2007年11月14日
ストライキ
地球物理ラボにある
ラジオがぶっ壊れた.
その部屋は,主に試料整形に
使っているのだが,音なしでは
非常に苦痛.
普段は滅多にきくことのないラジオが
大活躍だったわけだけれども,
そろそろ寿命だったか.
CDなんてついてない,
本当のラジカセ.
ホコリっぽいその部屋には
パソコンなどは持ち込みたくないし
どうしたもんだろうか.
MP3プレイヤーにでもしようかな.
さて,フランスで交通網ストという
ニュースがあった.
交通網がストはしんどいよなぁ
とか思っていたら
このストのニュースで思い出した.
夏の終わりごろ,うちの大学でも
スト突入か!?という噂が流れた.
ストを行なう団体は
ほぼ大学の全団体.
つまり,スタッフに教授陣に学生
となる.
学生?と思う人もいるかもしれないが
これは院生の組織のこと.
僕ら院生はGAとして大学で
働いているわけで,つまり労使交渉決裂となれば
ストライキ突入の権利があるというわけだ.
まず労使交渉に入るのが
スタッフの組織だった.
ここが決裂したら,続けて他もいくか?
と思われていたけれど,幸いにも
ストに突入することがなかった.
このスタッフというのは
非常にでかい存在で,特に9月上旬から
中旬にストに突入すると大学がまったくもって
機能しなくなる.
ラボコーディネーターや装置関係のスタッフだけでも痛いが
そこに秘書が加わり,さらにネット関係のスタッフが
大学から消えてしまうと,例えば学生なら履修に関することが
何一つできなくなり,その被害はとてつもなくおおきい.
それは誰もが知っていることで,
スタッフがストに突入したとしても
きっと2,3日で大学側が折れるだろう
と予想されていたりもした.
が,結局,起きること自体なかった.
それは,教授陣や院生陣も一緒.
これは正直,ホッとしている.
なにせ院生がストに突入したら
他人事じゃないのだ.
基本的にスト中は,大学の施設を
使うことができないので,院生部屋はもちろん
図書館ですら,勉強することはできない.
やることは,大学の周りを囲んで
スト中だぞ~みたいな看板とともに
ぼんやりとすることぐらいだろう.
研究が遅れるだけでもいたいのだが
それ以上に,その間の給料は払われるわけもなく
そうなれば死活問題.
のんびりスト活動なんてやってる場合じゃない.
いや,ほんと.
まあ,結局ストライキは回避でき
影響は全くもってなかったわけだけれども.
ていうか,給料上がったのだろうか?
全然そんな気がしない….
投稿者 カズ : 23:00 | 留学生活