2010年3月22日

保険

カナダで子どもが生まれると
カナダ国籍が取れる.

カナダは2重国籍を認めていて
日本の場合,現在のところ22歳だか23歳まで
2重国籍を認めているので,とりあえずのところ
子どもはカナダと日本の両方の国籍を持っている.

子どもが将来どのような道を進むかわからないが
まあ,便利だと思う.

で,カナダで生まれたので
便利なことが一つある.

それは保険.

僕の場合,大学の留学生向けの保険に
加入している.

オンタリオ州の保険,OHIPには留学生は
加入できないので残念ながらこれに入るしかない.

カミさんの場合も,労働ビザはもっているものの
3ヶ月だか6ヶ月だかのフルタイムでの労働契約がないと
OHIPの取得は出来ないと役所で言われたため
僕の入っている保険に加入している.

グリーンシールドのOHIPと同等のプランと
歯などといったOHIPではカバーされない部分の保険のプラン
両方入っていて,いまのところなんとかなっている.

グリーンシールドのOHIP同等プランは
特に出産などに対して制限があるという話もちらほらと
きいたりしていたのだが,たいして問題はなかった.

なので,これといって困ったことにはなっていないのだが
なにせお金がかかる.

子どもが加わればもちろんその分もだ.

しかし,子どもがカナダで生まれたため
子どもはOHIPを取得(条件はもちろんあるが)できたのだった.

そのプロセスは,子どもが産まれ
病室にいくと,税金に対する書類と共に
OHIPの申請用紙がもらえた.

出生届やSINカードの申請は自分で
後日やることになったのだが
OHIPは病院で.

退院する前にナースセンターに提出してね.
といわれたので,疲れて眠い目をこすりつつ書類を埋めて
提出したのだった.

そうすると書類の下部分が切り取られ
それが仮OHIPとなる.

それは4週間だか6週間有効で,だいたい
1ヶ月ぐらいしたころだったか.
郵便で,OHIPのカードが送られてきた.

有効期限は2年間.
恐らく2年経ったら,そこで更新なのだろう.

とりあえずOHIPがあれば小児科なども
問題なくいけるのでよかったのだが
どうやらこれが全てではない様子.

先週の月曜に子どもが生まれた
ネパール人の友達.

病院では,留学生は申請できないといわれ
結局,OHIPの申請書は貰えなかったそうだ.

ネパールの場合,2重国籍は認めていないそうだが
子どもにはカナダ国籍を取らせるといっていたし
問題ないと思うのだが….

いったん病院で申請できなければ
出生証明書などをもって,市役所に行かなくてはならないと思われる.

生まれて一週間後に小児科での診察がたいていあるので
それまでには欲しいと思うのだが,実際のところ
生まれてすぐに子どもをつれて市役所に申請しに行くというのは
かなりしんどい.

まさか2ヶ月で制度が変わったとは思わないわけだけど
なんで友達の赤ちゃんはOHIPを取得できなかったのだろう?
看護婦のミス?それとも本当に制度が変わった?

なんだかよくわからないけれど
実際のところカナダってのは,自信満々に
わかっていなくても,間違ったことをいう人が多いので
前者じゃないだろうか.

もしかしたら自分の身にも起きたかもしれないこと.

あぁ,恐ろしい.

カナダの面倒くさいところの一つが
この適当なのに頑固な人の存在といえるだろう.

勘弁して欲しい.

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カミさんがブログを始めました.
こっこ日記

投稿者 カズ : 21:32 | 子育て日記

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