2008年1月24日

ローストビーフ哀話

昨日は髪の毛にジェルを
くっつけるという長年毎日やってきた
作業をやり忘れるという大失態を犯した.

今日はそうはいくか!と気合をいれて
髪もしっかり,ちゃんと髭もそって大学行ったのだが
やっぱり忘れ物をした.

お弁当.

朝,支度をしたのに….

自分で支度をしておいて
忘れるってのはけっこうショック.

もうダメだ.

さて,今日は木曜日.

ラボの日.

14時半から17時半なのだが
早く学生が終われば,こちらも
早く開放される.

今日は16時15分頃に学生さんが
もう終わったから,助けはいらんよ~
といってきたので,その時間にラボはおしまい.

お腹がちょっと減っていたのだが
家に帰ってお弁当を食べるのは
正直微妙な時間帯.

-10度ぐらいあるので,帰ったら
もう大学に戻ってくることはないのだが,
帰るにはちょっと早すぎる.

でも,お腹減った.

というわけで,学生センターに
買いにでかけた.

なににしましょうか.

とブラブラ眺めるわけだが
これが病み上がりの身体で魅力に感じるものが
ほとんどなく,毎度のごとく
最終的にはサンドイッチコーナーへ.

もうたいして種類もなかったのだが
その中からローストビーフサンドイッチを
手に取った.

サンドイッチに,あとは飲み物.

お茶でも飲むかと,お茶をいれ
レジへ向かう.

これとこれと商品をみせ
8ドル45セントといわれたので
20ドル渡す.

…8ドル45セント!?

ありえん.

お茶が1.5ドルぐらい.
サンドイッチは3.5ドルぐらい.

どんなに消費税が高かろうが
8.45ドルなんていくわけがない.

レジのおばちゃんに,ちょっとまって.
8ドル45とかありえんでしょ.
高すぎだって!と訴えた.

あれ?とレジを見直すおばちゃん.

あぁ.なるほど.

今日の日替わりのメニューが
ローストビーフで,レジがそれと
間違えちゃったんだ.

どうしよう.

いや,どうしようじゃねーよ.
いますぐ打ち直して,差額を返しやがれ.

が,その打ち直しをしない.

それがそのおばちゃんが打ち直しのやり方をしらないのか
それとも,ローストビーフが自動的にその日替わりのほうと
認識されるようにどっかの馬鹿が設定したのかしらないが
一向に埒があかない.

他のレジのおばちゃんも特にアドバイスするわけでも
なんでもなかったので,なんとなく後者の雰囲気が漂っているのだが
そんなことがあっていいのか?

どうなってんの?

とか思っていたら,おばちゃんが提案してきた.

ローストビーフにしない?

…残念.僕はNoといえる日本人を
目指している.

いや,別にそんなに腹も減ってないし
このサンドイッチだけでいいよ.

と答えるも,引き下がらない.

どう?もう1つサンドイッチ食べない?
でっかいのに交換するとか.

いや,いらないから.

そんなこといわないで.
もう好きなものと交換していいからさ.

いやいやいや.

まあまあまあ.
今日の日替わりのローストビーフはおいしいわよ.
ローストビーフが嫌なら,他の日替わりは…なんだったかしら?
(ここで向かいのレジのおばちゃんから答えが返ってきた)
そうそう,エビのフリッター.
それもなかなかのもの.



ローストビーフは間違いないから
それにしなさいって.

はぁ.もうわかりましたよ.
とりあえず交換してきます.

ホント!?ありがとう!
あっ,日替わりのピザはやめときなさい.
選ぶなら,エビかローストビーフがお勧めよ~
というアドバイスを貰って,レジを後にした.

クソ.別にたいして食べたくもない
ローストビーフとマッシュポテトにインゲンの
夕食セットを結局食べるはめになってしまった.

いや,別にまずくはなかったが
全然得してないってか,損してるから.

学生さんも時間が時間でほとんどいなくて
邪魔になることなく,けっこうねばったんだけどなぁ.

Noといえる日本人.

まだまだダメだった.

が,思うに敗因はNoといえるか
どうかじゃなかったと思う.

あれは,おばちゃんの押しの強さに
負けたのだ.

一つ勉強になった.

日本だろうがカナダだろうが
おばちゃんは強いのである.

投稿者 カズ : 23:47 | 留学生活

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