろう.

果物の王様と呼ばれるドリアン.

その臭気は強烈で,ホテルなどで
持込みを断られることもあるそうだ.

実際に食べたことはないけれど
強烈な臭いという時点であまり食べたくはない.

が,お菓子ならまだまともではないだろうか?
という考えになったのだ.

これで口に合わなければ,おそらくドリアン自体ダメだろうし
もしおいしければ,臭いを我慢してでも,試してみたくなる.

そのお菓子として,大福を選ぶセンスは
僕自身どうかしていると思うけれど,
しかし,なかなか面白そうではないか.

ドリアンという響きに
戦々恐々としつつも,ワクワク感もあり
箱を開ける.



なんだこれ.

メロンと書かれた一口サイズの大福が
入っている大袋がでてきた.

いや.えっ?メロン…?

ドリアンを買ったと思ったらメロンという衝撃.

これが同じメーカーならまだ許せるのだが
なんと違うメーカーなのだ.

箱は明らかな中国産.

中のメロン大福は,日本産.

中国産だと思って買ったら,中身は日本産.
それはむしろ喜んでいいのでは?と思った人は甘い.

なにせ賞味期限はもとよりなにも
わからない代物が入っているのだ.

わかるのはカタカナでメロンとかかれていること.

Made in Japanの表示もあったかしらん?

箱と中が業者からして違うというのは
非常に不気味なわけだけれども,そのメロン大福の
小袋もそれが詰められている大袋にも開けた様子はない.

恐る恐る口にしてみれば…まずっ.

メロンの味なんてなにもしない.

だいたいこんなものは香料を使って
メロンらしさをだすものなのだろうけれど
そんなものすら感じない.

駄菓子っぽいチープな大福を食べている感じがして
一口サイズのそれを一つ食べれば十分すぎるのだ.

20袋ぐらい入っていたけどね.

ドリアンでまずいのはしょうがないと思うわけだけれども
目的とは違うメロンでまずいというのは,もうどうしようもない.

それにしても,いつ中身が入れ替わったのだろうか?

そしてその意図はなんなんだろうか.

箱も開けたような後はなかったんだけどね.

おそろしや食品偽装問題.

とりあえずお腹を壊さなかったのだけでも
幸いといえるのだろうか.

投稿者 カズ : 23:09 | 食べ物

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