2008年1月3日

お汁粉

ぼんやりと遊んで飲んでで
三が日が終わっていった.

まあ,こんなもんだろう.

やっぱりここはのんびりと
していきたいところ.

ホントはコタツに入って
ぬくぬくとしていたいんだけどね.

それは贅沢すぎるというものだ.

さて,1月1日.元旦のこと.

昼間は昨晩の残りものを食べ
夕飯は1日遅くなったが
緑のたぬきを食べた.

これで実のところけっこう
お腹いっぱいになっていたのだが
しかし,元旦に餅を食べないというのは
なんとも気持ちが悪い.

でも,どうしよう.

そばで中途半端にお腹いっぱいに
なったんだよな.

雑煮といきたいが
実際のところはいるのか?
と心配になってきた.

う~ん.と考えていたら
思いついた.

お餅を使った甘味.

本来は鏡開きで食べるんだろうけど
まあ,細かいことは気にしない.

ということで,作ったのはお汁粉.

いつか作ろうと思って
小豆も買ってあったのだ.

中華食材店にいけば
すでにパックに入った餡子
しかも,粒餡に漉し餡と2種類も
売っているのだが,正直な話
これらをどうしたらいいのかわからない.

粒餡が好きなので,粒餡のパックを
買えばいいのだが,それをどうするの?

そのままでは餡子.

餡子餅をつくるならいいが
どうやったらお汁粉になるのか.

お湯でもいれたらいいのかしらん.

どのぐらい?

とホントに手探りでやらなければ
ならないし,だいたいパックに入った餡子
というものは,好きではない.

実家では餡子餅をつくるにしても
お汁粉をつくるにしても,豆から似ていたので
餡子といえば小豆を煮るというのが頭のなかに
刷り込まれていたりもするのだ.

というわけで,同じ中華食材店で
小豆そのものも売っていたので
それを買ってきたのであった.

さて,小豆.

たぶん水に一晩つけておくとか
したほうがいいんだろうが,
突発的にお汁粉を食べようと思ったので
それはムリ.

まあ,でも,水につけないからといって
できないわけじゃないので,さっそく
小豆を水から煮ていく.

沸騰したら,アク抜きのために
一旦わいた水を全て捨てて,
再び水から炊いていく.

グツグツとしてきたら
アクを取りつつ,弱火に落とし
あとはやわらかくなるのを待つだけ.

もちろん途中でかき混ぜたり
また,水を足したりするのを
忘れてはいけない.

どのくらいだろう.

2時間ぐらい煮ていただろうか.

ようやく小豆が柔らかくなってきたら
ここでお砂糖の出番.

一度にどかっと入れるのではなく
味を見つつ,いれていく.

さらに,ここで一工夫.

このお汁粉のためだけに
買ってきたお砂糖の出番だ.

カナダにはBulkというお店があるのだが
そこではなんでも量り売りで買うことができる.

お菓子からスープの素,パスタにお米.
なんでもござれだ.

というわけで,そこで買ってきたのが
ブラウンシュガー.

普段は上白糖を使っているのだが
ブラウンシュガーのほうがこういったものには
向いているんじゃないだろうか.

なんていうか.やさしく深い味わいというのか.

ブラウンシュガーを入れると
色がやはり黒っぽくなってしまうが
もともと黒系のお汁粉にはそんな心配はご無用.

とりあえず,ブラウンシュガーをメインに
だが上白糖も混ぜつつ,お汁粉にいれていく.

味をチョビチョビ見つつ,おいおい
けっこう入れるなぁと心配になってきたころ
ようやく好みの甘さになったのでお砂糖はお仕舞い.

これで出来上がりというわけではなく
少々の塩が味を引き締めるのであって
これを忘れてはいけない.

あとはちょっとグツグツとしたら
9割方は完成したといっていいだろう.

最後の1割は,
いうまでもなくお餅.

オーブントースターで焼いた
お餅を2つばかり放りこむ.

出来上がり.

一人用の小さな土鍋を
昔貰ったのでそれで作っていたのだが
なかなかいい感じにできた.

夜食としてお餅二個は
やりすぎたか?とも思ったが
食べてみればなんのその.

アチアチ,ウマウマと食べていれば
あっという間に消えていった.

まだ小豆もブラウンシュガーもお餅も
あるので,またお汁粉をつくるとするか.

次はちゃんとお水につけて.

鏡開きの日にでも.

いや,鏡餅はないけれど….

投稿者 カズ : 23:30 | 食べ物

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